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いつのまにやら、官房長官が日米同盟という言葉をつかっている。もっともアメリカのほうでは、前から日米同盟と言っている。現憲法の下では、日本はいかなる国とも軍事同盟を結ぶことはできない。しかし、2001年6月30日日米首脳会談で、小泉首相はアメリカのミサイル防衛構想に理解を表明、日本、台湾、アメリカによるアジア戦域ミサイル防衛構想の実現に日本の責任が生じたらしい。同年7月16日、中ロ善隣友好協力条約が結ばれた。中ロ両国が互いに核兵器による先制攻撃を放棄するとともに、いずれかの国に侵略の脅威が発生した場合に、直ちに二国間で協議することを定めているそうだ。また、ロシアは「台湾を中国の領土の一部である」と認めると同時に、中国はロシアの国家統一に関する政策を支持することが明記されているという。この中ロに北朝鮮が加わるわけで、去年には核実験をしたのは、一つには、中ロ北朝鮮間の地位の向上?のためではなかろうか。それで、形の上では、アメリカ、台湾、日本と、中国、ロシア、北朝鮮の軍事的対抗がある。これはミサイル防衛の観点から見たからだが、韓国はアメリカにとっては、血を流してまで、(アメリカのために)まもる価値?はないのではなかろうか。あくまで戦略上の話である。戦争でもうけようという死の商人の動きもからんでくるであろう。平和を実現するためには、戦争を知る必要があるのではないか。かなり危険水域にさしかかっているのではないだろうか。少なくとも杞憂ではないであろう。
.. 2007年01月06日 11:19 No.41001
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