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■--首都圏反原発連合
++ 東京新聞 (大学生)…80回          

首都圏反原発連合 議員と初対話:菅氏「行動、効いている」
└──── 

 首相官邸前で脱原発の抗議行動を主催しているネットワーク「首都圏反原発連合」の13人が31日、衆議院第一議員会館で、民主党の「脱原発ロードマップを考える会」、超党派の「原発ゼロの会」の国会議員計十数人と初の対話集会を開いた。
 同連合から野田佳彦首相との面会を求める声が続出。考える会顧問の菅直人前首相は電話で野田首相と話したことを明かし「皆さんの行動は非常に効いています。多少一般論かもしれないが、(野田首相には)『そういう皆さんと会って話を聴くことはやぶさかではない』と言っていただいた」と話した。
 同連合は大飯原発の稼働停止と全原発の再稼働中止も要請。原子力規制委員会の人事案について「原子力ムラの人に決まれば、5年間は政府に抗議しても何にもならなくなる」と撤回を求める声が相次いだ。
 ゼロの会の阿部知子衆院議員は「推進側だった人が委員になるのは容認できない」と答えた。(2012年8月1日 より抜粋)

.. 2012年08月02日 15:41   No.409001

++ 東京新聞 (大学生)…81回       
規制委員人事への反発、民主党内で強まる
 |  「ミスター原子力ムラ」「真の組織を」鳩山由紀夫氏ら
 └────

 政府が提示した原子力規制委員会の国会同意人事案に対し、民主党内を中心に反発が強まっている。同党の鳩山由紀夫元首相のグループは31日、初代委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理の差し替えを求める声明を出した。
 声明は田中氏を「ミスター原子力ムラの人物」と批判。規制委人事は「原子力ムラと決別し、真の規制組織を作るという政府の姿勢が現れたものでなければならない」として、政府に再考を求めた。
 民主党を含む超党派で脱原発を訴える議員でつくる「原発ゼロの会」も31日、田中氏が委員長代理を務めていた原子力委で、電力事業者との秘密会議が常態化していたとの指摘があることなどを問題視し、再考を求める声明を発表した。
 31日に開かれた民主党の環境部門会議と原発事故収束対策作業部会の合同会議でも田中氏について「なぜ『原子力ムラ』の人を選んだのか」と批判が出た。(後略)(2012年8月1日より抜粋)

.. 2012年08月02日 15:46   No.409002
++ 東京新聞 (大学生)…82回       
国民的議論のやり直し要求  脱原発首長会議
 └────

  「脱原発をめざす首長会議」は31日、東京都内で記者会見し、エネルギー基本計画策定に向けた政府の「国民的議論」の抜本的見直しを求め、政府に提言したと発表した。「脱原発」を推進する外国の「緑の党」関係者も同席し、日本政府の意見集約のやり方を疑問視した。
 政府は、2030年時点の原発依存度について3つの選択肢を示した上で、各地での意見聴取会や世論調査などを通じて国民の意見を集めるとしている。
 提言では、これまでに開催された聴取会が「国民の信頼を失った」と指摘。「国民的議論」の在り方を、福島第一原発事故で大きな被害を受けた福島の再生を基本理念に据えて見直すように求めた。
 会見で、ドイツ「緑の党」連邦議会院内会派副代表のベーベル・ヘーンさんは「『原発比率15パーセント』を落とし所にしようという日本政府の意図が見え見え」と批判。「市区町村から変えることに可能性がある」と首長会議に期待した。
 韓国「緑の党」運営委員の徐(ソ)さんは「日本政府のやり方には、心を込めて国民の声を聞くという姿勢が感じられない」と話した。
(2012年8月1日より抜粋)

.. 2012年08月03日 08:36   No.409003
++ 東京新聞 (大学生)…83回       
福島、怒りの聴取会「原発即ゼロ」、<収束><再稼働>政府不信一色
 (8月2日 より抜粋)

