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■--チェルノブイリ原発事故の爪痕
++ 青山晴江 (幼稚園生)…4回          

チェルノブイリ原発事故の爪痕は、26年後の今もつづく
 │   心配な孫世代の子どもたちの健康被害
 │   原発視察と民間交流ツアーに参加して <上>
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

たんぽぽ舎メルマガに案内の出ていた「チェルノブイリ原発視察&民間交流ツアー(NPO法人・食品と暮らしの安全基金主催)」に郡山市の黒田節子さんと共に参加してきました。原発事故26年後のウクライナに日本の未来を見る気持ちでキエフに降り立ちました。印象に残ったことを掻い摘んで報告させていただきます。

[9月25日] キエフ市内の小児がん病棟。医師の説明では最近は病気の種類がいろいろ出てきている、西欧に比べて生存率成果が遅れている。病室には大きな目でじっとこちらを見る子どもたちと心配そうにそばで付き添う家族が。
 子どもの医療支援を行っている団体「ザポルーカ」では女性たちが大きな力になっていた。遠方から治療に来る子どもと親のための無料宿泊施設「家族の家」でお昼をごちそうになり話を聞く。家を借りるとき家主や近所に「がんはうつる、怖い」と言われたことも。また地方の若い医師に、小児がんの知識を学んでもらう活動もしているそうだ。広い庭で闘病中の子どもたちと遊んだ。

[26日午前] 胎児の放射能被害を研究している医師の講演を聴く。胎児の甲状腺が脳に対して放射能の影響を与えバランスの取れない知能になっているのではないか、という調査結果を踏まえた話を必死にメモを取りながら聞いた。

[26日午後] 事故当時、2号機制御室で緊急処理をした元技術幹部の話からは、真っ暗な制御室の緊迫した様子が伝わって来た。普段は放射能を外に出してはならぬ発電所に、その日は外からの大量の放射能を入れないように努力しなければならなかった。(小出裕章氏が以前、ご自分の研究室について同じようなことを話されていたのを思い出しながら聞いていた。)フクシマ事故の
本当の規模を日本政府はまだ隠しているのではないかと話され、友人たちの死について語ろうとするとき目を閉じて沈黙が訪れた。語ることのできぬ深い闇がそこにあった。
.. 2012年10月17日 09:35   No.438001

++ 青山晴江 (小学校低学年)…5回       
チェルノブイリ原発事故の爪痕は、26年後の今もつづく
 │   心配な孫世代の子どもたちの健康被害
 │   原発視察と民間交流ツアーに参加して <下>
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

[9月27日] チェルノブイリ原発へ。解体作業中の2号機制御室へ、長い廊下をたどって行く。白衣の作業員さんがたくさん。敷地内で3100人が働く。
制御室のトップ技術者の方は、福島の事故を知ったとき「またチェルノブイリが起きてしまった!」と思われたそうだ。今年から観光所となった4号炉前ではまだ高線量。石棺といっても配管や煙突が見え、組まれた足場で作業の人が働いていて、一昔前の京葉道路脇の工場群のような外観。この中に犠牲になった運転員さんの亡骸が26年以上閉じ込められたままでいる。隣の敷地には工事
中の新シェルターのカーブした骨組みが見えた。15年に設置予定だそうだ。
 原発廃水路には、鳩も飲み込むという巨大な鯰が泳いでいた。プリピャチ市のゴーストタウンでは遊園地の観覧車が錆付いて私たちを迎える。線量の高い苔を踏まないよう注意されながら、かつてモダンだった原発の町を歩く。バスで原発作業員食堂へ遅い昼食を取りに戻る。途中で赤森が見えた。事故後に降った雨で、わずか3時間で枯れてしまった松林である。廃村がある。壊されて土を被され土饅頭のようになった家々のお墓。隣村では白樺林のなかに朽ちかけた家。赤レンガの壁に緑色に塗られた木の窓枠。誰もいないのにまだそこには、人が暮らしていた温かさが漂う。遥か地平線までどこまでも続く無人の放射能の大平原。有刺鉄線に囲まれた30km圏内の荒れ野に夕陽が落ちていく。
この現実は過去?それとも原発のあるすべての地の未来? 検問所の脇に「チェルノブイリを忘れないで」と英語などで書かれた色とりどりのりぼんを結んだ丸い輪があった。

