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■--テント日誌
++ Y・T (中学生)…45回          

<テント日誌 4/2(月)――経産省前テントひろば>
 │   新年度スタートの霞ヶ関でマイクアピール
 │   4閣僚会議による再稼動政治判断阻止へ
 └────(Y・T)

4月2日(月) 晴れ。外務省の桜は満開の1本以外にもどんどん咲き始めている。もう5分咲きか。たんぽぽ舎では今年も恒例のさくら調査への参加を呼びかけているが、今年は桜の異変が気がかりなところである。

 霞ヶ関は今日、新年度のスタートを迎えた。新入職員や異動など、気分も新たにというところだろうが、彼らはどのような抱負・希望・責任感を持ってこの新年度をスタートしようとするのだろうか。それは大多数の人々の希望に沿い、そのまなざしに応じるものなのだろうか。歓迎でもあるのだろう、寿司や料理の包みを抱えた職員が往来する。
 その中で、夕刻から10人ほどが経産省正門前立ち並びマイクアピール。今日は若い人達も多く、フランス人のFさん夫妻もいて、多彩な顔ぶれ。新年度のスタートにふさわしい、人々の希望に沿った責任意識を求めるアピール、切迫する大飯原発再稼動断念を迫るアピール、福島の現実を訴えるアピールが次々と果てしなく続く。昨日のリレーハンスト宣言集会につぐ、新年度第2弾
の行動となった。

 夜、テントの中では4閣僚会議はいつやるのだろうか、とか、今日の枝野経産相の国会答弁などが話題になった。再稼動反対へと高まる世論、なかでも滋賀県・京都府などの自治体がまさに「地元」として大飯原発再稼動強行の待ったをかけていることが、野田政権を揺さぶっていることは確かだ。
 そうこうしていると、タッチーさんから電話が。福島原発事故緊急会議の全体会議で、明日4閣僚会議が開催されるので昼前と夕刻の2度首相官邸前緊急行動をやることが決まった、ということである。

 朝、フリージャーナリストのTさんがやってきて「今、細野原発相の記者会見が終わった。4閣僚会議は19時からだが、1回の会議では決まらない、何回か積み重ねることになる、と言っていたから今日の政治決断はない。これから枝野経産相の記者会見に行く。」と伝えて慌ただしく出て行った。
 夕方大嵐が来る、という報を受けつつ11時からの相官邸前行動へ、テントの幟旗を持って参加。25人程が集まり、次々とアピール。先送りへと追い込んだことを1歩の前進ととらえつつ、気持ちを弛めず、さらに全国的運動を盛り上げようと確認。終わり頃テントから電話があり、慌ただしくテントに戻り、大嵐に備える作業を開始。
.. 2012年04月07日 07:51   No.376001

++ M/O (小学校中学年)…17回       
<テント日誌 4/3(火)―経産省前テントひろば206日目―>
 │   春の嵐に負けないテント
 │   4/15伊方現地集会への派遣を決定
 └────(M/O)

「春一番が吹かなかった」代償か、大気が放射能汚染に怒っているためか「春の嵐」がやってきた。天気予報で知らされていたため、朝から防御対策が講じられた。
 以前に台風に見舞われて時は一時テントをたたみ猛烈な雨風をよけたが、今回はそうはいかない。テントも三つに増えたし、荷物も結構な量になった。それに経産省側が虎視眈々と機会をうかがっていることもあり、たためないのである。第一テントの下幕の二隅をたくし上げ風の通り道を作った。当然、雨が吹き込まれるので荷物にはシートを被せ重荷を付けた。第二テントも第三テン
トも強風対策を施した。

 予報通りに3時ころから風も強まり、雨も降り始めた。テント防衛に参加した30数名は雨の吹き込むテントに座り込んでいた。テントの対面は外務省であるが、桜が満開に近い。雨のぱらつく中で見事な桜がいやがおうでも目に飛び込んでくる。思わぬ花見となったが、こんな花見は初めてだ。「花も嵐も踏み越えて行くがテントの…」なんてセリフが自然に口から出た。それぞれ、ど
こか緊張しながらも愉しそうでもある。

 滑稽な役割を演じたのは経産省の連中である。彼らはテント防御のために立木に結んだ紐を取れと強固に迫ってきた。例の如くビデオカメラを回しながらである。我々はこんな事で喧嘩するのもアホらしく紐を解いたが、残っていたのを目ざとく見つけ切断した。こんなところだけ意地悪く強固になる経産省の面々って一体何なのだろうか。
 朝、見ると外務省前の桜は風に吹き散らされた薄くなっていた。やはり、今年の桜もかわいそうだ。

 予報では9時ころが雨風のピークとあったが7時前後に早まったようだった。
その首相官邸では大飯原発の再稼働についての4閣僚会議が開かれていた。今会議で再稼働の政治判断は先送りされるということが朝日新聞等で報じられていたが、結果はその通りであった(4月4日付け全国紙の朝刊)。
 大阪・京都・滋賀のどの近県の反対が強まり、また、国会でも各議連の動きが活発になっている。国民の再稼働反対の意志や声が強くなっていることが根底にある。原子力安全―保安院のお墨付きで「再稼働ありき」に進む野田首相に国民の怒りが強まっているのだ。再稼働派の巻き返しも予測されるから、油断はできない。
 原発ゼロに向け国民の声を結集し5月5日に進みたい。。

.. 2012年04月07日 08:47   No.376002
++ M/O (小学校中学年)…18回       
 テント内では強い雨や風の中でテント運営委員会が開かれた。5月5日の「原発ゼロ」に向けての方向の確認であるが、大飯原発3・4号機の再稼働が困難になると、今度は伊方原発3号機が狙われるのではないかということが話題になった。過去にも伊方原発が突破口的な役割を担わされたことはあるわけで今回も警戒する必要があるという声が出た。
 そして、伊方の現地で開かれる4月14日・15日の現地集会のテント前ひろばからメンバーを派遣することにした。現地との連帯を強めて行きたいと思う。テント前ひろばは政府の動向を注視しつつ原発の存在する現地も方々との連携を強めていきたいのである。

 今日のテントの宿泊は臨時の体制となりいつもより多くのメンバーが残った。
テント内ではまず消灯前までの議論が続いた。「日の丸」についての議論が多くでるようになったのは時代の反映だろうか。
 「40 代以下の人たちとの考えの食い違いを意識してはいる」と書いたことがあるが、その違いの一端を日の丸についての意識はあらわしているのかもしれない。僕らは日の丸をあまり意識せず、意識するときは否定的な側面が強いが、若い世代はどうなのであろうか。ナショナリズム(国家意識)も含めてここのところは考え聞いて見たいところである。
 今日は寝るところも狭く、不寝番の人が多く残ったので消灯時間後の議論も続いた。年を取ってもこんなに議論が好きであるのはいいことなのだろう。これも若いころからの知的貯金のためかも知れない。
 【訂正】4月1日のものが「経産省前テントひろば203日目」となっていましたが、204日目の間違いでしたので、訂正します。4月2日のものは、205日目が抜けていましたので、加えておきます。

.. 2012年04月07日 09:07   No.376003
++ たんぽぽ舎 (社長)…666回       
<テント日誌4/5(木)―経産省前テントひろば208日目>
 │  政府のペテン的再稼働方策に怒りと緊張
 |  国会通りの坂を行ったり来たり
 └────

4月5日(木) 晴れ。
 テントは今朝の報道で持ちきり。様々な新聞がテーブルに置かれている。
本当に野田をはじめ4閣僚(+仙谷)のペテン師振りも相当のものだ。一昨日の会合で政治決断を見送り、暫定安全基準を作ってからと言うので、いくらなんでもそれなりに時間をかけて検討してしっかりしたものを作ってからかと思いきや、
インチキもインチキ、既に昨年5月以来、保安院がさしあたりの緊急対策として出して実行されてきたものをまとめただけ。1日で作られる作文が再稼働のお墨付きなのだ。それもベントのフィルターや防潮堤など時間のかかるものは再稼働してからでよい、免震施設もいらない、という。そして8日にも枝野経産相が福井入りするという。
 原発推進勢力はなんとしてでも4月再稼働へと突き進むということだ。その執念たるやすさまじい。福島の人々の苦しみも、また人の命も歯牙にもかけず、弄んでいる。4閣僚はペテン師として人々を欺くというわけだ。
 こうなったらこちらも本当に腹を固めて向かっていかねば、と改めて感じさせられる。いよいよ集団ハンストもさし迫ったものになってきた。
 昼にはインチキ・インスタント安全基準を批判し、大飯原発再稼働に反対する院内集会が行われ、会場に入りきれないほどの人が参加したそうだ。井野さんの説明、後藤さんは電話で話し、超党派の議員連盟からも発言、熱気に沸き返った
という。
  夕方には超緊急官邸前行動があり、80名程が集まる。口々に怒りのアピール、コールを繰り返す。
 その後には、経産省正門前でテント参加者によるマイクアピールが遅くまで続けられる。
テントと、国会・首相官邸を結ぶ国会通りの坂を何度も行ったり来たりする一日であった。
 明日もまた首相官邸前行動が予定されている。

.. 2012年04月08日 11:35   No.376004
++ Q (小学校高学年)…25回       
<テント日誌 4/6(金)―経産省前テントひろば209日目―>
 │   官邸前歩道を埋め尽くす1000名以上の人々
 │   中嶌哲演和尚から佐藤幸子さんへの電話
 └────(Q記)

