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東洋大教授ら調査、敷地内も動いた疑い(11月16日 から)
関西電力大飯原発(福井県)の近くにある三つの活断層がほぼつながっており、連動する可能性があるとの調査結果を東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)らが15日までにまとめた。原発周辺の地形はこれらの断層の活動で隆起したとみられ、原発敷地内の断層も同時に動いた疑いがあるという。 京都府宇治市で17日に開かれる日本活断層学会で発表する。(中略)
つながっている可能性があるのは、大飯原発北西沖の海域にある2断層と、東側陸域の「熊川断層」。(中略)渡辺教授と中田高・広島大名誉教授(変動地形学)は今年夏、大飯原発が面する小浜湾で音波探査を実施。熊川断層の延長線上の海底で、深さ約10メートルにある1万年以降の地層が断層活動で変形しているのを確認した。 さらに、航空写真などによる地形の分析で、音波探査を実施した場所のすぐ近くにある岬に断層のずれで生じた地形があることも分かった。(中略) 原子力規制委員会が活断層かどうかを調査中の敷地内にある「F−6断層」との関連について、渡辺教授は「広域的にみて、3断層の活動によって隆起した地域に含まれており、連動したと考えるべきだ」と指摘している。
.. 2012年11月17日 08:57 No.455001
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