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■--テント日誌
++ Y・T (小学校中学年)…13回          

<テント日誌 8/19(日)―経産省前テントひろば344日目>
 │   ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯眼発!
 │   8・19松山行動in愛媛
 └────( Y・T )

8月19日(日) 今日・明日と伊方ツアーへ。
 19日の「ストップ伊方原発再稼働!とめよう大飯原発!8・19松山行動in 愛媛」集会への参加と、19・20日の全国ネットワーク相談会、伊方原発立地の見学という中味の濃いツアーである。
 東京からは、テントとたんぽぽ舎中心に40名ほどの参加、福島から2名+水戸や福岡や四万十に避難されている方3名の参加であった。全国ネット相談会用の資料の重い荷物を抱えて出発。
 集会場である松山市内 県庁近くにある城の内公園に行くと、八幡浜・原発から子どもを守る女の会の人たちに出会う。そこで早速、たんぽぽ舎の女性達が丹精込めて作成した大きな横断幕「ふるさとは原発を許さない」を贈呈。
 八幡浜は佐多岬半島の根っこのところにあり、伊方原発から5qだという。
八幡浜・原発から子どもを守る女の会は、毎月11の日に、伊方原発のゲート前に座り込みを続けておられるそうだ。この横断幕はその時掲げられる、防水シートでできた横断幕である。いつも5〜6人の行動だそうだが、表に出ない支援者は沢山おられるという。
 午後1時、真っ青な空と暑い日射しの下で集会は始められた。福島から5人の女性達の訴えがあり、古くから訴訟に関わってこられた小林圭二さんの話が続く。すると一転にわかに空がかき曇り、山の方を見ると雨で煙っている。テントに移動する間もなく烈しい雨が降り始め、雷と暴風雨が逆巻く。地元の人たちが原発建設のために祠を移された龍神様の怒りだと言う。
 雨が収まる頃、近くの美術館講堂に場所を移して集会は再開。壇上にもビッシリ人が座っても入りきれない状態で、集会は熱気に満ちていた。たくさんの人が次々と1分間メッセージをおこなう。山口・広島・愛媛からの発言が多く、さらに瀬戸内海を取りまく全地域からの発言があった。
4月17日に広瀬隆さんから、伊方原発反対の瀬戸内ネットワークがつくられたと聞いていたがそれが実感できる集会であった。
 また、伊方原発再稼働阻止と大飯原発を止めようということが一体のものとして掲げられているところに、この間の運動の前進を感じさせるもにであった。
 デモは500名くらいで公園を通って県庁の向かい側で抗議。それがいったん終了後、県庁前に移動してそこで抗議行動。木田さんの唄に合わせてカンショ踊りも。
 夕方から道後温泉近くの会場で、再稼働阻止全国ネットワーク相談会が夜9時までおこなわれた。当初40名ほどで予定されていたが90名ほどの参加の盛り上がり。(この会議の様子は8月21日の東京新聞に詳しく掲載されている)
 1日目はたんぽぽ舎柳田さんからの全体的提起、大飯現地闘争の経緯と教訓として2人の報告・提起、焦点の地から福島・伊方・泊・志賀からの報告・提起、そして呼びかけ団体からの提起があり、翌日の討論ということで、午後9時に終了した。<続く> ( Y・T )
.. 2012年08月24日 10:51   No.414001

++ Y・T (大学院生)…104回       
<テント日誌>
 └────

<テント日誌 8/20(月)―経産省前テントひろば345日目>
 伊方原発現地に赴いて――<命の海に連なる人々>
 「ふるさとは原発を許さない!」
( Y・T )

