返信


■--.『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
++ 斉間満 (幼稚園生)…2回          

<連載−2>
 │ 当時の伊方原発所長の発言は、根拠がない真っ赤なウソ
 │ 航空機などの墜落について、安全審査など全くされていなかった
 └────(南海日日新聞社)

●推進派の知事も衝撃受ける

 原発近くにヘリが墜落したことに震え上がったのは、大沢さんや地元伊方町民ばかりではなかった。
 マスコミは「ミサイルを積んでいたらと思うと背筋が寒くなる」(七月四日付け毎日新聞)と、恐怖を隠さずに書いた。それは原発推進に力してきた当時の伊賀貞雪愛媛県知事も例外ではなかった。
 事故直後の二七日の記者会見で「県民に大きな衝撃と不安をあたえ、遺憾千万だ」と、強い口調で語った。事故直後「原発は飛行機が墜落しても安全だ。
今後特に対策を取るようなことはない」と言下に言い放った四国電力に対し、飛行機の墜落の対策や防止策を求めた質問状を提出、さらに墜落事故の確立は「二〇〇〇万年に一回だ」という電力会社や国の説明に対しても「それだからといって安心できない」と反論した。
 伊賀知事のこの言葉は、県内の原発推進派が、この事故でいかに大きな衝撃を受けたかの証だった。
 しかし、住民の受けたショックは知事の比ではなかった。伊方原発立地周辺の住民で組織する伊方原発反対八西連絡協議会、伊方原発から直線で一〇キロ
の町、八幡浜市の主婦らが集まっている「八幡浜・原発から子供を守る女の会」、さらには原発から五〇キロ以上離れる「宇摩原子力発電を考える会」、「原発なくするまでガンバロウ会」「原発さよならえひめネットワーク」など、県下の一〇以上にのぼる民主団体が、四電や伊方町・県に対して、「不安の原因である原発をすぐ廃止の方向へ持っていくべきだ」と、抗議文や抗議行動要
請文の提出など相次いで行った。
 こうした行動は、原発反対を日頃から言っている人たちばかりでなかった。三〇日には、原発建設問題が起こってからのこの二〇年間、ただひたすら沈黙を守ってきた伊方原発立地の九町地区にあるただ一つの農協、町見農協にまで口火を切らせた。町見農協理事一二人連名の福田直吉伊方町長への要請文は「ここは原子力発電所の立地場所であり、報道されているように墜落現場は原
子炉に大変近い位置で、一つ間違えると大惨事になっていたと考えられ、精神的な面で住民の不安は一般に高まっており、誰もが痛烈な憤りを感じております」と記していた。
 身近にある「危険物」への恐怖は、時間がたつにつれ、怒りへと変わっていったのだ。恐怖感を逆なでした四国電力の対応 ところが「危険物」を設置した四国電力のこの事故に対する対応は、こうした住民感情とかけ離れたものであるどころか、住民の恐怖感を逆なでするものだった。
 事故直後の記者会見で、山下一彦伊方原発所長は「原発の近くで事故が起きたのは残念だ。しかし上空に航空機は飛んでおらず、国の安全審査も通っている」(六月二六日付け愛媛新聞)「原発に航空機が落る場合も考え、安全審査している。落ちても原子炉は頑丈な幾重もの壁にさえぎられているから大丈夫だ」(同日付け毎日新開)と発言したのを皮切りに、「原子炉は五重の格納
容器で保護されているので、ヘリコプターがぶつかった程度なら、放射性物質が外に出るような事故にはならないだろう」(中尾邦之・伊方原発機械補修課長・同日付け読売新聞)と相次いで原発の安全性を強調した。ところが、これらの言葉は何の根拠もない真っ赤なウソだった。
.. 2012年11月03日 09:00   No.448001