 東京電力福島第一原発事故で計り知れない打撃を受けた福島県で一日、将来の原発比率をどうするか、県民の意見を政府が聞く会が開かれた。将来の0%どころか「すべての原発の即廃炉」を求める声が相次いだ。政府は事故収束宣言や原発再稼働など県民の心を逆なでしてきたため、政府への不信感や怒りの声に染まった。(中略)
−−−インターネットで発言希望を出した九十五人の中から無作為抽出された三十人全員が一人五分で意見を表明した。
 聴取会は四時間に及び、原発比率の議論より、政府の姿勢を疑問視する声が目立った。(中略)再稼働問題はほぼ全員が問題視した。「あれだけの事故があったのに、もう再稼働させてしまった。失礼だ」「山も森も放射能物質。そんな中で再稼働に踏み切った政府に憤りを感じる」などの意見が出た。
 規制委人事でも「また原子力ムラで固めるつもりなのか」と疑問が出されると、会場から「ふざけるな」の声が一斉に上がった。
 こうした聴取会が単なるガス抜き、アリバイ作りではないかと、根深い不信感を口にする人も多かった。(後略)

.. 2012年08月03日 10:41   No.409004
++ 東京新聞 (大学生)…84回       
電力会社の姿勢が壁、天然ガスで電気は大丈夫
 シェールガス革命 日本の課題は「需給以前に原発再稼働」
 (8月2日より抜粋)

 東京電力福島第一原発の建設にも携わった米・ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)が、英紙の取材に「シェールガスの供給が増え、原子力に頼ったエネルギー政策が妥当とはいえなくなってきた」と語った。シェールガスの供給増は、日本の脱原発の流れに弾みをつけられるのか。

 シェールガスは頁岩[けつがん](シェール)層と呼ばれる地層にたまった天然ガス採掘技術が二〇〇〇年代に確立し、米国などで本格的に採掘が始まった。米国内では、十八年には天然ガス全体の生産能力に約三分の一を占める見込みで、「シェールガス革命」という言葉も生まれている。(中略)
 日本大の円居総一郎(経済学)は「GEのCEOの発言は、感傷的な『脱原発』ではなく、経営の合理性を考えてのこと」と前置きし、その意味をこう解説する。「天然ガスによる発電のほうが、原子力より安全面でもコスト面でも優れている。原子力による発電量は、明日からでもすべてを天然ガスで賄える可能性すらある」
 LNGの調達価格を現状より下げられる余地もあるという。同教授によると、日本でLNGの調達にかかる費用は、シェールガスが出回る米国の約六倍という価値。韓国や欧州と比べても、約二倍もの開きがある。(中略)
 ところが、シェールガスの登場でLNGは買い手市場になり、従来の構造は変わりつつある。(中略)
 円居教授は「原発の稼働が止まれば、電力会社は損失を被る。だから、電力会社も政府も、原発の稼働ありきでしかものを考えられない」と、政府などが再稼働を急ぐ理由を指摘しつつ、大手電力の市場独占など構造自体に切り込む必要性を提起する。
 「現状の仕組みでは、燃料が高騰しようと、電力会社はその負担を消費者に料金値上げの形で転嫁できる。そうした不合理を改めない限り、国や電力会社が『シェールガス革命』に正面から向き合うことはありえない」

.. 2012年08月03日 11:02   No.409005
++ 東京新聞 (大学生)…85回       
志賀原発建設当時、安全委の議事録なし
 └───  活断層検証できず(8月3日 より)

