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■--テントを守ろう集会開かる
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…24回          

−1月4日(金)経産省前テントひろばにて
 |  福島の女性、広瀬隆さん、福島みずほさん、落合恵子さん、
 |  澤地久枝さんらがあいさつ
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 1月4日午後5時から経産省前テント広場で、テントを守る集会が開かれました。
 2時から文科省前で集会を行っていた「ふくしま集団疎開裁判の会」の人たちも4時ごろテント前に移動して、得意の寸劇を一つ前座で披露しました。
出し物はIAEAがなぜ福島県と結婚したかという話です。チェルノブイリ事故のとき、困っているソ連政府に助け舟を出す形で、事故原因と放射能汚染の実態を世界の人々の目から隠すことに成功した体験をもとに、フクシマの子供たちの犠牲の上に20mSv/年以下に除染したとして正常化を図ろうとしているのがIAEAです。

5時までには黒山の人だかりが出来ました。多くの有名人が挨拶しました。
 広瀬隆さん、福島みずほさん、落合恵子さん、澤地久枝さん、森園和枝さん、木田節子さん、淵上さん、八木さん、柳田さん、園さん、柳原弁護士、乱鬼龍さん(川柳名人)、福田さん、福田さんは新聞にも出ましたが、イムジン河の替え歌「阿武隈川水清く」を歌ってくれました。福島県から練馬に避難している にへいかずこ さん。布施哲也さん(反原発自治体議員市民連盟)、相沢さん(東海村議員)。反原連代表の方。
 それぞれの場所で反原発を戦っている人たちにとって、テントと金曜行動は希望の光だという声がありました。ある人の情報ではテントを応援するかのように
来た人がテントに張ってあるビラや写真をしげしげと見ていたので、そうしたビラやリストなどは急いで廃棄したそうです。1月2日には右翼が三十人も来て口きたなく罵って帰ったそうです。
 テントを守るため出来るだけ多くの人が短時間でもテントに来てほしい。いつも多くの人がテントに来ていれば、敵も夜討ち・朝駆けのような卑怯な手も使えないと思います。

 ★たんぽぽ舎は、自発的取り組みとして、毎週火曜日(10時〜19時)にテントを守る活動に参加しています。暖かい服装でおいで下さい。
  事前に、たんぽぽ舎あて、電話をいただけると幸いです。TEL 03-3238-9035

.. 2013年01月08日 08:23   No.482001

++ M/O (大学生)…78回       
<テント日誌1/4(金) 経産前省テント広場―481日目>
 |  新春餅つきも大会は賑やかに、テント防衛集会は寒風をついて
 └──── (M/O)

 新春は穏やかで温かい日差しの中でと書いたばかりだったのに、寒の入りを前にした4日は一転して寒かった。年末から年始にかけてテント前では様々なイベントが行われたが、今日はその最後とでも言うべき新春餅つき大会とテント防衛集会が持たれた。

 餅つき大会は今年で二度目である。淵上代表のつき始めで次ぎ次ぎとつき手は変わり餅は出来あがる。餅をつく人も見ている人もどこか少年や少女に帰ったようなおもむきもあり、少し風が冷たい中だったが楽しさが溢れていた。あんこ餅、きな粉餅、からみ餅、さらには納豆餅などの様々な餅が出され、参加者は「つきたてはおいしい」と言いながらほうばっていた。道行く人や飛び入りの人にも振舞われたが好評だった。豚汁もおいしく彩りを付けてくれた。僕らの挨拶として各官庁等に餅を配ったのであるが、受け取りは様々で対応ぶりはおもしろい。経産省は強固に受け取りを拒否しているが、農水省などは違う。各省がテントのことをどう見ているのということもあってその対応には興味をそそられるところもあった。

 午後の一時からはテント前での記者会見があり、テントをめぐる動きや今後についての話がなされた。みんなの関心は安倍政権の対応とそれに対するこちらの動きということにあるが、我々は大きな原則的立場しか語りようがない。我々の
意思でテントを撤去することはないというや脱原発運動の持続、発展に寄与するということなどを考えるということだ。あちらこちらで多くのみなさんの意見も聞こえてくるが、じっくり考えながら対応して行くとしかいいようがないのが現状である。

