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■--テント日誌
++ 経産省前テントひろば (幼稚園生)…1回          

<テント日誌7/3(火)―経産省前テントひろば 297日目>
 │  卑劣な保安院〜意見聴取会顛末〜
 └────

7月3日(火) 曇り時々雨
 朝、散歩からテントへ戻ってくると、群馬からO君が来ていてテントの前で話していた。彼は時々群馬からテントにやってくる。17日には福井へのバスツアーにも参加していた。先日29日の官邸前行動にも来ていたという。最前線の方にいたらしく、終了時の様子をめぐっていろいろ意見を言った。意外に波紋を広げていることを知る。ともかく今週金曜日、さらに大規模となるように頑張ろうと言って別れた。

 午後、保安院の意見聴取会があり、傍聴を申し込んでいたので別館前へ。どうやら今日は傍聴者締め出しで別室傍聴となるらしい。1月18日以来、この形が乱発されているように思える。事前のアピール行動に続いて傍聴に入るが、始まってすぐ驚かされた。
 実は今日の最重要事項である大飯原発直下の破砕帯の問題が今日の検討事項から外れているのだ。資料もない。どうも関電が資料提出をネグレクトしているよ
うだが、関電としては野田政権と保安院の足元を見すえての対応なのだろう。
 破砕帯が活断層なら、現行法でもその上に原発はあってはならないというほどの問題でありながら、すでに再稼働に踏み切っていてのこののんびりさは本当に原子力ムラの酷さに驚く。委員の中からも強い語気での批判が上がっていたが、もうモニターでの傍聴をする気にもなれず引き上げる。
 後ほど送られてきたメールでさらに驚かされる。保安院はいつも傍聴申し込み者リストを警察に見せていて、その警察の助言で傍聴者締め出しにするかどうか
を判断しているというのである。そこまでヤルのか!!

 夜はテント内で運営会議。おおい現地行動バスツアーの報告と、7/6官邸前行動、7/7七夕アクション、7/1610万人集会への取り組みを確認。

★7/6(金)「大飯原発3号機を停止せよ!」 官邸前行動18時〜20時
★7/7(土)七夕アクション 17時 テントひろば
.. 2012年07月08日 09:28   No.396001

++ M/O (小学校高学年)…28回       
<テント日誌 7/4(水)―経産省前テントひろば298日目>
 |  テントで感じる季節感と社会観
 |  7/7 七夕アクションに喚起されながら
 └────

 梅雨明けも近いというにはまだまだなのだが、雨に降り込められテントの中から外を長めているとやはり憂鬱な気分になる。梅雨時に「ながめ暮す」というのは日本ではかつては田植えの季節と密接に関係していたらしい。そして長めという言葉の喚起する欝屈感には田植え時に若い男女が隔離され、禁欲をしいられたことがある。これは折口信夫の説であるが、僕らは子供のころには田植えの季節の華やいだ雰囲気を感受した世代であり、この説に想像力を刺激しこころ魅かれるところもある。
 テントに泊まりながら季節感に敏感になりながら、そのことを日本の社会をイメージすることに重ねることをやっている。これは簡単に進めない。テントに座りながら自己問答をしていることの一つなのだ。
 東日本大震災や原発震災が喚起した課題であり、脱原発の意志表示に出てきている人たちの胸の内をよぎっているものでもあると思う。脱原発に立ちあがった人々の心の内で沸騰しているのは解体だけは確実に進む社会のイメージであり、そのもたらす不安とそれを超えて行くものへの希求だろうと想像する。

 第二テントの入り口には笹が置かれ、笹には短冊が下がっている。ここには様々な願い事が書かれている。7月7日にはテント前で納涼の時(18時から)が持たれ、官邸前に向かってカンショ踊りで短冊を届けに行くという。その後には第にテントで映画も催される。
 この企画をした人々のこころにあるものは単なる七夕という行事の活用ではなく、無意識も含めて社会をイメージのうちに取り戻したいという渇望でもあるように思う。

 テントでは6月29日の首相官邸前の行動について、とりわけ最後の段階での主催者の取った処置について議論が交わされた。これは主にネットで展開されている議論がこちらにも浸透してきた形である。予想超えて人々の集まりと混雑ぶりに主催者は早目の解散を宣言したことが議論を呼んでいるのだ。
 官邸前アクションは如何に多くの人が脱原発の意志表示をするかということに主眼が置かれてきたと思う。その意味では権力側の規制を受け入れ人々の結集しやすい方法に意を砕いてきたのだと思う。これが成功し、6月29日は予想超えた人々の集まりになった。主催者や参加者事態の予想を超えた事態が出現したことで対応について戸惑いがあり、主催者が早目の解散で対応したことを非難しても仕方がない。それは当たらないし、野次馬的な面々の非難である。

