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■--.「再稼働阻止」が現在の重大課題
++ 柳田 真 (小学校低学年)…8回          

   11/10(土)13時「再稼働阻止全国ネット」結成集会へ
 |  11/11(日)たんぽぽ舎の集合は14時30分経産省前テントひろば
 └──── (たんぽぽ舎)

◆「なんとしてでも、原発の再稼働(もうけ)を早くやりたい」が原発推進勢力(原子力ムラ)の最大願望です。なにしろ原発1基、1日動かさないと1億円損するといわれているのですから。水面下でも水面上でもいくつもの推進の動きがあります。規制委員会の動きもその重要な一環です。監視し、抗議しよう。

◆「再稼働阻止」の1点を中心に、「再稼働阻止全国ネットワーク」が11月10日(土)13時から分散会。18時から結成集会となります。北海道から九州まで多くの原発現地の人々が参加します。ぜひ東京圏の皆さんもご参加を。現地の生の声を交流しあおう。(会場は、たんぽぽ舎、全水道会館、文京区民センター)

◆11月11日(日)の首都圏反原発連合のデモ(13時から15時)は、東京都と裁判所の不当な決定(デモつぶし)で実施がむつかしくなりました。東京都と裁判所の不当
さに抗議すると共に、たんぽぽ舎の方針としては、13時たんぽぽ舎集合、14時30分「経産省前テントひろば」、15時財務省上の高速道路うえの交差点スペース、16時すぎ、国会議事堂正門へ向かいます。(ビラ3000枚配布予定)
 目印として、たんぽぽ舎の黄色ノボリ旗(=原発やめよう たんぽぽ舎)を数本立てています。
 音の出る物、プラカード、夜間に光るもの等創意工夫して参加下さい。
いっしょに100万人の大行動を全国の仲間と共にやりぬこう!

.. 2012年11月08日 14:57   No.451001

++ 奥野 (幼稚園生)…1回       
忘れないで!もう一つの原子炉が首都圏に!
 │ 呉東弁護士を講師に学習会、第二回にもご参加を。
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

 11月2日、鎌倉で横須賀の原子力空母について、学習会を行った。講師は、横須賀で活動していらっしゃる呉東(ごとう)弁護士。空母が横須賀を母港として5年目になりますが、母港化の以前から,原潜も含めて危険性を訴えてこられました。去年の3・11福島過酷事故は空母の危険性を鮮明に私たちに教えてくれました。

[1]空母は横須賀基地に停泊後、原子炉の運転を止めます。原子炉冷却システム稼動のための電力供給施設は陸上にあります。地震がおこり、この施設が破壊されたり、燃料の供給ができず発電ができなくなれば、福一と同様の事故がおきると想定され ます。地震による海底地盤の隆起。津波 の引き潮によって冷却用水の取得が困難 になることなども。空母母港化のために横 須賀
湾は15メートルに浚渫されました が、喫水は<底から>13メートル、その差は2メートル。想像してみて下さい。引き潮がおきたときの空母を・・・

[2]原発用核燃料のウラン235の濃度は3〜5%、空母は長期間交換しないという軍事的理由で95〜97%という核兵器と同程度の高濃度です。事故の場合、被害は桁外れの大きさになります。「原子力資料情報室」の上沢千尋研究員の被害予測によれば、8キロ圏内は7シーベルトで全数致死、緊急時避難準備区域26キロメートル圏内は1シーベルト。
 死者は100万人以上に及ぶと予測しています。しかも米海軍空母の原子炉も国には情報提供も監督権限もない、ノーチェック状況にあるので、このままでは原発以上に対応が遅れることになってしまいます。

[ほかにも]
・核燃料の交換は20年に1回、つまり死の灰を20年分ためこむことになり、事故の際には大量の死の灰が大気に放出されることになります。
・日本の原発に対して行われる「安全審査」は空母には全く行われてはいまん。
・地震の30年以内の発生確率が日本の4位
・空母以外にも出力10万キロワットの原子力潜水艦等々の問題があります。
 難しい法律の問題があるとはいえ、一番切なことは命と生活を守ることにあります。横須賀市民だけの問題ではありません。

