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■--真の原発ゼロへ「声を」
++ 東京新聞 (大学院生)…116回          


  新エネ政策に疑問 官邸デモ「逆戻り懸念」


 首相官邸前にはこの日(※9月14日金曜)も大勢の人が集まり、抗議の声を上げていた。中心的な役割を果たしてきた一人、ミサオ・レッドウルフさんは「市民運動がこれだけ高まったからこそ『原発稼働ゼロ』という文言が盛り込まれた」と評価する一方、「当面は原発を稼働させると言ったり、核燃料サイクル政策も継続するなど」矛盾が目立つ。肝心の原発ゼロも『目指す』というあいまいな表現で、原発依存に逆戻りする余地を残した。油断はできない。声を出し続けなければいけない」と話した。
 「民意is here(民意はここにある)」というプラカードを掲げていた会社員の岩下結さん(三二)=東京都日野市=も「一見、脱原発っぽくて聞こえはよいが、内容は矛盾だらけ」と批判する。
 「結局問題を先送りしただけではないか」と口をとがらせたのは、仕事帰りに夫婦で参加した会社員男性(二八)=さいたま市大宮区。「野田首相は『原発をやめる』と言っても未来の政治家も『やめる』と言うかどうかはわからない。民主党政権がいつまで続くかすらわからなくなっているのに、日和見な政治家に付き合うのはごめんだ」と指摘した。
 原発ゼロの政府方針には、米国などから懸念の声も伝えられた。「福島の事故で目が覚めた」という、米国籍で来日三十七年目の主婦(五六)=東京都世田谷区=は、警官隊の発砲で十日に死者が出たインドのクダンクラム原発に反対するプラカードを持って参加。「ひとたび事故が起きれば人は核をコントロールできない。米国はどうしてそれがわからないのか。残念でならない」と述べた。(中略)
(2012.9.15より抜粋)
.. 2012年09月16日 09:35   No.422001

++ 東京新聞 (大学院生)…117回       
曲げなかった反原発 夫の遺志 伝えねば
 |  核物理学者、故・水戸巌(いわお)さんの妻・喜世子さん(76)の願い
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 かつて日本の反原発運動を引っ張った核物理学者、故・水戸巌(いわお)さんの妻・喜世子さん(76)の願いはすべての原発がなくなることだ。夫は二十六年前、双子の息子とともに北アルプスで遭難死した。喜世子さんはそのショックを引きずりながら静かに生きてきたが、今はこう考える。「黙っていては何も変わらない。夫の遺志を一人でも多くの人に伝えるのが私の役目」(上田千秋)
 「福島の子どもたちを一日も早く避難させ、全原発の廃炉を実現する。この場所でそれを訴えたい」。毎週金曜日恒例の首相官邸前デモ。十四日夜、喜世子さんも「再稼働、反対」と声を張り上げた。(中略)
 今でこそ積極的に動き回る喜世子さんだが、ためらいの時期もあった。自身も東京理科大などで物理学を学び、原発の危険性は十分認識していたが、なかなか行動に移せなかった。「夫と息子の死を引きずっていた。水戸の名前を出して、同情されたくないという気持ちもあった」と語る。(中略)
 京都大大学院生だった(双子の長男)共生さんは「裁判で原発の危険性を証言してくれる地震学者がいない。おまえがやってくれ」という三戸さんの思いに応え、同大防災研究所の地震予知計測部門に所属。大阪大生だった(次男)徹さんは、同
大講師だった科学者久米三四郎さん(故人)らと学内で反原発運動を展開していた。
 三人の死後、心の傷を癒しながらも、やりきれない思いを抱えたままの喜世子さんの気持ちを切り替えさせたのは、東日本大震災だった。(中略)
 「水戸巌が言ってきたことが今、求められている。夫の分まで行動しなければと思った」。喜世子さんはそう決意した。(9月18日 より抜粋)

.. 2012年09月20日 09:10   No.422002
++ 東京新聞 (大学院生)…118回       
原発ゼロ ズルズル後退、「エネ環境戦略」参考文書どまり、閣議決定せず
 (9月19日 )

 政府は十九日、今夏の国民的議論などを踏まえて決め、2030年代に原発ゼロを目指すことなどを盛り込んだ「革新的エネルギー・環境戦略」事態の閣議決定を見送った。今後の環境・エネルギー詮索については「原発の関係自治体や国際社会との議論を続ける」など短い文書による対応方針だけを閣議決定した。内閣府は、新戦略自体は「参考文書になる」と説明している。