[9月28日] オブルチ市郊外の小学校2校で子どもたちの体の具合を聞き、給食の食材を放射能測定検査に出す。「頭や足が痛いひとは?」の質問に手を挙げる子どもたちが多くみられた。自給自足の美しい村で孫世代にも放射能の影響が現れているのだろうか。鶏、ダチョウ、ヤギ、七面鳥などが囲いの中で走っている校庭と木造校舎。10歳の少女が哀しい旋律の「チェルノブイリ」を
歌い、女性の先生たちが「カチューシャ」に似た歌を大声量で披露してくれて、ウオッカつきの盛りだくさんのお昼でもてなしてくださる。子どもたちの笑顔が忘れられない温かな学校だった。

[9月29日] 強制移住の村を訪ねる。秋空の下で、素朴な明るい別荘村のような雰囲気の村で、その日はお祭りだった。移住者の方の家で「チェルノブ
イリ人」と地元住人に差別される日々や、癌や臓病などの闘病中にも生きる希望を失わずに暮らしてきたことなどお話を伺う。高齢のお父さんが亡くなる前に、しきりに元の村に帰りたがり車の音がすると、「あれに乗って帰るんだね」と。最期にはわからなくなって、天井を見上げ「ああ帰ってきた。俺の村、自分の家にやっと帰ってきた。」といわれて亡くなったそうだ。原発事故が長年にわたり人々に強いる酷さを肌で感じ、子ども避難・移住村どころか全くの無策で福島を放棄し、更なる被曝を強いている日本政府のひどさをあらためて思った。(完)

.. 2012年10月17日 12:12   No.438002
++ グリーンピース プレスリリース (幼稚園生)…1回       
放射線調査、福島市と飯舘村で実施
 │  −福島市内のモニタリングポスト 信頼性に疑問
 │   住民に「誤った安心感」を与えるモニタリングポスト
 └────(10月23日より)

 国際環境NGOグリーンピースは10月23日、福島県の福島市内と飯舘村で10月16日から19日に行った放射線調査(それぞれ315か所、95か所)の結果を発表しました。県庁所在地である福島市内のモニタリングポストでは、設置場所の除染により周辺の放射線より低く表示される例が多く見つかりました。また、7月に避難区域が再編された飯舘村では、国から事業再開が認められた工場も依然として高濃度に汚染されていることを確認しました。(中略)
 グリーンピース・インターナショナル放射線防護アドバイザーのリアナ・トゥールは、「政府のモニタリングポストは設置場所が除染され、数歩離れれば放射線値はすぐに高くなります。これらのモニタリングポストが、住民のみなさんに誤った安心感を与えるのではないかと懸念します。福島市全体としては除染は進んでおらず、多くのホットスポットが残されたままです。事故から1年半たった今でも、最も急ぐべき児童公園の除染も終わっていません。飯舘村では多くの除染作業が行われていましたが、森林に覆われたこの地域の除染には限界があります」と指摘しました。
 グリーンピース・ジャパンのエネルギー・核問題担当の鈴木かずえは、「今現在子どもを含め、住民が住んでいる場所の除染を急ぐべきです。飯舘村では住まいや田畑が高濃度に汚染され、元の暮らしを取り戻すことは困難です。汚染されていない場所で新しい暮らしを始められるように、正当な補償をするべきです」と訴えました。

.. 2012年10月24日 10:57   No.438003
++ 広瀬隆 (小学校低学年)…9回       
広瀬隆さん講演会スケジュール(10月末から11月末までの分)
 │  - 原発の真実を知ろう、福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 -
 └────