4月6日(金) 209日目 晴れ 冷風
 大飯原発再稼働をめぐって、連日、官邸前、経産省前抗議集会。日に日に、集合する人々の数が増えてくる。
 夕刻には、首都圏反原発グループ(たんぽぽ舎、No Nukes More Heart、怒りのドラムデモ実行委員会など12団体および、諸個人)の官邸前抗議集会は、6時頃から始まり、8時すぎには、1000人に達したと主催者。
 あの四つ角歩道は、4〜6列の抗議する人々で埋まり、通行者は、文字通り、肩身の狭い思いをして通る。「ほんとうにどんな顔して、再稼働手伝ってんだ
よ!」という声が漏らされる。テントひろばからも、何人も参加したが、あまりの冷たい風に、いったんテントへ戻る人も。しかし、集団の熱気と迫力に、やや陶然としている面持ち。
 要するに、政府と安全保安院と事業主で、それぞれ、合法性をでっちあげながら、有権者、地元、消費者をいかにいなすかが、かれらの戦術であり、緊急安全対策、30項目対策、ストレステスト(一次二次)、正当評価、暫定基準とあらゆる実態のない関門をしつらえながら、責任逃れのあのてこのてを画策している。果ては、ナポレオン法典のように、政府こそ法なりと新基準を設け
るに至り、処置は電力会社に、一種の無期限でまる投げするにすぎない。
 要するに、実態は、電力会社の科学技術、経営財政、精密機械工場の運営稼働、等々、操作内容を管理・監視・監督しきれない無責任さ、無能性の馬脚を現しまくっている。事故の被害者への誠意ある謝罪も厳正な賠償も果たせぬな
らば、犯罪集団としか思われぬ大臣の面々。地元福島で、良心的診療所を立ち上げようというある方は、この犯罪集団の悪行を「緩慢なる大量殺人」と評している。
 集会のかえりに、佐藤幸子さんがテントに訪れ、電話を頂いた中嶌哲演和尚と語り合われていた。断固反対のハンスト・リレーが、福島の女性たち、テントひろばの同志たちと継承されていることへの謝礼の内容だった。なんという優しい静かな声音だろう!
 そのとき、第2テントでは、ハンスト実行委員会の熱い会議中だった。構想中の宣言文下書きには「なんとしても再稼働を阻止し、5月5日を全原発停止の日として、脱原発運動の記念すべき偉大な祝日として迎えよう! テントひろばの集団的ハンスト行動は、このときまでやむことはない!」という決意表明が読める。
 すわりこみから、ハンストへ、一部、巨悪犯罪者の権柄づくの行政執行を、国民は、市民は、人民は、断固、許さないだろう。あらゆる内外の証人の前で、4人にまで追い詰められた行政執行責任者は、すでに民意を反映する代表とはいえず、自首をしているのに等しい。正当な議会を、正当な議論を、正当な事故対策と人命救助を! この虚妄にして悪質な内閣を総辞職させたい!
ハンストは、今、テントひろばのみならず、全国津々浦々でも、実行されているにちがいない。

.. 2012年04月10日 07:59   No.376005
++ F (幼稚園生)…1回       
<テント日誌 4/7(土)―経産省前テントひろば210日目―>
 │  『春めいて・・・桜。季節は否応なしに巡っていきます』
 │  全国に脈々と受け継がれていくリレーハンスト
 └────( F記 )

 3時半に目が覚める・・・うううっ寒い!昨日から吹いていた風が春めいて来た空気をすっかり吹き飛ばしてしまったようです。外に出ると歩道が濡れていました。雨も寒さを助長したのかもしれません。
Qさんといつもに増して話をした。その中で印象的だったのは政府を中心として色々な物差しばかり作って、結局は政治決断!との流れについての批判について強く納得出来るものでした。
 今日の「散歩」は一人で向かった。官庁や企業の春の恒例行事「お花見」が盛んに行われていて、日比谷公園のゴミ箱には多くのゴミが外にもあふれています。何と「場所取り禁止」の看板の近くのベンチの下にはビニールシートが(笑)
 そのままテントに戻ると外務省前の一番桜(注 伊東桜)の花が散って、その代わりにソメイヨシノの桜並木は満開の様相を呈していました。陽が差して来て桜のピンク色がとても美しい。
 樹木と言えば、10時頃になって土曜日にも関わらず経産省正門付近に作業員の姿が多くなりました。建築関係の雰囲気では無いので何んだろうとしばらく見ていると、何と!植木屋さん達だったのです。一時経産省より植木の剪定をするとの話があったのですが、いきなり来たか!と緊張しました。
 正門前の右側(日本郵便側)と塀の内部の植木の手入れをし、大きなクレーンで一本だけ木を植えて作業が終わりました。そのまま終了したので一安心です。
 今日は在特会が靖国神社でお花見の情報がありました。酔った勢いで来られたら嫌だなとの懸念が・・・。
 午後になって1時から第二回『原発よせ(寄席)』が行われました。出演は柳家千寿さんと柳家三寿さん。僕は出掛けていたので見ることが出来なかったけど、盛況だったようで残念無念。
 帰ってみると、太鼓の音が鳴り響いていた。いつもの石橋和尚かなと思ったらお若い方でした。お一人 で経産省正門前でアピールをされていました。長い間お一人で読経をされ、春めいたとはいえ冷たい風の中、頭が下がる思いでした。
 夕方、『世界ヒバクシャ展』の森下美歩さんがお仲間と見えました。お父様から引き継いだ写真展をご自分の仕事を辞めてまでの決心で、昨年12月と、そして1月に行われた脱原発世界会議in横浜で展示をされたのです。今度、常設展示をするスペースを設けたということでチラシを置きにきたのでした。
 是非テントでもいくつかの写真の展示をして頂ければと思うし、まだご覧でない方には貴重なものですので見て頂ければとも強く思うのです。その機会を作りたいと思いました。
 今日も沢山の方がお見えになられました。テントを守るという意味では有難く思う限りです。テントが存在することが福島の皆さんの支援に繋がると思っていますし、脱原発の流れを強く牽引するものとも感じている僕としては多くの方々にお立ち寄り頂きたい。時間を見ると18時に。もうこの時間になれば在特会も来ないなと思っていると、思っています。
沢山の方々が脱原発の思いを持って寄り添う場所としての「テントひろば」が、より「民主的」な合意の「場」として広く認知されることを強く望んでやみません。
 ふくちゃんの福島報告ビデオ 福島からの帰路
  こちら
 注)「伊東桜」は、鈴木善幸内閣の伊東正義外務大臣当時に伊豆の伊東市から寄贈されたものだそうです。

.. 2012年04月11日 11:48   No.376006
++ Toku-san (小学校低学年)…6回       
<テント日誌4/8(日)― 経産省前テントひろば211目―>
 │   報道統制の中、原発再稼働に向けて加速する動き
 │   再稼働阻止に向けての正念場
 └────()

 この日は、宿泊担当だったが、4月27日から経産省周辺で、単独でハンガーストライキを実施するというYさんと、映像作家のOさんと14時に待ち合わせをしていたので、少し早めにテントへ向かった。
 Yさんは、昨年末に勝俣会長邸の近くで、飲まず食わずのハンガーストライキを行った20代の若者。14時半から、Oさんが、Yさんにハンガーストライキについてインタビューをする予定になっていたが、その前に、テント側へ話を通すために、今回のハンガーストライキの方法などについて、教えてもらった。Yさんの話では、今回も飲まず、食わずで3日間のハンストを予定していると
いう事。Yさんには、テント側としては、個人の行動なので止める事は出来ないが、水を飲まない事については、リスクが高いので、賛成しかねる旨を伝えた。
 その後、インタビュー取材を終えたYさんは、年末のハンストの際の支援のお礼をテントにいらしたSさんに述べ、帰って行った。礼儀正しい若者である。
我々の運動はまだまだ先が長い、若者は貴重な人材でもある。バックアップ体制をしくなどして、くれぐれも健康に影響が出ない形で実施してもらいたい。
  この日の14時半〜、テントによく現れる排外主義者の団体が新宿でデモを行っているという情報を得ていたため、念のため、16時〜17時頃まで警戒を継続していたが、市ヶ谷の日本教育会館で行われた「脱原発をめざす女たちの会」で、「土日に嫌がらせが多いので、テントひろばへ行って欲しい」と呼び掛けてくれたおかげで、多くの方がテントへ来て下さった。結局、17時過ぎになっても現れず。
 日が落ち、テントの中には宿泊担当のKさん、とつきとおかの事務局のMさん、フランス人のFさんと奥さんのYさん、テント設営時からのメンバーのAさん、浜岡原発の事を独自に調べているOさんが集う。明らかに若い人が多い。
年齢を確認すると、私が一番年上と言う事が発覚。平均年齢は30歳代?何かとても新鮮である。
 その後、原発の話や政治の話で、話に花が咲いたが、その中で、フランス人のFさんと奥さんのYさんが昨年の4月に福島に入った時の話をしてくれた。
東京でも原発の問題を気にしない人が多くいると感じているが、福島に行った時も若い人たちの多くが、原発事故・放射能汚染の事を気にしないように振舞っている事に驚いたという事だった。Fさんは、マスコミの報道が原因だと言っていたが、世界中も有る程度同じような状況だが、日本は特に酷いと嘆いていた。

