12月21日金曜官邸前抗議行動に参加して │ ○障害者も受け入れていく社会を作るべき │ ○弾圧国家日本は国際社会から非難 └────(たんぽぽ舎ボランティア) この日は選挙後初めての金曜官邸行動。衆院選では自民党が勝ったことをうけ、官邸前のスピーチは、野田首相への最後の抗議と、次期首相に対する抗議行動も脱原発が実現するまで行うという声が多かった。 盲目の男性がスピーチをした。自分は不便であるけれども不幸ではないと障害について述べたうえで、石原前都知事が障害者に対し「ちゃんとした意識を持っているのか」と言ったことに怒り、原発推進者は放射能の影響で生まれるであろう障害者に責任を持てるのかと、批判した。さらに原発に反対する人に対しても「私のような人たちをどうするんだ」と訴えた時には、デモ参加者の 中から「一緒に生きていくぞ」と声があがった。盲目の男性が「障害者も受け入れていく社会を作るべきだ」と述べたが、論をまたない。 福島県双葉町の井戸川町長と一緒に国連に行ったという女性がスピーチをした。公職選挙法の文書配布禁止や戸別訪問禁止、国家公務員の政治活動禁止は、弾圧法規である。弾圧国家日本の問題は、国際社会の大きな非難を浴びると指摘した。 時間と共に福島の事故は風化するどころか放射能の悪影響は顕在化してくるはずである。本来ならそこで脱原発の気運が高まるのではないかと思うが、数々の規制や弾圧、スラップ(*)裁判、憲法改悪で表現の自由がますます奪われてしまうのではないかと危惧している。 5月の子どもの日には、原発ゼロをプレゼントすることができたが、今回のクリスマスには原発ゼロをプレゼントできないどころか、原発推進の自民党政権を復活させてしまったことが非常に残念である。 *スラップ(英: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation、 威圧的、恫喝的訴訟 直訳では「対公共関係戦略的法務」)は、訴訟の形態の一つで、公の場での発言や政府・自治体などの対応を求めて行動を起こした権力を持たない比較弱者に対して、企業や政府などの優越者が恫喝・発言封じなどの威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟である。 ☆なお、今後の官邸行動予定は12月28日(金)、1月11日(金)、 18日(金)、25日(金)です。参加しよう。
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.. 2012年12月27日 08:09 No.479006