○10月28日、岐阜講演。午後1時開演。岐阜県大垣市ソフトピア・情報工房5Fスインクホールにて(大垣駅から車で10分〜15分)。「福島原発事故の真相と放射能汚染の危険〜原発に包囲されている岐阜県の子供たちを守ろう」。原発と子どもたちの未来を考える会・ぎふ主催。連絡先電話、倉地幸子(ゆきこ)0585-45-2977。
○11月1日、東京ドーム大集会。午後3時30分〜6時、東京ドームにて「日本を明るく元気にする“よい仕事おこし”フェア」、城南信用金庫主催。山本太郎さんも参加します。私は参加して、3分スピーチをするだけです。
○11月10日、大阪講演。午後2時開演、『今、大飯原発が危ない!! 第二のフクシマ、日本滅亡』。大阪市の西淀川区民会館にて。福島のこどもたちを応援する会主催(地元青年会、納税協会支援)。連絡先電話、ロック建設・岩本勝治06-6472-2598。
○11月11日、国会大包囲デモ─首都圏反原発連合主催。広河隆一、山本太郎、両氏がヘリに搭乗して「正しい報道ヘリの会」の空撮・解説。同日、全国各地でデモ。
○11月17日(土)、北海道講演。午後3時、「原発の真実を知ろう!広瀬隆講演会。福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖」、網走エコーセンター(大会議室)にて。網走9条の会、「3・11を忘れない」市民ネット主催。連絡先電話、北海道教職員組合網走支部・森則雄0157-24-4040。
○11月18日(日)、北海道講演。午後3時、北見市端野公民館・多目的ホールにて。「さようなら原発!泊原発再稼働を許さない!網走管内集会。福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖」。平和運動ォーラム網走ブロック協議会主催。連絡先電話、北海道教職員組合網走支部・森則雄0157-24-4040。
○11月23日、四国講演。午後2時開始。高知県宿毛市・宿毛文教センターホールにて。「第二のフクシマ、日本滅亡〜伊方原発廃炉!!」。連絡先電話、丸井美恵子、0888-92-4612。
○11月24日、四国講演。午後1時頃開始。愛媛県八幡浜市民会館にて。
 「第二のフクシマ、日本滅亡〜伊方原発廃炉!!」。
 連絡先電話、斉間淳子0894-22-4239、近藤誠0894-24-0516。
○11月26日または29日、東京国会議員会館の院内集会。福島第一4号機プール問題について。連絡先電話、ストップ・ザ・もんじゅ072-843-1904。
○11月28日、滋賀講演。午後1時30分開始。近江八幡の滋賀県立男女共同参画センター大ホール(近江八幡市鷹飼町80−4、電話0748−37−3751)にて。
 「エネルギー界 新時代の幕開け〜原発とどう向き合うのか?〜」。滋賀県LPガス協会主催。連絡先電話、駒井敬一077-523-2892。一般の方で参加を希望される人は、主催者・駒井氏まで、直接連絡していただければ参加OKです。案内をその方々にFAXまたは郵送で送ってくれます。

.. 2012年10月24日 11:06   No.438004
++ 川上直子 (小学校低学年)…9回       
福島−いまだに汚染水が漏れ、どうにも出来ない
 |  福島の子ども達を避難させる−国連人権理事会に訴えに行く
 |  10月25日(金)の首相官邸前行動の報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○午後4時、テントひろばのあおぞら放送に、チェルノブイリから帰った黒田節子さんや、世界ヒバクシャ展を開いている方々が出演。3組目は、柳田さんが、11月10日の再稼働阻止ネットワークの結成に向けてアピール。

○6時過ぎから官邸前のシュプレヒコールとアピールが始まる。
 二本松から来たお母さん…『甲状腺検査を受ける子どもの姿を見ていると胸が苦しくなる。原発さえなかったら。でもここに来て福島に寄り添ってくれる人たちがこんなにいることがわかった。原発反対の声をあげ続けていきます』、
 男性…『福島の過酷事故の後に大間の建設を再開するなど、国民の声を踏みにじる野田内閣は暴挙内閣。大間の建設阻止に現地で100万人の集会を開こう!』、
 『フタバから遠く離れて』の監督さん…『福一の現場で働いている東電社員の人が、2週間に1日のオフにこの映画を見に来た。まだいまだに汚染水が漏れどうにも出来ない。もう汚染水が敷地内に収容しきれない。セシウムの量が今も増えていることはニューヨークタイムズにのった。双葉町から埼玉県に避難している人達はまだ体育館で煮炊きができず、1年7ヵ月後の今も弁当を食べている』、
 福島疎開裁判の柳原弁護士…『福島の子ども達を避難させろの声に何も野田は答えない。ジュネーブの国連人権理事会に訴えに行く。来週の金曜日には帰って報告する』
 柏崎から元気な77歳の安久さん…『いまだ福島からの避難者16万人!人間だけじゃない。生きとし生けるものに60万年先までつけを回すこの国。原発をとめなければ、死ぬときにバカヤローといって死ななきゃならない。継続は力なり』頼もしい人生の先輩。
 官邸前の怒りの声は地の底から轟き、デモ規制の警官の声は秋のコウロギのようにかき消された。