 当日、私も雑踏の中にいて、人の流れが遮断されたりして意志表示に現れた人たちに不満が残ったとことを想像できた。これを今後はどう解決して行くかついて考えも浮かんだ。これは機会があれば主催者の人たちと話ができたらと思った。
私は一人の意志表示者として今後の官邸前行動に参加し、それが十二分に行われる努力をしたい。それを規制してかかる警察などとの対応をどうするかということも問題として登場する。

 これは一人一人の意思表示が予想を超えて人々の集まりになった場合の表現形態《行動形態》として新しい経験をしているのであり、一人ひとりが具体的に考えることだ。権力との衝突を前提にした昔取った杵柄風の考えを呼びもどすつもりはない。それは現在の意志表示の必然と意味を理解していないことだからである。(M/O)

.. 2012年07月10日 12:08   No.396002
++ Y・T (大学生)…87回       
<テント日誌 7/6(金)――経産省前テントひろば 299日目>
 |   雨の中、15万人が官邸前行動へ
 |   再び国会通りをオキュパイ、再稼働反対!野田ヤメロ!
 └────

7月6日(金) 曇り後雨
 午後、テントに出かける。空はどんよりと雲がたれ込めている。天気予報では午後3時くらいから雨とあるが、なんとかもってくれないかと祈るような気持ちになる。
 大飯原発3号機の再稼働後、最初の行動であり、大飯原発敷地内の破砕帯F−6が活断層の可能性が濃厚ではという、重大な問題が持ち上げっているさなかでの行動である。先週の15万人超の行動、あの国会通りを埋め尽くし、そこを解
放区=広場とした人々の意志表現の形態は、今日参加している人々の記憶の中に刻み込まれているに違いない。
 4時前にはテントから見ていても警察の動きが慌ただしい。霞ヶ関にも多数の警官隊が動き回り、ものものしい雰囲気が感じられる。4時半頃官邸前へ行ってみた。国会沿いの車道には大型装甲車(通称カマボコ)が9台、小型が2台、そ
の他警察車両がずらりと並べられている。反対側の記者会館前の歩道は既に人々でいっぱいである。官邸前の角を曲がって溜池方面へ向かう歩道は通行止めにされている。
 一度テントに戻って5時半頃再度出かける。記者会館の手前でもう前には行けず引き返す。広い六本木通りを渡ったところで、警察が規制を始め人の流れをせき止める。みるみる財務省上の歩道、外務省横の歩道に人の列が膨らんでいく。
雨が降り出した。
 要するに警察の方針は、先週の再現を絶対に阻止するということで、国会通りの国会側を装甲車で固め、この通りに入ってくる人数を制限し、人の波を遠くの霞ヶ関の歩道や六本木通り脇の公園へと分散させる、そのように地下鉄の出口から誘導するということのようだ。ぐるぐる回されているだけ、という感想も聞こえてくる。
 6時半頃には六本木通りと国会通りの五差路の4隅には人の塊が山のようになり、身動き取れない状態となっていた。やむなくテントに戻って待機した。

.. 2012年07月11日 11:55   No.396003
++ Y・T (大学生)…88回       
 テントのTさんの話によれば、7時頃人々は警察の阻止線を突破して広い横断歩道を渡り、官邸前へ通じる通りに合流し、1車線の歩行路を押し広げながら前進し、2車線・3車線へと拡大しながら進んでいった。歩道からも人々は溢れだ
し、遂にカマボコ車の脇まで5車線いっぱいに広がり、前週の再現となったそうだ。
 解放された道路でドラム隊のリズムで再稼働反対を叫び、踊りながらさらに前へと進み、その勢いに驚いた主催者側が官邸前道路の30m程手前で、必死のピケによる阻止線をはり、ようやくそこで止まり、主催者側の説明をかき消すような再稼働反対の大コールを繰り返したという。
 テントでは7時過ぎから、麦茶・水の用意をして給水の活動を始めていた。7時半頃からテントの前にはどんどんと人が集まり、黒山のような人だかりができる。
 経産省正門前では6時からマイクアピールの行動がおこなわれていたが、8時前からはこちらへの参加者もどんどん増え、一時は200〜300名くらいに膨らんだ。次々とおこなわれているマイクアピールとコールの繰り返しは、官邸前行動が始まった頃の雰囲気を思い出させてくれた。