◎第2回 学習会のお知らせ
 『忘れないで、もう一つの原子炉が東京湾に』
 講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
 日時 12月1日(土) 午後1時半から4時
 場所 「NPOセンター鎌倉」2階、JR鎌倉駅・西口から徒歩5分
 参加費 500円
 主催 鎌倉平和学習会 問い合わせ(メール)hiyomuku@m.jcnnet.jp

.. 2012年11月09日 12:06   No.451002
++ 黒田節子 (幼稚園生)…1回       
.『原発いらない福島の女たち』から全国の、世界中の皆さんへ
 │  IAEA来日に抗議!
 │  女たちの主張は『私たちを抜きに、福島のことを決めるな!』
 └────

女たちはIAEA(国際原子力機関)と政府主催の『原子力安全に関する福島閣僚会議』に抗議し、次のような非暴力アクションを全力で展開します。
どうぞ、それぞれの地からつながって下さい、共に行動に参加して下さい。

□12月14日(金)
 *午後 福島県庁申し入れ/オープニングデモ行進(★女たちの呼びかけ)
 *夜  18:00〜広瀬隆さん講演会(他団体の主催)
□12月15日(土)
 *午前 IAEAへの申し入れ(フクシマ・アクション・プロジェクト)
 *午前〜午後 ビッグパレット(会議会場)包囲行動・歌・ダイイン・リレー
  トーク・かんしょ踊り等(★女たちの呼びかけ)
 *午後 脱原発をめざす首長会議(他団体の主催)
 *夜  フリーステージ&交流会(☆ビッグアイで)
□12月16日(日)
 *市民会議(フクシマ・アクション・プロジェクト)
 *夜  フリーステージ&交流会(☆郡山駅前ビッグアイで)
□女たちの主張:
 『私たちを抜きに、福島のことを決めるな!』
 『避難の権利を認めて!』
 『私たちは本当のことを知りたい!』
◆注意:郡山市はいまだに線量が高い所です。ご自身の判断で参加を決めて
    下さい。子どもと妊婦は参加を薦めません。
    屋外アクションには十分な放射能防護をして参加して下さい。
【連絡先】
 黒田節子 (郡山市)080−3195−0229
 椎名千恵子(福島市)080−6554−1979
 メールアドレス onna100nin@yahoo.co.jp
 ブログ こちら

.. 2012年11月12日 06:51   No.451003
++ 八木健彦 (幼稚園生)…2回       
.「再稼働阻止全国ネットワーク」はどういうものか、
 │ それはなにをめざすのか。
 │ 再稼働阻止が最大重点、再稼働阻止こそ原発ゼロを実現する近道
 └────(再稼働阻止全国ネットワーク(準))

[1]再稼働阻止の1点に集中した運動 〜知恵と力を出し合って
   全国共同した闘いを〜
・大飯原発再稼働反対の運動の巨大な高まり、脱原発世論の高まりによって、2基以外の原発(48基)は停止したまま、原発ゼロは視界に引き出され、「○○年までに原発ゼロ」という議論も広がった。しかし問題はつまるところ再稼働するのかそれを許さないか、ということに煮詰まる。その1点をめぐって原発維持推進か、原発ゼロかが具体的に問われる。
・原発持推進勢力は、着々と再稼働への地ならしをし、態勢をつくりつつあり、近い将来に再稼働の嵐がやってくる。原子力ムラで占められた規制委―規制庁は来夏の再稼働をめざして計画を策定し、電力会社や自治体に指示し始めている。
  この再稼働を阻止し抜くことによって原発ゼロをたぐり寄せ、現実のものとしていくこと、そういう脱原発の道を追求する。そのために知恵と力を出し合って、全国共同した闘いを進めよう。
・この再稼働を阻止し抜くという上で土台となるのが、「福島を忘れない!福島を風化させない!福島とともに生きる!」ということである。なぜなら
 <福島>こそ原発の真実をあからさまにし、今も進行中の原発災害であり、
 <福島>こそ脱原発へと向かう「国民的」原体験だからである。
 再稼働を絶対に許さない!という原動力はそこにこそある。