夕方の5時からはテント防衛の集会が持たれた。陽射しも落ちて寒風の中での集会になった。集会には広瀬隆・落合惠子・澤地久枝さん、さらには首都圏反原連のメンバーなど多くの人たちの発言をうけ盛り上がった。安倍晋政権は発足早々、原発ゼロ政策の見直し、新規原発の廃止の撤回など反動的な言辞のもと地金を露呈させてきているが、衰えることない脱原発運動がその解答になるだろう。
新春に向けて多くに闘いの日程が明らかにされつつあるが、我々は手を緩めることなく前進する。テントには全国のみなさんからの年賀状も届いている。次の機会に紹介させてもらう予定だ。

.. 2013年01月08日 09:36   No.482002
++ sirotama (幼稚園生)…1回       
<テント日誌1/6(日) 経産前省テント広場―483日目>
 |  第二テントで開かれたシネマでテントはにぎわっていた。
 
 1月6日(日)、第2テント「原発いらない女たちのテントひろば〜福島とともに」主催で、DVD上映&トーク会が行われました。
第2回「しねま で てんと(CINEMA DE TET)」、上映されたのは「グリーナムの女たち」(1983年/イギリス/60分(日本語版1986年制作)ビーバン・ギドロン監督作品)。
 1982年12月12日の3万人以上の人間の鎖で米軍基地を囲み、基地の前でキャンプを張り、「非暴力直接行動」で戦った女性たちを追ったドキュメンタリー映画です。腕を組み、座り込み、ごぼう抜きされながらも、歌を歌い、有刺鉄線の金網をよじ登り、基地に入り込む女性たちの強さ、したたかさ、しなやかさ。
 映画は半年間の活動を追ったものですが、その後18年間キャンプは続き、ついには米軍基地撤退に追い込んだそうです。
 2011年9月11日の経済産業省包囲行動の日から続くテントひろば行動に重ね合わせて観た人も多いのではないでしょうか。

 上映後、映画の日本語版制作に関わった近藤和子さん、原発いらない福島の女たちの黒田節子さんをゲストにトーク会。第1回しねまでてんとで上映された「ブライアンと仲間たち」の早川由美子監督も参加。
参加者は21名で第2テントは満員御礼。途中、第1テントのYさんも参加。
近藤さんから、映画の背景など、貴重なお話を伺いました。
 ネットのない時代、どうやって3万人もの人が集まったのか?「チェーンレター」(日本だったら不幸の手紙?)を使ったということです。
 最初は男性もいた抗議行動だったそうですが、暴力行為やレイプなどがあったため男性を排除し、女性だけで非暴力で戦い切ったとのこと。
 参加者からは、「男性は自分たちの暴力性を反省しなければ核はなくならない」「原発も同じだ」「男性だけではダメ、男社会の中で原発がこんなに出来てしまった、原発を止められなかった」という声があがりました。
 テントひろばは非暴力の男性が建てたテント。原発いらない女たちは、男性を排除せず連帯して戦います。が、女性がもっともっと声を上げ、立ち上がり、行動しなければ原発はなくならない。
 早川監督は「反対運動ではなく、回復運動だ」と述べられ、これには深く首肯しました。
 反原発運動も同じ。原発にただ反対するのではなく、原発のない日本に回復する運動なのです。(sirotama)

