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■--テント日誌
++ K.M (幼稚園生)…4回          

<テント日誌7/22(日)―経産省前テントひろば 315日目>
 │  深夜まで続く議論で重要情報の整理、当面する課題を明確に
 └────(K.M)

7月22日(日) 曇り時々小雨
朝も昼も静かな座り込みが続いた。座り込みをしていると、交差点で停車した観光バスや乗用車の窓から手を振ってエールを送ってくださる方が居たり、LEDを使って節電している市川からの方がデモにはなかなかいけないからとカンパしてくださったり、好意的にみられてきていることを実感した(Iさん談)。
 一方夕方には、トラメガを持った男性がテント前でテント批判アピール。不法占拠だとか、過激派集団だとか、福島の人のために動いていないとか。当番や座り込み者計10人以上が冷静に応じたところ40分で退散。招かれざる客さん、もう来ないで。
 日曜夜は顔見知りの情報交換会。手製のスペインオムレツやフランスパンや墨絵パンなどをつまみながら、ワイン、ビール、焼酎を飲んでよもやま話。冷えたジャガイモが入ったオムレツがワインとぴったりで大好評。
・Yさんが狭山市で脱原発のデモが101人に参加、大宮と船橋でも同時デモされたそう。
・エートスという国際団体が去年末から福島に入りこんでチェルノブイリでと同様に福島の原発被害を過少に見せようとしているらしい。騙されてはいけない。
・原子力規制委員長に推薦されている田中俊一氏は日本原子力研究開発機構特別顧問、原子力委員会委員長長代理、日本原子力学会会長などを務めた「原子力ムラ」の人。文科省の原子力災害賠償審査会でも自主避難者への賠償の足を引っ張っていた。これからの日本の脱原発を推進するべき独立性が高い原子力規制委員会の委員長ゆえこんな人選を許してはいけない。何とか国会が同意し
ないよう働きかけたい。
・先週は、大飯原発の破砕帯・活断層が地震・津波意見聴取会で論じられ、現地調査の必要性を多くの専門委員が指摘し、後日保安院が関電に現地調査を命じた。また、翌日の地震動の意見聴取会でも若狭地域の活断層の連動について、事業者3社からの報告を受けたが差し戻し、更に連動の可能性を再調査することを命じた。にもかかわらず保安 院・関電は大飯4号機も起動開始。国会事故調の「人災」指摘を踏みにじり、保安院自らがいつも言っている「継続的改善」のいい加減さを露呈させ、大飯地域周辺にリスクを背負わせている。ここ
までして「原子力ム ラ」は原発稼働状態で夏を越したいのか。何としても、大飯をすぐに止めて現地調査を直ちに実施させたい。
・3つの選択シナリオのパブコメにも異議あり、こちらの対応も大切。
・金曜の首相官邸抗議デモ、今週は29日(日)に国会包囲のため無い。金曜に、経産省前や官邸後ろなど独自の行動をした人たちは今週はどうするか? 多くが積極的意見。
.. 2012年07月25日 10:36   No.406001

++ K.M (小学校低学年)…5回       
 夜の寝ずの番予定を確認して眠ったが、議論が4時まで続いて、皆くたくた。霞ヶ関で新たな週が始まった。前日とうってかわって暑くなりそう、軽装の通勤者が歩いている。月曜にストレステスト意見聴取会、火曜に原子力委員会、後半に核燃料サイクル意見聴取会、高経年化意見聴取会などがある。(K.M)

★テント全体会議  7月24日(火) 19時〜 神保町ひまわり館
 (地下鉄神保町駅2番出口徒歩5分 西神田五差路右入る)
★経産省正門前行動  7月27日(金) 17時半〜 経産省正門前
 保安院抗議行為動  7月27日(金) 18時半〜 経産省別館前
★国会包囲行動  7月29日(日)
 15:30 日比谷公園中幸門集合、16:30 デモ出発
 19:00 国会包囲(集会/キャンドル・チェーン)
 ペンライト 懐中電灯 光棒を持参下さい。