.. 2012年04月12日 11:49   No.376007
++ Toku-san (小学校低学年)…7回       
 この日の午前中、宿泊の準備をしながら、報道番組の内容をチェックしていたが、まさにFさんが指摘するように惨憺たる状況だった。フジテレビの新報道2001は、北朝鮮のミサイル発射問題一色で、再稼働問題については、一切触れなかった。前週の報道で、東電の値上げについて、法人営業担当の執行員に鋭く突っ込んでいた報道ステーションサンデーでも、原発関連については一切
報道されなかった。番組冒頭の挨拶で、キャスターの長野智子さんが「新年度になってリニューアルしました」と話をしていたが、スポーツ紙の記事を元に芸能ネタなどを放送しており、まるで、ワイドショーのような内容となっていた。全くどうしてしまったんだろうか。
 大飯原発の再稼働問題について、唯一報道があったのは、TBSのサンデーモーニング。一週間に起きたニュースを各曜日ごとに紹するコーナーで、金曜日の四閣僚会談で「新安全基準(暫定安全基準)」が承認された事について報道していた。
 しかし、先週の放送では、「風」のコーナーで比較的しっかりと取り上げていたのと比較すると、今週の放送では、コメントもほとんどなく、あっさりと流された感じ。もちろん、金曜日に首相官邸前に1000人近く集まって行われた報道については、全く放送されなかった。
 明らかに原発報道については、報道統制がかかっているように思えたが、再稼働を巡り、月曜日から厳しい展開が予想される。また、今後、報道番組への統制が継続すると想定される中では、まだ原発の危険性について理解していない人達に根気強く正しい情報を伝えていく努力が必要となるだろう。

 翌朝の午前中、テントひろばの前で座り込みを行っていると、経産省の取材を終えたフリージャーナリストの田中龍作さんが、足早に現れ、関電が工程表を提出し、枝野大臣が受け取ったと教えてくれた。前日のメディアへの報道統制の理由はこれですかね。しかし、金曜日に四閣僚会談で新安全基準を承認し、翌月曜日に工程表を提出するとは、こんなあから様な出来レースをやって、恥
ずかしく無いのだろうか。報道を統制し、国民の安全を無視し、なりふり構わず、原発を再稼働をさせようとしている今の状況は、この国が民主主義国家では無いと言う事の現れだと思う。
 枝野大臣が、14日に福井県を訪問する事を予定しているとの事。現地へのメンバーの派遣も含め、テントひろばでは、今週から泊原発3号機が停止する5月5日まで、「原発稼働ゼロ」に向けて、集団ハンストを始め、様々なイヴェントを予定している。是非、多くの方に参加してもらいたい。テント維持と抗議活動の両立となり、体制的に相当厳しい状況となるが、なんとか、無理なく、5月5日の「原発稼働ゼロ」を迎えたい。
 夜の泊まり担当も含め、日勤、イベント関係でお手伝いをしていただける方を募集しています。お手伝いしていただける方がいらしたら、テントへおいでの際に、お声掛け下さい。宜しくお願いします。

.. 2012年04月12日 13:11   No.376008
++ たんぽぽ舎 (社長)…671回       
<テント特別アピール>
 │    大飯原発再稼働絶対阻止! ハンスト宣言
 └────(4月11日(水曜日)経産省前テントひろば)

 野田政権はインチキなインスタント安全基準でもって、大飯原発再稼働に踏み切ろうとしている。まず再稼働ありきで、そのごり押しのために安全性をでっちあげるという、本当に無責任でデタラメ極まりない暴挙である。福島原発事故を引き起こすまで繰り返されてきたウソ・偽り・誤魔化し、隠蔽とねつ造がふたたび繰り返されている。
 福島原発事故は未だ収束せず、事故原因も究明されず、おびただしい放射能被災に福島の人々が苦しみ続け、汚染は東日本全域に広がり、脱原発への思いが日本列島で高まる中で、民衆の議論も新組織「原子力規制庁」の発足も待たずに四閣僚が強行しようとするこの決定は、絶対に許すことのできない重大犯罪である。  
 だが、3・11を経て人々はこのような欺瞞にもはや騙されはしないし、従うこともしない。なぜならそれはこの国の、そして全世界の人々の命に関わるものであることを知っているからである。
 私たちは今、私たちの持てる全てをつぎ込んで再稼働を阻止するため、来たる4月17日(火)より原発ゼロ実現の5月5日までを第1次行動として、集団的完全ハンストを決行する。今こそ命の叫びを上げるときである。
 経産省前テントひろばは脱原発テントとして、脱原発を求める全国―全世界の人々の交流拠点、意志表現の場として、政府・原子力ムラに対決してきたが、それは今、集団的ハンストによって再稼働を阻止する更に大きな塊りとして登場する。福井の中嶌哲演住職の断食を起点とし、福島の女たちによって受け継がれたリレーハンストは全国に広がり、この集団的ハンストへと合流する。
 これまでこのテントに共感を寄せ、交流し、支えて下さった全国の人々に呼びかけたい。経産省前での集団的ハンスト行動に結集し、参加し、
連帯しよう!
 そして、なんとしても再稼動を阻止し、5月5日を全原発停止が停止する、脱原発運動の記念すべき偉大な祝日として迎えよう!テントひろばの集団的ハンスト行動はこの時まで止むことはない。

.. 2012年04月14日 19:59   No.376009
++ K.A (幼稚園生)…1回       
<テント日誌 4/9(月)―経産省前テントひろば212日目>
 │  11日に集団ハンスト宣言ー17日から決行
 |  〜テントひろば全体会議で確認〜
 └────
4月9日(月) 晴れ。散り始めの桜が風に舞っている。
昨日の日誌で書き残したことがあった。
 「(8日の)午後には宮城、福島、神戸からの女性が次々に来訪。福島の方は、7日の朝日新聞夕刊に取り上げられていた『トテチータ・チキチータ』の映画プロデューサー古勝たつ子さん。山岳部出身だからいつでも泊まれる!ただ福島か
らだからすぐって訳にはいかないかぁ、と力強い言葉を残してくれました。」
(.)

.. 2012年04月14日 22:07   No.376010
++ Y・T (中学生)…46回       
 そして今日も全国各地からの来訪者が続々。鹿児島、宮崎、名古屋、静岡、茨城・・・・。これからはどの地域でも再稼働をめぐる攻防で、緊張が高まっていく。当面の大飯原発再稼働阻止の闘いを軸にして、全国的連携というか、全国的
な陣形が創られていければ・・・・と思う。その時テントは全国各地に立ち並んでいくのだろうか。このテントからも全国に発信できる闘いができれば・・・。
 今日の夜、テント全体会議があった。なかなかの賑わいで活発な議論も。焦点は、前回確認された大飯原発再稼働阻止!集団的ハンスト行動の具体化である。
 これまで脱原発を求める全国ー全世界の交流拠点、意志表示の場として、政府・原子力ムラに対峙してきたテントが、今、無茶苦茶に強行されようとする大飯原発再稼働を阻止するために、命の叫びを強い塊として登場させ、その意志を全
国ー全世界の1人1人に届け、励まし、結びつけ、脱原発・再稼働反対の世論を一大運動へと転化していくことを目的として実施される。
 だからそれは全国の人々に呼びかけを発する集団ハンストなのだ。
 11日にハンスト宣言を発し、17日正午にテントひろばで大々的な記者会見を開催し、それを期して開始すること、1日(24時間)から最長7日間の間で、それぞれの意志と条件に応じて参加し、全体として5月5日正午までの長期間の
集団ハンストとして実行する。塩と水のみ摂取の完全ハンストである。
 17日の正午には、国会議員や、1000万人アクションの呼びかけ人や中嶌哲演さんや広瀬隆さんも参加していただけるそうである。さらに多くの各界脱原発の人々に働きかけることを確認。
 全体会議では、枝野経産相の再稼働への県「説得」入りに反対する県庁前行動や、伊方原発再稼働阻止の現地集会にも派遣することを確認した。テントは全国を駆けめぐる。
 朝起きて外に出ると、淵上代表がテントの前に座っていた。今しがた、Yo君から電話あったそうだ。
9日夕方に、大飯で原発に向かう1本道のところに「原発再稼働反対監視テント」を建てたという。3つの小さなテントを並べ、それをつないで横断幕を張り巡らしているという。いよいよ始まった!と感じる。霞ヶ関を歩く人の流れにさえ、
今にも人々が駈けだしていきそうなざわつきを感じてしまう。( Y・T )

.. 2012年04月14日 22:17   No.376011
++ M/O (小学校中学年)…19回       
<テント日誌 4/10(火)―経産省前テントひろば213日目>
 │  再稼働の動きに増す緊迫度
 └────