.. 2012年09月22日 07:33   No.422003
++ 東京新聞 (大学院生)…119回       
原発ゼロ、あきらめない。原子力規制委員会のビル前で抗議する人たち
 閣議決定見送り、失望と怒り「話にならず/がかにしてる/声を上げ続ける」
 (9月20日)

 政府の「原発ゼロ」は看板倒れか。新たなエネルギー・安協戦略の閣議決定が十九日に見送られ、政府の後退姿勢があらわになった。脱原発を求めて首相官邸前で毎週金曜の抗議活動に参加してきた人々は、失望や怒りの声を上げた。
それでも原発に頼らない社会に向け、自分たちができることを考え続けている。
(中略)
 十九日に発足した原子力規制委員会が入居する東京都港区六本木のビル周辺や首相官邸前では、市民団体など約五十人が「福島を繰り返す気か」と書かれた横断幕を掲げ、シュプレヒコールを繰り返した。
 参加者たちは、規制委の田中俊一委員長が原発を推進した「原子力ムラ」の住人だったと批判。「規制委人事反対、再稼働対」などと叫んでいた。

.. 2012年09月22日 07:39   No.422004
++ 東京新聞 (大学院生)…120回       
復興予算が原子力ムラに使われた
 核融合研究に42億円流用(9月16日より)

 政府の2012年度予算の復興特別会計のうち、高速増殖原型炉「もんじゅ」などを運営する独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の核融合エネルギー研究費に42億円が計上されていたことが分かった。文部科学省は13年度予算の復興特別会計でも、48億円の研究費を概算要求している。
東日本大震災の被災地復興のため、国民に新たな負担を求めた復興予算が復興とは直接関係ない「原子力ムラ」の事業に使われた。(中根政人)

.. 2012年09月22日 07:44   No.422005
++ 東京新聞 (大学院生)…121回       
◇「原発ゼロはうそつき」「増税ひとすじ」
 民主演説に聴衆ヤジ(9月19日より)

 民主党代表選の各候補は十九日、JR新宿駅で初の街頭演説を行った。代表選で唯一の街頭演説。原発ゼロを後退させる閣議決定の日と重なったこともあり、聴衆からは激しいヤジが飛んだ。
(中略)野田佳彦首相は原発に関し「過去に原子力行政を推進したのは、どこの政権か。自公政権ではないか」と自民、公明両党を攻撃。二〇三〇年代に原発ゼロを目指すことを盛り込んだエネルギー・環境戦略に触れ「政府として原発ゼロ社会を目指すと決めた」と理解を求めた。
 だが、聴衆は「うそつき民主党」「増税ひとすじ」といったプラカードを掲げ「帰れ」などと怒号を飛ばした。もっともきついヤジを浴びた首相の演説中は「原発ゼロ」コールが続いた。鹿野道彦前農相と赤松広隆元農相も「民主党は原発ゼロを目指すと決めた」と強調したが「だったら閣議決定しろ」という声も上がった。(後略)

.. 2012年09月22日 07:52   No.422006
++ 東京新聞 (大学院生)…122回       
◇『安全神話に安住』保安院長  (9月19日より)

 十九日付で廃止される経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長が十八日、会見し、「原発の安全神話に安住していた。新しい規制を実現させるという意志、粘り強さが欠けていた」と保安院の問題を振り返った。
 深野院長は「各事故調で、専門知識がある人材の不足、危機管理の準備不足が指摘された。努力が足りなかった」と述べた。
 また保安院の情報発信については「時期に応じて、理解しやすい形で説明することができなかった」と反省を口にした。
 保安院は二〇〇一年一月に設置。深野院長は設立準備に当たり、発足後は企画調整課長を務めた。

.. 2012年09月22日 08:02   No.422007
++ 東京新聞 (大学院生)…123回       
首相に民主議員が任命見送り要望  (9月19日 より)

 民主党の中川治衆院議員らは十八日、官邸を訪れ、原子力規制委員会の委員長と委員を十九日に任命しないよう求める野田佳彦首相宛ての要望書を提出した。要望書は、鳩山由紀夫元首相や山田正彦元農相ら衆参両院の二十七議員の連名。「一方的に強行すれば、党はさらに重大な危機に直面するのではないかと危惧する」としている。

.. 2012年09月22日 08:08   No.422008
++ 朝日新聞 (小学校中学年)…11回       
東電、06年にも大津波想定
 福島第1の津波対策、機会のがす(6月13日 より)