.. 2012年07月25日 10:53   No.406002
++ Y・T (大学生)…98回       
<テント日誌7/24(火)―経産省前テントひろば 317日目>
 │   規制委人事にNO!原子力ムラNO! 27日も官邸前行動
 └────( Y・T )

7月24日(火) 曇り
 朝、誰かが買ってきていた東京新聞を読む。こちら特報部で、9月発足予定の原子力規制委人事で、政府が委員長として内定している田中俊一氏のことが書かれていた。東京新聞は数日前に、田中氏のことを例の16人の「謝罪派」建言書メンバーの1人ということで市民派として評価する記事を書いていて、批判が上がっていた。それを見直す論評であり、批判を率直に受け入れてすぐ
見直すところに誠実さが感じられた。
 それにしても酷いものだ。規制委は独立性の強い第3者機関として強力な権限をもつものとして位置付けられているが、そこが原子力ムラで占められれば原発維持推進の新たな体制が発足するということになる。そして田中氏は原子力研究所の副理事長、原子力研究開発機構の顧問、原子力学会長、原子力委員長代理を歴任し、原子力ムラのまっただ中を歩んできた人物である。3・11
以降でも、飯舘村で避難を排除して除染に村人を縛り付けようとしたとか、自主避難者の賠償に最後まで反対したとか、100osvでも健康に大きな影響ないと言ったとか、低線量被曝の問題を無視しているとか、もう様々な問題が指摘されている。現在も原発推進団体の役員をしているとか・・・。
 さらには他の2人とムラ人脈でつながっており、それだけで規制委の多数派を構成しているとか。それに対する抗議行動が取り組まれている。

.. 2012年07月27日 09:02   No.406003
++ Y・T (大学生)…99回       
 ★「原子力規制委員会」人事に異議あり! 「原子力ムラ」から選ぶな! 
  7・27 官邸前アクション 18時〜20時 首相官邸前
   主催 再稼働反対!全国アクション

 午前中に、愛媛県伊予市の方が来訪された。熟年の男性であったが、テントは2度目だそうだ。伊方原発からは30qのところだと仰る。原発絶対反対で即時廃止していくべきで、伊方原発の再稼働は絶対に許してはならないと強調された。利権派に負けてはならないと。ただ情報が少なく、とくに運動の情報が本当に少ない、集会・デモなども終わった後で新聞記事で知るだけだと。
 必ずたんぽぽ舎や伊方原発を止める会等との連絡をとれるようにすることを約し、8月19日の愛媛県庁包囲行動への参加をお願いした。テントがこのように人々を結びつける役割をできるなら、それはこのうえないことだ。

 夕刻、河合弘之脱原発弁護団全国連絡会代表がフラリと来訪された。今年1月27日のテント撤去命令抗議集会で発言をいただいて以来(だったと思う・・・)である。今は福島原発告訴団の弁護団長もされていて、超多忙の日々だと思われる。
 規制委人事の話などをしている中で、資源エネルギー庁の官僚達は原発推進を国家への信念・使命感で凝り固まっているが、彼らをなんとか前面に引き出して白日の下に晒さねば・・・とか、国会議員に原発、再稼働への態度を問い質し、それを公開して選挙に結びつけていくことなどを話ながら盛り上がった。
 夜はテント全体会議。現在の反=脱原発運動の高まりをどう考え、今後の展望をどう考えていくのか、その中でテントの役割とは・・・ について結構白熱した議論となった。当然簡単に結論をだせるものではなく継続討論となったが、ともかく破砕帯の調査問題を軸にしながら大飯原発を止めるべく、経産省・保安院に対する行動をおこなっていくこと等が確認された。大飯原発をめぐる攻防は継続中であり、それは依然として闘いの基軸をなすものなのだ。ここで一段と踏ん張ろう。 ( Y・T )

.. 2012年07月27日 09:14   No.406004
++ Y・T (大学院生)…100回       
<テント日誌7/26(木)―経産省前テントひろば 319日目>
 │ 暑さの中、ここが将来へ向かうための正念場
 │ 27日の官邸前ー経産省前行動から29日国会大包囲へ
 └────( Y・T )