 北陸電力志賀原発1号機(石川県志賀町)の直下に活断層が存在する可能性が指摘された問題で、原発の設置許可申請の際に原子力安全委員会が開いた審査会などの議事録が残っておらず、活断層でないと判断した審査過程が検証できない
状態であることが二日、安全委への取材で分かった。
 原子力安全委は、1995年の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)のナトリウム漏れ事故を受け、96年12月に議事録や会議資料の公開を決定。それ以前は、例外を除き作成していなかった審査会などの議事録を残すようになったが、部会の一部などで引き続き作成しない例があった。
 志賀1号機に関しては88年に、2号機に関しては99年に、国はそれぞれ設置を許可。これに先立ち、通商産業省(現・経済産業省)の諮問を受けた安全委は部会を設置し、地盤の安全性などを審査した。いずれの部会も会議資料や議事録概要はあるが議事録はなく、議論の経緯や発言者、発言内容などが記録されないままだという。
 1号機直下の断層は、今年7月17日の経産省原子力安全・保安院の専門家会議で活断層の疑いがあると指摘され、保安院は北陸電に断層の調査を指示。北陸電は同25日、原子炉建屋の地下にトンネルを掘るなどして調査する計画を提出した。

.. 2012年08月10日 10:19   No.409006
++ 鎌田 慧 (幼稚園生)…1回       
.「原発許すまじ」
 └─── (東京新聞8月7日 「本音のコラム」より)

 黙祷がはじまると、急にせみ時雨が激しくなった。広島の朝はすでに暑い。平和記念式典で、野田佳彦首相は「脱原発依存」を「中長期的なエネルギー構成」と発言した。二〇三〇年の原発比率を15%で逃げ切ろうとする計算なのか。
 ヒロシマとナガサキのような、つぎの犠牲を防ごうとする決意と責任がみられない。
 そのあとの原水爆禁止世界大会に、「さようなら原発運動」呼びかけ人の一人として参加し、わたしも会場で、「原爆を許すまじ」を斉唱した。ほぼ五十年ぶりだった。「ふるさとの街やかれ 身よりの骨うめし焼土に 今は白い花咲くああ許すまじ原爆を」こころにしみいる歌である。一九五四年の米ビキニ環礁水爆実験、第五福竜丸被ばくのあとつくられた。乗組員の久保山愛吉さんが、ナガサキのあと最初の被ばく死だった。 原爆投下から六十七年たったいまなお、広島でも長崎でも、「被爆者健康手帳」交付の不備が問題にされている。原爆症の認定から漏れたひとたちの悲痛な訴えが切り捨てられている。水俣病でも、政府は未認定患者の申請を打ち切った。
 これから、フクシマの被ばく者や被ばく労働者の治療と補償が重大課題になる。
この非人道的、悪魔的発電装置の再稼働を認めた野田内閣に、政治家の矜恃と配慮は感じられない。

.. 2012年08月10日 10:42   No.409007
++ 東京新聞 (大学生)…86回       
67%が「ゼロ」選択、全11都市で意見聴取会終了、脱原発の民意明確に
 (8月5日 より)

 将来の原発比率をどうするか、政府が国民から意見を聴く会が4日、高松市と福岡市で開かれ、すべての日程が終わった。全国11会場で参加者が突きつけた声は、70%近くまでが原発ゼロだった。細野豪志原発事故担当相が「もっとも重要な聴取会」と述べた福島市の会場に「すべての原発の即廃炉」が圧倒的だった。東京電力福島第1原発の事故を受けて明確に示された「脱原発
依存」の民意。政府はその声をしっかり受け止め、政策に反映させていくことが求められる。(後略)

−−(編集部:注)−−
 政府が示す「三択」には大きな前提があることを忘れてはいけない、政府や電力会社はあくまで「2030年のエネルギー政策」だ。福島の事故から、私たちは「すぐに停止が必要だ」ということを学んだはず。原発が一旦暴走を始めたら止め手立てはほとんどなく、甚大な被害が起きる。大地震発生の危険もせまってことを考えれば、今から20年も待つ余裕はないはずだ。

 福島事故の根本的な原因がまだ究明されなていないことに加え、老朽原発の即時停止や、福島第一と同型の原発の稼働停止、もっと根本的なこととして使用済み核燃料の保管体制が危険的など、ちょっと考えただけで、「今すぐ原発を止める理由」はこんなにある。意見聴取会を終えたからといって、政府任せにはできない!

