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■--再稼働反対!全国アクション
++ 木村雅英 (幼稚園生)…1回          

大飯原発ゲート前に響き渡る「再稼働反対」の叫び
 |  −6月30日(土)〜7月1日(日)2日間の闘いの報告

経産省前テントひろばのバスツアーで福井県大飯原発ゲート前を訪れ7月1日の夜の闘いまで参加したので、大飯原発3号炉の稼働前最後の闘いを報告する。

ゲートで申入書提出

バスツアー参加者50人程は、雨の青戸大橋を渡って漁村公園でバスを降り、県道241号の約300メートル程の坂道を歩いてデモをする。朝8時頃の大飯原発ゲート前には既に数台の乗用車でバリケードが築かれている。前日に「STOP大飯原発再稼働!7.1現地アクション」が大飯町をデモしオフサイトセンターで関電に申入書を提出している頃に、別の人たちが実行したらしい。県道から、車バリケードや関電作成のゲートやいくつかの鎖をくぐり抜けて滑らないように注意して坂道を登ると、無表情な警備警官と関電社員が立ちはだかるトンネル入口に辿りついた。雨の中で若者たちの太鼓をバックに1時間ほど交渉してやっと関電大飯発電所所長宛ての申入書を手交する。
 
警察との攻防

牧野経産副大臣が夕方5時頃に来そうだ、再稼働のスイッチオン(制御棒抜き取り開始)を止めなくては、とこの県道とトンネル入口までの空間に数百人が集まっている。雨が上がった3時頃から県道に駐車する機動隊警備バス付近の動きが活発になる。差し入れのピッツァをほおばっていると警備指揮車から警告が発せられ、私たちは緊張して4列に座り込む。18時にごぼう抜き開始。「暴力反対」の声を無視して愛知県警の若い警官たちが前列端の人に近づき、「道路通行に邪魔だから排除する」と警告して4人の若輩警官が私たちのスクラムの腕をはがし抱きかかえて県道側に運んでいく。これが20人×4列ほどの座り込み者たちに繰り返される。厳しく抵抗する若い女性たちには警官も手こずり時間がかかる。
私も指を折られないように頭を落とされないように気にしながら4人の警官に県道まで連れて行かれる。
1時間半もかけて県道に連れて来られた私たち。そこでいいことを思いついた、今度は県道に座り込めばいいのだ、それでも副長官や関電の車は止められる。私たちは県道に座り込んで「再稼働反対」を叫び続けた。トンネル入口側の若者たちにも警官の手が入っているらしいが県道側からはよく分からない。立ちあがって見るとバリケード車の天井に乗った若者が左右に旗を振っている。こちらからも大きな枝に付けたたんぽぽ舎の旗を掲げてエールを返す。よく考えると「再稼働反対」の民に警官たちが取り囲まれているのだ。我らが警察を包囲したぞ! 
県道側では人も太鼓も増え、「再稼働反対」の4ビートに乗って踊り叫び続ける。
寝不足の私たちは道路上に身体を横たえたり警備バスもたれかかったりして体を休めた。この状態が何と夜中の0時まで続いた。先に動き出したのは警察側で、指揮車も警備バスもごそごそと去って行った。
トンネル入口側と合流すると、大飯テントのKさんやバスツアーのFさんが太鼓を叩いている。私たちは原発入口の道路封鎖を貫徹できたのだ。「再稼働反対」コ
ールが深夜の大飯原発入口の谷間にこだました。まんまるのお月さんが私たちを祝福しているようだ。

大飯再稼働

2日の新聞報道は「大飯3号機再稼働」のオンパレード。副大臣も作業者も船で運ばれて、滞りなく原子炉の再起動がなされたという。原発稼働ゼロは約2か月で終わってしまった。昨年春からのもろもろの再稼働反対の行動にもかかわらず。
 それでも原発反対の声は盛り上がっている。私たちは「再稼動反対」の声をあげ続ける。
.. 2012年07月05日 08:03   No.393001

++ たんぽぽ舎 (社長)…707回       
7.6緊急行動と白熱教室のお知らせ
└──── 
 ☆ 7.6緊急!大飯原発3号基を停止せよ!首相官邸前抗議
こちら
 7月6日(金)18:00−20:00位
 場所:首相官邸前(霞ヶ関駅より徒歩7分、虎ノ門駅より徒歩10分)
    ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
  呼びかけ:首都圏反原発連合有志(たんぽぽ舎も参加)
  ◇スタッフ集合時間は未定です。
   たんぽぽ舎は午後3時集合、4時までに官邸前に行く予定です。