7月26日(木) 晴れ
 暑い!本当に暑い。うだるような暑さである。午後3時、テントの中は36.5度を指している。テントの外に出るとそれなりの風があり、体感的には緩和されるが、テントの中はムッとする暑さとなる。
 山登りをされてる方の助言では、テントの上に断熱シートを被せるといいとか。それで5度ほど違ってくるそうだ。昨夏、福岡の九電前テントでやっていたところ具合が良かったそうだ。
 8月7日には界隈一帯の大掃除が予定されており、それに合わせてテントもクリーンアップ大作戦を予定である。それに合わせて様々な暑さ対策を実行できれば・・・というところだが、いい案があれば是非提案を寄せていただければ、と思う。
 テントの中では、関電社長の「次は高浜原発3・4号機の再稼働」という発言が話題になった。盗人たけだけしいというか、あまりにも人々を愚弄するような挑戦姿勢に一体これはなんなんだ、というのが率直な感想であった。関電は大飯3号機のフル稼働後、火力発電を8基停止(原発3基分以上)して総出力を下げている。そして40年に達した美浜の老朽原発の10年延長を保安院が認可したと思ったら、今度はこれである。
 関電は今や東電にかわって電事連の盟主となって原発推進の旗手たらんとしているかのようである。関電の暴走をStopさせねば・・・。大飯原発を止めるための闘いは新たな重要性を帯びている。
 27日は規制委人事をめぐって原子力ムラによる制圧を許さない緊急行動が官邸前でおこなわれる。また経産省正門前、別館前では先週に引き続いて、大飯の破砕帯調査の問題を軸にした、大飯原発を止めようという行動がおこなわれる。
 29日は「一票一揆 女が変える!政治もくらしも原発も」という女たちの行動が日比谷公園かもめ広場で14時からおこなわれ、15時半からは日比谷公園大集会とデモが、そして19時からは国会大包囲キャンドルナイトがおこなわれる。
 暑さに負けずに頑張っていきたい。( Y・T )

.. 2012年07月30日 08:55   No.406005
++ Y・T (大学院生)…101回       
<テント日誌7/27(金)―経産省前テントひろば 321日目※>
 |  官邸前で規制委人事案撤回!原子力ムラNO!を力強くアピール
 └────(Y・T)

7月27日(金) 晴れ
 暑い中、テントは賑わっている。鹿児島から来られた方もいる。金曜行動は、いつもの主催者は29日(日)の国会大包囲に集中するとのことで今日の行動は取りやめとのことであったが、官邸前や経産省正門前、別館前ではそれぞれの行動が呼びかけられており、また金曜行動はもう人々の間に定着しているのか、早い時間からテントの前に集まったり、官邸前に向かわれる人は絶えない。今日は警察は12時過ぎから鉄柵バリケードの警戒態勢を築いているようだ。

 5時過ぎに官邸前に行った。既に多くの人々が集まっている。一番前まで進んだ。金曜日にここに立つのはもう6月上旬以来であろうか。低い鉄柵等によって囲いが作られている。
 5時半から 福島集団疎開裁判のアピールが森園さんや柳原弁護士などの人たちによっておこなわれる。福島では3割以上の子どもたちに甲状腺の健康被害の兆候が出ている中で、1審判決は年間100mmsv以下なら避難の必要なしという恐ろしい判決であった。県の医師たちも安心して大丈夫と主張し、山下俊一ははセカンドオピニオンの診察を受けさせないよう通達をしているという。現在、仙台高裁で抗告審が続いている。この日政府に「福島の子どもの集団避難の即時実現」を申し入れた。
 6時から規制委人事案の撤回を!原子力ムラから選ぶな!という緊急集会が開催された。
 福島瑞穂議員、山本太郎さん、福島から木田さん、椎名さん、森園さん、そしてたんぽぽ舎やテントひろばからも発言し、さに福井をはじめ、各地から参加された多くの方が発言した。