.. 2013年01月09日 08:40   No.482003
++ K.M (幼稚園生)…3回       
第2テントは「CINEMA DE TENT(=しねまでてんと)」でにぎわっていたが、第1テントでも寒い夜にもかかわらず議論が沸騰した。
・5日(土)に原発事故で全町避難する富岡町民が暮らすいわき市の泉玉露仮設住宅で餅つき大会があり、テントからも30人近くが参加して、交流ができとても楽しかったそうだ。
・安倍政権の「脱原発政策」の転換に対抗する戦略について熱い議論。福島の運動が面にまで拡がるといい、福島の住民健康管理の現状をもっと知りそれを訴えなくては。
・丁度一週間前に門松を届けてくださった方が車で引き取りに来られた。地下鉄駅入り口で記念写真を撮って。思わず感謝の気持ちをこめて「来年もどうぞよろしく」と言ってしまった。
・一昨年12月21日の野田首相によるフクイチ収束宣言が被曝労働他もろもろに大きく影響している。原子力規制委員会は「原子力緊急事態宣言」発動中のため設置法附則第7条第3項の例外規定に基づき野田佳彦総理大臣が任命したのだか
ら、「収束宣言」は無効のはずだが…。
・頻繁に差し入れしていただいているタクシー運転手O.Kさんが話の輪に入られ、エネルギー論議。省エネも自然エネルギー開発も大切だが、広瀬隆さんが言われるように、電力も環境汚染と同様に小さく近い供給・使用がいいのでは、ガス・コンバインドサイクルや天然ガスの活用、熱エネルギーの有効利用等も大事。少なくとも、オール電化や電気自動車は遇の骨頂、と。O.Kさんはこれから毎週火曜日に座り込みに参加される

.. 2013年01月09日 08:48   No.482004
++ M/O (大学生)…79回       
<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
 あらためて福島の現状に注目しよう
 

 時の流れが事件を風化させる。よくいわれることだ。二周年が近づく東日本大震災や原発震災についてもそういう傾向がないとはいえない。ここには自然の流れと言う要素もある。しかし、東日本大震災の復興は思うように進展していない。
原発震災に至っては収束していないし、現在も進行中である。東日本大震災や原発震災からの復旧や復興が現在の日本の最大の課題であることは明確である。どの内閣も、また首相らこのことを口にするが実際にはこの問題に目をそらし、人為的に風化させるような振舞いをしてきたのではないか。メデイアもそうである。
復興予算の出鱈目な使い方などはその例であるが、原発震災に関しては経産省や「原子力ムラ」の再稼働戦略があり、事故を小さく見せ既に収束したと思わせたいということがある。安倍首相も儀礼として福島に出掛けたが、見た現実を語ら
なかったというよりは、見ることをしなかった。見る気もなかったのである。

 我々はこうした風潮に抗して東日本大震災や原発震災の現実を明確に認識し突き出さなければならない。1月8日のテント全体会議は「2月11日」から3月下旬まで『福島月間』としてこれに応えることを提起している。具体的なことは今
後明らかにされていくだろが、この期間、我々は福島の現実をあらためて認識したいと思う。テントには『福島の母と子の声を聞け』という文言が経産省に向けて発せられてあるが、我々も今一度これに向かい会いたいのである。

 1月11日には首都圏反原連主催の官邸前行動が開始され、3月9日を前後する日の行動も提起されているが、我々は福島の現状を運動の根底に据え直したいと思う。意識的に、自覚的に福島の現状を知ることに努めたいのである。福島ほ
人たちの声を聞きたいし、それを発する場を設けたい。テントではいろいろの企画をしたいと思う。一例だが、低線量被曝の問題に取り組んできた人の報告や問題提起など。様々の企画の持ち込みを願いたい。

.. 2013年01月14日 09:37   No.482005
++ M/O (大学生)…80回       
 テントにはいろいろの人が訪れる。この霞が関の住人たち(官僚)たちにもテントの関心は高いらしい。時折、カンパをしてくれる人も、立ち停まって話をする人もいるがテントに来て話し込む人もいる。ある人はテントの事が気になって仕方がなかったそうである。一度訪ねて見たいと思ったらしいがけんもほろろに絶されると思っていたらしい。酒を飲んだ勢いで訪ねてきたいただいたらしいが、今回は2度目の訪問だった。彼女の話によれば,原発については反対の人も多く省内では以前よりは語りやすくなったとのことである。彼女の話では官僚は政府からの独立(?)意識が強く、政府の政策はともあれ日本の為に尽くすと言
う意識は強いとのことである。これはある程度は推察されたことである。

