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■--福島原発 声上げる作業員
++ 東京新聞 (部長)…180回          

 使い捨て許せない。契約ずさん、解雇争う。
 (11月3日 「こちら特報部」から)

−多重下請け一掃を。東電、行政は労働者守って。人手不足なら収束できず−

被ばく隠しに賃金のピンハネ。東京電力福島原発事故の収束作業現場で働く下請け労働者の窮状は、「こちら特報部」でも再三、指摘してきた。事故から間もなく一年八カ月。一人の作業員は先月末、高い放射線下での作業を強いられたと、東電のグループ企業を労働基準監督署に申し立てた。一方、労働契約のずさんさから争議に発展するケースも出始めている。憤りが渦巻く現場を探っ
た。
「単純におかしことはおかしいと言いたかった」。今年に入り、福島第一原発で働いた30代の男性はこう語った。
 男性は下請けの建設会社「サンシード」(福井県)に今年一月、正社員として入社。だが、今月五日付での解雇を言い渡され、これを不当として団体交渉に踏み切った。(中略)
 車で一時間半以上の原発までの移動時間は「拘束9時間」に含まれていなかった。請負業務のはずなのに、元請け会社の社員から直接指示を受けることが何度もあり、違法な「偽装請負」ではないかと感じた。(中略)

【用語:偽装請負】実態は労働者派遣なのに、請負に見せかける違法行為。通常の請負では、請負会社の労働者がその会社の指揮命令下で働く。だが、偽装請負では元請け会社の指示に従う。使用者責任が不明確になるため、労働者派遣法や職業安定法で禁じられている。派遣契約より人員削減などがしやすく、原発労働では横行している。

○東電と行政は労働者守って
−−−福島第一の収束作業は今後、少なくとも四十年以上は続く。膨大な数の労働者が必要にもかかわらず、国や東電の労働者保護はお粗末だ。(中略)
 身近な防波堤である労働基準監督署も「職員数が足りないこともあり、申し立てがあれば動く程度。多くのトラブルは見過ごされている」(派遣ユニオン・関根書記長)のが実情だ。(中略)
(双葉地方原発反対同盟)石丸代表は「現在の収束作業は労働者を使い捨てにすることを前提に成り立っている。しかし、このままではいずれ労働者の供給が滞る。多重下請けのピンハネ構造をなくし、被ばく管理を徹底しない限り、収束作業自体が行き詰ってしまう」と警告する(後略)
.. 2012年11月09日 12:16   No.452001

++ 東京新聞 (部長)…181回       
原子力ムラ支配復活 国会同意なき規制委人事
 (11月8日 「こちら特報部」より)

「規制当局は事業者の虜」と原子力ムラの構造を看破したのは、七月に公表された福島原発事故の国会事故調報告書だった。それから四ヶ月。政府は委員の利益相反が指摘されている原子力規制委員会委員人事の国会同意を再び反故にした。本来、「コケにされた」と怒るべき国会も沈黙している。そうした状況を尻目に次々と旧来のムラ支配が復活する。福島原発事故の教訓が霞みつつある。
−−−政府は二日、独立行政(三条)委員会である原子力規制委員会委員の同意人事について、通常国会に続いて臨時国会でも見送る事を決めた。(中略)
 一部の野党議員は反発したが、国会はこの説明に総じて沈黙。慶応大の金子勝教授(財政学)は「委員を選んだのは原子力ムラ寄りの政治家と官僚。発足時点から正当性がなく、国会同意が委員会の独立、透明性を担保する要だった。
これでは無法地帯だ」と語る。
 原子力委員会の新大綱策定会議の委員も務めた金子教授は「こうした大事なことを見過ごし続けたら、なし崩し的に以前の状態に戻るだろう」と憤りを隠さない。(中略)
 こうした利益相反ぶりは委員だけにとどまらない。規制委は二日、原発の新たな安全基準検討チームの専門家六人のうち四人が、直近三〜四年間に電力会社などから寄付金などの名目で、計約四千五百万円を受け取っていたことを公表した。
 とりわけ、名古屋大の山本章夫教授にいたっては計二千七百十四万円を原子炉メーカーの三菱重工などから得ていた。(後略)

◇そこのけお手盛り人事◇黒川元国会事故調委員長に聞く
 −政治は行政を監視せよ−
なぜ、原子力ムラが復興しつつあるのか。国会事故調で委員長を務めた政策研究大学院大学の黒川清教授は「政治の力が弱くて、行政を監視できていないことが最大の問題」と指摘する。
 「立法府が政策を決めるのが本来の姿なのに、いまだに役所が政策をつくっている。行政はこれまでやってきたことを間違いとは認めていない。これでは福島の事故後も政策が変わるわけがない」(後略)