.. 2012年08月10日 11:43   No.409008
++ 東京新聞 (大学生)…87回       
平和式典に出席した浪江町長、「首相の言葉はごまかし」
 (8月7日 より)

 東京電力福島第一原発事故後、福島県の自治体の長としては初めて、広島市の六日の平和記念式典に出席した浪江町の馬場有町長は「震災や原発事故後の町の様子と六十七年前の広島の姿が重なり感慨深い」と語った。
 松井一実広島市長は平和宣言で脱原発に言及しなかったが、「明確に答えられなかっただけで、気持ちは同じだと思う」と感想を述べた。
 一方、エネルギー政策に触れた野田佳彦首相のあいさつを「中長期という言葉はごまかしだ」と強い口調で批判。式典終了後、原爆ドームを見学し「爆発した原発の建屋のようだ」と話した。
 午後には、広島県被害者団体協議会の坪井直理事長と市内で面会、原爆の被爆者健康手帳を参考に町独自で作成した「放射能健康管理手帳」について、医療費無料化などを含む法整備への協力を求めた。
 坪井理事長はいつ、どこで何を食べたかと言った当時の記録がないため、手帳をもらえない人もいた。われわれがすぐできなかったことを実行してくれてありがたい」とエールを送り「放射能の影響は長期に渡るので、油断しないで」と助言した。
 馬場町長は面会後、「放射能についての話を聞き、慎重に対応していかなければいけないと感じた」と話した。

.. 2012年08月10日 12:00   No.409009
++ 東京新聞 (大学生)…88回       
原発報道で高評価なのに番組を打ち切り?
 関西ラジオ「たね蒔ジャーナル」---「経費かかる」vs「存続して」

 脱原発を求める市民らの間で、関西地方で流れるあるラジオニュース番組の行方が注目を集めている。毎日放送(大阪市)の「たね蒔ジャーナル」。積極的に原発問題を取り上げ、鋭い切り口で本質に迫ってきたが、打ち切り話が浮上。存
続を求めるリスナーの声が強まっている。
 「小さな出来事、ニュースの種を見逃しません」。こんな決まり文句で2009年10月に同番組はスタート。(中略)

 番組が一躍有名になったのは昨年三月の福島第一原発事故後。京都大原子炉実験所の小出裕章助教に出演を依頼し、原発事故を細かに伝えるようになってからだ。正確かつ簡潔な小出氏の解説が評判を呼び、放送を聞けない関西圏以外の人たちにも情報が拡大。動画投稿サイトに音声がアップされ、全国に番組の存在が知られるようになった。
 テレビの視聴率に当たる聴取率も悪くなく、今年三月には原発事故に関する報道姿勢が評価され、関西を拠点にした優れた報道活動に贈られる「坂田記念ジャーナリズム特別賞」を受賞した。(中略)

 事故発生からしばらくは毎日、今も週に二日出演している小出氏は「国がでたらめな情報しか流さず、事実を知らせなければいけないと思っていた時に声をかけてもらった。私の考えを伝えられ大変ありがたかった。打ち切りが本当だとしたら残念です」と語る。(後略)(8月4日より抜粋)

.. 2012年08月10日 13:41   No.409010
++ 東京新聞 (大学生)…89回       
◇「汚染直視した教育を」福島県教祖が放射能を考える指導本 発刊
 文科省・副読本は原発事故にふれず。

 放射能教育をめぐり、福島県で独自の指導案作りが進んでいる。文部科学省が昨秋に作成した副読本は福島原発事故に触れておらず、参考にならないからだ。福島県教職員組合でも、独自に模索してきた成果の第一弾として先月、放射能のリスクを学ぶ本を出版した。教え方に悩む全国の教祖から問い合わせが相次いでいる。

「福島県の東半分は放射線管理区域並みに汚染されている。子どもも教員も被ばくを強いられている現状を直視した教育でなければならない」(中略)