○3、40分も立ちっぱなしだと、長くこの身体を支えてこの頃老朽化著しい膝が悲鳴を上げてくる。前にいた女性は後ろに下がってフェンス際に座り込む。私は定位置を離れ、抗議の人たちと声を合わせながら、ぐるっと歩き回ってくる。い
つもは国会前から、ドラム隊にちょっとだけ入って一緒に盛り上がる。8時10分か15分前に戻ってくる。今日は時間がなく、遠くはカット、財務省前の交差点で、反原発の歌声が。たんぽぽ舎の仲間も一緒に歌っている。女性の声が耳に心地よ
い。ハイロ、ハイロ、ゲンパツハイロの替え歌は歌いやすく一緒に歌って盛り上がった。
☆次回(第30回)の首相官邸前行動は、11月2日(金)です。
 たんぽぽ舎はいつものようにボランティアの皆さんと共に参加します。
 当日、13:00〜15:30にたんぽぽ舎へ集まり、諸作業の後16:00頃出発、17時頃「経産省前テントひろば」で皆と合流して、17時30分頃、首相官邸・国会議事堂正門へ向かいます。
 ボランティア可能な方はご連絡いただけると助かります。
 電話 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

.. 2012年10月30日 13:55   No.438005
++ 新孝一 (幼稚園生)…1回       
11月9日(金)、「被ばく労働者に安全と権利を!
 │    被ばく労働を考えるネットワーク設立集会」への参加を
 └────(被ばく労働を考えるネットワーク準備会)

【日時】2012年11月9日(金)18時20分開場/18時30分開始
【場所】江東区亀戸文化センター(カメリアプラザ)5階 第1、2会議室
  東京都江東区亀戸2-19-1(JR総武線、東武亀戸線 亀戸駅 下車徒歩2分)

 関電工の下請け労働者が、東電と関電工にたいする是正を富岡労基署に申し入れました。他にも収束作業や除染作業に従事している労働者が、声を上げ始めています。私たち「被ばく労働を考えるネットワーク準備会」は、被ばく労働を強いられている人びと、地域の人びととの出会いを求めて、福島現地のNGO、労働団体と協力して、11月25日にいわきで労働・健康・生活相談会を行なう予定です。
 そして、その前段集会をかねて、11月9日(金)に、「被ばく労働者に安全と権利を! 被ばく労働を考えるネットワーク設立集会」をもちます
(開場6時20分。江東区亀戸文化センター(JR亀戸駅すぐ))

 私たちはこれまで、労働運動、労働安全衛生センター、寄せ場・下層労働者や非正規・フリーター層の運動、そして反原発運動のみならず、さまざまな社会運動に関わってきた人びとが、少しずつ合流するかたちで、被ばく労働問題に関する運動体を作り出すべく準備を重ねてきました。そして、現地での相談活動の継続を一つの柱に、本格的な活動を開始したいと思います。
 9日当日は、「ネットワーク」に参加しているいわき自由労組、神奈川労災職業病センターの方の発言を受けて討論の予定です。ぜひお集まりください。
そして、「ネットワーク」への参加と賛同もよろしくお願いします。

.. 2012年11月03日 15:45   No.438006
++ 冨塚元夫 (小学校中学年)…19回       
10月31日の朝日・朝刊「ニュースがわからん!福島の子らの
 │  甲状腺検査をしているね」を読んで感じたこと、怒り。
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

 “8万人の結果がまとまり、99%は2検査の必要なかった”とありますが、そのような断定的コメントはどこの発表でしょうか、わかりません。福島県立医科大学の副学長が2次検査をしないように、甲状腺の医師に通達を出して問題になりました。福島県の父兄の抗議を受けて撤回したと聞いています。
 “4割の子に小さなしこりや袋状ののう胞が見つかったが、専門家は「事故とは関係ない。小さなしこりは珍しいものではい」という”とありますが、このように言う専門家よりも、しこりやのう胞がおさないこどもに見つかるのは珍しい、という専門家がおおいと思います。“大きくなければ甲状腺の働きに影響はなく、自然に消えることもある”とは一方的な言い方です。
 ある小児科医によれば、子供のしこりやのう胞は珍しいから、統計的に正確ではないが、がんになる確率が20%くらいあるそうです。消えることもありますが、それだけ言うのは全く間違っています。36万人が検査の対象なのにまだ8万人
しか検査していないのは問題だと思いますが、その点なにも触れていません。
 県立医大副学長も認めているように、チェルノブイリ事故が起こるまでは、小児がんは100万人に一人の割合でした。すでに8万人に一人見つかりました。良性の細胞も何か月かたてば悪性になることもあるので、健康診断は半年ごとに
行うようにというのは常識です。ましてや子供は成長が早いのですから、最低半年ごとに検査する必要があると思います。
 最後の記事では、“治療成績はよく、子どもの場合、30年後の生存率は9割以上だ”とありますが、どこでいつ調べたデータでしょうか。
 まったく「わからんニュース」です。
 チェルノブイリでは甲状腺がんの子供の多くは、別の場所の移転したがんで死亡しています。彼らを勘定に入れたのでしょうか。それにしても、死ななければそれでいいような書き方ですが、首に手術の傷跡を残して(チェルノブイリ・リングというそうです)一生ホルモン剤を飲み続けなければならない子供とその親の気持ちを考えた書き方とは思えません。
この執筆者には子供の人権や人道主義という概念はないのでしょうか?