 朝起きてテントから外をのぞくと白いものがチラリほろりと舞っている。さては雪かと錯覚してみんなに笑われた。経産省の構内の桜が散り始めて白い花弁がテントやテント前を埋めはじめているのだ。それにしたってあわただしい気分で
ゆっくり花見もできない。
テントもテント前もどちらかというと平穏な光景の中にあるが、みんなの気持ちは緊張感があるのだ。稚拙で即席の再稼働の動きがそれぞれの気分に反映しているのだ。
 テントにはいろいろの人が訪れる。これは何度も書かれていることだが、留学先から帰国中の女子学生が来ていろいろと質問をうける。僕とMさんやFさんに熱心にあれこれ聞いてくる。繰り返しになるのだけれど、テントの設置の経緯やその後の展開についてそれぞれの立場や観点から答える。熱心にメモをしながら質問をしてくる。今度はイスラエル出身の若い奥さんを連れたお母さん(姑さん)
がやってきて同じような話をする。
 僕らが一方的に話すことになりがちだけれども、相手方から気づかされることもあり、対話になる時は楽しい。時間が取れての話は内省も含めてこちらに返ってくることも多い。テント広場の動きがDVDになったものがある。このDVD
は個人で作られたものだが、今までの動きがよく分かる。テントを訪れた人は声をかけて欲しい。
 今日も官邸前には人々が集まり、再稼働の動きに対する抗議行動がなされている。また、経産省前でも抗議行動が展開されている。ただ再稼働だけを急ぐ政府の姿勢に危機感や怒りを持った人々が矢もたまらない思いで駆けつけてきている。
話を聞くたびにそれを実感するが、国民の意志と政府の意志の食い違いということに意識はいたる。この食い違いは何だ、そこを解決する道はあるのかという自問を繰り返しやっている。
 4閣僚の会合や決定と言ったって背後に官僚(霞ヶ関)や大手企業の後押しがあり、実質はそちらに決定力があるのだろう。「生活が第一」ということは国民の生活や存在が第一ということであり、それを公約で選ばれた面々が背反する政
治(意思決定)をやることへの疑念と怒りがふつふつと湧いてくる。我々はそれに異議申し立てをする意志表示しか手はないのか。自問が深まるだけ暗い気持ちになるが、どこかそれを超える道模索している。

.. 2012年04月15日 17:48   No.376012
++ M/O (小学校高学年)…20回       
 再稼働の焦点である大飯原発3・4号機がある現地では原発に通ずる1本道(大飯町大島南浦)に三つの監視テントが建った。再稼働阻止の運動には大きな弾みになることだが5月5日まで続けられる。大阪の関西電力本社前では原子力学者の小林圭二さんがハンストに入った。再稼働を急ぐ政府に対して、大阪市や滋賀県、京都府の反発は強まり、大阪市では「再稼働のための8条件」を政府に突き付けている。近県の地域住民の再稼働反対の動きも高まっている。
 大飯原発のある福井県や近県の地域住民の再稼働反対の声は日増しに高まるが、テントひろばはその連携を深めつつ、リレーハンストなどを引き継ぎながら、11日(水)日比谷公園での集会での「ハンスト宣言」、17日(火)正午からの記者
会見と「集団ハンスト」への準備に入っている。何らかの形でハンストに加わる人、サポートの人、現在テントではメンバー登録している。是非参加を。テント前と経産省の周りでの「集団ハンスト」を中心にした大行動に加わって欲しい。
 官邸前や経産省の抗議行動を終えた人、第二テントでのハンストト会議を終わった人などが集まりテントの中では例の通り議論が消灯時間まで続く。これは第一段階で、後には不寝番の人で議論が続く。このテントで初めて出会った人たちが多いのだが、運動が議論の上に成り立ってくれたらいいと思う。議論よりも沈黙が好きなのは日本人の性向であり、議論は上手くないのであるが、議論が運動の根本にあること、議論を経て理解し同意を得たりすることが重要であることは間違いない。議論の楽しみがテントの存在意義の一つでもあるのだろうな、と思った。(M/O)

.. 2012年04月15日 17:58   No.376013
++ Y・T (中学生)…47回       
<テント日誌 4/12(木)―経産省前テントひろば215日目>
 │  大飯へ、伊方へ―緊張感と慌ただしさを増すテント
 |  17日(火)正午 集団ハンスト開始記者会見に結集を!
 └────

 4月12日(木) 昨夜の雨から打って変わって晴れ。春らしい暖かさ。
昨日のアクションは、デモに移る頃から雨が降り始め、降りしきる雨の中をテントの前から国会通りの坂を上がって国会へ。そこからさらに東電→関電→保安院へと糾弾の声を上げながら5kmあまりのコースをやり抜いたようだ。雨の中、参加者は700名。
 今日、テントの中はいろいろな情報が飛び交い、緊張と慌ただしさが増している。テントから福井と伊方への派遣は確認されているが、今日の4閣僚会議で今日にも結論を下して13日に枝野が福井に行くというシナリオも。福井県庁での
アクションが福井現地の人達と関西の人達によって準備されているようだ。
 大飯の、「大飯原発監視テント」への応援もある。京都の友人からのメールによると、京都の人達も同じ場所にもう少し大きめのテントを数はり建てる予定だという。大飯原発の前に一大テント村が出現しそうだ。福島の飯舘の人々もテントを建てたいと言ってるという。全村避難を余儀なくされている飯舘の人々の思いに心を打たれる。
 大飯には再稼働阻止の現地行動事務所も設立され、大飯町民との交流・勉強会や全国脱原発交流会に取り組んでいくそうだ。たんぽぽ舎は4月23・24日に大飯へのツァーとテント応援・交流を呼びかけるという。大飯原発の前に、再稼働阻止・脱原発の全国交流拠点が生まれるのだ。
 夕刻からの首相官邸前行動は140名の参加で力強く行われたようだ。その集会の最中に4閣僚会議の結論持ち越しが伝えられ、喚声が湧き上がったという。
官邸前行動は、13日(金)にも、16日(月)にも行われる。
 17日(火)には正午から、テントひろばの集団ハンスト行動がいよいよ決行である。ハンストは記者会見とともに開始される。記者会見には既に国会議員5名、1000万人アクション呼びかけ人2名、中嶌哲演さん、広瀬隆さん、神田香織さん、上原紀美子さん(国立市前元市長)、原発いらない福島の女たち 等々の出席が確認されている。まだまだ増えそうである。
 ハンストとは関係ないが、東京スポーツのWeb版に、沢田研二が脱原発ソングを歌っており、「ジュリーは近々、脱原発を訴え経産省前でテントを張る人たちを応援するため同所を訪れる予定だというから、その『本気度』がわかる。」
 という記事があった。
 17日(火)正午、テントひろばへの大結集を!( Y・T )

.. 2012年04月16日 11:33   No.376014
++ Y・T (中学生)…48回       
<テント日誌4/13(金)―経産省前テントひろば216日目―>
 │   首相官邸前に1500人、経産省前でも遅くまで抗議
 │   福井へ、大飯へ  集団ハンスト準備も着々と
 └────( Y・T )( Q記 )

 4月13日(金) 崩壊中の福井第1原発の様々な不具合と不安状態が伝えられている。とくに4号機の燃料プールの冷却水低下は、重大事態へと至りかねない不安を抱え込んでいる。「事故収束」など真っ赤なウソである。そういう中、4閣僚会議はインチキでインスタントな安全基準をでっち上げて、大飯原発の「安全」を確認し、再稼働に踏み切ろうとしている。
 いよいよ今日の閣僚会議でその政治判断を下しそうだ、ということで、首相官邸前行動には1500人の人々が集まった。官邸の向かい側の記者会館前歩道、その向かい側の議員会館横歩道に人々がビッシリと立ち並ぶ。その最中に閣僚会議の「政治決断」と枝野の福井行きが伝えられ、怒りは絶頂に。
 官邸前行動の後も、テント横の経産省正門前では40〜50人が遅くまで抗議の声を上げる。

 枝野の福井入りに対する県庁前行動に向けて、テントからも何人かが明日出発。京都の友人から、京都からはバスを仕立てて100人程で行くとの連絡が入る。そして15日に何人かで大飯現地に行くそうだ。福井には枝野の他、仙石が県議団工作に行くようだ。「チーム仙石」の行動なのか。

 17日からの集団ハンスト行動への準備も着々と進む。17日正午からのテントひろば記者会見には、国会議員や1000万人アクション呼びかけ人や中嶌哲演さん、広瀬隆さん、元国立市長上原公子さん、福島の女性達、等々の参加で賑やかになりそうだ。沢山の人々がテントひろばに集い、盛大に、賑やかに、ハンスト初日を迎えたい。みずみずしい命の叫びを!  ( Y・T )

.. 2012年04月17日 13:26   No.376015
++ Q (小学校低学年)…9回       
<大飯現地から>
 大飯原発の足元、大島半島東端に9日夜から建てられた゛原発再稼働監視テントに到着。13日午前11時。毎日大阪判にUさんの横断幕を持った写真入りの小さくない記事がこの日の朝刊に載った。先輩3氏のほか大阪から真宗大谷派の脱原発委員長のご夫妻が先着していて、夕暮れまで対話交流。カンパも戴く。
 入れ違いに若々しいロックミュージシャンが2人、アーティストが1人ボックスワゴンに脱原発とカラフルに大書した車で登場。対話に花を咲かす。原発街道に桜並木。見栄えする所は交付金によるのはいずこも同じ。お若いのに大袋一杯のカンパ食料品。一緒に晩飯。Uさんの飯とカレー風シチューで歓待。
 向かいの土場に簡易小屋がもちこまれ大型のユニックやローラーが整地を始めた。ヤバい気配? 先輩Yさん、この横断幕の目覆いしてんだな、あうんの呼吸で長続きしなきゃな、あんまり見詰めなさんな!とのこと。ふりかえれば、凪の内海。とりたちの低空飛行。
 ああ不知火の海のようだ。京都から週末の釣りを楽しみに、ひとり、ふたり、と。夜釣りだそうな。こちらは目立たぬように、昔からいたみたいにいたいもの、と。この海の平和と豊穣を祈って、まずは初日のご報告を。 ( Q記 )