福島県教祖放射線教育対策委員会の国分俊樹事務局長はこう強調した。
 同委員会では先月、脱原発の研究者らでつくる「科学技術問題研究会」との共著で、「子どもたちのいのちと未来のために学ぼう 放射能の危険と人権」(明石書店)を出版した。「放射能は安全」という新手の“安全神話”に惑わされないための理論的な手引きとしてまとめた。(中略)

 全国の学校に配布されたこの(文科省の)副読本は、電力会社幹部も役員を務める財団法人・日本原子力文化振興財団がまとめた。内容では原発事故の被害に触れていない。にもかかわらず、福島県教委もこれをもとに指導案を作ったため、
保護者から「福島の実情に合わない」と批判が殺到した。(中略)

 県教祖も「子どもたちに『(放射能汚染は)大丈夫だ』と思い込ませることだけは避けたい。子どもたちを戦場に送った戦時下の教師の後悔を繰り返したくない」(国分氏)との思いは強い。(後略)
(8月5日「こちら特報部」より抜粋)

.. 2012年08月10日 13:53   No.409011
++ 東京新聞 (大学生)…90回       
原子力ムラ発・規制委人事の系譜==「放射線被害楽観」論者ずらり
 旧科技庁人脈 見え隠れ「放射能安全」集落
 (8月9日付け 「こちら特報部」より)

 永田町は政局たけなわだが、争う民主、自民両党とも、国会同意の必要な原子力規制委員会の人事案には、もろ手を挙げて賛成だ。「こちら特報部」は委員候補者5人のうち、原子力関係の3人が「原子力ムラ」の住人と指摘したが、さらに調べると、福島県を舞台に展開している「放射線被害楽観」論者たちと深く結び付くことが分かった。言い換えれば、旧科学技術庁人脈が色濃い集団だ。
−−−
 「100ミリシーベルトというのは健康に大きな影響がないということだと、いわゆる健康影響との関係でこのあたりをどう今後住民にご理解いただくかということ、折り合いをつけていただくことが大変大事になってくると思います」
 日本原子力学会会長も務めた委員長候補の田中俊一氏は昨年8月23日、原子力委員会の定例会議でこう発言した。田中氏は「政府に批判的」との評もあるが、政府の原子力損害賠償紛争審査会では、自主避難者への賠償に異論を唱えた。(中略)
 田中氏が所属するNPO法人・放射線安全フォーラムの役員、顧問には日本アイソトープ協会と並んで、独立行政法人・放射線医学総合研究所(放医研)の理事らも名を連ねる。放医研は核実験でマグロ漁船乗組員らが被曝した「ビキニ事件」を契機に旧科学技術庁の所管で設立された。
 しかし、第五福竜丸の元乗組員大石又七氏(78)は、93年から放医研で年1回の定期検診を受けるのをやめた。被曝後に大量出血してC型肝炎ウイルスに観戦したいたのに放医研は大石氏本人に情報提供せず、別の病院で肝がんが見つかるなどしたためだった。
 これでは、モルモット扱いだ−。大石氏は不信感を募らせ、乗組員仲間も「放医研ではすべて分かっていながら手当もさず死んでいったのでは」と著書に記した。(中略)
 内部被曝に詳しい琉球大の矢ヶ崎克馬名誉教授は、日本の原子力行政について「(原子力基本法にうたわれた)民主・自主・公開の原子力三原則を自ら踏みにじってきた」と断じた上で、原子力ムラの中心にいる「放射線被害楽観」論者らが規制委を牛耳ることに危機感をあらわにする。
 「田中氏らは原発を推進する陣営に身を置き、政府の言い分を押しつけようとしている。こうした人たちが放射能の影響を科学的、客観的に判断できるとは思えない」

.. 2012年08月10日 15:37   No.409012
++ 東京新聞 (大学生)…91回       
原子力ムラ復活は論外だ
 (8月8日付け 「私設・論説室から」より)