 ☆ 7.6松本道弘の白熱教室
原発の是非をめぐる『ロジックと詭弁の間』

プロフィール:1940年大阪生まれ。関西学院大学卒業。ハーバードロースクール交渉術ワークショップ終了。元名古屋外国語大学教授。元国際教養大学客員教授。
日商岩井に勤務後、アメリカ大使館の同時通訳者となり、NHKテレビ上級英語講座の講師を勤める。日本にディベートを広めたことでも知られる。(ディベート教育暦 約40年)…現在、紘道館館長、国際ディベート学会会長。著書は150冊を越える。

 騎士道とは一味違う、武士道の精神で語ろう
 出席者参加型ワークショップ
 Argument(口論)からDebate(究論)へ
__________________________________________________
日 時:7月6日(金)開場18:45 開演19:00 終了21:00
会 場:スペースたんぽぽ 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
             Tel 03-3238-9038 nonukes@tanpoposya.net
主 催:スペースたんぽぽ講座実行委員会
資料代:800円(学生500円)

.. 2012年07月05日 08:13   No.393002
++ 山崎久隆 (課長)…173回       
いくらなんでも遅すぎる「手遅れな記事」
 |  なぜこのような記事が「今」書かれるのでしょう。
└──── (たんぽぽ舎)
  
【TMM:No1491】より
◇原発事故直後、政府、命守る情報を黙殺・放置
 (6月18日 朝日新聞より)

--------------------引用開始------------------------------------
 文科省科学技術・学術政策局の渡辺格次長は取材に対し、汚染地図の存在を原子力安全委員会や官邸だけでなく、文科相や政務三役にも伝えていなかったことを明らかにし、「当初は測定結果の精度がどの程度のものかさえわからなかった」
と釈明した。この対応は、首相や官房長官にその存在さえ伝わっていなかった「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」と同じ構図だ。
--------------------引用終了------------------------------------

 朝日新聞の記事は、官僚にずいぶん優しい書き方です。実態はそんな甘いものではないのです。しかも、どうして今頃記事になるのか、全く理解が出来ません。
このデータはとっくにDOE米国エネルギー省のHPに載っています。
 既に事故直後から、私たち原発事故の推移に危機感を持っていた人たちは、政府に対して米軍の無人偵察機を借りるなどして、空中線量探査を行うよう要求していました。SPEEDIのデータが出てこず、拡散予測も不明、気象データも明らかにされず、しかし一方では双葉町に行ったジャーナリストの手持ち線量計が次々に振り切れるなど、とてつもない汚染拡散があったことは最早明らかだったからです。
 米軍は日本からの要請があろうと無かろうと「自分たちのために」とっくにそんなことはしています。3月22日の時点で、グローバルホークなどの無人機が飛んでいることは報道されていました。
 3月13日19時47分に私があちこちに発信していたメールです。

|米軍に無人偵察機を借りて、空中放射線測定を高密度にやることが一つ考えれます。
|無人機ならば仮に高線量地域に突っ込んでも人的被害はありません。また、放射線測定を自動化してデータ送信をすれば精緻な汚染地域の特定が出来ます。
|これを実行するのに必要な資材を日本が持っていないならば、米軍に借りることを要請したらどうですか。
|
|さらにこの航空機に赤外線探知装置を付けて飛ばせば、生存者捜索をすることも可能です。特に温度の下がる夜間は効果があると思います。

 米軍情報に基づき政府に通報されたものがどのような情報だったかは、エネルギー省のHPに載っているデータでわかります。その中の3月22日という日付のあるデータでは、明らかに飯館村方向に高い汚染地帯が広がっていることが誰の目にも明らかです。見間違うはずがありません。
 そのデータでは、最も高い価を示すところは1.25ミリレム(米国はいまでもレム表記ですが、これは12.5マイクロシーベルト/時を意味しています)を表しています。数日いれば年間被曝限度を軽く超えてしまう線量に覆われた地域に人が止まることがどういう意味があるのか、放射線護の知識があれば簡単に想像できるはずでした。
 どうしてこの記事が「今」出されるのでしょうか。この内容で政府に対して住民避難を求める記事が書けたはずです。手遅れに等しい時期の記事については言葉もありません。
 DOEのデータはとっくに公表されていたし、このデータを使った警告や政府交渉もありました。避難を求める福島の人々に向き合っていたならば、この記事は一年前にかけたはずなのです。