 こちら
 ※シンプルな画面で読む こちら

8月20日(月) 今日は午前9時から昨日に続いての全国ネット相談会であったが、松山に来たからにはどうしても道後温泉に入らねば・・・と、6時過ぎに起き出して道後温泉に向かう。
 風格ある建物もさることながら、とてもいい温泉であった。まだ朝早い時間帯ながら結構多くの人がいる。地元の人たちに親しまれてようだ。2階の休憩室でノンビリした時間をすごした後会場へ。
 9時から12時まで活発な議論が交わされた。次々と発言する人たちから日頃の思いや活動の様子が切に伝わってくる。テントからいった若いM君も各地のいろいろな人の思いや考えが聞けてとてもよかったと感想を述べていた。
 そして最終的に、各地の現在の状況が緊急性を要し、個々のグループだけでは対応しきれないとの声から全国ネット準備会が発足されることとなった。この全国ネットは全国の原発現地を横につなげるということと、実際に現地行動を全国連帯で積み重ねることを通して創り上げるというその実践性に特徴を持っている。志賀・泊等でのさしあたっての行動も提起された。
 相談会が終わるとすぐさまバスに乗って伊方原発に向かう。八幡浜から原発から子ども達を守る女たちの会の斉間淳子さんが同乗され、いろいろな説明をしていただいた。とくに伊方原発建設がが九長の被差別部落を狙い打ちするように進められたこと、オヤジ達が出稼ぎに行っている間にだまし討ちのように契約書にサインさせ、出稼ぎから帰ってきたオヤジ達がその出稼ぎ先で苦しん
でいる若狭の原発と同じものが建設されることを知って心底怒り、子ども達の同盟休校も含めて、山を越えて町役場に押しかけて闘ったという話には心打たれた。
 そして斉間さんの、権力や抑圧者に対する凜とした姿勢と、抑圧され差別されている者に対する優しい温かな眼差しが話の中ににじみ出ていた。
 ビジターハウス(PR館)の展望館からは原発が頭を覗かせ、方向を変えれば祝島がすぐ間近に見える。過去に3度、原発近くの海一面に大量の魚の死体が浮いたという。そこから伊方原発反対の看板をいくつも見ながら、ゲート前へ。原発3基が間近に一望される。みんなで抗議の声をあげ、木田さんが警備員に「会社はあなたたちを守らない。事故があったら、自分の命を大切にしな
さい。」と呼びかける。帰り道にもいくつもの原発反対の看板を目にした。それだけ土地買収に応じなかった人たちがいるということだった。原発反対の意思を最後まで貫いた廣野房一さんの記念碑が建っていた。
 空港に向かうバスから瀬戸内海が一望された。いくつもの島影が重なり合う穏やかな海は夕陽にきらめき、瀬戸内地域に生きる人々の<命の海>というに相応しい。木田さんが歌った「瀬戸の花嫁」が心地よく響く。

この<命の海>に結ばれる人々の闘いのネットワークは広がり、そしてそれに私たちもつながっていく。今回の松山行動と全国ネット相談会はそのことを実感させてくれるものであった。
( Y・T )

.. 2012年08月25日 08:39   No.414002
++ Y・T (大学院生)…105回       
<テント日誌 8/21(火)―経産省前テントひろば346日目>
 近づくテント1周年〜福島とつながり、脱原発の意志をさらに固く〜
( Y・T )

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8月21日(火) 晴れ
 昨夜、伊方からテントに帰ってそのまま泊り番だった。朝、東京新聞を見ると、19・20日の全国ネット相談会の記事が大きく載っている。来る人来る人に伊方の話をする。尚、一面にはテトひろばの国会議員意見聴取プロジェクトの意見聴取活動のことが取り上げられている。
 午前中に、何人かでテント1周年を記念するイベント&行動について相談する。明日のテント全体会議に提起するものであるが、ここで一足先に骨格を報告しておこう。
 9月11日は、午後1時から準備やプレイベントとしてライブやかんしょ踊りのワークショップやさらに国会議員意見聴取の結果発表のイベントをおこなう。
 午後4時頃から1周年記念集会を開催。テントひろばやとつきとおかアクションからのメッセージ、福島原発告訴団や1000万人アクションからの特別アピールのあとは、1分間メッセージをたくさんの人からしていただく。途中休憩タイムもあり、お茶・ところてんを用意。またライブタイムも設定。そして手編みロープを丸めた地球(いのち)をいくつかの原発現地に送るべく小
分け作業も。こうしてテントの前から両翼へと広がっていく。
 集会のあとは、みんなでカンショ踊りで経産省を包囲。
 7時からは、再稼働反対全国アクションとの共催で経産省包囲ヒューマンチェーン。
 尚、この1周年行動については、これまでテントを来訪された全国の人々に案内を送ります。他に、こういうことをやってみれば・・・というご提案があれば、お寄せ下さい。