.. 2012年04月17日 13:37   No.376016
++ F (幼稚園生)…2回       
朝から、17日からの集団ハンストの準備に取り掛かる。江田さんと打ち合わせをしていると、福島から椎名さんが見えました。それに合わせて昨日約束をしていた千葉在住の劇団所属の女性が訪問。一時、演劇話で盛り上がりました。
 その後、江田さん、椎名さんと三人で五月五日のこどもの日に合わせた新たな企み?の相談だ(笑)楽しく子供達に喜んでもらえれば嬉しい限りです。
 こどもの日と言えば、この日に北海道・泊原発が定期点検に入る予定の日です。そうすれば過去約40年間の歴史の中で商業用発電としての原発の火が止まります。何よりも未来を担う子供達に大きなプレゼントになるのです。まだまだ多くの問題のある原発ですし、政府の言う「収束」を心から信じることの出来ない状況の中、せめては原発稼働が0であると言う安心感を子供達、そし
てその親御さん達に感じてもらいたい。いやいやこの思いは全国民のものだと思います。
 ふたりから遅れてテントに戻ろうと経産省別館近くまで来ると、何やら大きなメガフォンの音がする。嫌な予感・・・。近くからテントの様子を伺うと、右翼の姿だ。いつもながらの罵声を浴びせている。
 何気なくテント前を通り過ぎて観察すると、「平成同志会」とある街宣車1台と3台の乗用車が止まり20人弱の男達。内4人が戦闘服姿。珍しく雨が降る中現れていました。
 14時前から15時20分位いたが、テントからは誰も対応していなく、中に入っているために「卑怯者、出て来い!」と虚しい声を上げるだけ。全く間抜けな画柄だ!一人黙って撮影をする者がいるのだけど、これは公安?右翼?
そう言えばいつもの公安がいない。
 雨のせいか、テントの対応に「糠に釘」の徒労感のせいか、いつもより早いお帰りとなり一安心しました。
 夜になり慌しくしている中、佐藤幸子さんがいらっしゃった。このところ毎日行っている経産省正門前マイクアピールが始まったので幸子さんにも参加頂き、雨で人数は少なかったが、土曜日の灯りの少ない経産省に向かって精一杯のアピールを各自でする事が出来ました。寒い中で、幸子さんの声が心に染みます。
 幸子さんは週間金曜日に連載を新たに持ちましたが是非お読み頂きたい。

.. 2012年04月19日 11:33   No.376017
++ F (幼稚園生)…3回       
「本当の幸せ」は何ですか?今こそこの問いに国民一人一人が向かい合っていかなくてはならない思いに強く駆られます。(朝から、17日からの集団ハンストの準備に取り掛かる。江田さんと打ち合わせをしていると、福島から椎名さんが見えました。それに合わせて昨日約束をしていた千葉在住の劇団所属の女性が訪問。一時、演劇話で盛り上がりました。
 その後、江田さん、椎名さんと三人で五月五日のこどもの日に合わせた新たな企み?の相談だ(笑)楽しく子供達に喜んでもらえれば嬉しい限りです。
 こどもの日と言えば、この日に北海道・泊原発が定期点検に入る予定の日です。そうすれば過去約40年間の歴史の中で商業用発電としての原発の火が止まります。何よりも未来を担う子供達に大きなプレゼントになるのです。まだまだ多くの問題のある原発ですし、政府の言う「収束」を心から信じることの出来ない状況の中、せめては原発稼働が0であると言う安心感を子供達、そし
てその親御さん達に感じてもらいたい。いやいやこの思いは全国民のものだと思います。
 ふたりから遅れてテントに戻ろうと経産省別館近くまで来ると、何やら大きなメガフォンの音がする。嫌な予感・・・。近くからテントの様子を伺うと、右翼の姿だ。いつもながらの罵声を浴びせている。
 何気なくテント前を通り過ぎて観察すると、「平成同志会」とある街宣車1台と3台の乗用車が止まり20人弱の男達。内4人が戦闘服姿。珍しく雨が降る中現れていました。
 14時前から15時20分位いたが、テントからは誰も対応していなく、中に入っているために「卑怯者、出て来い!」と虚しい声を上げるだけ。全く間抜けな画柄だ!一人黙って撮影をする者がいるのだけど、これは公安?右翼?
そう言えばいつもの公安がいない。
 雨のせいか、テントの対応に「糠に釘」の徒労感のせいか、いつもより早いお帰りとなり一安心しました。
 夜になり慌しくしている中、佐藤幸子さんがいらっしゃった。このところ毎日行っている経産省正門前マイクアピールが始まったので幸子さんにも参加頂き、雨で人数は少なかったが、土曜日の灯りの少ない経産省に向かって精一杯のアピールを各自でする事が出来ました。寒い中で、幸子さんの声が心に染みます。
 幸子さんは週間金曜日に連載を新たに持ちましたが是非お読み頂きたい。
「本当の幸せ」は何ですか?今こそこの問いに国民一人一人が向かい合っていかなくてはならない思いに強く駆られます。(記)

F記)

.. 2012年04月19日 11:44   No.376018
++ Q (小学校中学年)…10回       
<大飯現地から>
 枝野・仙石と福井県知事・大飯町長の会談に釘を刺しにKさんと福井県庁に。
そこで、テントひろばのFさん、Aさんと合流。タンポポ舎のTさんも八面六臂の活躍。県庁は福井城の中にあり、関西怒りの太鼓隊が向こうからじゃんべで、緑の党?などが踊りで福井市の時代祭りに消されぬよう奮闘した。
 正面玄関の揉み合いから抗議団から当事者地元の人間3人が中に入れることになり抗議する人々は旗を巻き、プラカードを下げて指示された場所まで後退した。待ちに待って一台の帰り車に猛然抗議、しかしそれはダミーだったらしい。
 が、あのアイリンさん、石地さん、松下さん、小林圭二さんの夕暮れのいてかぜに耐える凛とした表情、大飯のテントでしりあったしんやさんたちの活躍、とりあえず、民主主義ここにあり、若者とテントへ帰ることに。大飯テント二日め、かきたりずすみません。              ( Q記 )


.. 2012年04月19日 14:06   No.376019
++ Toku-san (小学校低学年)…8回       
<テント日誌4/15(日)―経産省前テントひろば 218目―>
 │   〜 緊張する再稼働を巡る状況の裏で、
 │     頻発するテントへの嫌がらせ 〜
 

 この日は、テントへよく来る差別主義者の団体が、13時〜14時まで北朝鮮のミサイル発射に抗議する集会を開いているという情報を得ていたので、テントに来る可能性がある15時に着くようにテントへ向かった。
 テント前へ着くと、60代くらいの男性が、座り込みをされている数名の方の前を行ったり来たりしながら、メガフォンを肩に下げ、マイクで怒鳴っている。
 「左翼、出てけ〜」(左翼じゃないんですけど…。それにしても品の無い声だ…)
 「人殺し」(殺してませんけど…、名誉棄損です。)
 「キチガイども」(絵的に見ると、あなたの方が…。あ、いかんいかん)

 あまりに内容が酷いので、少しこちらも言い返してみたが、一向に意に介さず、テント前を行ったり来たりしながら、罵声を浴びせ続ける。多少のうるささは我慢出来るが、言っている内容が嘘ばっかり。いい加減にしてもらいたい。
 暫くすると、警察車両か一台たまたま通りかかり、中から警察官が2名降りて来て、間に入って仲裁をしてくれた。差別主義者の男性は、今度は、警察に対して「不法占拠をなぜ許しているんだ。仕事しろ」と因縁をつけ、間に入った警察官も困り果てていた。一方的に罵声を浴びせられ、警察官の方も気の毒である。
 座り込みの椅子などをしまって、火曜日からのハンガーストライキに備えて第3テントの移動を行っていると、差別主義者の男性は、結局1時間ほど、罵声を浴びせ続け、帰って行った。
 テントへの嫌がらせは、三日連続。今日は外国人の方を含め、多くの方にいらしていただいたが、せっかく来ていただいた方に嫌な思いをさせてしまい申し訳なく思う。「同じ事しか言わないんだから、もう来なくていいですよー。」
 その後は、何事もなく、テントに残ったメンバーでビルマ人の方が差し入れてくれたビルマ料理を皆でいただき、無事一日の担当を終える事が出来ました。

 火曜日からテントでいよいよハンガーストライキが始まる。多くの方がテント前ひろばへいらっしゃると思うが、平穏のまま無事5月5日の原発ゼロを迎えたい。5月5日に向け、テントでもハンガーストライキの実施とサポートの他に、大飯原発前テントへのメンバーの派遣、経産省や首相官邸などへの抗議活動などがあり、人手が足りない状況が続く。本日も新たに泊まり当番になって頂く
かた2名に当番をお願いしましたが、まだまだ多くの方にサポートをお願いしたい状況です。サポート、当番にご協力いただける方は、テントひろばまで、お申し出ください。