 官僚、つまり国家をどう開いて行くのかということが議論になって政治主導ということが提起された。これは民主党政権の敗北でとん挫。が、国民との関係でどう開いて行くかはこれからのことである。規制委員会の動きを監視し、文科省
への行動など国民の声を伝えるべき働きかけは続いているが、これに対する内部の動きはどうなのだろうか。たまに、訪れる人から聞くに過ぎないから、まだ、この回路は閉ざされている。官僚の内部では我々に行動が敵対的なもので、対話を求めるという側面を持っていること、それが意図されていることは理解されにくいのかもしれない。どうしたら開けるかはわからないが、官僚と国民の関係を変えていく道を考えてきたことはたしかである。官僚と国民の関係を変えていくこと、そこに対話が成立することを念頭においてもいるのだ。テントにはそうした狙いがある。テントに関心を持っているというのはその第一歩である。

 深夜にまで明かりのともる霞ヶ関の住人たちの視線が国民に向き、閉じられた壁を開けようとすることはあるのか。はなはだ遠く、絶望的に見える道も誰かがつけ始めれば地上の道になるのにと思う。彼女の勇気ある行動がその先鞭になっ
てくれれば嬉しいのだが…。これが初夢ならいい。今年おみくじは夫婦とも大吉だった。この霊験がこんな風だといいのだがと密かに思った。

.. 2013年01月14日 09:45   No.482006
++ R (幼稚園生)…1回       
テント日誌 1/12日 経産省前テントひろば―489日目
 |  「テントひろば」にネット右翼がきた
 |  正月気分もさめ、いよいよ世の中の諸事が動いてきたなという感あり。
 

12日(土)夜7時30分ころ、ネット系右翼と思われる若い男4人が、突如、テント前にあらわれ、テントのポールをへし折ったり、横断幕や掲示ポスターなどを引きちぎる。ソーラーパネルをひっくり返す。受付の机にけりを入れる。
ものをあたりにまきちらかすなどの暴力行為を働いた。
 その時、テントを守っていたメンバーは敢然と対応し、8時過ぎには退散した。その後テントのメンバーは折られた代わりのポールを調達し、補修、掃除などを全員で協力して行った。たちまちのうちに現状の復帰はなった。
先の総選挙の結果を見て誰の目からも「テント」が今まで通り、このまま継続して行くことはなかなか難しい状況になってきたという思いがある中で、早くもこのような蛮行が開始された。しかし、この程度のことでテントに集う私たちがおたおたすることがないのも自明の理である。今年はテントをめぐって様々のことが起こる予想がされている。テントの集う力が質量とも増すことが
課題だが、持久戦的な様相のもとこれは大変だ。
ただ勇気づけられる動きもある。1月11日に今年初めての官邸前抗議行動は昨年12月を上回る結集で3月に向けて動き出した。全国でこの金曜日に呼応
する動きも増えている。
「おテントさまはみている 2013年毎週金曜日は抗議の日」というコピーのあるポスターがテントにあるが、私たちの闘いは多くの人に見守られ前進している。安倍内閣への御祝儀的な報道が続くがこれもそんなに長くは続かないだろう。
これから大寒を迎えるが多くの人がテントに足を運んでくれることを期待する。それが脱原発の運動を支え盛り上げる地道だが確実のことだ。

.. 2013年01月17日 09:04   No.482007
++ Toku-san (小学校高学年)…24回       
テント日誌 1/14日 経産省前テントひろば―491日目
 |  ネット右翼の襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が
   来て下さいました。


 襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が来て下さいました
 前日の夜に排外主義者からの攻撃を受け、テントの一部が破壊されたという事態が起きたので、この日の朝、テントに電話をして状況を確認してみた。電話に出た責任者のSさんから、今のところ特には問題は無いが、休みの日には右翼や排外主義者がよく来るので、出来れば早く来て欲しいと言われたので、早目にテントに行く事にした。
 14時頃にテントに着くと、テントの前には6名の方が座っていらした。日曜日の担当の方以外は、前日に襲撃があった事を知り、防衛のために来て下さったと言う事だった。この日の霞ヶ関は、暖かく天気も良かったためか、いつもより人通りが多かったが、たまたまテントの前を通り過ぎた年輩の3名の女性の方達が、「地震があったら原発は終わり。事故があっても補償いてくれないから」と話をされていた。テントに多くの方が来て下さり、テントの前で座り込みに参加して下さる事は、テントの防衛の意味もあるが、多くの人が座り込んで下さっているだけで、アピールになる。多くの人を集めて開かれる抗議集会やデモとはまた違う抗議行動として意味がある行動だと思う。
テントの中には、何度かテントに来ていたが、今日初めてテントの中に入ったという男性がいらっしゃった。定期的に福島に行って支援を続けながら、現地の状況や活動の情報をまとめたものを発行しており、テントにも送りたいので、住所を教えて欲しいと言われた。政権交代後の経産省の動きを心配されていらしたが、「脱原発運動において、テントは重要。また来ます」と言って、帰って行かれた。その後もこの日初めてテントに来られたという男性、大阪から東京で行われた他の集会に参加するために出て来られて、久しぶりに足を運んで下さった男性、金曜日に初めてテントに寄り、土曜日の件をインターネットで知って、足を運んで下さった女性、官邸前集会やテント主催の抗議集会でスタッフをして下さっているKさん等がいらっしゃった。多くの方がテントの事を心配して、激励して下さったり、足を運んで下さる。本当に有難いと思う。皆さんの期待に我々は
応える事が出来ているのだろうか?皆さんからの支持を維持するためには、主観主義に陥らず、自らの行動を客観的に評価し、気を引き締めてテントで活動を続ける必要が有ると思う。
 この日は、珍しく夜11時を過ぎても、テントひろば周辺の各官庁のビルには灯りがついていた。不寝番の途中で深夜三時頃にテントの外に出ると、分厚いファイルを抱えた人達が財務省の建物へ向かって歩いて行った。泊まり担当のKさん
の話では、来年度の概算要求の詰めの作業が行われているのではないかという事だった。Fさんは、昨年の同じ頃にはあまり見られなかった光景かもしれないと仰っていた。自民党政権になって、全てが民主党政権の前の状態に戻されている
のだろうか?政権が代わり、原発政策も推進に見直される事が想像されるが、官僚の人達は、国家公務員倫理法で、全ての主権者国民の奉仕者として定められている。今こそ、国民の多くが望む脱原発のために知恵を絞ってもらいたい。

.. 2013年01月18日 14:18   No.482008
++ M/O (幼稚園生)…1回       
テント日誌 1/15日  経産省前テントひろば―492日目
     まだら模様の残雪は大感の寒さを予感させているのか

 私の地元では長く続いている世田谷ボロ市が開かれていたのだが前日の雪もまだ残り、いつもより人も店も少なめだった。足元に気をつけながら回ってみたがやはりいつもの活気はない。長々と行列のできる代官餅も列は短めだった。さっそく餅を買って帰った。ボロ市には大震災の被災地の復興店が出るのだが、いつもの場所は空きが目立った。被災地から来るのもこの雪では大変なのだろうと推察した。残念だったが、出ている復興店で白河の味噌や岩手のお酒を買った。ボロ市はもう一日あるのだが、明日は店が揃うといいなと思った。
 テントの方でも周辺は雪も残り何となく寒そうだった。この光景は心にも寒さを運んでくる。いや、そちらの方がより寒さを感じるのか。大寒まではまだ日があるが、大寒に入ったら一層の寒さがやってくるのか(?) テントの中も温かくはないが、多くの人の工夫があって昨年よりはといい。政権交代があり、私たちの心的緊張は続いているが、私たちのなしうることは時間があればテントの足を運ぶことしかない。幸にもテントには既に顔知りの人、初めての人など立ち替わりきていただいている。しぶとく持ちこたえているなあという印象だ。そんな風に私たちは原発震災が時間の中で風化していくことに抗っているのだ。毎週金曜日に官邸前抗議に出掛けてくる人も同じであると思う。こうした中で自己問答を続けるのは孤独な営みだがそれが運動を実質的に支えているのだ。考え続けるしか手のない時期があるのだしそれをやめてはならない。
 テントに泊まる時は深夜の散歩もしていたのだが、今は止めている。風邪を警戒してのことだが、それで代わりに朝方に周辺に散布に出掛ける。やはり寒いねと呟きながらだが、それだけに道端の小さな草花には慰められる。少年の日に野
山を歩き回りながら人知れずに咲く小さな草花に出会ったときの喜びや感動を思い出す。何の変哲もない日常の延長線の上にテントの日常もあるのだが、このテントがやがては500日になるのは驚きだ。道端の草花が寒さに耐えている中にも春は近づいている。これに比すれば春など想像できない福島の現状には胸が痛む。
やがて「福島月間」もくる。福島のことに目を向けたい。
 朝のテントにいわき市から環境省への申し入れをする人が立ち寄られた。福島県鮫川村で進められている高濃度放射性廃棄物焼却施設の建設が進められている。
この施設は環境省が秘密裡に焼却施設を進めているが、北茨城地方の水の源流地でもあり、高濃度放射性物廃棄物焼却の危険は多くの人が指摘するところである。
また、この施設の説明は地域住民になされていない。地権者と周辺の三十軒ほどに説明がされただけで影響の考えられる住民には何ら知らされていなのである。
除染作業の手抜きや出鱈目ぶりが公表されているが、溜まる一方の高濃度放射性廃棄物の処理を環境省は焦り秘密裡に建設を進めているが、基本方針もなく小手先だけのお役所仕事の実際が透けて見える。これは福島県をはじめ全国に作られ
ようとしている焼却施設のモデルなのであろうが、私たちは警戒をせねばならない。また、情報を広げて欲しい。この作業の中止を求める署名等が展開されているが、目につけば協力をして欲しい。(M/O)