 尚、官邸前のマイクの間近に陣取っていたKさんの話では、亀井静香、田中康夫、福島瑞穂、志位和夫の各議員が来て、マイクで発言したりしたそうだ。その際、亀井静香議員はKさんから手渡されたテントひろばのキャップを被ったとか。
また坂本龍一氏も駆けつけてきたそうだ。
 今日の行動は、野田首相には先週の「大きな音」から「多くの声、様々な声」へと変化させる力はあったようだ。どれほどの闘いが「決断」で走る野田政権をストップさせ、覆していくことができるのだろうか。     ( Y・T )

.. 2012年07月11日 12:01   No.396004
++ Y・T (大学生)…89回       
<テント日誌 7/7(土)―経産省前テントひろば 300日目>
 │   雨に濡れる笹の葉 短冊に怒りと意思をこめて
 │   第2テントで賑やかに七夕の集い
 └────( Y・T )

7月7日(土) 曇り後雨
 このところ2日続きで夕方から夜にかけて雨が降る。七夕というと自分の記憶の中では、星空の下浴衣で夕涼み、といった清々しさなのだが。
 ということで、今日の七夕アクションはテントの前でのアピルと歌・カンショ踊りなどあたわず、カンショ踊り流しで首相官邸前へという行動も取りやめとなり、第2テントの中での賑やかな集いとなった。
 テントの前には笹竹が何本も取り付けられている。そしてその笹竹には短冊がいっぱいつり下げられている。様々な怒りが、未来への意思が、希望がそこには表されている。
 降り始めた小雨に笹の葉がしっとりと濡れ、それも一つの風情であろうか。
短冊をつり下げた笹竹を背景にみんなが集まって写真撮影。
 第2テントの中には何人ほどが入っているのだろうか。20人をこえている。
持ち込まれたいろいろのものを飲んだり食べたりしながら、賑やかなお喋りが続く。
 メーンは富岡町から水戸に避難しながら、反原発を訴え続けておられる、テントではおなじみの木田節子さんの話であった。3・11後の避難生活の中で反原発活動へと踏み出されたいきさつ、その過程での家庭内での様々な軋轢と葛藤、東電社員と下請け作業員とのあからさまな差別、また避難をよぎなくされた人たちの生活と、それに対する避難先の住民たちのまなざし、そこにある
分断のシステム等々、胸に迫るものであった。
 また、先日の福島フォーラムでの福島原発作業員との対話、あるいは4月25日時岡おおい町長の家を訪れ夫人と話したときのこと等、聞く者をぐいぐいと引き入れていく。気負いなくユーモアを交えたその話はそれだけになお、深く考えさせるものであった。
 第2テントには入れ替わり立ち替わり人がやってきて、のべ40人にはなっただろうか。初めてお目にかかる人も多かった。実際テントは初めてという方や遠方の方も何人かおられた。そして若い人達の参加も多くあった。
 今日企画した女性たちの話では、これからも毎土曜日に夕涼みもかねて、茶話会やDVD上映会やお話を聞く会、カンショ踊り等、催していきたいということであった。( Y・T )

.. 2012年07月11日 14:57   No.396005
++ Q (中学生)…41回       
<大飯原発監視・おおい運動公園テントは健在>

 早くも一週間が経過しようとしています。こちらおおいテントのQです。オキュパイ続行中です。ある朝目覚めたら、私は囚人だった。この檻は、再稼働した日本という状況の隠喩です。ワーズワースの詩人、カフカの虫と同じです。
理論的な整合性より現実の緊急事態性が新しい行動を要請しました。再稼働を許そうとするおとなたちによって子供たちが井戸に落ちようとしているときに、善意を手放すまいとした人々はできるかぎりのことを、とりわけ6月30日から開始したのです。
 幼稚なのは、バリケードの向こう側の再稼働強硬派です。善意の証明のための抗議行動が若い過ちのようにひねりつぶされることを体感しました。全共闘運動は根本的な問題提起をしていたのですから、この歴史を無いものにすれば、根拠のない奈落に落ちるだけです。太鼓の音は無根拠な権力の暴挙と闘う全存在的な告発行為でした。現体制の悪魔を撃退するブリキの太鼓隊への批判は、悪魔の言語遊戯に過ぎなかったと考えます。この太鼓隊こそ有るべき人間の尊厳性なのです。前線での非暴力闘争は、サイボ‐グ機動隊に盾しか使わせなかった。善意と尊厳性の前線を構築してくれた、忍者の皆さんに心から感謝しています。
 私は、再稼働する日本人とではなく、再稼働に反対した人々と生き続けたい。六法全書や広辞苑を悪魔の辞典として使う日本人よりも善意と尊厳性にかけて、太鼓をたたき、踊り、手拍子し、機動隊にたちはだかった人々と今日も明日も生きたい。あのとき、日本語になにができたのでしょう?勇気には、人知れぬ支援と応報があることを目撃しました。闘いを続けましょう。音楽とは時間です。有るべき時間をみんなのものにしましょう。鳥の声が聞こえなくなるまえに!( Q )