●9月22日(土・休)に「3・11から学ぶ〜脱原発のうねりの中で、福島−首都圏交流の集い〜」と題する福島と首都圏の一大交流集会を企画。
福島の中通り、浜通り、会津各地の方々、いろいろな活動団体の方々をお招きして、様々な報告と提起をしていただき、首都圏の人たちがもう一度学び直し、<福島に立ち、福島を知る>一助にしたい。

●テントの1周年までにやるべき事は山積しており、今週も金曜日(24日)には以下のような行動が取り組まれる。
17時〜20時 文科省前(主催:福島集団疎開裁判)
18時〜20時 官邸前・国会議事堂前(主催:首都圏反原発連合)
18時半〜20時 経産省別館・保安院前(主催 FoE JAPAN、フクロウの会他)
18時半〜21時 経産省前(主催:火炎瓶テツさん、296デモ有志)
20時〜21時15分 環境省抗議集会&ヒューマンチェーン
             (主催 FoE JAPAN、フクロウの会、テント 他)
20時〜21時 財務省上(主催:福島集団疎開裁判)

やるべきことを着実にやりながら、9・11一周年を準備したい。
提案やご意見があればお寄せいただきたい。
( Y・T )

.. 2012年08月26日 07:22   No.414003
++ M/O (中学生)…37回       
<テント日誌 8/22(水)―経産省前テントひろば347日目>
 国会議員内に浸透していく脱原発の動き
 朝夕には涼しい風が感じられる頃となった
 (M/O)

 こちら
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残暑というにはまだ早いのだろうが確かに日中は暑い。早朝は涼しいのであるが段々と暑くなってきて、「暑いね」という言葉が口について回る。けれども朝夕には涼しい風もあって幾分かは凌ぎやすくなった。風通しのいい蚊帳のある部屋では朝方は寒いほどである。
 竹島や尖閣諸島のことが巷では騒がしくなっているためか、テントの中でもこのことが議論になった。この問題はなかなか難しく結論めいたものが出たのではなかったが今後も議論の続くことだと思う。
 私の考えは竹島にせよ尖閣諸島にせよ、帰属問題が日韓と日中の間で提起されている以上、話し合い(外交)で解決をめざすしかないということだ。固有の領土であるということを双方で主張しあったところで解決がつくわけではない。
 どのような経緯からであれ、双方が対立関係に入れば武力による解決か、話し合いによる解決しかない。現実的なこととして武力解決を国民は望んではいない。こういう扇動《過激な扇動》をする政治家やメディアはいるがそれは国民の意向ではない。偶然を含め地域紛争に発展する契機がありこのことに警戒がいると言えようか。
 誰もが話し合い(外交)での決着をめざし、領土的な帰属の棚上げや共同開発を含めた解決が望ましいと思っていても外交の場につくことが難しいという現状がある。何故だろうか。それは竹島問題や尖閣諸島の問題を政治的な問題にしようという動きが絡んでいるからだ。これを民族感情や意識の高揚に用い、それを通して自己の政治的威信を高めようとする動きがあるのだ。
 民族感情や意識は対抗的に発展し高まる契機を有するがそれを利用しようとする政治家はいるしメディアはその扇動に走りやすい。民族感情や意識は歴史的に形成されてきたものだから、残存基盤が一定の形であるためと言える。ナショナリズム的な契機を排除し話し合いによる解決が望ましいというよりそれしか道はないのだ。
 ナショナリズムで自己の政治基盤を強化しようとする政治家やメディアに警戒が必要だ。彼らには領土問題は政治的道具であるのだ。その意味で李明博大統領や石原慎太郎の言動は批判さるべきだ。

