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■--浜岡原発の前面砂丘「防波堤」と「防波壁」
++ 山崎久隆 (部長)…242回          


  防波壁は張り子だった
  │   津波を防ぐどころか津波の海水を閉じ込めるだけ <下>
  └──── ( たんぽぽ舎)

 ◇ 防波壁は張り子だった−釜石市の防波堤の無残な破壊(先例)

  対策の目玉は海抜18mに達する「防波壁」だ。
 しかし「海抜」というところがミソで、「壁」そのものは10〜12mほどしかな い。建設する場所の敷地の海抜がもともと8〜6mほどあるので、その上に建てる「壁」の高さは最大12mだという。
 基礎には鉄筋を入れて、一見すると頑丈そうに見えるが、その上が張り子だった。 内部が空洞の鋼鉄製の「ハコ」を積み上げており文字通り「張り子」構造である。
 これで何を防護しようというのか。相手は「津波」である。
 中部電力も施工したゼネコンも、石巻や宮古の堤防がどうなったのかを知らないらしい。海の底から海上に至るまで、あるいは町を取り囲む万里長城のような装甲防壁をいとも簡単に吹き飛ばし、ばらばらにしたのが3.11の津波だ。
 津波は単なる「水」ではない。発生した地点から陸に向かって突進する津波は、最 初はほとんど海水だが、海底が浅くなるに従い海の底を「浚渫」しながら進む。海底土壌を岩石ごと引きはがして持ち去る。さらに海底が急速に浅くなると、スピードが 落ちると同時に、津波の推進方向にあった運動エネルギーが海底の岩石を巻き上げ、 同時に波高の増大に変わる。水深1000mでは時速360kmが、30mでは時速30km、10mでは時速10kmにまで変化し、そのエネルギーが海面を持ち上げる方向に変わる。海の水が海底に行く手を阻まれるために、海底には巨大な土石流が発生する。これが陸に達する直前に遭遇する最後の障害物が防波堤だ。防波堤は「水」ではなく海底土石流の直撃を受ける。
 ギネスに載った「世界最大の防潮堤」釜石市の防波堤が無残にもばらばらに破壊された原因は、津波のエネルギーがとんでもなく巨大だったことだが、その原因は海底土石流の直撃だった。
 さて、ギネスには到底載りそうのない浜岡防波壁だが海底構造はまさしく、津波の巨大化が最も懸念される「遠浅」である。

.. 2012年11月20日 16:02   No.457001

++ 山崎久隆 (部長)…243回       
◇ 浜岡原発で起きること

 浜岡原発の沖合には5基分の取水塔がある。その場所は海岸から600m沖合だが、水深はわずかに6mしかない。浜岡には専用港がないので、原発の海側には何の障害物もない遠浅の海だ。福島は防潮堤があったので専用港内はそれでも津波の高さは若干低くなったが、浜岡は全く逆で原発の両側にある川の先は水深が深く、浜岡原発の前面海底が浅くなっているため津波は浜岡原発に向かって高くなってくる。
 福島でも棚倉地区のように海底が浅い海の海岸線は周囲から津波が集まりやすく、波高が高くなることが実証されている。浜岡でも「御前崎海脚」という海の中でも浅くなっている部分が付きだしているので、原発に襲いかかる津波が高くなる。そのうえ浜岡沖は川に挟まれた遠浅の海である。津波は沖合から両側から、土石流となって押し寄せる。
 仙台平野を突き進む津波、気仙沼港から溢水し町を呑み込んだ津波は、どれもどす黒く、まるでヘドロのように見えた。これは海底土壌を巻き込んだからだ。
 貞観津波では内陸5kmまで到達したことが地層調査でも分かっている。今回のはそれをも上回るだろうと、東北大学は解析している。巨大津波とはそういうものだ。
 津波は海底土石流を伴い大量の土砂が浜岡原発に襲いかかる。その際防波壁を突破して原発敷地内に大量に侵入し、同時に周囲の川からも遡上して左右から浜岡原発を呑み込み、敷地を覆い尽くし、泥沼に沈むことになる。さらに防波壁と砂丘が邪魔をして容易には引かない。そこに放射性物質が大量に注ぎ込み、水深10数メートルの放射能の泥沼となって覆い尽くされる、そんな悪夢の光景が目に浮かぶのは私だけで はないだろう。