.. 2012年11月12日 07:10   No.451004
++ 八木健彦 (幼稚園生)…3回       
[2]原発現地(立地地域+周辺地域)を主体として、それを横につなぎ、福島につなぎ、全国につないでいくフラットなネットワーク
・再稼働を阻止していく上で要となるのは原発現地(立地地域+周辺地域)の闘いであり、それに連携する「消費地元」の闘いである。脱原発への国政の転換を求める運動と原発現地を主体とする再稼働阻止の運動は両輪をなし、両輪は密接で互いを激励し、高め合う関係であるが、ネットワークは後者を担っていく。
・過去に70年代後半及び80年代の二つの原発建設ラッシュ時を頂点として、各地で原発建設反対闘争は激しく闘われた。その中には貴重な勝利を勝ち得た闘いもあれば敗北したものもあり、今も尚継続されている闘いがある。しかしそれらは基本的に「各地の闘い」に押しとどめられ、その多くは教訓も普遍化されず埋もれたままにされてきた。
  しかし、3・11はそれを大きく変えた。まず、3・11は「現地」ということを大きく変えた。原発事故の被災は広大な範囲に及び、立地地域のみならず広大な周辺地域をもなべて「原発現地」へと変え、日々直接に原発の危険に向き合わされる地域へと変えた。だから、そうした地域で決定権を取り戻すべく、電力会社に安全協定の締結を求める声が高まっているのはけだし当然である。
  また、昨年5月の全原発の停止・稼働原発ゼロという画期的局面を迎えて以来、一つ一つの再稼働がこの列島に住まう人々の生命と生活、社会の根幹に関わる問題として、全民衆的な、全国的な問題となっている。従って、一つ一つの「各地の闘い」がそれ自身、全国的な、全民衆的な闘いとしてあること、そのことを現実のものとしていく連携・手だてとしてこのネットワークはある。
・東京圏をはじめとする大都市圏はもう一つの現地であり、もう一つの地元である。とくに東京は政府諸機関・電力会社をはじめとする財界・政党・原子力ムラの中枢が集中し、情報が集中し、人口が集中しているとともに、寄生的な消費都市として最大の電力消費地であり、そういうものとして当事者であり、原発現地に対して加害性と責任を負っている。
  だから東京圏―大都市圏の運動は、つねに原発現地を意識し、原発現地とつながっていくことが必要であり、そうすることで全国的な媒介者としての役割、支援の大後方としての役割を果たしていくとともに、原発現地―全国の意志を政府・原子力ムラの中枢に対峙させていく役割を担う。なかでも当面、規制委―規制庁との闘いが環となる。(関西では対関電闘争)
  それと同時に忘れてならないのは、東京圏の原発=東京湾に浮かぶ2つの原子炉(60万kw2基)=、原子力空母(70万kw)、原子力潜水艦群、横須賀の核燃料製造工場、東京湾から柏崎・もんじゅ等への核燃輸送である。
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 ◎11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に集まろう!
 12時30分から、たんぽぽ舎5階で受付開始
 13時〜16時 分散会(小グループでの討論)、資料代500円
 18時〜21時 全体会(結成集会)会場:文京区民センター3A、資料代500円
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.. 2012年11月12日 07:24   No.451005
++ たんぽぽ舎 (社長)…739回       
11月11日国会前に行こう
 │  第3回目の国会前抗議行動&国会包囲
 └────
5月の国会包囲に続く3回目の抗議行動です。
日比谷公園からのデモは、東京都による不当なデモ規制でできなくなりました。
そのため、各所で抗議行動と、夜の国会前抗議を行います。
夜の抗議用に明かりや鳴り物があるとベターです。懐中電灯などご持参下さい。