.. 2012年08月26日 08:34   No.414004
++ M/O (中学生)…38回       
 段々と暑さの増す中で首相官邸では野田首相と首都圏反原連合のメンバー十人の会談が行われた。焼けつくような暑さの中で午後13時頃から首相官邸前では激励のための集会が開かれた。
 集会に集まった人に見送られてメンバーは官邸に入った。
 会談は午後2時から2時30分まで開かれたが外からは様子はわからなかったがネットなどでも中継されていたようで見た人も多いと思う。会談中も激励の集会は続けられ、2時30分過ぎには会談に参加したメンバーからの報告があった。
中でも官邸前からの声は聞こえていたようで毎週の集会での声は届いているのが確認された。
 大飯原発の再稼働の停止や原子力規制委員会の人事案撤回等の要求を野田首相は拒否したが、メンバーは毎週金曜日の官邸前行動は続ける事を宣言して引き上げてきた模様である。この行動が永田町の住人(国会議員)に与えている衝撃は予想以上のものがあると推察できるが、この影響は今後いろんな形で出てくると思われる。この会談は政府側が予想を超えて動きに反応したというこ
とだろうが、脱原発の動きが議員に浸透していることを現わしている。
 経産省テント前ひろばでは8月20日より原発問題での「国会議員意見聴衆活動」をはじめた。
これは各議員に「1原子力発電について Aやめるべき B続けるべき 2現在ある原発についてA稼働させない B稼働させるべきだ《 何年》」というシンプルな質問に答えを求めた活動である。
 これは9月5日に締め切られ、内容は9月10日以降にマスメディア、ネットメディア等で公表して行く予定である。選挙でも原発に対する候補者の考えをはっきりさせ、判断の目安として提示したいと思っている。この活動に注目して欲しい。(M/O)

.. 2012年08月26日 08:40   No.414005
++ Y・T (大学院生)…106回       
<テント日誌8/24(金)―経産省前テントひろば 349日目>
 |  金曜行動は官邸前〜国会前〜霞ヶ関一帯で続く
 |  坂本龍一さん テントへ
 └──── (Y・T)

8月24日(金)晴れ
 4時頃テントに着く。今日は恒例の金曜行動の日とあってテントの前はもう賑わっている。
すると街宣右翼が街宣車4台でやってきた。例によって大音量で口汚く罵っている。車から降りて言いがかりをつけてくるのも何人かいる。構うことなく毅然として対応。その間もテントの前はどんどん人は増え続けていたが、1時間たつと引き上げた。あたかも時給制にでもなっているかの如くに。

恒例となった金曜行動は、今日もまた多くの人が参加した。官邸前はやはり人々の列が長く続き、官邸裏でも多くの人が声を上げる。国会正門前も女性議員の参加も含めて盛り上がり、霞ヶ関では文科省前、経産省正門前、別館前といつもの行動が続く。
 今日は午後8時以降に、緊迫する規制委人事問題で民主党への抗議行動、そして環境省包囲行動が取り組まれた。
 尚、官邸前でスピーチされた坂本龍一さんは、翌日の土曜日テントに来訪されたそうだ。詳しくは次の機会にでもお伝えしたい。

【テント日誌の訂正】
 8/19・20の伊方報告の中で私の記憶違いで間違っていた箇所が何カ所かあったので 訂正しておきたい。
 一つは、八幡浜を伊方原発から5qと記していましたが、これは10qの誤りです。
 二つは、伊方原発近辺の海で、魚の大量死体が浮き上がったのは、3回とあったのは誤りで、7回です。
 三つは、原発立地域を九長と記していたのは、正しくは九町です。
             (以上、斉間さんご指摘ありがとうございます。)

 8/21の日誌で、「9月22日(土・休)に「3・11から学ぶ〜脱原発のうねりの中で、福島ー首都圏交流の集い〜」 と題する福島と首都圏の一大交流集会を企画。福島の中通り、浜通り、会津各地の方々、いろいろな活動団体の方々をお招きして、様々な報告と提起をしていただき、首都圏の人たちがもう一度学び直し、<福島に立ち、福島を知る>一助にしたい。」と記していましたが、
 9月22日には、いわき市文化センターで 『全国福島原発告訴団大集会』を開催されるということで、テントとしてはそちらに結集することにして、企画した福島ー首都圏交流会は、別途企画し直すことになりました。
 是非、『全国福島原発告訴団大集会』にご参加下さい。
 尚、テント1周年イベント&アクションのチラシは近日中にできる予定です。

.. 2012年08月28日 13:10   No.414006
++ Y・T (小学校中学年)…14回       
テントひろば テント日誌
<テント日誌8/28(火)―経産省前テントひろば353日目>
 未明〜午後にわたる、鋼板付き鎖設置をめぐる攻防
 経産省の新たな一歩?( Y・T )