.. 2012年11月20日 16:11   No.457002
++ 渡辺寿子 (幼稚園生)…2回       
もんじゅ延命策許せない
    廃棄物減量化の口実にだまされず、真っ先に廃炉に         
                  (核開発に反対する会)

 原子力研究開発機構は11月8日文科省の作業部会で高速増殖炉もんじゅについて、研究成果をとりまとめるためとして、今後10年程度運転を続ける計画案を示しました。ほぼ従来通りの開発研究を推進する内容です。一昨年夏の炉内中継装置落下事故以来止まっている試験運転の再開スケジュールも提示。来年夏以降に準備を始め、来年末から2014年にかけて試運転を再開したいとしています。
 政府の新しいエネルギー・環境戦略では放射性廃棄物の減量化研究をするとしたものの、将来「廃炉」にする等の文言は盛り込まれませんでした。そしてここにきてもんじゅを延命させようとする動きが明白になってきました。
 高速増殖炉には軽水炉など、普通の原発に比べさらに危険な要素が多くあります。(1)耳かき一杯で数万人を殺戮する猛毒のプルトニウムを燃料に使っている
(2)プルトニウム燃料は暴走しやすく、暴走のスピードが大きい。炉心爆発の危険が大。(3)空気や水にふれると激しく爆発・炎上するナトリウムを冷却材に使っている(4)地震に弱い配管の構造などです。
敦賀半島は活断層の巣で、もんじゅのサイトの直下にも活断層が2本走っています。もんじゅを大地震が襲ったらと考えると、想像するだに恐ろしくなります。
 こんな超危険なもんじゅにこれまで研究・開発費を含めると約2兆円もの血税が注ぎこまれ、維持費として1日5500万円、年200億円がいまだに浪費されています。
 プルトニウムが増殖する夢の原子炉というもんじゅ推進の謳い文句のウソは完全に暴かれ、再処理工場も頓挫して、核燃サイクルは完全に破綻しています。そして3.11が起き、この期に及んでももんじゅを維持しようとするのは、やはり核兵器に最適な超高純度プルトニウムを生産するからなのでしょう。潜在的核武装能力をあくまでも手放したくないからとしか思えません。
廃棄物減量化を口実にしたもんじゅ延命は許せません。真っ先に廃炉にすべきです。

.. 2012年11月20日 16:58   No.457003
++ 矢嶋 理恵 (幼稚園生)…1回       
〜みんながアンペアダウンしたら〜 
 |  40アンペアを30アンペアに下げました。
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 とうとう、我が家もアンペアダウンに踏み切りました。家族3人、64平方メートルのマンションで40Aだったのですが、30Aに下げてみることにしました。「無理無理、絶対無理」「パソコン使っててブレーカー落ちたらどうするの」
と家族はずっと反対してきたのですが、考えてみれば夫は自宅暮らししかしたことがないし、息子は40Aでずっとやってきたので、ブレーカーが落ちるという経験をしたことがないのです。何に何kWかかるか、ブレーカーが落ちないようにするにはどう家電品をやりくりすればいいか、ということを考えながら暮らすのは、案外楽しいものです。落ちるのもそれはそれで楽しいです。さすがに10Aにすると炊飯器も使えない、と聞きましたが、30Aもあればそうそう怖いものはありません。電子レンジとドライヤーを一緒に使わない、そのくらいのことで乗り切れるんじゃないでしょうか。私は逆にワクワクしています。アンペアをさげることは、電気のことを考えるいい機会にもなります。何より基本料金が下がります。消費者(一般家庭)に収入の7割を電力会社は頼っているそうです。だったらみんながアンペアダウンしたら、その分電気の供給量が減り、収入もが
たべりです。
 原発なんかいらなくなるかもしれません。お金、掛かりますから。原子力は安いという神話はとっくに崩れています。再生可能エネルギーも今はまだまだコストが高いです。補助をつけないといけないエネルギーは破綻しています。一番い
いのは節電でしょう。増やすことばかり考える時代はもう終わっているんです。
できることって、案外身近なことからじゃないでしょうか。文句言うのも一つですが、身の回りのことを変えてみることだって必要だと思います。ちょっとくらいのリスクは冒してみる。
 ふんだんに電気を使っていて、原発いらないと言っていいのかどうか。私はそうは想いません。小林公吉さんがたんぽぽ舎の講座で「1990年代の暮らしをすれば電気はいらなくなる」と言っていました。みんなが1割減らせば「電気は足りない、再稼働は必要」なんていうスローガンは意味がなくなります。ひとりひとりの力を合わせたら、世の中変わるかもしれませんよ。