◆たんぽぽ舎は15:00から、財務省上交差点付近を中心に、抗議行動を行います。
  17:00からは国会正門前抗議に合流予定です。 
 
 なお、抗議行動に先立ち、14:00テント前集合し、15:00までビラを配り、最新の情報を参加の方々にお知らせします。
お手伝いしていただける方は、ご協力お願いします。
 1 12:30たんぽぽ舎集合、荷物を持って2時までにテント前へ
 2 14:00〜15:00 ビラ配り、及び参加者の誘導の手伝い
 3  〜15:00はテント前で1本旗を立てています。


.. 2012年11月12日 09:18   No.451006
++ たんぽぽ舎 (社長)…740回       
12月8日(土)もんじゅ廃炉に向けた「全国集会」が
 │  もんじゅの現地、敦賀で今年も開催されます。
 └────

 (高速増殖炉)もんじゅは「夢の原子炉」と唱って、膨大なカネをつぎ込み続けてきていますが、ナトリウムもれ事故で止まってからもトラブル続き。当初から指摘されている危険性は解決されるめどは全くありません。
  おまけに、高速増殖炉は核兵器級プルトニウムが製造できる炉であり、今世界では軍事用のものしかありません。
 一刻も早く廃炉にしましょう。
◇2012年12月8日(土)
 午前11時から、もんじゅの見える白木海岸で抗議集会
 午後1時30分から「もんじゅ廃炉を求める全国集会」(きらめき港館)

□ たんぽぽ舎では、8〜9日で有志で参加ツアーを計画中です。
○白木海岸に行くには、朝10時発の貸切バス(主催者準備)に乗るため、東京発1番の新幹線ひかり(6:26発)で 行く必要があります。
    詳細は追ってお知らせします。

.. 2012年11月12日 10:00   No.451007
++ 柳田 真 (小学校低学年)…9回       
再稼働阻止全国ネットワーク結成さる→全国で助け合って再稼働阻止へ
 |  100万人行動―東京で、全国各地で成功りにおこなわれる
 └──── (たんぽぽ舎)

1.「再稼働阻止全国ネットワーク」が11月10日(土)東京で盛況りに結成された。
 午後1:00〜5:00分散会、6:00〜9:00結成集会。用意した250部の資料がなくなり不足する程に。
 主催は5つの団体で構成された「準備会」(5つの団体とは、再稼働反対・全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)。

・その方針は、「教えあう、助け合う」を基調にして迫りくる原発再稼働(もうけ)に、全国の共同の力を結集して闘おうというもの。ひそかに、また、公然と再稼働の準備、地ならしが進行している。近いうちの再稼働の嵐に今から準備して立ち向かおう、と10項目の具体的方針が提示された。
・原子力ムラは復活している→規制委員会、規制庁を東京圏と全国の共同の力で攻めよう。
・大飯原発の地下に地震活断層あり、大飯を停止せよ、停止してから調査せよ。
結論ひき伸ばし反対、玉虫色の結論反対。
・各自治体―特に30キロ圏で闘おう。
・全国行動、講演集会
・原発現地応援―特に大事。11月〜2013年4月の6か月の予定など。
・7人の共同代表(女性4人、男性3人)と全国14地域の(原発)現地連絡者も決まった。(次号で紹介)。
・「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局は、たんぽぽ舎内におかれる。
 住 所:東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
 電 話:070-6650-5549 FAX:03-3238-0797
Eメール:info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

☆ サポーター会員募集中!(個人年会費3000円、団体年会費5000円)
  サポーター会費・カンパの振込先
  郵便口座番号:00110-0-688699
  加入者名:再稼働阻止全国ネットワーク