++ 斉間満 (幼稚園生)…3回       
 伊方原発周辺住民が松山地方裁判所で起こしている伊方原発二号炉許可取り消し訴訟で、住民側が一九八四年に提出した「二号炉への航空機等の落下についての安全性について、どう審査したか」との求釈明に村して、国は「航空機などの落下は想定しておらず、審査していない」と釈明しているのである。
 詳しい記録は後で記すが、さらに九二年一〇月に行われた同裁判の口頭弁論で、国側証人の石川廸夫北海道大学教授(当時)は、原子力委員会の安全審査は「飛行機などの専門家はいなかった」と証言。さらに審査委員の本人自身も「日米地位協定の言葉さえ知らない」「(大分県にある自衝隊基地)新田原は何処にあるのかもしらない」と、ズサンな安全審査の姿勢をバクロした。
 ちなみに、日米地位協定は日米安保条約下で締結されている協定で、この協定に米軍機は日本列島の上空を何処でも、どのような方法で飛行してもいいことが約束されているものだ。日本の全国に墜落を繰り返す米軍機の低空飛行訓練は、この協定で守られている。
 安全審査員の石川教授はそれさえも知らず「飛行機の墜落の危険性も審査した」と、証言してはばからなかったのだ。これが、国側が証人として出廷させた科学者の姿だった。
 また、原発上空の佐田岬半島沿いは、七二年三月から四国(松山)−九州(福岡)間の民間航空機の定期航路となっていた。これに対して安全審査は「墜落の確率は少ない」としていた事実も明るみに出た。そして安全審査後、さらに四国ー九州間の空路は増設されていた。
 「上空に航空機は飛んでおらず、国の安全審査も通っている」とする山下所長の発言は明らかに口から出まかせだったのである。
 さらにもう一つ、「厚さ八〇センチのコンクリート壁の下に、鋼板の格納容器が炉心を包む」(二六日付け愛媛新聞)とした山下所長の言い分も、四国電力が国に提出した二号炉の設置許可申請書によれば、航空機が落下してきた時、一番当たる可能性の大きい原発の天井部分は、厚さが二〇センチのコンクリートでしかないこともわかった。山下所長が強調した「厚さ八〇センチ」は横面の壁の厚さで、その厚さも発電機のタービン翼が、壊れて飛んできた時に備えたものでしかない。
 四電役員たちは、平然とウソを並べていたのである。(つづく)

.. 2012年11月03日 09:07   No.448002
++ 福島原発告訴団 (幼稚園生)…2回       
.(福島原発告訴団の速報をお伝えします)
 │ 【速報】1万人突破!
 │ 11月1日現在で、告訴人が1万人を突破しました!
 └────

現在10849人です!
各地の事務局にはまだ続々と委任状が届いているそうなので、人数はまだまだ増えると思われます。
告訴人のみなさま、全国告訴団事務局のみなさま、支援者のみなさま、本当にありがとうございました。
1万人というこの数をバネに、さらに適正な捜査を福島地検にお願いしたいと思います。
11月15日の第二次告訴に、みなさま、ぜひお集まりください。
−−−−−−−−−−
★第二次告訴のお知らせ★
こちら
日程 11月15日(木)
 12:00 福島市保健福祉センター前「森合町緑地」に集合、主催者あいさつ
 12:15 デモ出発(福島地検へむけて)
 13:00 福島地検へ第二次告訴
 14:00 福島市音楽堂・小ホールにて、報告集会(記者会見)
  オープニングコンサート、あいさつ(弁護団より)、全国各地の事務局
  から「陳述書の紹介と報告」
 16:00 終了
 問合せ先 
 電話080−5739−7279  FAX0242−85−8006
−−−−−−−−−−

.. 2012年11月03日 09:15   No.448003
++ 中村徹 (小学校低学年)…7回       
.「原発ゼロ懐疑論」への懐疑
 │   Newsweek、東洋経済などにみる、原発推進側にみる偏向
 └────((保育士))