.. 2012年07月05日 08:23   No.393003
++ 東京・T (幼稚園生)…1回       
原発立地の自治体が、住民抜きでやってきた「原子力防災訓練」
 |  −現代思想7月号「特集:被曝と暮らし」の一節を読んで−
 

原発立地の自治体が、住民抜きでやってきた「原子力防災訓練」−現代思想7月号「特集:被曝と暮らし」の一節を読んで−(//--は本誌からの引用部、[*]は投稿者コメント)

//--1998年6月20日付け『能登原発とめよう原告団ニュース』に「30キロ圏全域で連絡・測定・避難訓練」という記事がある。能登(志賀)原発の差し止め裁判闘争は1988年に始まったが、これはこの運動の機関誌である。志賀原発は1992年に運転が開始された。--この記事には以下のようなレポートがある。
 「同年[*つまり1998年]5月24日、北陸電力志賀原発が立地する石川県羽咋郡
市とその周辺の七尾市・鹿島郡の住民600人が家族ごとに自家用車を使い県境を越え、富山県氷見市まで[*山道約20キロ*冬は豪雪地帯?]避難訓練を行った。--//

この時の事故想定は「格納容器損傷事故、チェルノブイリなみの放射能放出、そしてベント、30キロ圏内の住民避難」であった。重要な点は、これが、非公式の住民による自主的な避難訓練であるという点だ。

つい先日[*つまり2012年6月]、石川県羽咋(はくい)市で「原子力防災訓練」が行われた。住民からの参加はわずか70名。訓練は市内小中学校でも行われたが、あくまで、一般災害の「訓練計画」の枠を出ない。2008年福島の例では「訓練対象・原発から10キロ圏、北風・風速0.7メートル(小さすぎ!)、避難区域「2キロ圏」、屋内退避区域「5キロ圏」」である。もっとひどいのは、「広範囲の原発事故が生じた場合、住民は避難せずに、放射能がふりそそぐなか、炊き出しなどの活動をするよう促される」というのだ(福井県原子力防災計画の例)。なんと馬鹿げた計画か。

.. 2012年07月05日 09:28   No.393004
++ 東京・T (幼稚園生)…2回       
//--国や電力会社は避難訓練をできるだけ、ミニマムなものに押さえたい。できればやりたくないと言うのがホンネだろう。というのも、それは住民の原発事故への想像力を喚起してしまうからである。現実的なシミュレーションに基づく避難訓練は、ベントの設計にはじまり、ヨウ素剤の備蓄、測定や連絡体制、風速や風向きなど、あらゆる情報を必要とする。こうした情報に基づき事故のシミュレーションを行うということは、原発事故とはどういうものであるか、そして原発とはどういうものであるかをいやがおうにも理解しなければならないということである。--//

「3.11」以後、原発近くの市町村で避難訓練を行ったところはいくつもあるが、果たして、本当に「原発事故を想定した」訓練を実施したところはあるのだろうか。先日の羽咋市の小学校の避難の様子が写真入りで記事になった、なんと子どもたちは「口を手で押さえて」階段を下りている。学校が主体的に、かつ現実味をもって事にあたっていないことは明らかだ。

//--原発を前提としている国や電力会社原発は、防災の手抜きをすることによって原発のコストを抑える。発電コストが安いことが原発の存在理由だからだ。とすれば、その手抜きは原発が存在するためには必要な、死に物狂いの「不作為」なのであり、運動の賭け金はこの「不作為」をどこまで食い止め、見えないコストを可視化するかということとなる。--//

羽咋市では、1998年当時と比較すれば人数はかなり減ったものの、昨年(2011)も住民による自主的な避難訓練が実施されており、「せっかくヨウ素剤を保育所・学校に分散配置しているのだから服用訓練を」「バス避難は災害弱者用。大多数の自力避難組を想定せよ」などの改善を市に求めた。いま、日本中で、自治とは何かが問われている。

※自主的避難訓練について、羽咋市の「命のネットワーク」HPを紹介したい
 こちら

.. 2012年07月05日 09:39   No.393005
++ 柳田真 (中学生)…45回       
.「素人の乱」デモの復活を祝す、
 │  原発反対の強靭さと生命力を示した
 