 規制委の人事問題が原子力ムラの巻き返しと再確立、再稼働推進、福島切り捨てにつらなる重大問題であることを明らかにし、それを許さないという最初の大衆行動であった。多くの旗や幟や横断幕、大きなプラカードが立ち並び、集会の
気運は高まった。テントのチラシも配布したが、テントを知らないという新しい人も多かった。
 人々の列は六本木通りの近くまで続き、3000名ほどに達していたであろうか。コールはずっと続いていたが、ただ警察による寸断や、勝手な別方向への誘導等が目につき、それをはね返す体制の必要をも感じさせた。
 この日は国会正門前でも抗議行動がおこなわれ、思う存分のアピールをしたそうである。経産省正門前でのF&Uさん主催の抗議行動は4〜500名程にも達し、9時過ぎまで盛り上がっていた。別館側でも先週に引き続いておこなわれ、
テントでは氷で冷やした水・お茶の補給活動をおこなった。
 永田町〜霞ヶ関一帯で1万名近くに達したようだ。いつもの主催者が本日は実施しないと表明していたにも関わらず、ロンドンオリンピックの放映が一方で関心をかき立てているにもかかわらず、暑さの中これほどの人が自分の意志を表明
するために集まってくる。
 29日の国会大包囲行動はどれほどのものとなるだろうか。(Y・T)

★7月29日(日)
  一票一揆 女が変える!政治もくらしも原発も
    14時 日比谷公園かもめ広場  女達のアピール/かんしょ踊り
    15時半 日比谷公園大集会へ合流  16時半 デモ出発  
    国会大包囲 キャンドルナイト 19時

.. 2012年07月30日 09:45   No.406006
++ Toku-san (小学校中学年)…16回       
<テント日誌7/29(日)―経産省前テントひろば 323日目>
 │  全国から多くの人が集まって行われた国会包囲行動、
 │  これから、一人一人の思い・行動の真価が問われる局面へ
 └────

 この日は、首都圏反原発連合の主催で15時30分〜日比谷公園で集会が開かれ、16時〜デモ、その後19時〜国会包囲行動が予定されていた。16時頃に新橋駅に着き、日比谷公園経由でテントへ向かおうと東電方面に向かって歩いていると、遠くの方から威勢のよいドラムの音が響いて来た。東電前本社前まで来ると、最初のデモの梯団がさしかかっていた。ドラムの音に合わせ、「原発いらない」「福島救え」とコールをしながら、勇ましく行進している。日比谷公園の方向に向かって歩みを進めながら、順々に通り過ぎるデモ隊の隊列を確認すると二番目の梯団にテントのスタッフの人達と「原発いらない福島の女たち」の皆さんがいらした。
 福島の女たちは、揃いの黒の着物に赤い襷、笠を身にまとい、「かんしょ踊り」を踊りながら行進していた。その後も日比谷公園から、続々とデモの隊列が続いていたが、ドラム隊の後にかんしょ踊り、その後には、地方の組合・たんぽぽ舎
・市民デモのグループが続く。まさに「原発反対」というテーマの下に、様々な人達・グループが参加している超大規模デモという様相で、壮観だ。
 日比谷公園に着き、集会場所の中幸門から中に入ると、暑い中、デモの出発を待つたくさんの人達でごった返していた。公園の奥の方に進んでも、人また人。
今年の3月11日に行われた国会包囲の時と比べても明らかに数が多い。デモ隊が全てスタートするまで相当時間がかかる事が想像されたが、少しだけコールに参加してから、デモには参加せず、テントへ向かった。テントへ着くと、テントに残っている方達が、参加者の方に水を配る準備をされていた。デモのコースを確認しながら、デモ隊の到着を待っていると、暫くしてデモのゴール地点の日比谷公園のかもめ広場に着いた人達が、テント広場の反対側の歩道を国会議事堂方面へ続々と上って来た。テントで水を用意しているので、給水してから、国会議事堂へ向かって下さいとトラメガを使って呼びかけると、多くの方達がテントに寄って下さった。その後も続々と国会議事堂へ向 かう人達の列が続き、国会包囲の開始時間19時まで人の列が切れ目なく続いた。

