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3月10日・11日に参加して たんぽぽ舎ボランティア ───────────────────────────────────
3月10日と11日、"原発いらない福島の女たち"が企画したプログラムは、郡山の2か所(ビッグアイ市民プラザと郡山市労働福祉会館)で合計9会議室を使って行われました。「原発いらない福島の女たち」は佐藤幸子さんたちの子供たちを放射能から守る福島ネットワーク、武藤類子さんたちのハイロアクション福島、佐々木慶子さんたちの沈黙のアピールなどのグループの結集です。 私は主にビッグアイ市民プラザの大会議室のプログラムに参加しました。 3月10日10:30-15:00はシンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」、15:30-17:30は鎌田慧さん講演会「脱原発と民主化への道」、18:00-20:30原発いらない!交流と文化のつどい、がありました。 3月11日10:00-12:00は「3.11後のドイツと日本」(FoEドイツ代表が参加)がありました。ほかの会場では、たんぽぽ舎・原田裕史さん講演「福島原発の現状は?」、「ふくしま集団疎開裁判」の会主催の世界市民法廷、「子供は訴える〜こどもたちの声を聞いてください」、野菜カフェはもる模擬店、保養情報コーナーなどがありました。 10日のプログラム終了後、たんぽぽ舎バスツアー参加者20名数名で交流会を行いましたが、その席に佐藤幸子さんが参加してくれました。彼女のお話から福島の現状を知ることができました。彼女たちの戦いは非常に厳しい局面に来ています。政府・行政は除染によって住民を元の市町村に戻そうとしています。子供たちに甲状腺のしこりなど健康被害が出始めていますが、市町村の医療サポート体制は全くできていません。町の病院では親の訴えをまともに聞いてくれません。 親が心配しすぎるから子供がストレスで病気になる、などといわれるのが普通だそうです。≪動物にも異変が起きたり数が激減したりしていますが、福島の動物はストレスで異常身体になり死亡するのでしょうか?≫ 子供たちはどのくらいヨウ素で被ばくしたかデータが全くありません。親たちは不安の中で考えるのに疲れています。そこに安全キャンペーンが形を変えて、陰湿に行われています(普通の町内会の最後に県健康アドヴァイザーなどが突然挨拶して、健康診断の結果問題ありません、などと言うそうです)。避難できる人は避難した、残っている人は避難できない、佐藤さんの友達でも「もう放射能のことは考えたくない、聞きたくない、ほっといて下さい」という人がいるそうです。福島の女たちは孤立の危険性があります。その危機感からこれだけのプログラムを計画したともいえると思います。それにこたえて全国から、海外からも応援が来ました。 ◎ビッグアイ市民プラザの大会議室はいつも満員でした。 ◎「世界市民法廷」は子供を守ってくださいと世界に呼びかけています。 ◎「野菜カフェはもる」は放射能のない食品を全国から集めます。(店長 陶山三枝子 024-521-8670) ◎福島医大山下氏の息のかからない医療施設「福島診療所」建設が計画されています。福島診療所建設委員会 TEL 070-5476-6162、 カンパ先 郵便振替02200-8-126405 加入者名 福島診療所建設基金。
.. 2012年03月21日 08:32 No.371001
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