「素人の乱」のデモが盛大に7月1日(日)に復活した。心からお祝いしたい。

昨年3.11原発事故後の4月に、杉並で登場した素人の乱のデモは、1万人を超え、新鮮な驚きと希望を私たちにもたらした。これだけの新しい人々が立ち上がれば、原発廃止の展望が出ると。原発事故後の大きな希望の灯であった。
スペースたんぽぽの(2011年)6月の開設記念で、素人の乱・松本哉(はじめ)さんを呼んで対談したのも記憶に新しい。

ところが、昨年9月の素人の乱・新宿デモに対する警察の大弾圧(12人の不当逮捕、それまでも素人の乱のデモへの警察の対応は特別にひどかった--5月6月8月のデモにおいて)で残念ながら、素人の乱のデモの続行が難しくなっていった。それが、今回、不死鳥のようによみがえった。このことは原発に反対する根強い市民のエネルギーがあること、反原発の強じんさを示したと言えよう。
心からお祝いしたい。

.. 2012年07月06日 08:29   No.393006
++ T.E (幼稚園生)…1回       
<7/1の大飯原発前のバリケードの現場から>
 │   - 大飯原発再稼働強行、原発道路完全封鎖33時間のたたかい -
 └────( T.E )

 朝7時小雨模様の中、参加者48名バスに乗り込んで原発前抗議行動に参加するべく集合地の漁村公園に向かった。公園は原発ゲートより500メートルほど先にある。驚いたことに、本道から別れて原発に向かう道路を横切り、3列に亘ってびっしりと車が置かれたバリケードで完全に封鎖されていた。
 東京から駆けつけたバスとわかって詰め掛けた若者たちが歓声をあげる。原発へ通ずるトンネル前には関電や保安院のジャンパーを着た職員、警備員、警官が入り混じった阻止線を張っていた。バリケードの前と後ろに駆けつけている人の数は400名くらいか。
 7・1行動実行委員会のSさんらと共に、大飯原発所長宛て再稼働中止申し入れ書を手渡した。これも昨日と同様、「受け取ることは出来ない」「約束を守れ」のスッタモンダの挙句、小浜警察署長の仲介で受け取るという始末だ。

 午後1時バスツアーのメンバーは二つに別れることになった。予定通り東京へ帰るメンバーと現場に残るメンバーとに。居残り組みは9名、降りしきる雨の中帰京のバスを見送る。
 午後4時頃漸く雨が上がった。5時頃警察の指揮官車が前に出てきて退去通告を繰り返し、道路に座り込んだ人々のごぼう抜きを開始。ごぼう抜きも座り込みも初めてという人が大半なので緊張と、決意で顔も強張っている。ごぼう抜きは1人に対し数人の警官が当たる。皆すごかった。若い女性の涙ながらの抵抗に諦めて反対の列へ移動する場面も。
 正直のところ、今回の警察の動きは鈍い。政治的には、原発再稼動を強権行使のイメージから切り離したい、警察が火中の栗を拾うのはゴメンだ。そんなところか。その証拠といえるかどうかわからないが、デモ隊に対峙する警官隊がお互いに手首を握り合うという珍しい光景を目撃した。

.. 2012年07月06日 09:55   No.393007
++ 山崎久隆 (課長)…174回       
原子力ムラの犯罪を振り返る≪上≫
 │  規制の指針もない-組織もない-人材もない・・・これでどうして
 │   原子力を使い続けられるのか?
 

 懲りない面々 -- 総合エネルギー調査会のおかしなおかしな数字

 総合エネルギー調査会は「エネルギーミックスの選択肢の原案」を何度かに分けて公表した。2030年の発電設備割合として原発を0%、15%、20〜25%、35%が提示されている。(35%は「選択肢」から外され「参考」とされた)いまさら「35%」とは一体何事かと思うのだが、もはや自民党さえも不可能としている「新規増設」が含まれた数字だ。
 20〜25%というのも、新規立地こそしないものの、既に着工している原発などは稼働させ、現存する原発を機械的に40年間稼働させる前提で計算されたものであり、現実的にはあり得ない想定だ。
 15%になるとようやく「脱原発依存」めいた割合になるが、その下がはすぐ0%になるので、全体で、あたかも0%が極端な例の印象を持たせる効果がある。なお15%とは、全50基の原発のうち、運転年数が30年に達しない原発を動かし続け徐々に減らすことを想定している。
 原発を使い続ける前提であるとしても、本来ならばこの15%が最大で、0、5、10、15とした割合が妥当な並びだろう。実際には国民世論の動向や現在の安全性確保能力を考えても、0%以外の選択肢はあり得ない。2030年とは今から20年近くも先の未来だ。そんな時代でさえ原発が基幹電源であることなど不可能だ。

