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都会の反対の声があるから立地地元は動ける │ 官邸前抗議行動は続けてほしい │ おおい町のご住職 宮崎そうしんさんのお話 └────(たんぽぽ舎ボランティア)
○おおい町の反対運動の現状 おおい町に反原発団体はない。だが反対する人たちはいる。私は仏門にいる身なので比較的自由に発言・行動ができる。でもたいした活動はしていない。 ○立地地域での推進派の廃炉を見越した動き がれきの焼却を高浜町で行おうとしている。 ○自治体への働きかけ 避難ルートの確保、ヨウ素剤全戸配布等、防災関係の要望を提出。 ○町の人たちへの働きかけ福島の現状を知ってもらおうと「福島の声を聞く」集会を企画しても会場を貸さない等、自治体からストップがかかる。もはや再稼働などする余裕はないというのに。福島以外で過酷事故が起きた事故対応の人員を確保できない。 ○今後の展望 関西の人たちと繋がりができたことはとても良かった。立地地元の雇用については原子力以外の選択肢があることを知らせていくことが必要。原子力反対というより、わくわくして取り組める未来像が必要。今回の選挙は厳しい状況。 結果によっては諦めムードになってしまうのが怖い。都会の反対の声があるから立地地元は動ける。官邸前抗議行動は続けてほしい。 ○お話を聞いての感想官邸に届かなかった声は遠く立地地元に届いていた。そうしんさんは「都会 の反対の声があるから」と言ってくださったが、地元の声があるからこそ都会も抗議行動を続けられる。たとえ、その声が少数であるとしても。 続けてきた抗議行動が無駄ではなかったという安堵感と同時に、地元の声、声を出せない人の想い、官邸前に来れない人の想いを担っていることを自覚する。 それは都会に住む私たちの重い責任だが、希望と誇りをもって担っていきたい。 責任を果たす「義務」というより「権利」として。
.. 2012年12月13日 10:33 No.472002
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