.. 2012年11月20日 18:41   No.457004
++ 小林伸行 (幼稚園生)…1回       
総選挙で「脱原発に一票!」を! 「脱原発」候補者リストを公開
 └──── (元国会議員政策秘書、横須賀市議会議員)

 反原発自治体議員連盟の一員として、横須賀市で山城保男議員と共に奮闘している小林伸行と申します。今回「脱原発」候補者リストを作成しましたので、ご
報告いたします。 
 原発のあり方を左右する、今回の総選挙。そこで、全国の議員・候補者の、原発に対する態度を明らかにすべく、「eシフト」と「脱原発つうしんぼ」の共同でアンケートの実施を企画してきました。ただし、選挙に間に合わない可能性もあるため、候補者リストをオープンソース的に公開しました。 態度を表明している候補者は、「脱原発」「原発推進」と判定しています。また、態度をはっきりさせていない候補者については、アンケートや働きかけなどに有効活用頂ければ幸いです。もし、お気づきの点や、修正・追加情報の提供などありましたら、どうぞお寄せ下さい。

.. 2012年11月20日 18:52   No.457005
++ 柳田真 (高校生)…53回       
2012もんじゅを廃炉へ!全国集会(12/8)と大飯申し入れ(12/9)
 |  12月8日(土)から9日(日) 東京からバスで行こう
 └──── 

イ.○もんじゅ現地抗議集会と原子力機構申し入れ 白木海岸 11時
  ○もんじゅ廃炉を求める全国集会 きらめき港館 13時30分より16時

 1.もんじゅの現状と今後の闘いについて…原子力発電に反対する
                     福井県民会議
 2.今後のエネルギー政策のゆくえ…吉岡斉さん(九州大学副学長/
                     元政府原発事故調査委員)
 3.隠されてきた活断層…武本和幸さん(柏崎刈羽原発反対地元三団体)
 4.青森からの報告 再処理工場の現状…佐原若子さん(青森県保険医
          協会理事/核燃料サイクル阻止1万人訴訟原告団)

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ロ.1995年の「もんじゅ」事故以来、毎年開かれてきた恒例の「もんじゅ」集会です。たんぽぽ舎は、今年も多くの人と共に参加しようとしています。
参加者が30名を超えれば東京からバスで行きます。
 又、「再稼働阻止全国ネットワーク」(11月10日東京で結成、250名参加)は、西日本規模の参加で、12月8日(土)に結集し、翌日の9日(日)午前中に、今焦点の関西電力大飯原発への抗議・申し入れ活動を計画しています。
 東京都知事選(脱原発を掲げる宇都宮けんじ氏)もあり忙しい最中ですが、大事な集会ですので、多くの方の参加を期待します。
         柳田真(たんぽぽ舎、「再稼働阻止全国ネットワーク」)

.. 2012年11月20日 20:14   No.457006
++ 広瀬 隆 (幼稚園生)…2回       
広瀬隆さんの新刊書『発ゼロ社会へ!新エネルギー論』の紹介
 |  原発でもない、自然エネルギーでもない。我々には、第三の道がある。
 

 原発ゼロ社会へ!新エネルギー論 誰も言わない真実に斬り込む広瀬隆さんの新刊本。3.11後に生産された自家発電機は、累積で原発10基分を超える!(累積1062万kw)
 本書は、日本の電力不足騒動について、いまだに一部の日本人が気づいていないこと、すなわち「原発がなければ電力不足が起こる」は大嘘だという事実を知らせるための書である。(序章より)
○主な内容
 ・関西電力は大飯原発なしで電力が二四%余っていた。
 ・電力会社が設置するべきガス・コンバインドサイクル
 ・エネルギー業界の主流となったコジュネ
 ・エネファーム(燃料電池)に期待される未来のエネルギー 他
  定価798円(集英社)


.. 2012年11月20日 21:14   No.457007
++ たんぽぽ舎 (社長)…744回       
<連載−7>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
 |  国会議員までが立入り禁止(冊子『原発の来た町』から)
 └────