8月28日(火) 晴れ
午前4時を少し過ぎた頃だったろうか。あたりはまだ夜の闇だった。
 3時半に交替で起きだし、コンビニにトイレに行ったりして、テントの中が暑いからと外に出て、M君となにか話をしていた時だった。突然、右手の方からなにか台車をひきながら10数人の男達がテントの前に現れた。いったい何事かと見ると顔見知りの経産省職員がいる。
 男達はやおら台車から荷物を降ろし、梱包を解き、薄い鋼板がついた鎖を取り出す。こんな未明の時間帯に何事だと問い質すと、テントの前に張り巡らしている鎖が傷んでいるので取り替えるのだと言う。このような時間帯にそういうことするのは非常識だというと、涼しいうちに、とふざけたことを言う。下請け作業員3〜4人を混じえて、夜中中待機していてこの未明の時間帯を狙い
打って繰り出してきたのは一目瞭然。
 こんな鋼板付きの鎖を張るのは危険だと抗議し、怪我でもしたら誰が責任を取るのか、これを指示した責任者は誰か、この場の責任者は誰か等々追及する。奥で寝入ったばかりの者達も起きだしてきて抗議に加わる。経産省職員側の態
度は強硬で、何を言っても退去しろの一点張り。聞く耳は持たない、との態度でひたすら力ずくで作業を強行する。
 どうやら鋼板付き鎖は東急ハンズあたりで特注したものらしい。覆いの紙をはがすと、国有地で立ち入り禁止とか敷地内での居座り禁止とかの文字が躍り出る。その仰々しさはけたたましいばかりである。 この場の責任者とおぼしき男に、後で申し入れに行くから名を名乗れと執拗に追及するが、そのまま引き上げていった。
 入り口の踏み台を築き直し、ポールを立て、鎖を最大限下げて針金で縛り付けて20分程すれば、若い職員がやってきて、制止を振り切って強引にその針金を切る。
 10時半頃、テントにやってきたEさん、Mさんと一緒に4人で経産省に抗議に行く。ロビーで企画厚生室の前川審議官と押し問答を繰り返す。やはり態度は頑ななであり、話し合う余地はない、管理権の行使だと一方的に繰り返すのみ。
 戻ってきて、ならば、鎖と鋼板の前に、ポールを立てて鎖に触れることなく、横断幕を張り巡らす。テントの前はカラフルで華やか。それから2時間有余もしただろうか。経産省職員5〜6人がやってきて、それをビデオに撮ったり、どうしたものかと眺めたりしている。責任者とおぼしき男がヤレ!と声を発する。それでもって、一斉に横断幕を引きはがしにかかり、揉み合いとなり、彼
らは横断幕を引きちぎって捨て去り、また同じ事をやれば警察に通報し出動を要請すると、捨てゼリフを残して引き上げていった。
 先日の監視カメラから今日のこの件、経産省のテントに対する態度は変わりつつあるようだ。テント1周年を前に緊張は高まりだした。
 この日のテント運営会議は、厳しく抗議の行動をおこなうことと、テント1周年を大きく盛り上げることでもって対抗することを確認した。
 9・11テント1周年に向けて、金曜行動とともにテントにご参集されるよう呼びかけたい。
尚、9・11テント1周年イベント&アクションについてのプログラムの大枠が決まりました。

.. 2012年08月31日 08:53   No.414007
++ M/O (中学生)…39回       
<テント日誌8/29(水)―経産前省テントひろば354日目>
 テントの存立一周年も近づいてきて(M/O)