.. 2012年11月09日 12:32   No.452002
++ 東京新聞 (部長)…182回       
都知事選 宇都宮氏が出馬へ(11月8日 より)
 東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(65)が出馬する意向を固めたことが8日分かった。
 「反貧困ネットワーク」の代表を務め、脱原発などを掲げるとみられる。評論家の佐高信氏や経済ジャーナリストの荻原博子氏らとともに6日、都庁で会見し、石原都政の変革などを訴えていた。
 愛媛県出身で東大中退。オウム真理教事件の被害者支援や、多重債務者救済に取り組んだ。派遣切りに遭った労働者を助けるため、2008年の年末に東京・日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」の名誉村長を務めた。

.. 2012年11月12日 07:43   No.452003
++ 東京新聞 (部長)…183回       
原発再稼働願う」 経産副大臣が問題発言(11月9日 より)
 松宮勲経済産業副大臣は8日、札幌市での会合で「原子力規制委員会が一日も早く全国の停止している原発の再稼働をなされることをこいねがう」と述べた。枝野幸男経産相ら閣僚は、規制委の判断に予断を与えるとして再稼働に関する見解を避けており、松宮氏の発言は異例。国会でも論議を呼びそうだ。
(後略) 

.. 2012年11月12日 07:51   No.452004
++ 朝日新聞 (中学生)…43回       
もんじゅ、再開計画 断層調査で時期変更も(11月9日 より)
 日本原子力研究開発機構は8日、2013年度中に高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転を再開して性能試験に入れるとの見通しを示した。ただ、敷地内の断層調査なども予定されており、先行きは不透明だ。
 見通しはこの日開かれた、もんじゅの研究計画を策定する文部科学省の作業部会で示された。原子力機構によると、設備点検を来年夏前に終了。さらに約4カ月間かけて準備を進め、来年度中に運転再開できるという。40%出力試験から徐々に出力を上げる性能試験に2〜3年かけた後、本格運転に入る予定。
 ただし、もんじゅの敷地内には断層があり、原子力規制委員会による調査や耐震評価などが予定されている。原子力機構は「規制委員会の対応などの状況により時期の変更はある」と説明している。(後略)

.. 2012年11月12日 07:57   No.452005
++ 東京新聞 (部長)…184回       
規制委ノーチェック 拡散予測総点検へ 訂正図は公表延期
 気象データは電力会社へ、計算は独法へ丸投げ(11月9日 より)

 原発で重大事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測に相次いで誤りが見つかった問題−−−先月24日の公表直後、放射性物質が高濃度で到達する自治体名を間違えていたことが判明。同29日には、6つの原発で到達する方位がずれていることが、電力会社の指摘で発覚した。6日には、九州電力の玄海原発
(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で、風上と風下を取り違えるミスが発覚。さらにその訂正版をつくる過程でも、入力ミスをしていたことが確認された。
 このため、規制委は8日に予定していた訂正版の公表を延期し、ほかの原発の予測でもミスがある恐れがあるとして、計算した独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)に対し、全予測図の点検を指示した。(中略)−−−度重なるミスの発覚により、気象データは規制される側の電力会社に頼り、計算はJNESに丸投げし、チェックできない規制委の現状が明るみに出た。
 規制委は、風向きなどを詳細に反映して計算できる別のソフトを使って、新たな拡散予測を出す予定。そこに先の予測図の再訂正版が出てくれば、地元の混乱に拍車をかける恐れもある。

.. 2012年11月12日 08:04   No.452006
++ 朝日新聞 (中学生)…44回       
東電再建行き詰まり 新支援に政府慎重
 東電広瀬社長「原発再稼働ないと黒字化困難」
経産相「現状の枠で」
東京電力の広瀬直巳社長(59)は9日、朝日新聞のインタビューに答え、「原発が再稼働できなければ、2013年度の黒字化は厳しい」と述べた。東電は福島第一原発事故の賠償などが重くのしかかるとて政府に新しい支援を求めているが、今のところ政府は慎重な姿勢で、経営再建計画はほころび始めている。
 東電は7日「新しい経営方針」を発表し、除染や賠償などの負担が10兆円を超える可能性があるとして、政府に新たな支援を求めた。
     (中略)
 危機感を募らせるのは5月にまとめた「総合特別事業計画(再建計画)」が行き詰まっているからだ。
計画では13年4月から柏崎刈羽原発の7基を順番に再稼働させることを目指しており、1基動かすと約780億円の収益改善があると見込んでいる。
 広瀬社長は「再稼働するかしないかという議論でなく、どれくらい遅れるかという程度の問題である」と話し、柏崎刈羽の再稼働を目指す考えを強調した。
( 中略)
一方、政府は新たな支援に慎重だ。枝野幸男経済産業相は9日の閣議後記者会見で「まずは原稿の枠組みのもとで賠償などに着実に取り組むことが大前提」と述べた.当面は福島県の被災者や国民の信頼を得るよう努力する頃が必要だとみている。
 (中略)     
 政府が更に支援することには批判も予想される。
         (11月10日 より抜粋)

