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■--テント日誌
++ Y・T (大学院生)…126回          

<テント日誌11/18(日)―経産省前テントひろば435日目>
 |  見えてきた選挙戦!出来る事を最大限やって
 | 「脱原発」社会を実現しよう!
 └──── (Y・T)

 この日は、10時〜新宿で開かれた選挙対策会議に参加し、その後、14時〜中野で市民団体が開いた反TPP/反ACT/宇都宮けんじ支援集会に参加して、19時頃にテントに着いた。野田首相の年内解散宣言によって、マスコミは選挙モード一色だが、私自身も選挙に関する集会などへの参加が多くなりつつある。
 14日(水)に開かれた党首討論において、安倍自民党総裁との討論の中で、野田首相が突然衆議院の解散を明言したが、筋書き通りの茶番劇。今年度中の解散により、民主党から離党した議員が立ち上げた新党への政党助成金を出さなくする事と、候補者調整を含めた非自公民の選挙協体制の封じ込め、都知事選と総選挙をぶつけ、新党の合流劇によって選挙の争点をぼかす事が目的と思われるが、来年度予算案の審議も行わず、最高裁で違憲状態という判決が出た「一票の格差」が是正されない中で、党利党略で解散総選挙に踏み切った野田首相には、あいた口がふさがらないどろか、国権の最高機関である議会の代表としての資格が全くないと言わざるを得ない。
 解散発表直後から、山崎誠議員、橋本べん議員を始め、多くの議員が民主党から離党したが、彼らの英断を高く評価し、彼らに続く議員の決断を促したい。
また、16日には、国民の生活が第一の三宅雪子議員が、地元群馬4区から野田首相の千葉4区へ鞍替えし、立候補する事を表明した。ボランティア・カンパなど出来る範囲で応援したいと思う。
 東京都知事選には、前日弁連会長の宇都宮けんじさんの他に、現副知事の猪瀬直樹氏、前神奈川県知事の松沢成文氏らが立候補すると言われているが、市民グループ「人にやさしい東京」が擁立した宇都宮けんじさんを原発都民投票のメンバーが中心になって立ち上げた「私が変える、東京」が支持する事を表明し、「脱原発」運動を行っている市民団体が宇都宮支持で一本化する動きに
なっている。
政党レベルでも、社民党に続き共産党が支持を表明し、脱原発を明確に掲げる「国民連合」(国民の生活が第一、みどりの風、社会民主党、新党大地・真民主、減税日本、新党日本、反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党)の国民の生活が第一も支援する動きが見られ、原発再稼働を表明し、猪瀬知事を支持する自民党と対立する構造が明確になりつつある。
東京都は、東京電力の4番目の大株主であり、木村結さんらが株主総会で提案をしている「原発廃止」の議決にも大きな影響を考えられる。脱原発派の候補が当選する事を心から期待し、出来る限りのサポートを行いたいと思う。
 選挙まで残すところ1カ月を切り、組織作りも十分でない中での戦いとなると思うが、脱原発運動をしている人達は、「脱原発」社会実現のために自分達で出来る事をやっていただきたいと思う。
 寒くなってきて、テントにいらっしゃる方の人数が少なくなりつつあります。
一人でも多くの方がテントにいらして下さる事が、テントの存続に繋がります。
お時間が有る際にテントひろばへお気軽にお立ち寄り下さい。
.. 2012年11月24日 09:02   No.462001

++ M/O (高校生)…65回       
<テント日誌11/21(水)―経産省前テントひろば438日目>
 |  選挙前の妙な静けさが支配する
 └────  (M/O)
 