 最近、本屋さんに行くと、原発推進側の視点による本や雑誌が目につくようになりました。
 例えば、『Newsweek』日本版・2012年10月31日号の特集『脱原発のコスト』、『週刊東洋経済』臨時増刊号『「原発ゼロ」は正しいのか』などです。もちろん、そういう類の本・雑誌は、震災直後にもあったのですが、ちょっと遠慮している雰囲気もありました。原発事故から1年半以上が過ぎ、もう遠慮もなくなったということでしょうか。いやそれ以上に、原発ゼロに対する、経済界の不安があるのだと思います。共通するテーマは、「原発ゼロ懐疑論」のようです。
 『Newsweek』も『週間東洋経済』も、経済界と密接に関係しているので、このタイミングで同じような特集が組まれているということは、日本経済新聞も含め、経済界の「御用マスコミ」となっている一面は否定できないと思います。
 『Newsweek』は昨年『原発はいらない』という別冊を出し、『週刊東洋経済』も昨年、4月23日号『迷走する巨大企業の正体 東京電力』、6月11日号『暴走する国策エネルギー 原子力』など、必ずしも原発推進側だけではない報道をしていたのですが、結局は経済界の言いなりになってしまうのでしょうか。

 私はまだ、その「原発ゼロ懐疑論」的雑誌を全て読んだわけではないのですが、ざっと目を通した印象で言うと、いくつかの傾向があると思いました。

.. 2012年11月03日 15:13   No.448004
++ 中村徹 (小学校低学年)…8回       
 まず、最近の反原発・脱原発運動について、「感情的」と決めつけていることです。そう決めつけることで、原発ゼロという民意は、冷静な判断によってなされたものではないこと、一時的な感情論に過ぎないという印象を与えることができます。でも、それは事実でしょうか? 私は感情論とは別に、冷静な判断として、原発に反対しています。いつ起きかわからない地震や津波に対
する安全性だけではなく、そもそも被ばく労働なしには成立しないシステム、数万年(百万年?)単位の管理が必要な高レベル放射性廃棄物、それらを全て総合して、本当に原発が経済的と断言できる人に、私はまだ会ったことがありません。冷静に考えて、原発は必要ないからゼロを求めています。感情的な部分があるとするならば、その民意を無視して原発を再稼働することに対してな
どです。もちろん、福島で故郷・家族・仕事を失った方々は、もっと辛い思いがあると思います。
 「原発ゼロ懐疑論」に見られるもう一つの傾向は、「原発をゼロにするまでの成長戦略が描けていない」と言っている点です。これも詭弁だと思います。では、原発があれば経済成長するのでしょうか?日本経済は、福島原発事故以前から、ずっと低迷していました。「100年に一度の不況」みたいな言い方をしていたのも震災前のことです。それを「経済が低迷しているのは原発が止ま
っているせいだ」とすり替えようとしているのが経済界です。じゃあ、経済界の描く成長戦略って何でしょうか?それに失敗し続けているから、今の不況があるのではないですか?
 あと、「原発ゼロ懐疑論」からはちょっと離れるかも知れませんが、原発の必要性について、最近は「安全保障」という言葉が出てくるようになっています。でも、これはフェアではないと思います。だって、日本の原子力は、「平和利用」を前提としている筈なのだから。もし「安全保障」が関係するならば、それは別の議論が必要だと思います。

以上のように、原発推進側の言い分は、かなり偏向していると思います。
もはや、なりふり構わずという感じです。逆に言えば、反原発運動が、それだけの脅威を与えているということだと思います。

.. 2012年11月03日 15:27   No.448005
++ 斉間満 (幼稚園生)…4回       
.『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』<連載−3>
 │ 国会議員の質問に、原発推進の町長は・・・
 └──── ( 南海日日新聞社)