 ☆4月15日週 首相官邸前抗議行動の告知
  大飯原発再稼働に関する一連の対応に関し、経産省前テントひろばの
  メンバーも加わり、経産省・首相官邸への抗議を実施しています。
  今週は以下の通りで抗議活動を予定しています。
 ☆☆☆首相官邸前:4月20日(金)18時〜20時頃まで☆☆☆
 ☆☆☆経産省前:月曜〜金曜まで毎日。19時30分〜1時間☆
                             (Toku-san)

.. 2012年04月19日 15:30   No.376020
++ Q (小学校中学年)…11回       
<大飯現地から>

 福井県庁の枝野、仙石・西川福井県知事、時岡おおい町長の福井県庁でのボス交渉抗議行動のあと、さらに県庁を出る車への再稼働反対のアピールは、車の包囲行動となり、ミュージシャンのしんやさんなど警備員に持っていかれそうになり、傍でケアしなければならなかった。彼らの動きは凄まじく速いので、車と彼らの間で途方にくれるばかりだったが。
 翌日テントでも、ここまできたからには、と車で走り回っていた。そうこうするうちに、福井県庁周辺の宿で会議をしていた一団が到着、延べ30人を越える来客の対応におおわらわ。F代表とYさんの会談の結果、Qが大飯テントの原発再稼働阻止監視の任務をせよ、とのこと。経済産業省前テントの経験を生かせということらしい。
 枝野の四国入り徳島講演では5月5日以降一瞬原発ゼロ稼働となると公言したようです。Uさんが新聞5紙買ってきてくれました。漁師さんが船出です。
                             ( Q記 )

.. 2012年04月19日 15:36   No.376021
++ たんぽぽ舎 (社長)…676回       
<テント日誌4/16(月)―経産省前テントひろば219日目―>
 │   集団ハンスト・記者会見準備への慌ただしさと高揚感
 └────

 4月16日(月) 晴れ。
 いよいよ明日からの集団ハンストに向けて、テントの中は慌ただしさとちょっとした高揚感が漂っている。次々とむしろや法被・鉢巻きが届き、借り入れのパイプ椅子なども、運び込まれる。看板を立てたり、筆書きのハンスト宣言の掲示を用意したりと、準備が進んでいく。
 各新聞社等、メディア関係者への電話がけや、逆に記者やTV局からの問い合わせ電話がかかってきたりと、電話が止むこともない。
 そこへ福井〜大飯へと行ってきたメンバーも帰ってきて、大飯原発監視テント近くでの海釣りの話を聞いたりもする。
 慌ただしくバタバタとしていても、明日からハンストに入るメンバーは、とくに構えるわけでもなく常日頃と変わることなく動き回っている。

 椎名さんから福島での新しいニュースを聞く。先日の女性達の会合で目を見張るような動きが出てきたそうである。これまで放射能から子どもを守るという一点で結びあい、反=脱原発へと踏み出していくことには躊躇し、一歩引いていた若い母親達が、この間の大飯原発再稼働の動きを見る中で、一気に、みんなで大飯に行こうということへ踏み出した、ということであった。現実は急
速に人々を教育し、変えていくということの実感。

 夜、明日からの集団ハンスト行動、記者会見に向けて最後の打ち合わせ。
明日は是非盛大な初日としていきたい。ハンスト登録申し込みも一気に増えてきた。

 【カンパのお願い】
  4/17〜5/5の長期間集団ハンスト行動のために、また大飯原発監視
  テント支援のために、カンパを訴えます。
  郵便振替口座  00160−3−267170
  ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
  口座名義:経済産業省前テントひろば

.. 2012年04月20日 11:59   No.376022
++ Y・T (中学生)…49回       
<テント日誌4/17(火)―経産省前テントひろば220日目―>
 │   集団的ハンスト行動、初日26名でスタート!
 │   テント前記者会見に300名が結集! 


4月17日(火) 晴れ 後 雨。
 今日が集団ハンスト行動の初日。正午からは大規模な記者会見が開かれる予定である。朝から気持ちよく晴れ上がっている。もう10時集合より30分前にFさん、Eさんがやってきて、バタバタと準備を始める。テントの前には、脱原発テントの横幕の下に、「大飯原発再稼働絶対阻止!集団ハンスト」の横幕が掲げられる。

 用意が整う頃、11時半にはもうかなりの人が集まっている。そして揃いの法被を着て鉢巻きをしたハンスト者が並んで座り、正午を期して記者会見は始まった。
 元国立市長の上原公子さんの司会、淵上代表のハンスト宣言で始まる。沖縄選出国会議員の照屋寛徳さんの沖縄の立場をもって反原発を訴え、福島の女たちの黒田節子さんが続く。、広瀬隆さんの紹介で中嶌哲演さんがハンストにこめた、若狭の歴史の深みから立ち上がってくるような思いを語る。1000万人署名の鎌田慧さん、落合恵子さん、国会議員の服部良一さん、川田龍平さん、
福島出身の講談師・神田香織さんが続く。広瀬隆さんは関電のウソを暴き、服部良一さんは、怒りと責任の思いをもって今この時から48時間ハンストに入ることを表明した。この集団ハンストの主唱者・江田さんが大きな広がりをもった運動としての集団ハンスト行動の方向性をアピール。
 メディア関係者が30人程参加し、カメラの放列が並び、そしてたくさんの人々が黒山のように取り囲む。総勢300名程。この日のハンスト実行者は26名。

 記者会見終了後、テント前のひろばで輪になってかんしょ踊りを踊る。様々なアピールが続く。そこへ駆けつけて下さった、早苗ネネさん(ジュンとネネで知られている)が伸びやかな声で歌う。さらにアピールは続く。
 夕方前から雨が降り始め、時とともに本降りに。

 ともかく集団ハンスト行動初日は大成功のうちにスタートした。これを竜頭蛇尾に終わらせることなく、持続する運動、広がりと集中をもって再稼働阻止の大きなうねりと凝集力を創り出していく運動としていかねば・・・・。  

 ★福島と世界をつなぐ――経産省前テントひろば応援の集い・第3回
  4月21日(土)18時半〜20時半
  『武藤類子さん車座の集い』 スペースたんぽぽ

.. 2012年04月21日 22:04   No.376023
++ Y・T (高校生)…50回       
<テント日誌4/19(木)―経産省前テントひろば222日目―>
 │  テントひろばでのハンスト座り込み行動への参加を!
 │  ハンスト応援連帯座り込み行動への参加を!
 └────( Y・T )

 4月19日(木) 曇り。
 集団ハンスト行動3日目。今日のテントひろばでの参加者は6名。
 午前11時に澤地久枝さんと鎌田慧さんが激励・連帯のため来訪。すこし経って山内徳信、服部良一両議員が合流。テント前でミニ集会。服部議員は正午で48時間ハンストであったが、昨夜の記者との食事会では料理を前に水だけで済ませたとのエピソードも。山内徳信さんは日程を調整してハンストに入るとの表明。
 午後には元NHKニュースキャスターのN・Tさんも来訪。テントの前は多くの人が来訪し、座り込み、様々な話も盛り上がり、賑わっている。オランダからも若い女性が来訪。福島の女性もアピール。富岡町から避難している夫婦連れの方は東京都フクシマ村を見てホッとすると言う。哲演さんも参加された福島での宗教者大会からの帰路の一団、静岡の人たち、等々、本当にいろいろ
な人たちが訪れる。
 「アカハタ」の取材も。
 ハンストの波は全国に広がり、遠くはイタリア在住の方からも連帯ハンストの表明あり。こうした静かな意志の波を、目に見える意志の塊へと凝集し、一つの力としてテントひろばに登場させること、それが東京とその近辺に住まう
者にとって要請されてくるものであろう。「東京(ー霞ヶ関)という現地」での”テントひろばでの集団ハンスト行動”、それこそが今回の行動の企図だった。
 多くの人が、午前から日暮れまでの終日、テントひろばでのハンスト座り込み行動に参加されるよう呼びかけたい。(ハンスト自体は24時間以上です。)
 そして、そのハンストを応援し連帯するテントひろばでの座り込み行動に、さらに多くの人が参加されるよう呼びかけたい。
 5月5日に向かって、ギリギリの闘いとなっていく再稼働阻止の意志と力の盛り上がりをテントひろばに創り出していくこと、それはハンスト者の祈りにも似た思いではないだろうか。             ( Y・T )

.. 2012年04月25日 09:47   No.376024
++ Y・T (高校生)…51回       
テント日誌【番外編】 大飯行き報告 4/23・24
 │   海辺の長閑なたたずまいの中にも
 │   風雲急を告げるのか・・・・大飯原発再稼働問題
 └────( Y・T )

 4月23・24日、たんぽぽ舎の大飯原発監視テント支援行動に椎名さんとともに同行して大飯へ。浜岡原発を考える静岡ネットワークの鈴木さんも一緒だった。総勢15人。
4月23日。快晴。大飯に近づく車中から見る緑色の海の美しさに驚嘆。そしてリアス式海岸の風光明媚にうっとりする。

 駅に着いたところで、もう10日間も経産省前テントからこちらのテントに応援にきているQさんのお迎え。京都・滋賀から現地入りしている古くからの友人も迎えに来てくれている。そして福井県民会議の石地さんの運転で一路、テントへと向かう。立派な長い橋を渡って大島地区に入り、長閑な漁港風景を見ながら、テントに着く。テントの前は運河のように陸に入り込んだ海で小さな漁船のたまり場となっている、。
 