※なお、当日の20頁の議案集は希望者へ送ります(200円:コピー代)。
 郵送の場合は、はプラス100円の300円になりますのでよろしくお願いします。

2.100万人行動―東京で(国会へ)、全国各地で成功りにおこなわれる。

・首都圏反原発連合(13団体と個人、たんぽぽ舎も13団体の1つ)の主催で行われた11・11反原発100万人国会大占拠は、東京をはじめ、全国の10の場所で成功りにおこなわれた。(北海道、大間,大阪、福井、伊方-四国電力交渉、福岡など…)
・東京ではたんぽぽ舎は、前日の再稼働阻止全国ネットワークの結成に参加した人々と共に行動。原発現地の人々―何人かは、反原連からの依頼もあり官邸前のマイクで現地の生の声をしっかり報告しました。たんぽぽ舎も道案内役をこなしつつ、2500枚のビラ配布をおこない、3ケタの人数で「再稼働反対」のシュプレヒコールをして、集会、国会議事堂前行動をも上げました。

3.なお、11月9日(金)には、「ヒバク労働を考えるネットワークの結成集会」が東京、亀戸でおこなわれ、280人の盛況でした。
 9日(金)(ヒバク労働)、10日(土)(再稼働阻止)にできた2つの新しい組織は日本の反原発、廃原発運動史上、きっと大きな足跡を残すでしょう(柳田も9日(金)のヒバク労働ネットの集会でアピールしました)。
 再稼働=被曝労働の激増、をくい止めるため、みんなで力を合わせて闘おう。

.. 2012年11月13日 08:50   No.451008
++ たんぽぽ舎 (社長)…741回       
<連載−5>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
 │  攻撃目標に小学校、発電所
 └────

※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て
 掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『原発の来た町−原発はこうして建てられた−伊方原発の30年』の一節です。
 (この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)

 原発上空を飛んでいるのは、米軍機ばかりではない。自衛隊機も飛んでいた。
一九八四年二月二七日、瀬戸内海の愛媛県喜多郡長浜町青島沖に墜落し、一二人全員が死亡した海上自衛隊岩国基地所属の対潜飛行艇PSI・3号機も、岩国基地から佐田岬半島を横断して高知県の足摺岬沖にある自衛隊の訓練海域であるリマ海域に向かう途中だった。
 墜落場所は伊方原発の北東約二五キロで、墜落するのが「二、三分遅かったら、原発周辺に落ちていた」といわれた。ところが、そう思わせる墜落事故が、ちょうど一年後の八九年六月に起きた。
 伊方原発から直線距離で南東約三〇キロの、東宇和郡野村町の野村ダムに米軍ジェット機FA18ホーネットが墜落した。乗員一人は飛び出して無事だったが、音速の一・八倍のスピードで飛ぶこのジェット機が墜落地点から伊方原発へ到達
するのには五分もかからなかった。
 さらにその後、九四年一〇月一五日には高知県の早明浦ダムに、九九年一月二〇日には空中給油訓練中のジェット機が高知県沖の土佐湾にと相次いで墜落した。

.. 2012年11月13日 08:57   No.451009
++ 山崎久隆 (部長)…238回       
.「原発は小さきこと」つまりは福島など眼中にもないらしい
 │  居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さきこと」か?!
 │  石原慎太郎の発言の精神構造を疑う
 └────(たんぽぽ舎)

○またひとり、「日本の将来を憂う」老人が国政に出るらしい。しかしこの人の言うことは、首尾一貫性も合理性もない。
 例えば「原発問題など小さいこと」なのだそうだ。
 他ならぬ石原慎太郎がそう言う。なんという脈絡の無さだろう。
 日本が「尖閣諸島」と呼ぶ小島について、9月11日(そう911だ)に野田政権は国有化を決定した。それに対して中国は猛反発し、中国国内では暴動まで発生した。
 もともと1972年の日中国交回復に際して「次世代以降に棚上げ」したはずの「領土問題」を、現世代で「仕掛け」たのは日本だった。従来保たれてきた政治的均衡を日本側が「尖閣国有化」で破ったことに対し、中国側は主に経済分野で反撃を開始している。この深刻な打撃は、「原発が止まる」という次元の比ではないだろう。もともと原発が止まっても経済失速が起きることなどない
が、貿易、特に対中貿易により経済のかなりの部分を支えてきた日本国にとっては、深刻な影響は避けられないはずだ。
 日米安保などあろうとなかろうと、軍事衝突など誰にとっても何の利益にもならないことをするはずがない。特に米中両国は。