.. 2012年08月02日 16:25   No.406007
++ Toku-san (小学校中学年)…17回       
この日の参加者数は、主催者発表で20万人。日本全国から原発を止めたい、福島を救済したいという思いの多くの人達が集まった。テントにも本当に多くの方が寄って下さり、福島、佐賀、青森、愛知から来られた方が宿泊された。深夜、見張り番をしながらテントの外で話をしていると、デモでドラム隊に参加していた方達が訪れてくれ、朝までテントの外で語りあった。
 毎週金曜日、首相官邸前に10万人以上の人が集まり、首相官邸や国会議事堂の周辺に抗議のために10万単位の人が集まる事が珍しくない状況となっているが、この国の政府は人々の声を無視し、規制委員会の委員を原子力ムラから選び、関
西電力は、大飯原発の活断層の調査を原発関連企業の子会社に委託するという。
利権集団の原子力ムラは道理を引っ込め、恥ずかしげもなく堂々と出来レースを進めようとしている。これからが正念場。多くの人の思いをどうやったら原発を止める事に結びつける事が出来るか、放射能から子供たちを守る事が出来るか、
福島への賠償をさせる事が出来るか、首相官邸前、国会議事堂周辺に集まった一人一人の思い・行動の真価が問われる局面に入っていると思う。
 最後に、金曜日の首相官邸前に抗議集会と国会包囲行動を主催してくれた「首都圏反原発連合」のスタッフの皆さんの努力に心から感謝の意を表したい。
 「いつもありがとうございます。これからもお互いに無理をしない範囲で、頑張りましょう。」 (Toku-san)

.. 2012年08月02日 16:31   No.406008
++ Y・T (大学院生)…102回       
3時半からの大集会に先立って、「一票一揆 女が変える!政治もくらしも原発も」の集会がかもめ広場で2時からおこなわれた。揃いの黒い着物に赤い襷をした女たちをはじめとして150名ほどが集まった。発起人のShut泊p泉さん、福島から武藤さんをはじめお馴染みの人たちに加えて初めての参加という人たちも次々と発言。そして四国の四万十川地域から来られた方が「メルトダウンブルース」を歌い、みんなで唱和。その後噴水のまわりをカンショ踊り、そしてそのまま踊りながら公園内を周り歩いて集会場へ、デモ出発口に近いところに陣取った。デモ出発までの間も踊りは続いた。
 7時前に国会正門前に向かう。六本木通りに沿って歩き、正門へと正面に向かう道路の入り口で警察が人を入れまいと規制していたが、かいくぐって入り歩道を議事堂方面に歩く。とその時、前の方で人々が歩道から車道へと溢れだし、みるみる広い車道に人々が広がり、人々で埋まっていく。中程まできていた車は立ち往生。国会正門前は、歩道から車道まで人々で埋まり一つの大きな解放区=広場へと化した。その後ろには議事堂が黒々したシルエットを描き、それを背景にしてたくさんの旗や幟旗が翻り、広場を人々がビッシリと埋め尽くしている。そしてドラムの音が力強くリズムを響かせ、それに合わせて踊る人たち、再稼働反対!大飯を止めろ!野田ヤメロ!のコールは津波のように広がる。
 写真でみる60年安保時の光景を甦らせる。国会正門前をこのように人々が埋め尽くしたのは半世紀ぶりであろう。6月26日には官邸前の国会通りを人々は埋め尽くし広場と化した。そして今日7月29日には、国会正門前を人々は埋め尽くし、広場と化した。この1ヶ月を象徴する二つの事柄であった。歴史に残る1ヶ月であったが、扉は一つ開けられた。ここから反=脱原発運動の新しい歩みが始まっていく。 (Y・T)