 これで原子力規制の独立性が図れるだろうか。懸念は強まる一方だ。
政府が新たに発足させる原子力規制委員会の委員長候補になった田中俊一氏は前原子力委員会委員長代理で、元日本原子力研究機構の特別顧問である。(中略) 委員候補の更田戸豊志氏は同じ機構の副部門長、もう一人の中村佳代子は日本アイソトープ協会主査。二人とも現役バリバリの原子力ムラ住人である。
 原子力規制委員会設置法によれば、そもそも原子力の精錬、加工、貯蔵、再処理に係る個人や法人の従業者は委員になれない。現役の両氏が不適切なのは明々白々ではないか。
 社民党の福島瑞穂党首によれば、政府は「委員就任前に辞任していれば問題ない、との理屈で人事を強行するつもり」なのだそうだ。それなら福島事故を起こした東京電力の前会長だって委員長になれてしまう。デタラメが過ぎる。
 少なくとも三人の人事案は白紙に戻す。そのうえで国会の事故調査委員会が提言したように、透明な第三者機関が委員候補を選んで、国会が最終的に承認する。そんな手続きが不可欠である。

.. 2012年08月10日 15:44   No.409013
++ 東京新聞 (大学生)…92回       
◆「原発ゼロ、経済にプラス」経産相、経済界に反論
 (8月7日より)

 枝野幸男経済産業相は七日の記者会見で、将来の原発依存度をゼロにしたい場合の経済への影響について、「再生可能エネルギーや省エネの技術開発の普及を急ぐほど、強制的な内需拡大につながる。原発ゼロが経済全体につながる。
原発ゼロが経済全体にマイナスとは思わない。やり方を間違えなければ、むしろ経済にプラスだ」と強調した。経済界から「原発ゼロは現実的ではない」と批判が高まっていたが、これに正面から反論した格好だ。
 政府が国民から意見を聴く会などで原発ゼロ支持が圧倒的多数を占めたことを受け、野田佳彦首相が原発ゼロの実現にむけた課題をまとめるよう関係閣僚に指示したことには、「原発ゼロの選択でも現実性がないと(経済界などから)批判されないよう整理しておけという趣旨と理解している」と話した(後略)

.. 2012年08月11日 09:01   No.409014
++ 井形慶子 (幼稚園生)…1回       
◆『原爆の国が再稼働か』
 (8月8日 東京新聞「本音のコラム」より)

八月六日広島と長崎に原爆が投下されて六十七年目の夏。被爆者は高齢化し、今も放射線障害で苦しんでいる。
 国は、原爆投下から十五年たって、やっと重い腰を上げ、救済に乗り出した。ただし、それは爆心地から二キロの範囲。
 被爆者たちは、原因不明の病や貧しさ、差別、偏見にさいなまれながら市や県、国に訴え、被爆地域を広げ、被爆者健康手帳を交付させた。だが、体調に異変があれば放射能の影響ではと不安におびえ、結婚の障害にになるからと被爆者認定を受けず、手帳をもらわぬまま、救済をうけなかった被爆者も大勢いた。(中略)
 野田総理は原発事故の原因も見極めず「国民の生活を守るため」と大飯原発再稼働に踏み切った。が、本気で守りたいというなら、原発の被害に遭った住民の救済と復興が先だろう。被爆国の私たちは何者にも、二度と命を脅かされない。粘り強く国を動かし、責任を果たせよう。(作家・井形慶子)

.. 2012年08月11日 09:15   No.409015
++ 東京新聞 (大学生)…93回       
関西電力−電気が余っています。暑い夏でも。
 |  大飯原発、稼働なしでもOK!(カバーできた)
 └────節電効果等で猛暑の2010年より13%低い需要
                  (8月15日より抜粋)