 朝の早く、といっても4時近くであるが、テントの外の椅子に座って明けゆく光景を見ていた。家にあればまだ夢の中であろう。テントの不寝番の早起きでこうしているのだが、外灯は残っていて車も時折見かけるが、山田風太郎の描いた馬車が明治の初期には颯爽と走っていたのだろうと想像した。
 <春は曙、ようよう明けゆく……>ということも自然と浮かんでくるが明けゆく光景は何処でいつ見てもいいものなのだろうと思う。本当に不思議なもので早朝の光景はいいものだ。いつの間にか深夜族になって早朝に起きるなんて思いもつかない生活をしているとこういう機会に感謝したい気持ちになる。山登りなんてなかなか機会を作れない日々だからである。
 でも、テントにこうして座っていることは何なのだ、それはどんな意味があるのかという問いかけもまたやってくる。脱原発や原発再稼働反対の政治意志の表現であることは明瞭であるが、それを超えた何かもまたあるはずで答えのない自問をしている。自問自答自身が私たちの存在と世界をつないでいるのであり、そういう問いの契機があるということが重要なのだろうと思う。こんな
風にしてやがては一年目を迎える。多くのドラマがこの小さな空間でもあったことを想起していたのだが、最初のころテントにやってききていて昨年の暮れには謎の死を遂げたKさんことが思い浮かんだ。
 Kさんは最初からテントにやってきてゴミを毎朝自転車で運んでくれたりした。まだ、女性のテントのない時期に泊り込みテント維持に重要な役割をしてくれた。少女らしい面影をのこしながら、一方での大胆な振舞い驚きながらも僕は彼女のことを見守っていた。テントの面々とうまく折り合ってくれることを願いながらである。

.. 2012年08月31日 10:53   No.414008
++ M/O (中学生)…40回       
 彼女にとって我々の振舞いがどう受け取られたか、どう映っていたかはわからないが、私には彼女の存在と行動が気にかかるところがあり、それだけ意識させられる存在だった。そんな矢先に彼女は謎のような死を遂げたのだが、それだけにこころに残ったものは大きく時折思い出すのである。人の死に出会う度にもう少し話でもして置けばよかったと思うものだ。彼女にもそんな思いが
ひと際強く残っており現在まであるのだ。
 朝の十時を前後してテントの周辺での気温が上昇し暑くなるのだが、最近、経産省側のテントに対する対応は意地悪度を増している。テントの周辺に監視カメラを設置し、立ち入り禁止の鎖に繋がれた看板を増やした。
 テントの出入り口も鎖で妨害されており危険きわまりなない。危険のないように管理するというのが名目であるが、危険を増やすだけである。これは毎週金曜日の首相官邸前行動に対する警察の規制と同じである。通行路を確保する、安全のためにという名目で無用な鉄柵をつくり意思表示や行動を抑え込むのと同じである。対応する経産省の職員の行動も粗野で凶暴さが目立ってきている。
これには経産省や警察への政治的圧力が強まっていると推測できるが、彼らの苛立ちも深まっているのだろうと思う。今日のテント周辺の旗や飾りを撤去しようとする職員とのやりとりがあったが、我々は冷静に毅然と振舞うしかない。
 今日は衆院第一議員会館で「女性たちの一票一揆」の第三弾目の集会があった。そしてこの会に向けて集会とかんしょ踊りがテント前で開かれた。午後のテント前は賑やかな声に包まれかんしょ踊りも華やかに展開された。私たちにかんしょ踊りは親しいものになってきているがこれが全国に広がっているのも嬉しいことだ。地域の盆踊り取り入れられるといいと思える。炭坑節がどんな
経緯で広がったのかは知らないが、盆踊りにふさわしいと思う。
 国会議員に対するアンケート調査《意見聴取》も始まっている。国会議員に対する工作はいろいろの方面からなされるであろうが、体たらくな国会を尻目に我々はそれを強め次に選挙での原発問題の争点化を進めなければならない。
(M/O)

.. 2012年08月31日 11:02   No.414009
++ テントひろば (幼稚園生)…1回       
9月11日(火)テント1周年 イベント&アクション
 └────(経産省まえテントひろば&再稼働反対!全国アクション)

13:00 プレイベント スタート。
    ライヴ トーク ワークショップ(かんしょ踊り)

15:00 「再稼働是非」で国会議員を糺(ただ)す、
    アンケート結果発表記者会見

16:00〜1周年記念集会 テントひろば とつきとおかアクション
    特別アピール:福島原発告訴団、1000万人アクション
    1分間メッセージ・・・たくさん、ライブ、お茶・ところてんタイム、
    手編みロープによる地球(いのち)の小分け

18:15〜経産省包囲かんしょ踊り
    福島の怒り・全国の怒りを1000人の人々による力強いかんしょ踊りで経産省を包囲。知らない人もすぐ覚えられる揃いのたすきを締めて。

19:00〜20:30 経産省包囲 人間の鎖
    昨年9・11にはじめておこなった経産省包囲人間の鎖。規制委員会発足に対してさらに多くの人たちによって!