.. 2012年07月11日 15:57   No.396006
++ K.M (幼稚園生)…2回       
<テント日誌 7/8(日)―経産省前テントひろば301日目>
 |  テントの前、短冊を読みながら
 |  オープンカフェ風の団欒で
 └────(K.M)

7月8日(日)曇り後晴れ

 日曜昼は特に事件なし。夜9時に到着、ゆみ&フランクさんお持たせのサングリア(ワイン+オレンジジュース)を勧められる。湿気な気持ちがよい夜なので、10人ほどがテント前に輪になって座っておいしくいただく、保存料無添加のワイ
ンやピーナツも加わって。

 テントの周りには、七夕の日に短冊がいっぱいつり下げられた笹竹が5本ほど立てられている。「原発の後始末できない政治家は去れ」、「銀河の約束 禁原発」、「『音』ではありません、国民の声です」、「直ちに影響なかった、でも今影響出ている」「脱霞ヶ関」、「いのちの願い脱野田」などの短冊が目を惹く。

 笹の葉と短冊に囲まれての話題は金曜夜の首相官邸抗議行動について。沢山の人を集めたことを高く評価しながらも、警察の規制で多くの人が首相官邸に近づけなかった、今回も予定時刻前に主催者が終了宣言した、人の流れの全体像を掴んで誘導できればよい、主催者はイベントの乗りでやっているのではないか、何よりも目的は再稼働阻止なのだから集まった人々が官邸に訴えられるように工夫したい、などなどの意見が出た。次回の改善に期待し応援したい。

 一眠りしたあと、日の光を受けてテント前の椅子に座っていると、地下鉄の到着に合わせて人々がビルに通っていく。何人もの方々が「おはようございます」と声をかけてくださる。7時前になると、いつの間にか播磨屋本店のでっかいトラック3台が経産省正門前に駐車している、横に「地球革命」を訴える大きなポスターを掲げて。

 われらの再稼働反対の運動も新しい週を迎える。 国会事故調報告が発表された。原子力規制委員の人選、核燃料サイクルの責任を負いながら生き残ろうとする原子力委員会、福島原発事故のみに専念するべきなのに相変わらず傍聴者を締め出して再稼働のための会議を強行する原子力安全・保安院(ストレステスト意見聴取会、地震・津波意見聴取会)、エネルギー環境会議のパブコメ、などなどの監視・対応も怠れない。(K.M)

.. 2012年07月12日 09:26   No.396007
++ Y・T (大学生)…90回       
<テント日誌 7/10(火)―経産省前テントひろば 302日目>
 |    水俣病患者会の人たちの座り込みに連帯を!
 └────    7・13 官邸前〜霞ヶ関を人の波で埋め尽くそう!