 大飯は本当に海が美しい。そして海の幸に恵まれた長閑で、癒されるような町・・・原発さえなければ。その原発は3方を山に囲まれた海辺にあり、住民からは見えない。人口は9000人だそうだ。

 テントは7〜8張りに増えていた。可愛い小さなテントが5つ並び、少し離れてやや大きめのテントが2つ建っている。顔馴染みの埼玉・入間の方もマイテントをかついでやって来ているようだ。滋賀の堅田教会や西東京教区の方もテントを建てている。ただ茂みや木立に隠れて、意外に慎ましやかというか、風景や雰囲気に溶け合っている。村長のU君が日焼けした顔で迎えてくれる。
かって経産省前テントでも毎日のように泊まり込み守っていた。久し振りの再会であった。Yo君も随分健康そうな雰囲気である。

 テントの前で石地さんが大飯の状況を説明して下さった。この間、4回にわたって住民への対面でのアンケートを行ったそうだ。何が最も心配かと。1番目は大飯原発が福島第1原発のようになりはしないかであり、2番目は子や孫の世代に負担を強いることになるのではであり、3番目が雇用ということであった。(大飯原発で働いていた息子さんが仕事が無くなって今は福島原発に出稼ぎに行っているというやるせない話も) どこの世論調査だか忘れたが、原発や再稼働に反対、もしくは疑問に思う声が30数%に達しているという結果もあるそうだ。
 
 京都から持ち込まれたビラを手分けして家ごとの配布に向かう。そのビラ配りでは、何人かのシニアの漁師さん達から話を延々と聞いた(聞かされた?)ことや、お婆さんからみかんをもらってお話したとか、椎名さんのように広島でのアクションがTVで放映されそれを観たという方との話が盛り上がって、とか、結構交流もあったようだ。明日は住民説明会に向けた資料入りのビラを配
布する予定だそうだ。

 テントには音楽をやっているという若い6人連れが大阪からやって来ていた。
昨夏の福島での音楽大会にも出ていて、それを椎名さんが観ていたということで意気投合。さらにその中の1人は椎名さんと福島の同じ町の出身ということで大感激。早速椎名さんの指導でカンショ踊りが始まる。若者達も気に入ったようで、今度大阪でもやろうと盛り上がる。

.. 2012年04月26日 13:20   No.376025
++ Y・T  (幼稚園生)…1回       
 ちなみに、このテントには中嶌哲演さんや大阪の小林圭二さん(石地さんは彼を福井の恩人だという)も訪れたい気持ちを持っておられるそうだ。

 民宿へと移動する途中出くわした子ども達は、水辺で遊びながら大きなナマコを捕っていた。民宿で経産副大臣を迎え撃つアクションを終えて駆けつけた京都の長谷川さんと合流。食事後の交流会では、大飯再稼働阻止に全国の全精力を傾けて取り組むこと、現地での体制や全国への発信、26日の住民説明会への対応、福島からの働きかけや、全国との連携、最後にはXデーの際の全国
結集での現地行動にまで話は及んだ。

 尚、町民以外は厳禁の住民説明会は会場周囲にロープを張り巡らし、厳重警戒下で、参加者には身分証明書の提出を求めるなど、一種戒厳状態で行われるようだ。700人の町民が申し込みをしているそうだ。

 2日目は朝からPR館の見学へ。1人、PR館の脇の階段を降り、そのまま進んで海岸へ。海水浴場が続き、その隣に大きな整備されたキャンプ場。海を隔てた向かい側に原発の施設の一部が見える。海から物資を搬入しているのかおおきなクレーンも。キャンプ場と道路の反対側には関電の3階建てレストハウスが建っている。上層部が利用しているとか。
 町役場に向かうバスの降り際に、運転手さんははっきりと原発に反対であり、再稼働に反対だと言った。誰かが慌ててたんぽぽ舎作成の資料を手渡しに行く。

 11時頃町役場に行き、町長(企画課が対応)と町議会(議会事務局が対応)に申し入れする。反原発自治体議員・市民連盟の申し入れ書を読み上げ、椎名さんが福島の現実を訴えて再稼働を認めないよう要請し、鈴木さんが浜岡原発に隣接する多くの自治体が永久停止を求めていることを説明し、経産省前テントひろばからも全国・全世界の人々の望みに沿うよう、そして若狭が3・11後の浜通にならないよう選択すべきことを訴えた。

 申し入れを終えて、町役場の前で記念撮影をしていると、福島から弾丸バスで8人が到着。朝4時に出発してきたそうだ。佐藤幸子さん、佐々木慶子さん、そして若いお母さん達、男性2人は福島大の学生。一緒に記念撮影をする。
福島隊はテント応援と福井県への申し入れに来たのであったが、こちらから連絡して急遽大飯町役場への合流となったのである。そのまま町役場に申し入れに行った。後ほどわかったことだが、この申し入れに熱が入り、1時間半程も話し込み、テントに向かう時間が無くなり、4時からの県への申し入れに向かったとのことであったそうだ。テントの皆さんにはまたの機会に。

 今回の大飯行きは中味の濃いものであったと思う。帰りの電車の中で椎名さんは言った。また一つ、運動が前進したように思う、と。  ( Y・T )

.. 2012年04月26日 13:29   No.376026
++ 柳田真 (中学生)…39回       
大飯再稼動を止めよう、大飯テント応援、1泊2日行動
 │ たんぽぽ舎、議員市民連盟、テント広場、浜岡の15人
 

  原発再稼動の焦点である関西電力の大飯原発、そこに経産省テント広場と連帯するテントが6つも(小型)立った。折しも大飯原発の再稼動問題が京都、滋賀の両知事の異論、大阪府知事、市長の反対を押し切って強行されようとする情勢の中、福井県おおい町現地へ15人で出かけた。4月23日(月)、24日(火)。主催はたんぽぽ舎と反原発自治体議員市民連盟。交通費(3万円)と宿舎代などで一人4万円程度かかる中ながらも、参加者はたんぽぽ舎、連盟、テント広場、福島の女たち、浜岡、プラント技術者の会など15名(女性9名、男性6名)。

 ◇23日(月)の行動
 1 大飯テントメンバーや関西メンバーとの交流会:30人弱
   たんぽぽ舎からも「原発再稼動止めよう」の横断幕と参加者皆からのカンパ8万円を贈呈。
 2 京都の人たちが作成したビラをもって、夕方のおおい町の1軒、1軒を訪問。多くの会話ができ、その中からヒントが得られた。
 3 夜は宿舎で交流会。東京15名、関西8名、テント5名の計28名位で
   夜7:00〜12:00まで、5時間くらいの熱の籠った議論が進められた。大飯再稼働が今の原発の最大焦点。推進側はここに全力を注いでいる。迎え撃つ我々の陣形をどう充実、強化するか。Xデー(大飯再稼働の強行の日)に向けて…などなど。

  結論として(1)大飯情報(推進側、反対側の両方)の敏速な周知→全国化
  (2)福井県内現地を軸に関西が包みこむ、更に全国展開の闘争を作る為に
  近日相談会を開きたいなどを決めた。

 ◇24日(火):見学の後、おおい町役場へ
  おおい町長とおおい町議会議長あてに、私たちの要望書を手渡す行動。東京15名プラステント組若干名で実施。町(企画室)も議会事務局も対応は丁寧であった。(先月の福井集会の時の対応とは大きな差)。議員市民連盟の要望文を読み上げ、その後、福島から浜岡から、テント広場から、経産省ストレステスト傍聴者からそれぞれ熱の籠った発言が続いた。企画課は上司、町長へ伝えます、議会事務局は要請文をコピーして、全議員に配ると回答しました。(この後、福島から来た女性たち8人程が1時間余、町へ熱烈に訴えた、と伝わってきた。

 ◇1泊2日多くの行動をし、15人は充実した気持ちで新幹線に乗車。ささやかな行動ながらも「さざ波」は起こせたようだ。また大飯へ行くぞ!