○では、一体日本は何のつもりで挑発的行動に出たのだろうか。実際のところは、さっぱりわからないが、どうやらこれから国政に打って出ようとする老人が「尖閣都有化」(といってもあくまでも地籍は石垣市だが)を強行しようとしたことに「対抗した」かららしい。
 全く。子どもの喧嘩か。
 仮に、それ以上に深慮遠謀があるとするならば、対米関係である。
 普天間とオスプレイ配備問題は、沖縄だけの問題ではなく日本全国が日米安保の脅威と傲慢さを感じ始めていた。在日米軍の横暴な振る舞いは、95年の少女暴行事件と同様に、日米安保を揺さぶる可能性があった。しかし当時と異なり「普天間移転」という解決カードはもう使えないどころか、この「解決不能」状態(鳩山首相のトラストミー発言の無責任な投げだし)が問題の一端な
ので、民主党政権の責任問題にも波及している。そこで、あえて中国との対立を煽ることで日米安保体制を国民に再認識させ、日米安保体制を盤石なものとし、その返す刀でオスプレイと普天間(つまり辺野古移転問題)も「解決してしまえ」と思っているのだとしたら、何重にも沖縄を踏みつけにする行為だ。

.. 2012年11月14日 09:01   No.451010
++ 山崎久隆 (部長)…239回       
○ここから出てくる「ひょうたんの駒」は、尖閣など先島諸島への陸上自衛隊配備、日米安保体制の強化、集団的自衛権の行使、憲法9条改憲であろう。尖閣諸島に派遣した自衛隊や海上保安庁が中国当局と「交戦状態になる」のをもっけの幸いと狙っているのではないか。読売新聞など「武力衝突の可能性が少なくない」から自衛隊がバックアップする体制を取れなどと煽っている。まさしく1937年の日中戦争勃発の再現を見る思いだ。その先にあるのは悪夢である。いったい、武力衝突が日常化する国にしたいのか。とはいえ、そのころには寿命が尽きて生きていない人ばかりだ。なおさら無責任きわまりない。
 前置きが長くなったが、石原にとって原発問題が「小さいこと」ならば、居住不能となり故郷を追われた16万人は「小さいこと」なのだ。絶海の孤島に漁船の避難場所を16億円掛けて作ることが「大きなこと」だという老人の、戯言にしか聞こえないが、それが現在、この国では一定の支持を得ているようなので恐ろしくなる。
 放射能の影響で福島県は避難のために人口が減り、耕作放棄せざるをえない地域が急速に拡大している。それは「国土の荒廃」ではないのか。原発事故は無残な形で国家国民を破壊する。それが小さいことだと本気で言っているのか。
それに同調する者たちの精神構造はどうなっているのか。

○日本はこれからも巨大地震と津波の試練を受け続ける。その中のいくつかは原発を直撃する。そして再稼働などしていれば福島原発震災を再現する。それを免れたとしても、電力供給どころか原発の震災復旧に巨額の費用を電力会社はつぎ込まねばならず、赤字はますます拡大する。原発や核燃料サイクル自体が危険きわまりないことと、それに支えさせるエネルギー供給体制はさらに脆
弱さを増すことになる。
 石原の場合、単純に自分が中心に立てない事案は全て「小さいこと」である。
そして自分が中心で回せる、私たちには無縁の「天下国家」を夢想している。
ただしこの「無縁の」国家が土足で私たちの平和と安全に踏み込んでくる恐れが出始めた。
 このような勢力は断じて権力の座につかせてはならない。

.. 2012年11月14日 09:38   No.451011


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