 現実を直視しよう

 「原発が必要」と国がいくら主張しても、原発が危険であれば使えない。当たり前なのだが、国も地元も本当には分かっていない。あげくに原発の安全性は誰が責任を持って決定するのかさえ決まっていない。安全性は誰が検証できるのか。政治家ではないことは確かだ。信じる人はいない。まして責任を取ることができると思う人もいない。野田首相であろうと誰であろうと、首相を辞
任したり議員を辞職したりしても追いつくわけがない。
 では、原子力安全委員会だろうか。
 この組織は、今年3月末で消滅したはずであり、その後を引き継ぐのは原子力規制委員会とされているが、それがまだ発足さえしていない現在では「死に体」だ。原子力安全・保安院も同様に規制庁に吸収されることになっており、本当は存在しない。その保安院などがストレステストにお墨付きを与えても、実際には何の保証にもならないことはみんな気づいている。
 では、原子力規制庁ならば原発の安全性を保証できるというのか。
 斑目春樹安全委委員長は「安全性を確認する指針に瑕疵があった」と国会事故調査委員会の場で認めている。原子力発電所が安全であるかを調査審議するためにある指針が間違っているのだから、新しくできる規制庁は、まず指針類の無効宣告をし、何をよりどころに審査するかを構築し直さねばならない。
 現状では、組織もない、規制の指針もない、そして人材もない状態だ。これで原子力を使い続けるあてなど見いだせるはずがない。これまで「原発の開発以前の能力」しか有しない現状だったことを正直に認めることからしか始まらない。

.. 2012年07月07日 07:44   No.393008
++ 穴田 (幼稚園生)…1回       
原発再稼働を許さないぞ!大宮からも 枝野はエダNO!!

 とき :7月8日(日) 14:00集合 (14:30出発)
 ところ:JR大宮駅東口(南) 交番近く
 「ただちに影響はないが、念のために避難していただく」、スピーディによる放射能拡散予測を隠し、国民を無用に被曝させたばかりか、地球規模の放射能汚染をさせた、この責任は万死に値します。
 私たちは未来を守るために、エダNOを突きつけましょう!

・原発と関係のない特定の団体や、デモの主旨と異なるテーマに関するのぼりや旗プラカード・チラシ・宗教団体の機関紙配布等はご遠慮下さい。
・7月22日に、船橋の野田はNOだ!と、同日デモを予定しています。
 主催: 「原発さよならエダNOデモ実行委員会」
 詳細:こちら


◇福島・二本松の佐々木さん一家が登場する鎌仲監督の『内部被ばくを生き抜く』の上映会を開催します。宮古で活動しているママさんグループ
 (子育てを楽しむ会)に便乗して、岩泉の上映会もする事にしました。

 ☆宮古上映会 7月13日(金) 10時から13時 場所:山口公民館 和室
  参加料:300円(お茶・お菓子付) 上映終了後、茶話会あります。
  主催:子育てを楽しむ会 問い合わせ:古館090-7067-8489
 ☆岩泉上映会 7月14日(土)1回目14時から15時半 2回目18時から19時半
  場所:岩泉・うれいら商店街内「あっけら館」
  資料代・場所代として300円、上映終了後、懇親会あります。
  主催:岩泉上映実行委員会
  問い合わせ:穴田0194-22-4858(モーとんふぁみりー)

.. 2012年07月07日 07:57   No.393009
++ 柳田 真 (大学院生)…124回       
雨の中、7月6日(金)官邸前抗議行動に15万人(主催者発表)
 |  警察の規制がキビシク、長い列はテントひろば前まで…
 |  次回、13日(金)大飯原発3号機を停止せよ−官邸前抗議行動へ
 └──── (たんぽぽ舎)

 7月6日(金)、大飯原発再稼働を停止せよ!首相官邸前抗議行動が取り組まれました。たんぽぽ舎も広く呼びかけて全力で参加しました。行動終了後に、20人弱がテントひろば近くの店で、今日の感想や総括を話し合いました。その要旨。