「秋深き隣は…」なんて嘯いているうちに季節はもう冬模様だ。日中の短い時間には秋日和とでも言うべき陽気も見られるが雨の日などはもう冬というべきなのだろう。街は選挙前の妙な静かさが支配しているようだ。選挙の告示も近づけば街も賑やかになるのだろうか。そういえば最近、カフェ―らしき店に入ったらクリスマスソングが聞こえてきた。今年はじめてのソングだけど、これって早いの、遅いのと一瞬迷ってしまった。巷ではクリスマスソングが鳴り響くという光景も変わったのか(?)
 比較的静かな週のはじめだが、不寝番で本を読んでいた。深夜のひと時だがいつもは可愛い訪問者(?)あるいは住人が顔を出す。ネズ公である。かつて加藤登紀子が獄中の藤本敏夫を慰める(?)ために歌ったといわれる『ひとり寝の子守唄』でもおなじみのものだ。獄中のネズ公は栄養がいいためか太っており、夜中の訪問でも人を驚かす程の大きな音をたてるが、こちらのはやせていて小さい。気味悪がる人もいるが僕には可愛い存在である。もちろん,餌などやらないが、靴をトンと叩いてひっこんでいなというだけだ。こんなネズ公でも姿を見せないと寂しいものだ。昔話に出てくる「ねずみの浄土」の話はよく知られているが人間はねずみと親しい共生的関係にあった時代もあったのだ。
 テントを訪れた人たちには第一テントの所にあるノートに名前を几帳してもらっている。カンパをして頂いた人には金額なども書いてもらっている。その時にビラ類をセットにしたものを渡す。
これは各地域やグループで原発問題の研究会や集会、あるいはデモ等の案内などである。これを見ると各地で小さな脱原発の催しが頻繁に行われているかが分かる。大きな集会とは別にこうした形での陣地を形成していくことが大事だし、脱原運動の中で陣地戦的な要素の必要性を暗示している。
 国民の共同意志の実現の運動は伝統的なデモや集会という意志表示と同時に社会の深部に陣地を形成していくことが大きな戦略だが、それはいかに可能か。ビラ類を見ながらそのことを想像する。
 いろいろのビラが持ちこまれるがもっともっとテントに持ってきてもらいたいと思う。テントを脱原発運動の交流の場にしたいということでもある。セットになったビラを包むように挟んでいるのはたんぽぽ舎の月間のスケジュールなどが表示されているものだ。ここには毎日のように行われている学習会・講座案内が載っている。長年にわたり脱原発の運動を担ってきただけあって多彩な活動が展開されている様子もわかる。経産省前テントひろばの宣伝チラシ、原発いらない女たちのテンとひろばのビラ、あおぞら放送の案内ビラがある。

.. 2012年11月25日 08:08   No.462002
++ M/O (高校生)…66回       
 さらには12月15日〜17日に国際原子力機関《略称IAEA》が日本政府と期共催して開く「原子力安全に関する福島閣僚会議」に対するフクシマ・アクション・プロジェクトの案内がある。テントではバスで持って現地行動に参加する予定である。原子力規制委員会とアメリカ大使館への抗議の昼デモ《11月30日金曜日12時日比谷公園集合、12時15分デモ》の告知ビラもある。紹介したのは一部であるが、テントは脱原発運動を交流場であるのだからおおいに利用して欲しいと思う。
 朝早くと行っても午前10時過ぎだが土建総や建築関係のみなさんさがテント前を通って行く。さいたまという旗が目につくが手など振ってエールの交換をする。霞ヶ関界隈をデモなどして意志表示をするグループが増えている。前に紹介した
憂国メッセージーを書きなぐった大型トラックも時折見かけるが、左右を問わず意志表示行動が目立つようになった。もちろん、毎週金曜日の官邸前行動が持続力や規模として最も大きいのだが、国民の意志《民意》と政治が乖離しそれがますます拡大する以上はより激しく頻繁になるのは必然である。
 瓦礫問題の全国的な交流と検討の皆さんがテントを待ち合わせの場所にしていた関係で寄っていただいた。冷たい朝風の中で笑をした。関西では瓦礫受け入れ問題での闘いが激化しているが、これも原発問題から発生することの一つだ。
ただ、こうした原発問題は末端に行けば行くほど具体的に対応するほかなく、それだけ難しさが伴うと思う。とりわけ行政組織との対立が避けられない場合にはそうなる。地道で具体な対応が要求されるこうした問題に関わっている皆さんが困難を乗り越えてくれるのを願っている。
 選挙では右傾化傾向が懸念されているが、世界的な経済的あるいは政治的危機の進展の中で、国家間対立が深化する、そのように巧まれる。歴史を見れば危機の時代における蛮行や愚劇が否応なしに目につくが、懲りずに同じ様な事を人類は演じる。後代の歴史では悪夢に見えることを繰り返す。これは危機を脱却すると夢のようなプランを掲げる政治家や政党の所業が初期段階では見破ることが難しい為である。歴史的に悪名高いファシズムだって初期には魅力的で健康にすら映ったのである。僕らは未来を発見することの多くが過去の発見にあることを忘れるべきではない。無知が栄えないために。                
                   (M/O)


.. 2012年11月25日 08:14   No.462003


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