.. 2012年11月04日 18:02   No.438007
++ 門間ひで子 (幼稚園生)…1回       
イノシシが走り、ゼネコンが除染するわがふるさと:福島県川俣町
 │   暮らしの息吹を奪われた村の姿がたまらなく悲しかった
 └────(羽村市議会議員)

 10月10日〜11日の2日間、福島県川俣町の現状を見るため行ってきた。
夏の保養プロジェクト参加者との再会、教員・町議会議員との交流、学校視察を行い、子ども時代を過ごした山木屋にも入った。村人が誰も住まない静かな里山は、イノシシが走り、ゼネコンが除染する場所に変わっていた。放射能で汚染された土壌は持って行き場がなく、袋に入れられて、田んぼや校庭にただ積み上げられていた。
 飯館村にも浪江にも近い自宅の跡地の線量は、今も1.64マイクロSvだった。
野鳥のさえずりも聞こえない、不思議な空間がそこにあった。以前は、車の交通もまばらだった国道は、パトカーや監視パトロール車、工事関係車両、自宅を整理にくる村人の車が頻繁に行き交い、交通量の多さに驚いたが、暮らしの息吹を奪われた村の姿が、たまらなく悲しかった。

.. 2012年11月14日 09:58   No.438008
++ 和田央子 (幼稚園生)…1回       
鮫川村の焼却処分場建設中止を求める要望にご協力下さい
 │ 焼却実験で、50万から200万ベクレル/kgもの数値が出ています!
 └────(福島・塙町在住)

 国は、除染に伴う落ち葉等の焼却処理を各市町村で進めようとしています。
その第一号となる焼却炉が福島県南の鮫川村において今週、建設着工される予定です。
 予定地から町村境を隔て1.5kmの隣町に住む私は10月にこの計画を知り、急ぎ鮫川村へ確認したところ「地権者を含む周辺の村民30軒に対し説明し同意を得た」とのことで、他市町への説明は行わないとのこと。計画は殆どの村民にも知らされていませんでした。
 予定地名も「風評を懸念する地権者からの要請のため」非公開とされています。人口4千人の村で、焼却処分のために3年間で7億円もかける大型事業ですが、地元を無視して推し進められることに大きな不信感が広がっています。
 実施主体は環境省で、計画書によると焼却予定の落ち葉や稲わら等のうち最も汚染度の高いものは3万ベクレル/kgに達しています。
 情報公開請求から入手した資料によると、先行する実験が飯舘村、大熊町で実施されたことが分かりました。実験結果を見ると数万ベクレル/kgの有機物を燃やした後の灰には50万から2百万ベクレル/kgを上回る数値が出ています。
 このような超高濃度の灰は中間貯蔵施設ができるまでの3年間予定地に保管されるそうですが、鮫川村の話では5〜10年かかるとの見通しです。予定地は地下水豊富な水源地であり、このような場所で10年間安全に保管できるのか、その後国は引き取るのかきわめて疑問です。
 これまで鮫川村と国に対し何度も説明会と資料を求めてきましたが、未だに説明はなく、肝心の工事の具体的な内容を記す資料も開示されず、その正当な理由すら示されていません。国は各地に設置を進めようとしていますが、早期にこれを止めなければ更に多くの住民が苦しみます。

これまでの経過と工事中止を求める要望書をブログに載せましたので、ぜひ多くの皆様のお声を鮫川村へお寄せ頂きたくお願い申し上げます。
 → ふくしまの里山を次世代に こちら