※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『原発の来た町−原発はこう
 して建てられた−伊方原発の30年』の一節です。


 米軍ヘリの墜落で、突然住民の前にあらわれたのは、原発の危険性ばかりではなかった。日米安保条約という得体の知れない もの も、突然姿を見せた。
四国の片田舎の住民には、無縁とも思われていたこの条約が、住民の前にどっかと立ちはだかり、土地所有者よりも強い管理権を主張したのである。
 ヘリの残骸が落ち、三〇本にも及ぶみかんの木が切り倒された森元さんをはじめ、被害を受けた七人の地主は、事故後自分の畑に一歩も近寄ることができなかった。地主ばかりではなかった。事故現場に通じる農道を使って農作業に向かおうとする多くの農民も、自分の畑へ近寄ることができなかった。農道さえ通行を禁じられたのである。
 立入り禁止は、農民だけではない。取材に向かった報道陣、現場調査に訪れた地元の市議会議員、県議会議員、はては国会議員まで「日米安保条約の地位協定による日米合同委員会の合意事項による」との理由で、地元警察官に現場への立
ち入りをはばまれた。
 国会議員の中には「米軍機が国内に落ちているのに、国政をあずかる国会議員
が視察できないのはおかしい。合同委員会の合意事項が、どの程度の権限があるのか、根拠を示せ」と、抗議して警察署長に迫た人もいたが、地元住民にとっては住民の財産や生活を守っていると思っていた警察官が突然豹変し、外国人である米軍の利益のために働き、日本人である地元住民や報道人さえ"敵視"したことに、ショックを受けた。
 七月四日付けの毎日新聞愛媛版の「支局長からの手紙」で、中藤時昭支局長は「現場検証は米軍主導で行われており、付近は立ち入り禁止。現場の警察官に『われわれさえ現場に近づけない。記者がうろうろしていると撃たれてもしらない』と威嚇される始末。米軍のかさの下にある日本の現状を改めて認識させられた事故でもあった」と記している。
 日本の治安を守る警察官が、被害を受けた日本人に対し、どんな態度で接したかを想像させるに十分な一文である。この警察官の姿勢は、日本政府の我々国民への態度そのものであった。
 米軍ヘリ墜落も衝撃的だったが、地元住民にとってはこの警察官の豹変もショックだった。
 墜落現場を見たいが、警察や米軍が恐くて近寄れない、という地元伊方町の中年の男性は「今回の事故は異常時になったら、警察もどんな動きをするかわからないということですね……」と、言葉少なに不安な表情をみせた。
 原発近くへの米軍ヘリ墜落が見せた、米国占領下時代を思わせる日本の実像だった。それは、地元の人々にとっては思いもよらぬ国家の姿だった。(続く)
 (☆この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)

.. 2012年11月20日 21:47   No.457008
++ 金子 (小学校低学年)…5回       
神奈川でも毎月1回金曜デモをしています
 │ −−女性の飛び入り参加、初参加の男性がマイクにぎり。
 │ 10月26日デモ報告と11月23日デモのお誘い
 └────(止めよう原発!神奈川・東電デモ実行委員会 金子)

 第13回目のデモは少々肌寒い日となりました。桜木町駅へ向う人々も寒さからかいつもより足早、リレートークでは、福島第一原発の最前線で働く作業員の労働環境の劣悪さが語られ、このままでは、収束作業をする作業員がいなくなることの懸念をあげ、労働環境の改善、雇用の安定化、線量管理の厳格化、健康管理と健康被害時の補償をと訴えた。11月に入り、一部マスコミでも作業
員の問題が取り上げられたが、まだまだ本当の危機感は感じられない。1人でも多くの人にこの切実な問題に向きあってもらいたい。
 リレートークを締めくくったのは、「原発無くてもええじゃないか音頭」ジャンベ・ホイッスル・タンバリンの鳴りもので盛り上げ、デモに出発。
 今回も元気なコールをあげなが、馬車道手前に差し掛かると沿道のお店から、黒のワンピースの女性が飛び出して来、デモに飛び入り、頭に猫耳のカチューシャをつけ、可愛くかつ元気にコールしてくれます。みなとみらいの夜景を望むデモ後半では、初参加の20代男性がマイクを握り「原発いらない」「福島返せ」「東電絶対許さない」等思いの詰まった声を響かせました。飛び入りの女
性は「仕事が残っているので戻ります。次回も参加します!」と言い桜木町駅手前で職場に戻って行きました。素晴らしい行動力!
 第13回神奈川・東電デモは参加人数32人と相変わらず小規模でしたが充実していました。次回、第14回デモは11月23日(金)15時 桜木町駅前広場から出発、
時間がいつもとは違っていますのでご注意ください。リレートークは、14時から行います。デモのあとに、官邸前抗議行動に合流です。時間と体力に余裕の有る方はぜひご一緒しましょう。