.. 2012年04月26日 14:20   No.376027
++ Y・T (小学校低学年)…5回       
<テント日誌4/21(土)―経産省前テントひろば224日目―>
 │   集団ハンスト行動5日目、意気高く
 │   テント応援の集い、武藤さんを囲んで和やかに
 └────( Y・T )

4月21日(土) 曇り。4月下旬としては随分寒い。日射しがないからか。
集団ハンスト行動5日目、テント前でのハンスト参加者は8名。ハンスト登録者は60名を超えたようだ(64名)

 Eさんは遂に5日目に突入。依然元気である。

 一昨日は神奈川労災職業病センターの所長もされている斉藤医師の診察があったが、今日は2度目で、亀戸ひまわり診療所の平野医師による診察があった。1回目は高血圧を指摘され対応策を指示された者もいたが、今日はとくに問題なし。明日も来ていただけるそうだ。

 午後2時半頃から、ハンスト応援連帯の座り込み行動に参加される方が増え、テントの前は端から端まで座り込みの人で埋められている。
 ハンスト実行委員会では、4月26日(木)正午、チェルノブイリ原発事故26周年に、「大飯原発再稼働阻止!集団ハンスト行動?チェルノブイリ・フクシマの経験を結んで?」と題する、外国メディア向け記者会見を計画しています。詳細は本決まり後、お伝えしますが、ご都合のつく方、ご参加下さい。

 夜、武藤類子さんをお招きしての、「福島と世界をつなぐ〜テント応援の集い 第3回」がスペースたんぽぽであり参加。武藤さんの、六ヶ所村反核燃行動から始まる反原発の活動のお話、どんぐりの森を何年もかかって自力で築かれ、それが原発事故の放射能で奪われてしまったお話等、武藤さんの温かさと信念と無念さ・怒りに包まれた和やかな集いであった。

 その後の交流会は女性の参加者が大半。1人1人の自己紹介の中で、この間テントで顔なじみになっている方々が、どのような経緯でどのような思いでテントに参加されているかを知り、感慨深いものが・・・。★24日〜27日のテント前でのハンスト参加者が現在2?3名しか登録されていません。

 午前〜日暮れの終日、テント前でのハンスト座り込み行動に是非参加して下さい。                          ( Y・T )

.. 2012年04月26日 15:47   No.376028
++ Toku-san (小学校低学年)…9回       
<テント日誌4/22(日)―経産省前テントひろば 225目―>
 │   ハンスト6日目、冷たい雨の中続く静かな抗議
 │   〜(原発ゼロまであと14日)〜
 

 ハンスト6日目のこの日、東京地方では、昼過ぎくらいから、降ったりやんだりの天気。今日は4名の方がハンストに入られている。
 この日は、天気が悪かった事と小出先生や広河隆一さんの講演の他に、三鷹のデモ、代々木公園のアースデーのイベントとパレードなど、都内で様々な催し物が開催されていたためにテントにいらした方はあまり多くなかったが、ハンスト中のMさんの話では、早稲田大学のジャーナリズム専攻の学生さんが取材に来てくれたと言う事だった。「ただ座っているだけだと、時間が経つのが
遅く感じられるけど、取材とか来ると少しは気が紛れる」とMさんは笑いながら話して下さった。

 夕方になって、鎌田慧さんが、撮影のスタッフの方を連れて陣中見舞いに来て下さった。テントの外で暫く談笑をされた後、雨が強くなってきたので、鎌田さんには第1テントの中へ入っていただいたが、ちょうどよいタイミングだったので、26日に予定されている外国人記者向けの会見への出席をお願いしてみた。当日は、会議が有ると言う事だったが、心よく引き受けて下さり、鎌田さん、もしくは、1000万人署名の方から誰か別の方が出席して下さる事になった。26日の会見には、静かなる抗議に込められた「原発の再稼働に反対する強い意思」が全世界に届くように多くの記者の方に集まってもらいたい。

 6時を過ぎ、霞ヶ関一帯は本格的な雨になってきたので、テントの中に入った。暫くして、青山で開催された小出先生の講演会を見に行かれたハンスト6日目を迎えたEさんの奥さんがテントにやって来られた。「ご主人はいつもと変わりませんか?」というFさんの質問に、「いつもと同じですよ」とニッコリ笑って答えられていた。隣に座っていたEさんも笑っていらっしゃった。
本当によいご夫婦である。年をとったら私もEさんのような夫婦になりたい。
(独身ですけど、残念。)

 日曜の夕方以降は、人通りも少なく、ハンスト抗議中のテントひろばは、静かな夜を迎えた。4月下旬の割には、肌寒く感じられる一日であったが、経産省横の植え込みのつつじは、つぼみが開こうとしている。原発ゼロの5月5日には、つつじの花も開花するのだろうか。座り込みは原発ゼロを迎えるまでのつぼみの様な状態かもしれない。「原発ゼロ」という美しい花を咲かせるために、
経産省前テントひろばでは明日以降も静かな抗議が続く。   (Toku-san)

.. 2012年04月27日 11:11   No.376029
++ Q (小学校中学年)…12回       
<大飯原発監視テントから>

 ここ大飯は昨日から春嵐で浜風海風山風逆巻いています。今日雨にも負けじと再稼働許すな緊急集会が対面の岬小浜市泊のくさはらで催されました。大自然の威力まで仇のように雨風と闘わねばなりません。集会は1日として漁民農民は毎日です。そして巨大な原発工場で働く被ばく労働者は 小浜から泊までの送迎バスで甲状腺ガンに悩む被曝労働者が訴えてくれました。いま貴重なお
言葉を伝えるスペースがありませんが関西はいうに及ばず全国から集まり、不気味な原発工場を望みながら再稼働粉砕の所感を述べあって、小浜市内デモを敢行。
 農民漁民労働者がみずからデモに立ち上がるその日、自然風土も参加してきました。人力およそ5百馬力それに自然が味方すれば勝敗は明らかでしょう。
パラダイムシフトの変更はあの世のことではありません。いま、ここで生きること、これが闘争。全原発基地でテント闘争を 大飯の電車も止める自然の力これを核燃料にたよれば凄まじい力を敵にまわす。国家も帝国も核燃料の脅威にはなすすべがない。26日の住民説明会なるものの欺瞞性犯罪性に勝利し告発したい。                          ( Q記 )

.. 2012年04月27日 11:24   No.376030
++ F (幼稚園生)…3回       
<テント日誌4/23(月)―経産省前テントひろば226日目―>
 │   重たい雨、それでも子供の日は近い 
 │      大飯に届け福島の声!
 └────(F記)

4月23日(月) 雨時々曇
集団ハンスト行動6日目。東電管内原発稼動0基29日目、そして日本におけ
る商業用原子炉全停止まで13日。

 もうゴールデンウィークも直ぐそこだと言うのに何とも寒い朝です。それでも街路のツツジは花が咲き、サツキも蕾がはち切れそうです。季節は巡ってもう直ぐ五月。そう!「泊」が「止まって」日本の商業用原子炉の火が落ち、全原発停止はもう直ぐなのです。後はどのようにして再稼動を阻止するか?
 そのためにも今日、福島の椎名千恵子さんとテントのY氏が大飯へ向かいました。現地の原発監視テントの支援と福島の生の声を届けるために。テントでは連日ハンストが行われており、十分に支援体制が整わないが皆出来る事をと精一杯の努力を重ねています。ハンストの参加者も増えてきました。

 その中で今回の「大飯原発再稼動阻止!ハンスト行動」の発案者である、江田さんが6日目を迎えました。途中、体調が心配されたのですが、今朝お目覚めになった時にお会いすると不思議なくらい元気で、その後も気の付くこと等はいつものように自ら動き回っています。正に超人!まったくその「言行一致」の精神力には頭が下がる思いです。
 一日中雨が予想されたので、抗議行動は第二テント前面の幕を開けて、中に座って頂くことにしました。全員で6名。その他、自宅でのハンストが数名。女性も参加されているが、皆さん意気軒昂です。江田さんも含め高齢の方もいらっしゃるので、朝一番にするのは支援の看護士さんが用意なさった血圧計の測定です。皆さん慎重に3回くらい測って平均値を見ておられます。

 午後、増山麗奈さんがもう一人の女性の画家とドイツ人の映像作家・作家の方とお仲間をお連れしてテントにお出でです。ドイツ人はラルフ・ニーマイヤさんといい、28日の明治大学リバティタワーで行われる「戦争と貧困をなくす国際映像祭」に参加される方でした。
 インタービューが終わってから雨が降っていたのですが、テントの外で即興のお絵かきパフォーマンスが始まりました。麗奈さんはペンギンをモチーフに可愛い絵柄の「No-nukeイラスト」を。ふみえさんとおっしゃる女性画家はあの福島第一原発の情景をお描きになったのですが、雨に打たれ、画紙にも雨が降る中、その雨粒が水彩絵の具とあいまって、とても印象的な雰囲気をかもし
出す素晴らしいものになったのでした。僕も触発されて、朝見たポピーの花を4基の福一原子炉に見立てて久方ぶりに絵を描いてみました。
 つたない絵ですがお二人にインスピレーションを受けながら本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました。
 お二人も楽しいと言って下さり、又の機会を作ろうと意気投合して終了しました。最後には麗奈さんから僕への思いがけないプレゼントも・・・。ニーマ
イヤーさんとそしてテントのT女史からも頂いたのだ。何とも嬉しい日になりました。
 何としても再稼動を阻止して、来る五月五日の子供の日に原発のない日本をプレゼントしたい。卒原発!                  (記)

.. 2012年04月28日 09:44   No.376031
++ たんぽぽ舎 (社長)…680回       
5月2日午前は、テントひろばに澤地久枝さん・落合恵子さんも。
 │   テント日誌 4/24(火)、25(水)、26(木)
 └────

◆5月2日、鎌田慧さん、澤地久枝さん、落合恵子さん達が、集団ハンスト行動激励のためにテントひろばに来られます。
  さらに1000万人アクション呼びかけ人の方々等に働きかけておられるということで、さらに多くの様々な人が同行されるかと思います。
  澤地さんは5月1日からハンストに入り、2日は朝10時からテント前でハンスト座り込みに入ると言っておられます。だから皆さん、10時〜昼頃に来られるのでは・・・・と思います。
  その折りにミニ集会のようなものを持てればと思っていますので、ご都合のつく方のご参集をお願いします。
  なにかハプニングというかサプライズもあるというように聞いています。
 是非、皆さんのご参集をお願いします。

.. 2012年05月01日 07:16   No.376032


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