Aさん.雨にも関わらず多数の人が参加した。直感で先週と参加人数は同じ位ではないか。
Bさん.警察官の規制はひどかった。あの規制−誘導とは闘うべき。
Cさん.列の後の方では、音がなく、お通夜的になっていた。私が小型のマイクで再稼働反対と呼びかけると元気に唱和がかえってきた。
Dさん.野田政権を変えたい(やめさせたい)、また官邸前へ行こうと思う。(自作のプラカードを持参)
Eさん.しっぽの方でシュプレヒコールができるようにマイクなどをもっと用意すべきだ。
Fさん.今日初めて参加した。たんぽぽ舎のビラまきも手伝った。私にできることは何だろうかと考えている。
Gさん.みにくい警察の規制があり、怒っている。地下鉄から出るときも苦労した。官邸前抗議行動なのに官邸から遠く離れた道に押し込められてしまい「先週の高揚感」とはすこし違った。
Hさん.前の方で何か混乱があったようだが主催者が自主規制したのは良かった。
Iさん.たんぽぽ舎は5班に分かれて活動したので(一部は交通整理要員)、今日の全体像がよくみえない。わかる人は説明して欲しい。
Jさん.全体図の説明、YTさんが書いた「国会周辺地図と建物の図」を基に、今日の全体像を説明。官邸前は、車道まで全部、人の波で埋め尽くされた(前回と同じ)。たんぽぽ舎が担当した最後列の整理=財務省横の坂道(その先は経産省
前テントひろば)は、19時30分頃、車道開放してもなお人数は増えて、長く伸びて「もうちょっとで」テントひろばへ到着する長い列となった。なお、19時30分位から、帰る人がかなりの数に上った。

要約…
1.雨にも関わらず、参加人数は減っていない。
2.再稼働への怒りと運動は広がっている。あきらめていない(民意)
3.シュプレヒコールは、「再稼働やめろ」が多く、「野田やめろ」コールは前回より少ないと感じた。
4.警察官の規制はひどかった。官邸前抗議が、官邸からはるか離れた地での抗議になってしまった人が増えた。(途中帰った人が増えた要因かも)
-------------------------------------------------------------
 なお、たんぽぽ舎は、20時以降、5ヵ所で原発やめよ学習会・講座のビラ5000枚をほぼ配布し、合わせて再稼働やめよ抗議ハガキの普及(約50組=300枚、累計15000枚)に取り組めた。一定の成果。

.. 2012年07月08日 08:29   No.393010
++ 山崎久隆 (課長)…175回       
原子力ムラの犯罪を振り返る≪中≫
 |  原子力の現場で違法行為かずかず


 原発の黎明期には多くの事故が発生し、そのたびに長期停止を余儀なくされてきた。最初に動いた敦賀原発(日本原電)は80年に放射性廃液を垂れ流す事故を起こし、美浜1号(関電)は燃料が破損して炉内に散乱する事故を起こし、福島第一(東電)は1〜3号共に応力腐食割れなどの腐食と劣化により長期間にわたる交換・補修・改造工事を余儀なくされていた。
 今の原発の技術水準は、その当時から見てさえも悪化している。運転継続を最優先し、安全性確保は外部団体や機関(原子力技術基盤整備機構や電力中央研究所)やメーカーに丸投げ、その結果電力会社には安全性確保の技術が蓄積せず、外部機関は実機の運転実績がないために机上の空論が積み重なるという結果になった。
 その結果、現場ではいわゆる「偽装」が横行する。定期検査において合格基準に達しなくても保安検査官を騙し定期検査合格証を取得すれば原発を運転できるので、そのためのテクニックが「知見」となって積み上がる。福島第一原発3号機では、格納容器の漏えい率検査(一定時間に基準値以下の漏えい率を達成することにより、格納容器の密封度を確認する検査)をごまかすために、圧搾空気を別系統から押し込んで、検査官を騙した。91年から92年にかけてのことだ。
 検査官はゲージを見ているだけなので、複雑な原発内部でそんな偽装工作をされては、見抜くことなど出来なかった。漏えい率が基準を満たさなければ、当然原子炉の運転は出来ない。違法な原発がこうして動いていた。
 1999年9月30日、原子力開発史上最悪の「JCO臨界被曝事故」が起きる。ほとんど素人同然の核燃料加工会社に対して当時の動力炉・核燃料開発事業団が臨界事故を起こす危険性を知りながら溶液状の高濃縮ウランを取り扱わせて引き起こした。
 従業員2名が大量の中性子線を浴びて死亡、住民667名を含む被ばく者を出した。
 だが、これでも国は反省などしなかった。度重なる不祥事を全く見抜けなかった原子力推進体制を見直すどころか、2001年に「原子力安全・保安院」を経産省に作り、推進機関に規制機関と、まさに焼け太りで組織拡大を行った。
 美浜原発3号機で2004年に起きた二次系配管の破断に伴う蒸気突出事故は、さらに悲惨な結果を招いた。11名が死傷し、原発事故としては最大の犠牲を出したのは、運転以来全く肉厚の検査をしていなかった二次系の給水配管の破断だ
った。
 二次系なので原則として放射能は含まない。そうなると点検は徹底的にサボる。やらないのだから安全性の確保どころでは無い。
 このような装置類はいくらでもある。電力会社は、原発の運転はできるがメンテナンスや対処能力は全くないことを露呈した。東電でも2002年から続々と不祥事が発覚し、2003年には全原発17基が止まることになる。
 安全確保のために設置された保安院が、実際には原発推進の隠れ蓑であることは、誰の目にも明らかだった。そのトップは原子力に素人だったことも分かっている。官僚組織の一通過ポストに過ぎなかった。多くの人にとっては「騙された」
という気分かもしれないが、それはとうに分かっていたことだった。