=東電はちゃんと知っていた!「想定外」は賠償逃れの口実(メルマガ編集部)

 福島第1原発事故が起きる前の2006年、東京電力が巨大津波に襲われた際の被害想定や対策費を見積もっていたことが、朝日新聞が入手した東電の内部資料でわかった。20メートルの津波から施設を守るには「防潮壁建設に80億円」などと試算していた。
 津波対策をめぐっては、04年のインド洋大津波を受けて06年、国が東電に対策の検討を要請したほか、08年には東電が福島第1原発で最大15.7メートルに達すると試算したが、いずれも対策はとられなかった。早期に実施された試算はことごとく生かされず、事故を回避する機会は失われた。(中略)
 東電によると、成果は研修の報告会で発表された。報告会には通例、原子力部門の部長級が出席するといい、幹部が内容を把握していた可能性が高い。
(後略)

.. 2012年09月22日 08:42   No.422009
++ 東京新聞 (大学院生)…124回       
新潟「味の舞 椎茸」、横浜「小粒どんこ」などセシウム汚染シイタケ流通行政は自主回収を業者まかせ、説明うのみ。
 (9月20日 「こちら特報部」)

 高濃度の放射性セシウムが検出された干しシイタケが、新潟県内の小売店に流通していた問題は、行政が自主回収などを業者任せにし説明をうのみにしていたことが背景にある。確認作業などに具体的な国の規定はない。識者から「官民で協力し問題のある食品の流通を防ぐ仕組みをつくるべきだ」との意見が出ている。(中略)

.. 2012年09月22日 09:10   No.422010
++ 朝日新聞 (小学校中学年)…12回       
脱原発、無視許さない  首相の意志どこ 再選に落胆
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 民主党代表選で再選を決めたのは、「原発ゼロ」政策の本気度が問われてきた野田佳彦首相だった。一方、政権復帰を目指す自民党の総裁候補5氏はいずれも「原発容認」の立場。未曽有の事故を経て、わき起こった「脱原発」の民意は行
き場を失っている。
 夕暮れの首相官邸前。毎週金曜の恒例になった脱原発抗議行動には、多くの人が詰めかけた。
 東京都葛飾区の会社員倉島嘉子さん(50)は「野田さんに期待することは何もない。さっさとやめてほしい」。野田政権は「2030年代の原発ゼロ」目標を盛り込んだ新エネルギー戦略の閣議決定を見送った。「経済界の圧力はあるだろうが、野田さんには自分の意思を感じられない。かといって、橋下さん(橋下徹大阪市長)も言うことがコロコロ変わるし」
 抗議行動では、「議員は信任しても国民は信任しないぞ」と書いたプラカードを手にする人も。批判の矛先は、首相を選んだ民主党にも向けられた。
 「世論調査を見ても、周りのママ友と話しても、原発反対の声が圧倒的に多いのに」。8カ月の長女を乗せたベビーカーを押す細川葵さん(29)はため息をついた。5回目の参加。家でテレビを見て文句を言うだけでは社会は変わらない
と思い、足を運んできた。「民意とズレがあるかぎり、民主党には誰も注目をしないと思います」。(後略)(9/22から抜粋)

.. 2012年09月23日 09:27   No.422011
++ 茨城新聞 (小学校低学年)…7回       
◇ストレステスト審査せず
 原子力規制委・田中委員長 再稼働、一段と不透明に
 (9月25日 より)

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が24日、共同通信のインタビューに応じ、再稼働に向けた原発の安全性の判断に関し「規制委の判断基準として安全評価(ストレステスト)を採用しない」と述べ、安全評価の結果は審査せず、今後10ヶ月以内に定める新たな安全基準に基づいて判断する方針を示した。
(中略)
 田中氏は「(提出済み評価結果の)良しあしを判断するつもりはない」と強調。安全評価で検討した内容は「これから作る基準に抱合されていく」と述べた。(中略)2次評価に関し「安全性向上のために大いにやってほしい」と述べ、電力会社の自主的な取り組みを促した。
 安全基準については「この条件を満たさなければ再稼働できないとか、何年以内には設置しなさいとか、仕分けは当然出てくる」と述べ、地震時の対応拠点となる免震棟の設置などは、必ずしも新基準の開始時に整っていなくてもよいとの見方を示した。(中略)
 大飯原発敷地内に活断層があるとの指摘について「来月にも私たちの目で見て判断したい」と表明。速やかに稼働可否の結論を出すとした。

.. 2012年09月26日 10:54   No.422012


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