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11月29日スペースたんぽぽお話会 | 参加して思ったこと。 └──── ( たんぽぽ舎ボランティア)
チェルノブイリ視察報告をされたのは、黒田節子さん(原発いらない福島の女たち)と青山晴江さん(たんぽぽ舎ボランティア)でした。このツアーはNPO法人「食品と暮らしの安全基金」主催の第3回ウクライナ調査で、調査団長はこの基金の代表である小若順一さんでした。お二人は現地で撮ったDVDを3本映しながらお話しされました。 9月25日ウクライナ国立ガン研究所を訪問しました。患者支援団体「ザポルーカ」の人々とお話ししました。寄付金6千ドル贈呈しました。ザポルーカが運営する家族の家を訪問し、食事とバイオリン演奏などの歓迎を受けました。9月27日チェルノブイリ原発の建物に入り、10年間外国人が入らなかった2号炉に入りました。長い廊下を歩いたそうです。爆発した4号炉に続いて2号炉も全電源を喪失し危機に陥ったのですが、事故当日、運転員のアンドレーエフさんが運転室に入って原子炉を止めたそうです。彼は、本人も死の危機を乗り越えてきましたが、病気で苦しむかつての同僚たちの救済のためウクライナ・チェルノブイリ連盟を作りました。彼の言葉でお二人の印象に残っているのは「IAEA(国際原子力機関) を解体せよ」です。「IAEAは、年間100mSv以下は大丈夫と宣伝した当時のソ連の官僚に協力しました。 3つの学校で、足・のど・頭が毎日のように痛くなるか質問し、合計101人の子供に挙手してもらうと、7割の子供が痛いといいました。NHK「ETV特集・汚染地帯からの報告―ウクライナは訴える」(9月23日)ではこの調査より汚染度の高いコロステンの学校で同様の調査をしています。ツアー調査団が調査した3つの地域とも地上での空間線量は0.08μSv/h程度でした。高い場所で0.13μSv/hでしたので、さいたま市と変わらないそうです。外部被ばくは否定できるので、子供たちの健康障害は内部被ばくによるものと考えて、食品の放射能調査をしましたが、平均10ベクレル/kgという結果が出たそうです。
.. 2012年12月03日 13:09 No.467001
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