7月10日(火) 晴れ。もう梅雨は明けたのだろうか。久し振りに晴れ上がり、ぐんと暑くなってきた。テントに日射しが当たると中も一気に熱せられてくる。
 テントの前にはにはいっぱいの短冊を提げた笹竹が何本も立ち並び、風情を醸し出しているが、笹の葉はもう随分と枯れてきている。テントにはこのところいつもたくさんの人が座り込んでいて賑わっている。官邸前行動の高揚感がこういうところにも表れているのだろうか。
 午前中に水俣病不知火患者会の方がテントを来訪された。7/3〜5に続いて、今日から3日間座り込みをされるそうだ。先日は議員会館前であったが、今日からは環境省前だそうだ。水俣病の症状がありながら国の「線引き」では患者と認
められない人の救済策の申請期限が今月末に迫る中、「申請を打ち切るな。期限を撤回せよ」「全ての被害者の救済を」と訴えての座り込みである。捨ておかれている人や沈黙を強いられている人はまだまだ多いそうだ。 患者会の方は福島
の放射能災害との共通性を指摘し、福島の人たちのためにも自分たちがしっかりと道筋がつけられるように頑張らねば、と仰る。
 3・11後、水俣病はあらためて見直され、<ミナマタ>と<フクシマ>の相似た構造に人々は気づいてきた。国と企業が一体となった国策としての推進。のずさんな安全管理による破綻(はたん)と有害物質の放出。生物濃縮。危機にさら
される国民の生活と命。罪なき動物たちの犠牲。海の汚染。企業のウソとそれに追随する官僚・政府・御用学者。加害者である企業と国は、被災者の訴えを無視し、 原因をすり替え、 責任を回避し、 謝罪を拒否し等々。
 そして今、<ミナマタ>の闘いと<フクシマ>の闘いは呼応し始めている。
 午後、Kさんと図書館に向かったとき、青い幟旗が見えた。その時午前中に来訪を受けたことを思い出し、患者会の人たちの座り込みに違いないと気づいて向かった。弁護士の方を含めて20人ほどで座り込んでおられた。参加者名簿に名を記すと発言を求められ、戸惑いながらも、<フクシマ>と<ミナマタ>の相似た構造と闘いの連帯を訴えた。 川田龍平議員も見えられて自身の経験と結び合わせながらの挨拶をされた。座り込みは11時〜15時でおこなわれている。是非、連帯を呼びかけたい。
 7月13日(金)は、官邸前行動が10万人を超える巨大行動となって3度目である。きっと人の波は官邸前から霞ヶ関へと溢れかえるだろう。警察は前回に増して人々を官邸から遠ざけ、霞ヶ関へと散り散りにするように追求するだろう。ならば、霞ヶ関でもこの国を牛耳る官僚達にNO!をつきつけ、再稼働反対ー脱原発への自己決定の意志を表現する創意的な闘いをくり広げよう。
 金曜日には大阪関電前に続いて札幌でも毎週行動がおこなわれるそうだ。全国
に金曜行動が広がっていく。( Y・T )
(注)7月9日号は発刊されておりません(念のため)

.. 2012年07月13日 09:10   No.396008
++ M/O (小学校高学年)…29回       
<テント日誌7/11(水)―経産省前テントひろば305日目>
 │   近づく真夏日の季節と「電力不足」キャンペーン
 │   金曜行動――官邸前〜国会周辺〜霞ヶ関を埋め尽くそう
 └────(M/O)

7月11日(木) 晴れ 夜雨
 飛ぶように流れて行く日々の中で雨に降り込められているかと思うと夏の日射しの日が訪れる。まぁ、こんな風に梅雨を凌いで真夏日と呼ばれる日々がくるのだろう。でも、梅雨の晴れ間でもどこか肌に涼しく感じられる日が多いから今年は猛暑にならないのだろうか。長期の元気予報で調べたわけではないので勝手な思い込みだが、天候のことに敏感になっているのはこの間の電力不足
キャンペーンの疑念が頭から消えないからだ。
 大飯原発3・4号機の再稼働のために関西電力が流した情報を私は信じてはいない。データーを独占している電力会社や政府機関は本当の情報を流さないからだ。大飯原発再稼働は関西電力の利益確保のためであり、「電力不足」は本当の理由ではないと思う。だが、これをうまく使ったように思える。自治体の関西連合が再稼働を容認するにはこれ効いたように推測できるからだ。今年の
天候が猛暑でなければ、それを前提にした電力需要論は崩れるわけだが、その場合に関西電力はどうするのだろう。適当にデーターを変えたりして辻褄をあわせるだろうが、このキャンペーンの欺瞞を忘れないために天候のことは気をつけていたいと思う。電力不足を各地の原発再稼働のための理由に使わせないためにも、このことを検討し続けて行く必要があろう。暑さの到来の中で健忘
症にならずに、天候や季節のことを原発再稼働のためにどう利用したかを考えていきたい。そのうちに、冬の寒さで電力不足になるというキャンぺ―ンも出て気かねない。
 ※ 関西電力は7月6日に火力発電6基(300万kw=原発3基分相当)
 を止めたそうだ。関電は堺・姫路・舞鶴でクラゲが同時大量発生したためと見え透いたウソの説明をしているが、コスト削減ということらしい。原発再稼働が電力需給問題とは関係なく、あくまで関電の経営問題ということが、この一事でも明白である。