●全く根拠のなかった弁明

 山下所長らの詭弁に追い討ちをかけたのは七月一五日に開かれた伊方町の定例
町議会での福田伊方町長の答弁だった。
 議員の質問に答えて「原発は設計上、航空機の落下を想定したものではない。
が、耐震性や放射能遮蔽を考え頑丈な構造に建てられ、相当程度の耐力は有して
いる」と述べた。
 つまり、原発は地震などは予想して造られているが、上空からの落下物を想定
して建てられたものではないと言い切ったのである。この町長の答弁は、山下所
長ら四国電力がくりかえし弁明している「原発は飛行機が墜落しても大丈夫だ」
という言葉が何の根拠もないものであることを指摘する結果になった。
 町長に就任して一〇年、福田町長は一貫して原発推進を行い、反対住民や不安
を述べる住民の声にはいっさい耳を貸そうとしなかったばかりか、今回の墜落事
故直後の記者会見でも「特に原発とは結びつけて考えたくはない」と言ってはば
からなかっただけに、町議会での「原発は設計上、航空機の落下を想定したもの
ではない」との発言は、事実の重さに耐えかね真実を述べたと言えそうだ。
 これより先の七月一二日、ヘリ墜落現場と伊方原発を視察した日本社会党の国
会議員調査団は、記者会見の席上、四国電力に村して「ヘリ墜落に原発がどれだ
け耐えうるか、実験をしたわけでもないのに、原発に墜落しても大丈夫だ、と安
全宣言したことは妥当ではない」と"抗議"を申し入れたことを明らかにした。
 また、調査団に村して山下所長が「ヘリが原発周辺を飛ぶことは知っていた。
飛んではいけないことも知っていたが、抗議はいっさいしなかった」と、語って
いたことを公表し、山下所長は事故直後の記者会見で、自ら述べた「上空は飛行
機は飛んでおらず……」との言葉が真っ赤なウソであったことをバクロした。
 そればかりではなく、万一の事故が起これば地球的規模での被害をあたえかね
ない「危険物」を、外障から守ることも考えずに管理・運転していたこともあら
わにした。

.. 2012年11月04日 19:53   No.448006
++ たんぽぽ舎 (社長)…736回       
11月9日(金)首相官邸前抗議行動は(お休み)
 |  11月10日(土)再稼働阻止全国ネットワーク結成集会へ是非ご参加を!
 |  11月11日(日)午後、国会へ集まろう(100万人行動)
 └──── 

○11月2日(金)の首都圏反原発連合主催の第30回首相官邸前抗議行動は、周辺で開かれたいくつかの抗議行動を含めて、数千人で行われた。たんぽぽ舎はボランティアの皆さんと共に40人余りで、1〜5班にわかれて集会に参加し、集会終
了後に、いつものビラ(第30回行動日・11月2日発行)を2500枚配布した。
 テントひろばの青空放送のアピールビラ、東電株主代表訴訟第3回口頭弁論(11月16日)のビラ、あなたたちはもう終わった11/18デモ―野田さん&原発のビラも同封して。このビラは特に11月10日(土)の「再稼働阻止全国ネットワークの結成集会(東京)」への参加をぜひ!と呼びかけた。
 なお、次回の11月9日(金)の官邸前抗議行動は(お休み)で、その分、11月11日(日)の反原発100万人大占拠行動が呼びかけられています。

○11月10日(土)は、迫りくる再稼働の嵐に備えて、「再稼働阻止全国ネットワーク結成集会」が5団体(再稼働反対・全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)の呼びかけで東京で開かれる。
13時から東京・たんぽぽ舎の会場へぜひ参加しよう。
北海道から九州まで全国の原発現地の皆さんがこの結成集会に参加される。
そして翌日の反原発首都圏連合の国会包囲行動に加わる。
10日13:00〜16:30の分散会(たんぽぽ舎会場ほか)と
18:00〜21:00の結成集会(文京区民センター3A)へ参加しよう。

○11月11日(日)は、午後から国会行動だ。詳細は、11/5(月)の首都圏反原発連合の結論を受けてから、再度、このメールマガジンでお知らせ致します。
 たんぽぽ舎は、14時30分に経産省前テントひろばに集合、15時に財務省前抗議エリア集合の予定で準備(ビラ・プラカードなど)を進めています。
 ぜひ、百万の民衆の力で、推進側が狙う原発再稼働の動きをストップさせよう。
 原発ゼロ社会の実現に向けて、いっしょにガンバロウー!