お問い合わせ先 : 金子 090-6540-3771 まで

.. 2012年11月21日 10:15   No.457009
++ 斎藤なぎさ (小学校低学年)…5回       
再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に参加して---今後が心強い
 │ 「和歌山県には原発がない。
 │   これまで5つの原発計画を阻止した」報告に注目
 └────( たんぽぽ舎ボランティア)

 再稼働阻止全国ネットワーク結成集会は、まず3つの会場に分かれ話し合い、次に全体会=結成集会で各分散会の報告をするという形で行われた。分散会では第2会場に参加した。再稼働を阻止するための案を出すことは一朝一夕では難しい。アイディアの具体例があれば参考にしやすかった。せっかく各人が意見を出し合っても反駁しあう傾向も出た。何故そのような考えに至ったのかなど、もう一歩踏み込んで知ることができれば、より理解が深まったと思う。
 全体会では、分散会報告のほか、特別報告、各地からの報告が行われた。特別報告の一人である小川正治さんの『原子力規制委員会の動きと課題』は、立派なレジュメが用意されていながら、報告する時間が短すぎる気がした。今後の再稼働を予測するうえでも、特に重要なテーマであるので、引き続き規制委員会の動きを監視し、詳しい報告をお願いしたい。
 各地からの報告では、原発現地で長年反対運動を続けてきた方の話は、示唆に富んで傾聴に値する。中でも、和歌山県の中西さんの報告が興味深かった。
「和歌山県には原発がない。これまで5つの原発計画を阻止した。60年終わりから90年代初めころまで関電との闘いの勝敗は紙一重であった。闘っているときに、スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故が起き、その影響があって原発が建たなかった。久米三四郎先生、高木仁三郎先生、熊取六人衆の思いを考え、全国から原発をなくしたい」と述べた。紀伊半島には原発がない。執拗
な電力会社の誘惑や圧力を跳ね返すまでの困難や苦労は相当なものがあったであろう。そこから学ぶべきものは多いはずだ。
 再稼働阻止に向けて、和歌山をはじめ全国の運動とネットワークができたということは非常に心強い。

.. 2012年11月21日 10:24   No.457010
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…21回       
脱原発をすてて、太陽の党と日本維新の会を結びつけたものは何か?
 │ 「憲法嫌い、自前の武装主義、デモクラシー無視 etc.」
 └────(たんぽぽ舎ボランティ)

 「小異をすてて大同につく」これが太陽の党が日本維新の会に合流した大義名分のようですが、維新の政策は減税日本やみんなの党に近く、いわば「小異」の二つを捨てて「大異」と組んだのは腑に落ちないとマスコミは批判しています。維新の政策である、脱原発が消えたと驚いています。TPP反対も消えました。これらは「小異」ではなく「大異」だ、と政治学者御厨貴教授が批判しています(朝日新聞11月18日朝刊)。「何が目的なのかわからない年の差婚をした、したたかな女のようだ」というコメントもあります。
 しかし、これだけの反感と批判を受けながらも維新の会に合流したのには、相当の理由があるはずです。それが問題だと思います。周囲の反対を押し切っても一緒になったのは、お互いがよほど好きだからでしょう。両者よく似たところがあるのではないでしょうか?マスコミや学者はそこを分析してほしいと思います。
 私は、両者は「憲法嫌い、日の丸・君が代好き、愛国教育好き、自前の武装主義、子供や教師の人権無視、人道主義嫌い、デモクラシー無視」という共通点があると思います。古い世代の利権付資本主義者(自民党)と新自由主義的・市場万能資本主義者(小泉自民党と民主党が両者とも行き詰ったときに、救世主として登場しようとしている一種のファシズム(独裁主義)ではないか
と思います。戦争のできる国造りが目的と思います。皆様のご批判をお願いします。 

.. 2012年11月21日 10:48   No.457011


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