.. 2012年11月16日 08:45   No.438009
++ 冨塚元夫 (小学校高学年)…20回       
.「汚染された自治体―問われる地域社会」に参加して
 │ 11月13日スペースたんぽぽ講演会
 └────(たんぽぽ舎ボランティア)

 講師は門間ひで子さん(羽村市議)と布施哲也さん(反原発自治体議員・市民連盟)でした。門間さんは福島県川俣町山木屋地区の出身です。この地区は川俣町のほかの地区より空間放射線量が高く、計画的避難区域に指定されています。この地区の除染は国の責任で、実際は大成建設が行っています。田畑の除染したところを視察されたのですが、ショベルカーで取った土はビニールシートをかけておいてあるだけで、ここは仮の仮置き場と言われているそうです。除染後近くの山からセシウムが下りてきて、また線量は上がるようです。
山木屋地区にはまだ住民は戻っておらず、今後も戻れないだろうと思っているそうです。
 門間さんは放射性物質への不安を感じている川俣町の子供たちに西多摩地区の緑豊かな環境と野外遊びを提供し、心と体をリフレッシュしてもらおうと「ふくしま子どもわくわくプロジェクト」を立ち上げて、8月に一回目の「あきる野市・小宮ふるさと自然体験学校」を行いました。2回目は11月22日から25日に行います。10年間は続けたいと思っているそうです。子供を預かるのは重い責任が伴いますから、知人がいる川俣町の子どもに限っています。幸いあきる野市、檜原村の協力を得ることができました。また渋谷区の協力で同区の
檜原自然の家を宿泊地として使用できます。さらにうれしいことに渋谷区の職員組合が協力してくれます。広くボタンティアを募集していますが、ボランティアは登録制で、主催者の指示のもとにやってほしいそうです。西多摩地区以外でも、全国各地で子どもの保養の取り組みが行われています。集団疎開が実現しない現状ではきわめて重要な取り組みと思います。門間さんは子供と家族の気持ちを考えて「保養」という言葉は使わず「わくわくプロジェクト」と名付けました。ほかでは「移動教室」というネーミングもあるようです。
(以上)

.. 2012年11月16日 13:05   No.438010
++ 広瀬隆 (小学校中学年)…16回       
太郎ホントの話 第二弾「放射能編」が12月9日に完成します!!
 │ 11月28日、今日から注文受け付けます
 
みなさまが一番望んでいた第二弾「放射能編」がついに完成します。
今度は前編・後編2枚組(価格:800円)です。こちら
食卓にあるもの何でも食べてしまう人に! 瓦礫受け入れに無頓着な人に!

〜放射能編の目次〜 これだけの大変な内容です・・・
 すさまじい首都圏(関東地方)全域の放射能汚染の実態。
 フクシマ事故で300kmをはるかに超えた大汚染。
 西日本に放射能汚染食品が出回っていないのか!
 全世界で実証されてきた放射線と放射能の危険性。
 イギリス再処理工場周辺の白血病の多発。
 東海村JCO臨界事故の作業者の被曝死。
 核実験によって大量に癌で殺されてきた日本の子供たち。
 体内に濃縮する放射性物質の内部被曝の脅威。
 子供たちを襲う甲状腺癌の発症メカニズム。
 チェルノブイリ原発事故による被曝の悲しい実態。
 筋肉に蓄積して全身を冒すセシウムのおそろしさ。
 東日本の水源の河川・湖・ダムで進行している汚染。
 日本海側まで広がる高濃度の放射性物質。

汚染食品の流通、汚染瓦礫の受け入れ問題、そのほか原発に関する
すべての最新ニュースはインターネットの『日々雑感』
こちら サイトをご覧ください。
 Vol. 1 原発大丈夫?!! 地震編 <完成>
 Vol. 2 放射能のどこがこわいの?<完成>
 Vol. 3 原発大丈夫?!! 津波編 <12月中旬完成予定>
 Vol. 4 電気は足りてるって? <12月中旬完成予定>
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 ☆山本太郎さんのDVD(Vol.1)をたんぽぽ舎で受け付けています。
 ご希望のかたは、「お名前、住所(発送先)、購入枚数」をそえて、
 メールかFAXでお申し込みください。
 FAX :03-3238-0797、Eメール:nonukes@tanpoposya.net
 料金:DVD1枚500円、4枚まで送料80円、5枚以上(ご相談ください)
 入金先:郵便振替【00180−1−403856】【たんぽぽ舎】
 入金確認ができ次第発送します。

.. 2012年11月29日 09:47   No.438011


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