.. 2012年11月06日 06:51   No.448007
++ たんぽぽ舎 (社長)…737回       
今年も「山谷労働者越冬支援の活動」をおこないます
 |  支援物資・カンパの受付期間は12月10日(月)〜25日(火)(必着)
 | ※保管場所の都合上、12月10日以前には発送しないでください。
 └──── たんぽぽ舎からのお願い

 たんぽぽ舎は、毎年、山谷労働者の越冬支援活動として、衣類や毛布,お米、現金 やテレカなど、日雇い労働者や野宿者が厳しい局面に追い込まれる年末時期に皆様に 支援カンパをお願いしてきました。
 たんぽぽ舎発足以来の取り組みですが、昨年も全国の暖かな支援により、命をつなぐ心暖まる活動として大きな力になりました。
 11月に入り、政府は来年度予算案の編成に取り組んでおりますが、「生活保護費」の削減が行われそうです。受給者は200万人を超え、派遣、下請け、非正規雇用などにより厳しい雇用状況の中、職に就けない、或いは職を失う人々が若年層にも拡大しています。
 たんぽぽ舎は、原発を存続させている理由の一つとして、日本社会にはびこる差別的な雇用制度を問題にしてきました。様々な視点で支援と交流を図る中、運動を大きくしていきたいと思っています。
 是非、今年もまた支援物資のカンパをお待ちしております。

 堅川公園の居住者への強制代執行による排除攻撃が掛けられております。緊迫した状況ですので支援の取り組みもお願いします。

※ボランティア募集
 全国から送られてくる物資の整理作業のボランティアを募集しています。
  期間12月10日(月)〜26日(水) 13時〜物資の整理作業

 ボランティアの打ち合わせ会議  11月7日(水)17時〜18時
                 たんぽぽ舎会議室にて

.. 2012年11月06日 14:16   No.448008
++ たんぽぽ舎 (社長)…738回       
つながろう 全国各地! 止めよう原発の再稼働!
 │  11月10日(土)13時から
 │  再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に集まろう
 └────

 7月は東京で、8月は伊方原発の地元松山での全国的な集まりを経て、全国各地、原発現地(北海道から福島、九州まで)の闘いをつなぐネットワークが結成されます。全国から多数参加予定です。大飯原発再稼働阻止の闘いや志賀原発反対の羽咋市の闘いなど、先駆的な市民の運動を共有し、再稼働の嵐に向かって、原発再稼働を阻止し、反原発を強力に進めるために、再稼働阻止全国ネットワークに結集しましょう!!

 11月10日(土)12時30分から、たんぽぽ舎5階で受付開始
 ☆13時〜16時 分散会(小グループでの討論)、資料代500円
  会場1:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
  会場2:たんぽぽ舎のビル 2階
  会場3:全水道会館(たんぽぽ舎から徒歩10分ほど)
 ☆18時〜21時 全体会(結成集会)
  会場:文京区民センター3A、資料代500円

 主催 再稼働阻止全国ネットワーク準備会
 (呼びかけ団体:再稼働反対!全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、STOP再稼働現地アクション、たんぽぽ舎)
 問い合わせ たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

.. 2012年11月08日 13:19   No.448009
++ 斎藤なぎさ (幼稚園生)…4回       
11月2日(金)官邸前抗議行動に参加して→次は11月11日(日)午後
 │ 日本の常識は世界の非常識、ドイツでは警察もデモを応援
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

○ノルウェーと日本の国旗がはためく中、プラカード片手に官邸前に行く。ノルウェー人の目に、抗議行動に対する過剰な規制はどのように映るであろうか。
機動隊は10部隊あるが、この日の管轄は第5機動隊である。官邸前上の横断歩道は渡ろうとするデモ参加者とそれを阻止する警官との間で毎回攻防が繰り広げられる。コーン内のデモ参加者も黙ってはいない。しかしスピーチを終えた国会議員は何事もないかの如く横断歩道を渡っていく。今日は志位和夫さんと三宅雪子さんを呼びとめて、デモ参加者だけが横断歩道を渡れないのはおかしいと訴えた。 色とりどりの放電灯をスポークにつけた自転車が25台、目の前を走り抜けて行った。鮮やかな反原発のパフォーマンスである。
 福島集団疎開裁判をしている弁護士がスピーチをした。野田総理に福島の子どもたちの集団疎開の即時実現を求めたが無回答であったため、国連のジュネーブ本部を訪ねて日本政府への圧力を願い出たという。国連関係者たちの反応は良かったようで「日本の常識は世界の非常識です」と断言した。