.. 2012年08月02日 16:48   No.406009
++ F (小学校中学年)…14回       
<テント日誌 7/30(月)―経産省前テントひろば 324日目>
 |  また一週間が始まり穏やかな日常の霞ヶ関
 |  爽やかに吹く風 その中にある危機
 └────

 昨夜は国会議事堂前の興奮のままテントの泊まり番の皆さんの話は尽きずに弾みました。その中、佐賀から抗議行動に参加し泊まった高三の学生が、見るもの聞くもの新鮮な一日の終わりに我々おじさんの話に目を皿の様にしながら聞き入
っていたのがテントとしてとても新鮮でした。初めての抗議行動。その全てを自身で体感したわけではないのですが、自分の体験を更なるものにしようと『そこでは何がありましたか?それはどうしてですか?』と矢継ぎ早の質問を僕たちに浴びせるのでした。その熱気は夜の空気も冷ますことなく、いささか寝苦しい朝となりました。

 一通りの朝の作業と前日の片付けを済ました頃、椎名さんがテントに到着したので早速その高校生を紹介しました。佐賀から一人で来た事。昨夜の興奮を語る彼を見ていて、若者に対する期待感を感じると共に、この世代いやそれに続く未
来へ対しての責任を強く感じてしまうのは僕だけではありませんでした。

 午後になりHさんがテントを訪れ、昨日の国会前で逮捕された二名の応援に中央署、麹町署に行ってきたとのことでした。当然本人には面会できない訳ですが、救援センターの弁護士さんにお会いしたそうで、少しは逮捕時の状況を聞くこと
が出来たとのことだったので教えて頂きました。
 逮捕は規制線が破られる前、もしくはほとんど同時だったようです。逮捕したのは私服公安で、強引に連れ去られたというより同行して行ったという感じだったそうです。真偽は定かではないのですが、もし規制線が破られた後だとしたら
そんなに悠長な逮捕とはならないのではないかと思いました。話を聞くにつれ益々不当逮捕の匂いがしてきます。その話をしている時にサイクリングスーツをまとった男性がテントを訪れ、原発関連会社の株の話をしていかれました。詳しくは聞き漏らしてしまいましたが、今の株安に少からず影響があるとのことだったようでした。また来て下さるとのことでしたのでいずれ詳しくお聞きしたいと思っています。

.. 2012年08月03日 08:54   No.406010
++ F (小学校中学年)…15回       
 連日の疲れのためか昼寝をしたのですが、日差しは強いものの、風通しを良くしたテントに時より吹く風は爽やかで、見上げれば青い空にぽっかりと浮かんだいくつかの雲。それだけを見れば何でもない風景であり、3.11前の日常そのものです。しかしその風に、空に、目には見えない放射能がと思うとやはり尋常ではいられない気持ちにさせられますし、その恐怖の中で暮らす福島への想いを今更ながら致さざろうを得ないのです。

 そして大飯3・4号炉を再稼働させた今の霞ヶ関、永田町の空気は風雲急を告げています。どんな思惑があろうとも、今、なぜこの時期に「田中俊一」を原子力規制委員会の委員長にしようとしているのか?なぜ原子力ムラの中心人物である者をそこに据える人事を強行するのか?人間少しは遠慮というものが有るのですが、その配慮をあえてしないでわざわざそれをする今の流れは国民を愚弄するもので、形振りかまわないその醜悪さには吐き気さえ覚えてしまいます。今まさにある危機です。目の前の危機です。とてつもない暴挙にテントも備えなくてはなりません。