 政府が七月二日に始めた節電要請から六週間の八月十二日までの間、関西電力管内の最大電力需要が二千六百八十一万キロワットで、猛暑だった二〇一〇年よりも四百十四万キロワット、率にして13%下回っていたことが分かった。
 最大需要を記録した日の最高気温は今夏も一〇年夏もほぼ同じだが、今夏は東京電力福島第一原発事故を背景に企業や家庭の節電が需要を押し下げた。政府や関電は「一〇年並の暑さになれば電力が大幅に不足する」として大飯原発3、4号機(福井県おおい町、いずれも出力百八十万キロワット)を再稼働する根拠にしていた。(中略)
 関電管内は大飯3,4号機が七月二十五日までにフル稼働した。直前の需要予測に基づいた電力供給量に対し実際どれだけの電力が使われたのかを示す電力使用率は最大需要を記録した八月三日でさえ、89%で10%以上の余裕があった。
 今夏は企業や家庭の節電が定着し、気温が三五度を超える平日の猛暑日でも最大需要は二千五百万〜二千六百万キロワット台で推移した。
 本紙が今夏の発電実績を参考に原発を除く関電の発電設備能力を調べたところ、
火力、水力、揚力、地熱・太陽で計二千八万キロワット。これに中部電力など他社からの融通電力など七百四十二万キロワットを加えると、計二千七百五十万キロワットで、これまでのところ大飯3、4号機のフル稼働がなくてもカバーできた計算になる。

.. 2012年08月16日 09:01   No.409016
++ 東京新聞 (大学生)…94回       
原発と原爆の密接な関係(放射能は同じ)
    原発に携わった被爆体験者 ー 信じた平和利用を後悔
          「核(原発、原爆)との関係絶つべきだ」
 核は平和利用できると信じていた。だが今は後悔しかない。爆心地から約7キロで長崎原爆に遭った長崎市の松田五十鈴さん(74)は、放射能漏れを起こした原子力船むつの建造や、各地の原発建設に携わった。「人命を脅かすのは、原発と原爆は同じ。核との関係は絶つべきだ」。東京電力福島第一原発事故を目の当たりにした今、その思いを強くしている。(中略)
 22歳で上京し、造船工として日本初の原子力船むつの建造に携わった。「これからの日本の中心になる船だ」。被爆体験を胸にしまい込み、作業に打ち込んだ。
 しかし、むつは初航海中の1974年9月、青森県沖で放射線漏れ事故を起こした。
翌朝の新聞で知り、「とんでもないことに加担してしまった」と失望、その日のうちに造船工を辞めた。その後も後悔は消えなかったが、技術者として北海道電力泊原発(泊村)や北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の建設現場にも立った。
どこも立地は海に近く「地震や津波が来たらどうするのか....」と頭のどこかで感じていた。
 そして、昨年3月の福島第一原発事故。「今思えば、"安全神話"を信じ込んでいた」。むつ建造や原発建設に関与していたことで、事故の「共犯」と感じることもある。だからこそ、体が許す限り声を上げるつもりだ。「孫やその先の世代
に安全な日本を残す為、いち早く核との関係を絶つべきだ。二度と過ちを繰り返してはいけない」
                (8月9日より抜粋)

.. 2012年08月19日 21:45   No.409017
++ 愛媛新聞 (幼稚園生)…3回       
伊方再稼働阻止へ連携
 │   全国ネット設立準備会発足決定、団体など松山で集会
 └────(8月21日 より)

 脱・反原発を訴える市民団体や個人約100が20日、松山市で集会を開き、四国電力伊方原発(伊方町)などの再稼働阻止へ連携する全国ネットワークの設立に向けた準備会を発足させることを決めた。近く組織形態や活動内容を正式決定する。
 東京などを拠点に活動している再稼働反対全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、ストップ再稼働現地アクション、たんぽぽ舎の5団体が設立を呼びかけ、承認された。
 全国ネットは、伊方原発と北海道電力泊原発(北海道泊村)の再稼働が有力視されているとして重点的に反対活動を展開するほか、このほど再稼働した関西電力大飯原発(福井県おおい町)の運転停止を求める方針という。

.. 2012年08月24日 09:43   No.409018


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