.. 2012年11月12日 11:00   No.452007
++ 日刊ゲンダイ (幼稚園生)…2回       
深刻 さいたま市被曝
  さいたま市と同じ線量  ウクライナで健康な子どもは6%
  食品摂取で内部被曝?
 
 健康な子どもは6%―。昨年4月にウクライナ政府が発表した衝撃の事実。被爆者から生まれた子供のうち、健康なのは、チェルノブイリ事故から6年後の92年で22%だった。それが08年には6%に激減。一方で、慢性疾患のある子どもが20%から、78%に急増したという。
恐ろしい結果だが、他人事ではない。ウクライナの放射性汚染レベルは、さいたま市と同じなのだ。
 9月24日〜10月4日にかけてウクライナで現地調査を行ったNPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏がこう言う。
 「3地域の学校を調査したところ、一番線量の低かったコバリン村学校は0.03〜0.1マイクロシーベルト。さいたま市と同じ水準なのです。残りの2つ、ピシャニッツァ村学校は0.09、モジャリ村学校は0.12でした」
(中略:健康被害多数)
「これらの健康障害は、食品摂取による内部被曝としか考えられない」と言う。
(中略)
 放射線量が落ち着いているからといっても安心できない。放っておけば、子どもたちは内部被曝でジワジワやられてしまう。国は真剣に対策を急ぐべきだ。
(11月9日 より抜粋)

.. 2012年11月12日 11:43   No.452008
++ 東京新聞 (部長)…185回       
響く「原発反対」 日比谷公園 使用中止でも 雨の中9カ所で抗議

 原発の再稼働や新増設に反対する抗議活動「11・11反原発 百万人大占拠」は11日、東京・永田町の国会議事堂正門前など9カ所であった。雨の中、歩道を埋め尽くした参加者は「原発いらない」と声を上げた。午後1時から予定していた
国会周辺デモは出発地の日比谷公園の使用許可が出ず、中止された。
 毎週金曜の首相官邸前での抗議を呼び掛けてきたネットワーク「首都圏反原発連合」が主催。全国の反原発を訴える市民や野党の国会議員らがスピーチで、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働などを批判。建築家の竹内昌義さんは「原発を止めない国会議員を辞めさせなきゃいけない」と訴えた。(中略)
 参加人数は主催者発表で10万人程度。警視庁関係者は7000〜8000人程度としている。 (後略) (11月12日より抜粋)

.. 2012年11月13日 09:25   No.452009
++ 東京新聞 (部長)…186回       
原発計画破棄へ意欲 リトアニア首相候補

 リトアニア次期首相の有力な候補であるブトケビチュス社会民主党党首は8日、同国の新原発建設計画に関して「原発を建設しないとうたう法案を議会は近く審議しなければならない」と述べた。先月の国民投票で6割超が建設反対だったこ
とを受けて計画の破棄に意欲を示した形。タス通信が伝えた。(後略)
   (11月9日より抜粋)

.. 2012年11月13日 10:17   No.452010
++ 東京新聞 (部長)…187回       
宇都宮氏「脱原発を」 都知事選出馬表明

 石原慎太郎前東京都知事の辞職に伴う知事選で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(65)が9日、衆院第一議員会館内で記者会見。「電力の大消費地として東京から脱原発を進めたい」と無所属での出馬を表明した。
 宇都宮氏は脱原発、反貧困などを訴える著名人らでつくる団体「人にやさしい東京をつくる会」が擁立した。石原都政を「貧困と格差が広がった」と批判。高齢者や障害者ら弱者の支援、日の丸や君が代を強制しない教育を公約に掲げ、「公約に賛同するあらゆる政党に支持を求めたい」との意向を示した。
 原発の稼働については「認められない」とし、地方自治体が国に脱原発を迫る運動を先導し、主要株主である都の立場で、東京電力に原発の廃炉を求める考えを示した。(後略)(11月10日より抜粋)

.. 2012年11月13日 10:35   No.452011


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