.. 2013年01月20日 09:06   No.482009
++ I.K (幼稚園生)…1回       
テント日誌1/20(日) 経産省前テントひろば―497日目
 |  各地にホットスポットができちゃったのだ
 
 雲ひとつなく晴れた朝、でも冷たい風が頬を打つ。テントに着いたら関西から戻って来たSさんがギターの弾き語りをしていてちょっと暖かい気分になった。
その隣では完全防寒したKさんが静岡でわさびを作っていたという方と談笑していた。わさびも放射能汚染されて農家は大変だとのこと。
 11時過ぎにカメラを持った人たちが訪れテントの写真を撮っていった。写真研究会のメンバーだそうでワークショップのテーマが「霞ヶ関」とのこと。参加者のお一人上尾にお住まいだと言う女性が子供に食べさせるものに苦労していると話して行かれた。各地にホットスポットが出来ちゃったのですね。テントのこと広めて頂けたらと皆さんにチラシをお渡しした。彼らが去った後、丸の内警察の車が来たので「右翼の来襲?」と思ったら、通りがかった子供連れの方のテント前で写真を撮られたという通報があったらしい。私たちが撮ったのでなく写真同好会の人たちが撮ったことをお伝えしたらすぐ帰っていった。
 座り込みながらの話題はやはり安倍政権の事、脱原発、憲法改悪阻止には参議院選が大事だなどなど…。
 午後にはSさんとFさんがテント前でデュエットを楽しませてくれたが、2時半ごろには楽譜が飛ばされるほどの強い風に堪えられず、外にいられなくなって皆テントの中に避難!(I.K)

.. 2013年01月23日 11:22   No.482010
++ K.M (幼稚園生)…4回       
土曜に新宿西口で経産省前テントひろばのカラーチラシを撒いているとテントに関心を示して取りに来る通行人もいる。脱原発のための経産省前テントひろばは24時間営業、世界中の人々が霞が関のテントに行けば原発の再稼働に反対する仲間たちと会えると訪れてくれる。でもそのための維持管理も大変、特に冬の泊り当番はなかなかきつい。
 早くドイツのように脱原発を日本政府の政策にしてくれないかな!そうすれば、テントひろばの24時間営業も泊まり当番も必要無くなり、規制委員会・規制庁の沢山の小難しい検討チームや有識者会合も不要になり、地震・津波への怯えも小さくなり、原発立地地域や周辺地域の防災計画も防災訓練も賛成・反対のいがみ合いも必要が無くなり、日本から放射性廃棄物を生産して地球の総ての命を脅かすことが無くなり、浜岡のように22mに及ぶ巨大な防潮堤を造るなど沢山の壮大な無駄も必要なく、原発の輸出も止められ、電力会社は廃炉に専念できる。(K.M)


.. 2013年01月23日 11:41   No.482011


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