.. 2012年07月13日 12:14   No.396009
++ M/O (中学生)…30回       
テントの周辺では深夜に水道工事があってなかなか眠れない。テントの中はまだ暑苦しくて眠れないということはないが、深夜の雑音は気になる。眠れぬままに周辺に散歩に出掛けた。国会通りを日比谷公園の方に向かって歩いて行ったのだが周辺は相変わらずタクシーが並んでいる。そのうちに経産省からの深夜帰宅の群れに出あった。彼らが乗り込むタクシーは特定の業者のもので列をなしている個人タクシーは蚊帳の外のようだった。こういうところも官僚的なのだと妙に感心した。個人タクシーの面々はどういう客を乗せるのだろうか。
 深夜にはタクシーが列をなす国会通りだが、上のところ(登り切ったところ)が首相官邸であり、下の方には東電等がある。経産省前はそのちょうど中間あたりにある。だからテントもその場所にある。毎週金曜日の首相官邸前アクションに参加した人々は国会通りを埋め尽くした。首相官邸前からテントのある経産省前まで意志表示する人々の群れでいっぱいだった。ということは国
会通りの半分は人々で埋まったということであり、毎回これは長くなっているが、そのうち日比谷公園辺りまで人々で埋まるかもしれない。
 警察が分断規制をしようとし、それが露骨さを増すから混乱を招くのであるが、参加者はよく判断して対応していると思う。毎週金曜日の意志表示で出来る空間とテントという空間は形態こそ違え、脱原発の意志空間として重なりあっている。こういう政治的意志空間の出現と持続は画期的な事であり、その政治的影響が広がるのはこれからである。国会や官庁に脱原発の動きは広がってきている。また、この金曜日の意志表示の空間は大阪、札幌、福岡など全国で展開される気運になってきている。人々の意志表示が場をなし、場が人々を意志表示の行動に促すという循環が各地で、様々の形態で登場することを期待する。これは日本で政治を変えていくはじまりである。(M/O)

.. 2012年07月13日 12:57   No.396010
++ Y・T (大学生)…91回       
<テント日誌7/12(木)−経産省前テントひろば 305日目>
 │    7/13(金)〜16(月・休)連続行動のお知らせ
 └────( Y・T )

7月12日(木) 雨のち曇り
 13日(金)から16日(月・休)は、様々な行動と催しが目白押しである。
既にお知らせしてきたものもあるが、もう一度まとめてお知らせしておきたい。

((中略) 全文はテントひろばHPからご覧ください
こちら )

★再稼働阻止・全国相談会 7月15日(日)13時〜 中央区浜町区民館

 皆様におかれましては反・脱原発、再稼働阻止の闘いに奮闘されておられる
ことと存じます。政府と電力会社は、多くの人たちの意思と私たちの阻止運動を押しのけ、大飯原発を再稼働してしまいました。そして、この後は伊方、泊、志賀、川内と、次から次と再稼働を進めてくることは必至です。
 さて、7月16日には、1000万人アクションによる10万人集会が、東京代々木公園を会場にして開催されます。そして、この集会には全国各地で反・脱原発運動を担っておられる方々が、少なからず参加されます。皆様におかれましては、全国的な再稼働阻止の運動が、今こそ必要であるとの認識をお持ちのことと存じます。つきましては、この機会に表題にありますように全国各地の仲間
の皆さんと、今後の方向性を相談したく存じます。
 勝手ではありますが、私たち5団体が呼びかけをさせていただきました。どうか趣旨を理解し、相談会に参加いただきたくご案内いたします
 尚、当日は各団体・個人あわせて100名程度の参加を想定しております。

 日時:7月15日(日)13時00分〜18時00分 終了後に参加できる方で交流会
 議題:第一部 全国各地からの報告
 第二部 再稼働阻止の運動とネットワークについて、特別報告1.大飯原発
  と破砕帯、特別報告2.福島第一原発の現状
 会場:中央区・浜町区民館 電話 03-3668-2354
       都営地下鉄新宿線「浜町」駅下車A2番出口徒歩5分
 参加費:500円

 【呼びかけ】再稼働反対!全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、
 たんぽぽ舎、経産省まえテントひろば、ストップ再稼働阻止現地アクション

 この集まりへの期待が広がっています。今、全国から参加が続々と届いています。北海道、福島、 茨城、東京圏(千葉・埼玉・神奈川)、福井、関西圏(京都・大阪・滋賀)、 四国(愛媛-伊方)、九州など。

★7/16 10万人集会 代々木公園
 テントひろばは、第4案内カーのステージ正面脇に集合。原宿から最も近いところです。(ただし原宿駅は混雑のため使えないかも) テントの旗が目印です。このステージは11時から集会が始まり(全国の原発現地からの報告がメーン)、13時半デモ出発です。→明治公園までのコース、たんぽぽ舎等と一緒です。飲み物・日除け等は予めご用意下さい。携帯はほとんど使えなくなりそうとのこと。けやき並木にはブースも出ます。テントひろばは、とつきとおか(十月十日)アクション、原発いらない福島の女たちと共同のブースです。
( Y・T )