 夜になって月曜日恒例の「関西電力東京支社」再稼動絶対撤回の抗議が行われました。新たな幟をゴザに手書きして作りましたが、それには「このビルの9階には関電東京支社」と書いて、通りかかる皆さんへ抗議をより理解して頂くものとしました。効果があったようでした。
 テント内では正清さんとSさんとが政府・官僚のもたらす危機的状況の中でそれをどう打開していくかの議論を続けています。テントが今の政治状況とどう絡んでいくか、規制委員会人事の阻止をどのようにしていくか。喫緊の課題はこれであるとの認識には僕も同意できるものでした。 
 そこへ「右デモ」がテントの前を通りました。共に脱原発を願う気持ちは同じでありその思いは尊重できても、どうしてもその隊列には馴染まないでいる自分は少々複雑な気持ちで見送るのでした。
それでも、例の高校生がしばらくしてやはり興奮しテントに戻ってくると、『あれはどのような人たちなんですか』とまたまた質問です。少しだけ参加し参加者と話をしたようで、話をした若者にはあまり右との意識はなかったようだと言っていました。隊列の先頭にいる日の丸を持つ姿にはオリンピックのそれと変わりないイメージなのだろうかな、とその話を聞きながら思うのでした。
 いずれにしても若い方たちが思いの丈を主張し、行動するそれについては大いに期待もし応援したい気持ちではあるのですが、その中にある危うさ、脆さをも感じるのは単に僕が歳を取ったせいなんだろうなと、自問自答しながら彼の高潮
した顔を眺めるのでした。( F記 )

.. 2012年08月03日 09:03   No.406011
++ Y・T (小学校中学年)…10回       
<テント日誌7/31(火)―経産省前テントひろば 325日目>
 │   大飯を止めろ!規制委人事案NO!
 │   8/3金曜行動 環境省包囲行動も(20時半〜)
 └────( Y・T )

7月31日(火) 快晴
 今日も真っ青な空が広がり、暑い陽射し。けれども風があり、テントの前に座っていると木陰に心地よい風が吹き抜け、爽やかである。蝉時雨が聞こえる。
 朝から佐賀から来ている高校生と話す。29日から来ていて国会包囲行動を見学したり、テントでいろいろな人から話を聞いたようだ。彼は沖縄にも、釜が崎にも行っていろいろ見聞きし、体験してきたそうだ。その行動力に驚き、頼もしさを感じる。けれども人々との関係や社会との関係を切断して自己中心的世界へ逃げ込みたくなるという彼の言葉に、この何十年間多くの若者達がく
ぐり抜けてきたのと同じような揺らぎを感じ、かえってみずみずしい。これから静岡の親戚の教会キャンプに行くと言って、元気に出かけていった。
 台湾の公共放送のTV局がインタビューにやってきた。日本のNHKにあたるようなものらしい。29日の国会包囲行動から取材に来ているという。テントの成り立ち、テントの目的と存在意義、経産省との関係、福島とのつながり、再稼働について等々聞かれる。最後に、韓国、香港、中国からのメディも取材によくきていること、反原発運動団体も来訪されていること、台湾での大規模な反原発住民運動も注目されていることを述べ、東アジアでの反核・反原発の連携が生み出されていくことを希望しているとアピールした。
 夕刻からは首都圏反原発連合主催の国会議員との対話集会が開催される予定となっている。超党派の「原発ゼロの会」に加えて、民主党の「脱原発ロードマップを考える会」も参加するそうだ。菅グループが大飯原発再稼働や規制委人事問題にどのような考えと態度を示すか興味深かったが、他用があって参加することができなかった。
 規制委人事は来週早々にも国会採決になると言われている緊急の問題である。
8月3日の金曜行動に際して、20時半から環境省包囲行動が計画されている。テントもその主催に加わっている。官邸前、国会正門前、経産省正門前・別館前での諸行動のあと、環境省包囲行動に合流して、規制委人事案にNO!原子力ムラを入れるな!という大きな行動を実現したい。 ( Y・T )

 ★8月3日(金) 金曜行動
  [官邸前 国会正門前 経産省正門前  経産省別館前]
  20時半〜 環境省包囲行動
 ★8月7日(火) テントクリーンアップ大作戦 
  この日は霞ヶ関村の大掃除の日です。テントも抜本的なクリーンアップと
  夏模様替えをおこないます。そのためには多くの人手が必要です。
  是非多くの方のご協力と参加をお願いします。
   午前9時集合 丸一日の作業を予定。

.. 2012年08月03日 13:14   No.406012


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