○次に、カリフォルニアの原発に反対するアメリカ人男性がスピーチをした。
毎月11日にサンフランシスコの日本領事館の前で、日本の運動と連帯すべくデモをやっているという。カリフォルニアには、サンオノフレ原発とディアブロキャニオン原発があり、2つとも活断層の真上にあるそうだ。「安全な原発なんてない。世界中が汚染されている。メルトダウンしているんだから除染なんてできない。嘘をつくのはやめろ」と痛烈に批判した。

○抗議行動が終わった後、ドイツ、デュッセルドルフで脱原発運動をしている高岡大伸さんに話を聞いた。ドイツでは、日本の再稼働はありえないし、3号機は核爆発だったと認識しているという。また「デモが車道でできるのは当たり前で、デモをしますと届け出ると警察は『それは良いことですね』と応援してくれる」と話した。
(Atomkraftfreies JAPAN SAYONARA GENPATU DU SSELDORF)

○さて11日に予定されている国会周辺での反原発抗議活動をめぐり東京都がデモ出発場所として日比谷公園の使用を認めず、日比谷公園からのデモ開催が危ぶまれている。
 2011年2月3日付東京新聞に「日本のデモはなぜ静かか」という記事がある。
その中で「デモ歴」9年の園良太さんが過剰な規制が「違法」というイメージを植え付けている、と述べている。一橋大大学院の鵜飼哲教授は、フランスと異なり日本では公教育でデモの権利について教えてこなかった、と指摘している。
 デスクメモでは次のようにコメントしている。「約20年前のこと、PKO派遣で反対デモがあった。取材に行く後輩記者『デモって違法行為ですよね。』
当時のデスク『えっ(絶句)・・・憲法上の権利だ!』10年後、東京・渋谷デモ見物の若者がやはり『法律違反』と口にしていた。憲法も心に宿らなければ、ただの紙切れにすぎないと痛感した。」
 福島原発事故後、デモの人数は格段に増えた。それに伴い、規制と妨害はエスカレートしている。「紙切れ」同然の憲法だと改憲もたやすいであろうから、注意が必要だ。
 脱原発を実現するためには、世界から見た日本の現状を知り、世界の人々との連携が不可欠である。

.. 2012年11月08日 13:25   No.448010
++ 野村保子 (幼稚園生)…2回       
暴走するやもしれない怪物、いま福島県で起きている事実、
 │ それは、大間原発を建ててはいけない理由。
 └────(大間原発訴訟の会)

 大間原発が工事を再開して今日で1カ月と5日が経つ。ついこの間までの工事が止まっていた時の心の平安を思うと、不安の中に生きていることを今さらながら確認する。もし、大間原発が出来たら不安はこんなものではない。常に放出される放射能廃物と津軽海峡に吐き出される7度あがった温廃水。日常的にあるプルトニウム燃料の事故の危険と災害リスク。
 台風の暴風雨の天気予報の予測に一喜一憂し不安に苛まれる時、ハリケーンの被害の報道で弱いところに被害が集中することに憤る時、どこかの国でテロが起きるたびに、権力への抵抗と市井の市民への攻撃がなぜ重なるのかと、憤りと哀しさがわき起こるたび、次が大間でないことを祈るだろう。こんな日常を私たちは過ごせるだろうか。
 それでもまだ出来ていない原発なのである。もし大間原発が出来て目の前にその存在を目にする事態になれば、私たち大間原発の周辺自治体に住む住民の日常は確実に変わる。来る日も来る日も、目の前の大間原発がどんな放射性物質を日常の空気に掃き出し、海に温廃水を毎秒91トンという途方もない量で海に流し続けるのか、確かめることさえ出来ない。そして事故の危険はそれらと
比べ物にならない恐怖である。目の前にいつたがが外れて、暴走するやもしれない怪物の存在を何時まで私たちは直視できるだろう。そんなに長いことではないだろう。受け止められない恐怖に対して耐えうるほど強い人はそうはいない。毎日の仕事があり、家族の問題があり、生活がある。そのような日常とともに恐怖は存在できない。人は恐怖を忘れようとするだろう。10月1日の大間
原発の工事が再開された報道を知って、幾ばくかの人は「もうしょうがないね。どうせ出来るんでしょう」と言った。既に闘い続ける気力を投げ出したのであろうか。
 いま福島県で起きている事実の一面は、放射能の被害と不安をないことにする心の動きではないだろうか。毎日毎日の放射線量への数値の確認、食べるものへの不安と検査体制への不満。そして今も続く放射能の放出への不安、これから起きるかもしれない重大事故への恐怖。これらを何年も直視し、受け止めるだけの強さを持ち続けることを人は出来るだろうか。考えないことにして、
福島県の言う、東京電力の言う、山下俊一の言う、「何も心配ありません」に飛びついたとしても誰がそれを責められるだろう。
 同じことが原発立地地域で、そして大間原発で起きるだろう。いやもうすでに大間町では起きている。数年前に原子炉格納容器などをつり上げるために巨大クレーンが設置され、フェリー乗り場からも目視できるようになった。それを目にした町民は以前にも増して原発のことを言わなくなった。今もフェリー乗り場から見えるのは町を覆うような巨大なクレーンの存在である。福島原発
事故以前はそれでも国の言う「安全神話」にすがっていればよかった。安全神話が崩れた今、私たちは神話の代わりに「忘却」を選ぶのか。