(メルマガ掲載にもれてしまった7月9日のテント日誌は、テントひろばHPからご覧ください こちら

.. 2012年07月14日 14:20   No.396011
++ F (小学校中学年)…12回       
<テント日誌7/9(月)―経産省前テントひろば302日目>
 |  『知らぬ存ぜぬを決め込むな!
 |  国民は皆んな怒っている野田!・ノダ!・NOだ!!!』
 └────

 7月9日(月) 曇り後晴れ 大飯原発再稼動8日目(怒)。
 昨夜はテントの泊まり番。先月の16・17日に福井の全国集会に一緒に参加し、翌18日におおい町の監視テント村まで同行して下さったTさんに初めてテントに泊まって頂いた。帰りの新幹線で大いに語り、その続きを是非テントにいらして語ろう!と話したところ、テントの泊まり番も引き受けて下さる事になったのだった。
 泊まった感想を聞くと、『いやぁ〜このように皆さん泊まっておいでだったのですか。寒い冬の間は大変だったでしょう』と仰って下さったが、改めて夢中で過ごしてきた半年の間にあったことを思い、感慨深いものを感じ取った。
 日曜日の晩は以前から議論が活発でアイディアだけでなくそれを行動にしてきたものだが、その中に彼が入って下さった事は心強く思える。福井から帰った彼とはその後何回か連絡を取っていましたが、日ごろは物静かな人でお話も静かにされる方ですが、心の底から大飯再稼動には怒りを表し、福島の人々への思いを強くお持ちなのです。来週の日曜日の泊まり晩の承諾も得て、日曜日の晩の泊まりは磐石?かなと一安心です。

 今日は朝から多くの方がテントに訪ねて下さった。一番先に見えたのは大阪の牧師さんでした。東京での会議にあわせ、以前から一度応援に来たかったと言いながらお昼近くまでテントの仲間とお話を活発にしていました。その他、『何も
出来ないのでせめてものカンパを』と言いながらカンパ入れに入れて下さる年配の女性。その他にも数名が。
 この方は、田中稔氏が『週刊金曜日』(2011年12月16日号)誌上に『最後の大物フィクサー、東電原発利権に食い込む』と題する記事を執筆・掲載したことのよる損害賠償裁判の傍聴をされてきたのでした。資料も頂く。原発関連で私服を肥やし、フィクサーとして君臨してきた白川司郎を追求した記者個人を追い詰めて、社会的経済的に葬り去ろうとする意図が見え見えの裁判であると怒りを訴えていかれました。
 このような提訴をスラップと呼ぶのですが、米国カリフォルニア州では抑制法があるのだというが、日本ではそれがなく資料には名誉毀損の濫訴が行われているとありました。
又ここでも司法の問題と原発利権の問題なのかとため息が出てしまいます・・・。

.. 2012年07月16日 07:18   No.396012
++ F (小学校中学年)…13回       
 午後「7.9外国人労働者・難民申請者による対法務省デモ」が行われた。テントから一路向こうに旗が見え、行ってみると移住労働者・難民の人たちのデモ
だった。頂いたチラシによると、現在日本に在住する200万もの外国人に対する劣悪な労働環境、それに伴う日本政府の人権無視の政策に抗議してのデモとあった。
250人程でたまたま出会ったフリージャーナリストのSさんに、「随分多いですね」と聞くと、「やはり反原発巨大デモで刺激を受け、自分たちの権利は自分たちで声を上げて主張せねば、という意識が高まっている」と言われた。
 反=脱原発の巨大行動は社会を揺り動かし、社会の隅々まで様々な波紋を広げ、その結果抑圧されてきた様々な人々の運動が芽え、台頭し始めているのだ、と感じる。きっとその中に勝利の方向が見えてくるのだろう、と思いたい。

 夜になって関電前行動をおこなっていたメンバーが戻ってきた。5人程でおこなっていたところへ、20〜30人程の人だかりとなったそうだ。タクシーの運転手さんが降りてきてその輪に加わったり、年配の男性がマイクを握ってアピールしたりと、これまでと様相は大きく変わったとか。ここにも官邸前巨大行動の波紋が見える。
 今度の金曜日、官邸前抗議行動がどれだけの広がりを見せるか。大飯原発の3号機に続く4号機の再稼動が18日と言われている中で多くの人々の参加を期待しています。さらに17日に経産省で行われる「第19回地震・津波に関する意見聴取会」において破砕帯の問題を注視するために参加を予定しょうと思っています。