.. 2012年07月08日 08:44   No.393011
++ 青山貞一 (幼稚園生)…1回       
広域がれきの根拠なし−青山貞一さん講演会−
 それでも都は燃やし続けるの?

7月14日(土)18:20開場 18:30〜20:30 (100名定員)
岸町ふれあい館3階第5集会室(1階奥にエレベーターあります)
・JR京浜東北線・地下鉄南北線「王子駅」下車北口徒歩5分
・東京都北区岸町1-6-17 TEL 03-3909-0711

※青山貞一さんプロフィール
 1946年愛知県生まれ。70年電気通信大学電気通信学部卒業。アジア経済研究所を経て86環境総合研究所を設立、代表取締役に就任。現在は、顧問。東京都市大学名誉教授。著書に『ダイオキシン汚染』、共著に『審議会革命』など。

主 催:ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク
参加費:¥800(資料代含む)¥500(学生・失業者・障がい者)
連絡先:080-3013-3618 090-3248-7397
ブログ:こちら

.. 2012年07月08日 09:07   No.393012
++ 山崎久隆 (課長)…176回       
現在、原発は全て「違法状態」にある−違法原発の運転阻止は
 |  正当な権利である。それは正当防衛である。
 |  原子力ムラの犯罪を振り返る ≪下≫
 |  指針の崩壊が拍車をかける
 └──── (たんぽぽ舎)

 原発の安全審査を担保してきた「原子力発電所立地審査指針」などの指針類。
その一つが2006年に改定された「耐震設計審査指針」だが、この指針が改定された理由は、実際の地震に全く対応できなかったからだ。そのための審議会は公開ヒアリングを含めて2002年から行われていた。
 多くの議論があったが2006年6月に指針案「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針(案)」が作られてパブリックコメントに掛けられた。
680項目の意見が集まったが、ほとんど反映されないままに原案通りの指針が公表されたのが9月だった。これに対して委員の一人、石橋克彦神戸大学教授は抗議の辞任をしている。
 この指針には様々な欠陥があったが、その一つが津波対策を単に「考慮すべきこと」と、全く軽視したことだ。
 耐震設計審査指針は「耐震」の名の通り、地震による揺ればかりがクローズアップされ、地震が起きれば、特に海溝型地震が起きれば、ほぼ確実に発生する津波に対しては「地震随伴事象」などとして、簡単に書かれているだけだった。
 また、その当時は既に対策が取られていた「過酷事故対策」と地震や津波との関係もあいまいなままで、どのような地震、津波の災害を受けたら、過酷事故対策としての対応に移行するのかも示されなかった。そのため今回のようにベントや代替注水措置も実行不可能な原因となった。