 テントひろばと再稼働反対全国アクションとの共催
 問合せ 070−6473−1947 メール tentohiroba@gmail.com
 ホームページ こちら

.. 2012年09月02日 08:45   No.414010
++ シャワリン (幼稚園生)…1回       
テントひろば テント日誌
 └────

<テント日誌 8/30(木)―経産省前テントひろば355日目>
 「再稼働是非」で国会議員を糺す!
  議員意見聴取―既に44議員が回答!

8月30日(木) 晴れ
8月上旬から開始された、テントひろばの国会議員意見聴取プロジェクトの活動は、今佳境を迎えている。8・29の「女の一票一揆」でも報告されていたが、ここで現状を報告し、皆さんの注視とご協力をお願いしたい。
「脱原発」経産省前テントひろばの国会議員意見聴取プロジェクトでは、衆参両院の議員に対する意見聴取(アンケート)のお願い封書を8月20日(月)頃に配布しました。質問は極めて単純で次の2点です。
 ・原子力発電を止めるか続けるか
 ・今ある原発を稼働させるかさせないか
8月30日現在で44人の議員から回答をいただきました。以下に、回答をいただいた議員名をお知らせします。回答郵送が入れ違いになった議員さんには申し訳ありません。締切は9月5日です。返信用封筒も同封しています。なるべく早いご回答を各議員さんにお願いしたいと思います。
なお、回答結果(回答の有無、回答内容、回答用紙など)も公開します。

既に回答いただいた議員さん(敬称略)

衆議院議員
1 橋本べん 山岐阜2区 8月23日
2 黒田雄 千葉2区 20日
3 浅尾慶一郎 神奈川4区 21日
4 木内孝胤 東京9区 空白
5 牧義夫 愛知4区 21日
6 瑞慶覧長敏 沖縄4区 21日
7 田中康夫 兵庫8区 23日
8 高橋千鶴子 比例東北 21日
9 中川おさむ 大阪18区 23日
10 小林正枝 東海ブロック空白
11 中島隆利 九州比例区 21日
12 照屋寛徳 沖縄2区 21日
13 道休誠一郎 宮崎2区 22日
14 亀井静香 広島6区 21日
15 吉泉秀男 東北比例(山形3区)20日
16 相原しの 南関東比例区20日
17 菊池長右ェ門 比例東北23日
18 原口一博 佐賀1区 22日
19 赤松正雄 近畿比例 22日
20 石田三示 南関東 22日
21 石毛金英子 東京比例 22日(回答控えるのメモ)
22 岡本英子 神奈川3区 21日
23 京野きみこ 秋田3区 21日
24 重野安正 大分2区 21日
25 川内博史 鹿児島1区 24日
26 小林興起 東京10区 24日
27 土居隆一 兵庫3区 28日

参議院
1 田城郁 比例区 8月21日
2 今野東 比例区 21日
3 谷岡郁子(くにこ)愛知 24日
4 小野次郎 全国 21日
5 田村智子 比例 21日
6 浜田和幸 鳥取 空白
7 吉田忠智 比例 空白
8 又市征治 全国比例 20日
9 糸数慶子 沖縄 21日
10 山内徳信 比例(全国)22日
11 徳永エリ 北海道 22日
12 行田邦子 埼玉県 21日
13 はたともこ 比例区 21日
14 福島みずほ 全国比例区 22日
15 山下芳生 比例 22日
16 姫井由美子 岡山 24日
17 大河原雅子 東京 24日 以上(国会議員意見聴取プロジェクト K.M)

 8・29(木)「女たちの一票一揆」の会でも報告されましたが、いよいよ8月も最後の明日、恒例の金曜抗議にあわせ、テント前も<掲示発表>いたします。盤国会も残り一週間、もはや開店休業状態、議員たちは今日辺りから各地元に戻る等とも報じられていますが、未回答の約680名には、電話に加え来週は〆切の直接訪問にも回りますし、日々ホームページ等でも公開報告致し
ますので、みなさま、よろしくお願いいたします。(シャワリン)

.. 2012年09月02日 09:27   No.414011


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