 野田が官邸前の抗議の声を『大きな音』と言って猛スピードで官邸を逃げるように離れたり、大飯原発抗議の際はゲート前を避け、船でコソコソ裏から原発内に入る牧野の行動で明らかなように、表を堂々と歩けなくなるほどにお前たちへ
の国民の怒りは更に迸っているのだ。野田・ノダ・NOだ!(F記 )

.. 2012年07月16日 07:26   No.396013
++ Toku-san (小学校中学年)…15回       
<テント日誌7/15(日)―経産省前テントひろば 308日目>
 │  さよなら原発10万人集会に向け、全国から多くの人達がテントひろばへ
 │  再稼働阻止・全国相談会 大盛会
 └────

 この日は、テントへ行く前に野田首相の地元船橋で開催された「7.15大きなデモだね!国民の生活を守るために脱原発デモが必要だ!」に参加した。参加人数は主催者発表で800人。天気もよく、多くの方々が、原発反対と野田首相退陣を訴えた。
 沿道の多くの人達から、応援をしていただいたが、何人かの方から、サウンドデモというスタイルに対して、「音がうるさい」という苦情があった。デモや抗議集会は、主張を訴えるのと同時に共感を得る事も目的、今後は、住宅街という地域の特性に合わせ、駅頭でのアピールをメインにするなど、工夫が必要かもしれない。

 20時過ぎにテントへ着いて暫くすると、この日、日本橋の浜町会館で行われた「再稼働阻止・全国相談会」に参加された人達がテントへいらっしゃった。全国相談会には、経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟
の他、大飯、伊方、泊、志賀など原発が立地されている地元で活動をされている方を始め、全国で活動されている100名以上の方々が集まり、今後の脱原発運動の方向性について話合い、その後開かれた懇親会で交流を深めたと言う事であった。

 この日は、翌日代々木公園で開催される「さよなら原発10万人集会」に参加される方が、テントに宿泊され、日曜日としては、めずらしく、夜遅くまでテントに多くの人がいらした。志賀原発のある石川県から全国相談会に参加されたTさんは、「地元に来て、地元の事を理解しないと原発を止める事は出来ない」と仰っていた。6月29日の官邸前集会に参加するために青森からいらして、
その後東京に滞在されているKさんは、「地元の人達は生きるために精一杯で、新聞・テレビで報道される事をそのまま信じ切ってしまっている」と仰っていた。

 翌朝、代々木公園の集会に参加する為に大阪、広島から夜行バスでいらした方達が、朝早くからテントへ寄って下さった。毎週金曜日に官邸前で開催している抗議集会にも万単位で人が集まり、代々木公園にも全国から今までにないほどの多人数が集まると思う。本当に「原発を無くしたい」と強く思っている人達が多く存在する事は紛れもない事実だが、本当に無くす事を実現するためには、運動の結節点として、テントひろばや全国相談会が果たす役割が、これから大きくなるだろう。我々の目的である原発をなくし、福島の人達への補償をさせるためにも、これからも初心を忘れずに謙虚にやって行きたいと思う。(Toku-san)

.. 2012年07月19日 07:11   No.396014
++ Y・T (大学生)…92回       
今日の「再稼働阻止・全国相談会」は浜町区民館の100名の会場が、座りきれ
ないほどたくさんの方が詰めかけ、終始、熱気に包まれての開催となった。会場
を見渡すと見かけた顔の方が何人もおられ、また何人もの方から声をかけられた
りする。6・17の福井大集会の前段での交流会や、とくに6・30ー7・1の
大飯現地行動で一緒だった人たちである。いわば”戦友”なのだ。
 この間の大飯原発再稼働阻止の闘いは、北海道からから九州にいたる人たちを、
このように一つの闘いの絆に結びつけたのだと実感する。そして各地からの闘い
の実践報告も具体的で、今後の運動への重要な示唆を含んだものであった。呼び
かけ団体からの提起や今後に向けた会場からの発言も意欲溢れる実践的なもので
あった。
 新たな闘いの全国的連携が始まっている。そしてそういう全国的連携への熱意
と期待は真剣なものである。この相談会でも確認された「再稼働阻止・全国ネッ
トワーク」を築いていく上で、テントひろばも確かな役割を担っていかねば、と
強く感じさせられた。(Y・T)

.. 2012年07月19日 07:31   No.396015


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