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<テント日誌9/1(土)―経産省前テントひろば 357日目> | 志賀原発地元羽咋市にも再稼働阻止のテント建つ | 石川県羽咋市 再稼働ストップ志賀原発を問う地元住民集会に参加して └──── (S,S)
9月1日(土)経産省前テントひろばから急遽代表派遣ということで、早朝6時に我が家を出て、石川県へ。新幹線・在来特急を乗り継いて6時間、12時過ぎに羽咋駅に到着した。本日の会場羽咋市公民館は駅から歩いて10分程度。会場には地元羽咋市市民を始め近隣の町村から200名を超える参加者が集った。
冒頭、主催者を代表して盛田正氏の決意が述べられた。羽咋市から十数キロの志賀原発が、活断層の上に建っている事という専門委員の意見を受けて、原子力安全・保安院が、北陸電力に再調査を命じたところだが、このことは、23年も前から訴えていた志賀原発の「立地不適格」の問題がいよいよ明らかになってきたということ。そして、何よりも保安院と原子力安全委員会が行ってきた国の安全審査そのものが問われている重要な問題であると指摘。 しかも、その調査が中立的な第三者でなく北陸電力にやらせるという出鱈目さ。何としても再稼働をさせないため、原発立地である地元市民が中心となり、県内そして全国の仲間と連帯して闘いを進めようとの訴えがあった。
続いて東洋大学社会学部の渡辺満久教授の講演が始まる。テーマは「志賀原子力発電所周辺の活断層」。渡辺教授は講演を始めるにあたり、原発に必ずしも反対の立場ではないとの立場を表明した上で、にもかかわらず志賀原発の再稼働は止めなくてはならない、と論を展開された。 そもそも活断層とは何かに始まり、活断層であれば、今度いつ大地震が起こるかは分からない。 さらに、活断層の値切りと無視についての危険性を訴えた。志賀原発の北約9キロにある「富来川南岸断層」が原発の耐震安全性を検討する際に考慮する必要のある13万〜12万年以降に動いた活断層であると現地調査の結果を踏まえて指摘。 志賀原発の再稼働は無謀な行為であることを非常に分かりやすく指摘された。
引き続き、京都のSTOP大飯原発再稼働実現現地アクションの長谷川羽衣子さんより、大飯原発再稼働阻止の35時間の闘い報告があった。大飯のトンネルのゲート前の集まった人々の闘いのスライドを交えての紹介であった。特に若者や子どもを連れたお母さん達の必死な訴えに会場の皆は息を呑んで聞き入っていた。
最後に、命のネットワークの代表である多名賀哲也さんから何としても志賀原発の再稼働を止めようと行動提起があった。地元の首長・市議会への要求・申し入れの強化、市役所前でのテントを張っての座り込みを開始する等々の訴えで住民集会は終了した。 その後、市役所前に移動し、正門前の一角に新たなテントを設営した。テント設営には手慣れたY氏の号令一下、ものの30分程度で完成。テント前での記念写真をし、その場で交流会に移る。 帰京を急いだので、経産省前テントひろばからの訴えをし、テントひろばの幟旗を贈呈して帰路についた。
.. 2012年09月04日 10:55 No.418003
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