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原発の温排水が日本海を温暖化していた │ 原発の稼動停止で露呈した真実! 2月6日学習会 └────平松技術アドバイザ事務所 代表 2011年の3.11震災以降、日本の原発54基は次々と稼動を停止し、12年5月には全面停止となりました。 原発の発電効率は約30%と低く、汲み上げた海水に発電電力の約2.3倍の熱エネルギを加えて、海水温を7℃上昇させて海に戻しています。日本の河川総水量の1/4という大量の温排水が日本海を暖めていたのです。 日本海では、原発の温排水によって海面温度が上昇しているのではないかと懸念されていました。実際、震災前には、日本海の温暖化に起因する現象が見られました。 (1) 夏季:越前クラゲが大繁殖 (2) 冬季:山陰地方のベタ雪で漁船452隻が沈没。首都圏の結氷が減少。 (3) 今までなかった亜熱帯魚が散見 震災後は、越前クラゲやベタ雪が消滅しました。若狭の漁師の方々は、昔の魚が戻ってきたと喜んでいます。しかし、原発稼働中の韓国沿岸では、クラゲが大量繁殖しています。また、冬の首都圏にも、この2年間氷が戻ってきました。 原発の稼動停止を機に、日本海(秋田沖)の海面温度を統計的に分析した結果、温度低下量が明白になりました。長崎沖の対馬海流や稚内沖のリマン海流、そして輪島市の大気温の3点の実測温度と秋田沖海面温度との間には、温度差に比例 した熱量の交換があるとして震災前5年分と震災後の温度について、細かく分析してみた結果判ったものです。 秋田沖海面温度は、震災8ヶ月後(11年11月)に低下し始め、15ヵ月後(12年6月下旬)には、震災前の同時期より2.9℃低下したことになります。 従来、人為的発生熱量は、地表に届く太陽光エネルギの1/5,000以下で、温暖化には無関係とされてきました。しかし、太陽光エネルギの吸収増大やエネルギ消費量の増大と、水蒸気の温室効果(CO2の温室効果より遥かに大きい)との相乗効果が地球を温暖化し、ヒートアイランド現象を含む気候変動に大きな影響を与えていることを示唆しています。
.. 2013年02月03日 08:30 No.490009
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