 現在、原発は全て「違法状態」にある

 大飯原発が無理矢理起動しようと、東電が柏崎刈羽原発の再稼働を再建計画の柱に据えようと、原発の運転など出来ない。違法だからだ。
 基準が無くなってしまい、安全性も確認できない以上、原発は現在「原子炉等規制法違反」である。
 原子炉等規制法では第24条の「許可の基準」において、「その申請が次の各号に適合していると認めるときでなければ、同項の許可をしてはならない。」と定め、「各号」には「三 その者に原子炉を設置するために必要な技術的能力及
び経理的基礎があり、かつ、原子炉の運転を適確に遂行するに足りる技術的能力があること。」および「四 原子炉施設の位置、構造及び設備が核燃料物質(中略)又は原子炉による災害の防止上支障がないものであること。」に違反をしており、それを隠して許可を得たものであって許可そのものをさかのぼって無効とすべきだ。
 これら法令に違反をしていないと証明すべき安全審査そのものが、瑕疵を持った指針に基づき行われ、さらに審査を行った者たちに「十分な知見」など全くなかったことが露呈している。
 違法原発の運転阻止は正当な権利である。それは正当防衛である。

.. 2012年07月10日 11:15   No.393013
++ 川上直子 (小学校低学年)…8回       
警察は用意周到な規制をしてきた
 |  7/6官邸前抗議行動に参加して感じたこと
└──── (神奈川県)

 7月6日(金)の官邸前再稼働への抗議行動。先週の官邸前の車道を埋め尽くした解放区の実現に学び、警察は用意周到な規制をかけてきた。
まず地下鉄の駅構内から、出口規制の一方通行のために警官を駅構内に多数配備。
外に出ると、以前のような車道規制はしないでとにかく人の集まりを規制してきた。私は、デモの交通整理係りだったが、警察の言うなりに人の波を規制することに次第に怒りを感じてきた。

 首相官邸に向けた抗議行動なのに、官邸から遠く離れた、国会議事堂の反対側の歩道に押し込め、車道に一歩も出さないように細く長くあくまでも遠くに並ばせた。あの官邸前を埋め尽くした市民の連帯感を、どうやったら、味あわせない
ようにするかを徹底した。道路規制で官邸前に絶対近付けない。分断された市民は、早めに帰る人も出てきた。官邸前でどんな抗議が行われていたかは、帰宅後夜中に、ustreamの動画で見た。こんな規制のもと、警官と一緒になって交通整理するのはもう嫌だ!と、正直思った。
 これからも、来週の13日の金曜日、16日の10万人集会(50万人になるかも!!)と、警察側は、分断し小さく見せるために、血眼になって規制作戦をかけてくるだろう。
 誰かが民の心『民心』と言ったが、この『民心』を徹底して無視して、その逆の暴虐政治を行う野田政権は完全に狂っている。
 基地を辺野古ではなく県外と言ってしまった鳩山や、浜岡原発を止めた菅元首相は、マスコミにたたかれてすぐに辞めさせられた。こんなに国民に対して残酷な政治をする野田が、自分たちの利益を守るにために本当によくやってくれていると思っている政官財、原子力帝国、そしてその陰に隠れたアメリカの権力者達の強い意志を、私達が見極めていかなければ。

 デモ後の片付けをしている警察官が、「再稼働反対」と小さく言っているのを、聞いたという話がある。
 昨日のデモでもそういう雰囲気の場面はあった。
警察官だって個人的には、野田内閣は嫌なのだと思う。

.. 2012年07月10日 11:26   No.393014
++ 丸山眞男 (幼稚園生)…1回       
原発は犠牲のシステムである
| 「犠牲のシステム 福島」
   この国のシステムは「無責任の体系」を含んで存立する
└──── 

2012.7.12(木)開始18:45(開場18時過ぎ)
会場:スペースたんぽぽ/参加費:1000円(学生500円)

講師:橋 哲哉さん (東京大学)
(主著:『戦後責任論』(講談社学術文庫)『靖国問題』(ちくま書房)『国家と
犠牲』(NHKブックス)他、著書多数)

橋哲哉さんは今年出版された『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)
の中で、少なくとも言えるのは、原発が犠牲のシステム、ということである。そこには犠牲にするものと.犠牲にされるものがいる。この犠牲は通常隠されているが、共同体(国家、国民、社会、企業等々)にとって、「尊い犠牲」として美化され、正当化されている。犠牲の不当性が告発されても、犠牲にする者たちは、自らの責任を否認し、責任から逃亡する。この国のシステムは「無責任の体系」(丸山眞男)を含んで存在するのだ。(『犠牲のシステム 福島・沖縄』抜粋)

.. 2012年07月11日 11:13   No.393015


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