.. 2012年11月08日 14:13   No.448011
++ 白田真希 (幼稚園生)…2回       
11/3「エダNOデモ」の報告
 └────(原発さよならエダNOデモ実行委員会)

 11月3日、さいたま市で「原発さよならエダNOデモ」が行われました。
大飯原発再稼働させ、大間原発建設再開を許した枝野経産大臣の罪を糾弾し、落選をさせる為、枝野氏の選挙区・大宮で行う4回目のデモです。
 デモ申請時に、警告なし逮捕を仄めかすなど恫喝めいたことをした大宮署。
ツイッターで拡散されたことに慌てたのか、直前になって撤回してきましたが、約百名の参加者は怒り心頭。憲法に保障された市民の権利であるデモを毅然として行いました。
 ドラムに合わせ「枝野幸男は恥を知れ!」などのコールに家や店などから出てくる人や手を振ってくれる人も。沿道ビラの受け取りもよく、街の反応はよかったように思います。
 デモ後には大宮駅周辺に枝野氏の落選を呼びかけるビラを各戸配布する「ポスティング大作戦」。枝野氏自宅を含め9名で2000枚弱のビラを配布しました。

.. 2012年11月08日 14:29   No.448012
++ 斉間満 (小学校低学年)…5回       
<連載−4>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
 │  多発する米軍ヘリの不時着
 └────

※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『発の来た町−原発はこうして建てられた−伊方原発の30年』の一節です。
 (この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)

◆多発する米軍ヘリの不時着
 山下一彦伊方原発所長が必死に否定しても、伊方原発周辺にヘリコプターや飛行機が、ひんぱんに飛んでいることは地元住民の多くが目撃証言している。
 墜落現場のみかん園の所有者である森元修治さん(当時三七歳)は「農作業中、ひんばんにヘリなどが飛んでいるのは見かけた。まさか自分の畑に落ちてくるとは……」と証言。大沢喜八郎さんも「今まで数えきれないくらい目撃している」と述べている。
 二人の言葉を証明するように、この八八年の時点で、原発周辺の半島では七九年一二月三一日、八一年三月一日、八四年四月四日と三度も米軍のヘリコプターが、伊方町の隣接町の保内町や三崎町に不時着している。
 八四年四月六日、あまりにも多い米軍ヘリの不時着にたまりかねて、筆者は山口県岩国市の米軍基地と沖縄県宣野湾市にある米軍普天間基地海兵部隊に電話取材した。この時、両基地では週に二回から三回、ヘリコプターが両基地の間を飛びかっているのを明らかにした。この際、飛行は計器を使わず、目視を主に行うとも、広報担当は証言した。
 しかし、米軍機ヘリコプターの不時着は、その後も愛媛県下各地に頻発している。

.. 2012年11月08日 14:43   No.448013


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用