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■--科学と世論
++ 六 (小学校低学年)…9回          

高速増殖炉は欧米では、撤退しつつあるようなのに、日本では運転を再開する計画だという。国民の科学常識はまだ、高くないから、いわば、科学に威嚇されたようなところがある。高速増殖炉に「もんじゅ」という名をつけたが、どういうつもりでつけたかよく知らないが、文殊の知恵とは関係ない。高度の技術の知恵が必要だろうが、文殊菩薩の名をつけたって、菩薩とは何の関係もない。利権?を無視して議論しても、現実問題は解決しないが、人類の福祉第一、利権は第二か第三かで考えてもらいたい。科学者は科学の政治家や、マッドサイエンチストにならないでほしい。政治家はもっと勉強して(失礼?)科学技術への洞察力をもってほしい。
.. 2006年12月01日 21:45   No.36001

++ タク (中学生)…47回       
「現存の民需用プルトニウムの利用も停止し、消滅させる」次第に法的にその停止・消滅を決める国も出ていますが、それを世界に拡張するのは容易ではないですね。日本の実情を見れば明白です。「高速増殖炉開発を止め、再処理を止めろというのか」と猛反発する人が出てくるからです。少なくとも、増えつつあるアジアの原発からの使用済み燃料でさえ、すでに行き場がありません。未処理で貯蔵された使用済み核燃料は、500年以内にプルトニウム鉱山になり簡単にプルトニウムが取り出せるのです。

.. 2006年12月02日 08:14   No.36002
++ 伝 (小学校中学年)…13回       
原子力には、ずいぶん金をかけてきたのですね。50年くらい前には、夢のエネルギーなどと言って、悪夢のエネルギーともなる面については、ほとんど言われなかったようです。ネットでみると、政府としては、2050年頃から、商業ベースでこの技術を導入することを目ざすとなっています。来年のことを言うと鬼がわらう、四十年後のことをいうと鬼もあきれる。物理学でも二十一世紀には革命的理論がでるかもしれないのだから、核分裂のエネルギーは前世紀の遺物になっている可能性の方が高い。だいたい原子力政策は未来予測をまちがえてきたようだから、今後もまちがえていく可能性が高い。我々は未来を想像する。それはあたらないことがほとんどである。それでもわずかな可能性を信じて努力をするのだ。未来は過去の延長線上にあるが、それは直線ではない、また未来は過去の単なる延長線の上にあることは決してないということも歴史の事実である。まして変革期においてはなおのことである。
未来は核分裂のエネルギーの利用という展開にはおそらくなるまいと想像する。国策決定という重力の中にある科学者は、自由に思考できないだろうから、自由に思考する科学者の意見も聴いて、未来図を描くべきである。急激な変更は困る人がたくさんでてくるから、おもむろに政策を変更してもらいたい。私は二十一世紀エネルギーのほうにかける。夢がもしきえても悪夢にはならない。

.. 2006年12月03日 11:50   No.36003
++ タク (中学生)…48回       
仮にプルトニウム・天然ウランの全面使用禁止を目指しましょうと言っても簡単なことではなく、今後最低50年はかかる問題ですね。アメリカ国防総省諮問委員会は、これから最も警戒すべきは、「核を含む大量破壊兵器による国内におけるテロ集団による壊滅的な攻撃である」という報告を出しました。

ノーベルが問題提起して以来、科学技術は常に戦争を助長するような手段のみを提供し続けていたのではないでしょうか。科学技術が先導する積極的な方策を、今こそみんなで考え提供すべき時だと思います。プルトニウム問題の具体的な打開策として、一般に言われているのは、次のような手段があります。

「核兵器用の核物質を排除消滅させる」この論議はソ連崩壊後に始まりましたが、難問続出です。まず、核弾頭を全部廃棄するという国がない。その焼却消滅法も定かでありません。一部の人は既存の原発を利用して焼却しようというが、ウラン燃料炉で燃やすのであれば、プルトニウムはなくならないのですね。

.. 2006年12月03日 18:38   No.36004
++ 五無斉 (幼稚園生)…1回       
林子平は六無斉と言ったとか。林子平のむこうをはるつもりはないから、五無斉にしておきます。新エネルギーの問題があるけれども、エネルギーを浪費する産業の体質が問題です。原子力発電してクーラーをつかうというのは、まちがっている。機械工業は必要なものに限定して、あとは手工業をさかんにする。もったいない精神を発揮して、使い捨て製品をつくらないようにする。地球温暖化で二酸化炭素ばかり問題にするけれど、ちっと使うエネルギーの量を考えたらどうだ。この考えはたして未来もマイナーだろうか。
.. 2006年12月03日 21:17   No.36005
++ タク (中学生)…49回       
エネルギーの量を削減するということはとても大切な事だと思います。それと未来のエネルギーをたとえば地球に優しい水素エネルギーのインフラを整備して世界でそれを共有して使うというのはどうでしょうか。
エネルギーの供給を充分にと言うと、「無駄づかいをして地球を壊す」と真剣に批判されますが、ものは充分あれば無駄使いするものでしょうか。たとえば、充分ある空気を無駄使いしてはいません。電力が充分に得られる状況になったら、少なくともエネルギー不足で人が餓え、殺し合い、地球が砂漠化して行くよりは良いと思うのです。

.. 2006年12月04日 08:13   No.36006
++ 五無斉 (幼稚園生)…2回       
現在の科学の知見では、エネルギーの源泉は二つです。一つは太陽光エネルギーで、人類は生物によって蓄えられたそのエネルギーを最初木や草を燃やし、石炭を燃やすようになり、石油を燃やすよになり、それでタービンをまわして電気のエネルギーを得るようになりました。二十世紀後半から、太陽に起源をもたない原子力を一部利用するようになりました。もし核融合反応によるエネルギーの利用技術が完成すれば、エネルギーは事実上無限に得られます。エネルギーの源泉はだから、太陽光発電等の太陽エネルギーか、太陽エネルギーが時間的に蓄積された化石燃料によるか、原子力エネルギーかになります。水素はエネルギーのキャリアーで、何かのエネルギーで水を分解してつくるのでしょう。キャリアーが水素である場合のエネルギー技術を水素エネルギーと言っているのだと考えます。識者はこれからは水素エネルギーの時代だと言っていますが、私もそう感じます。今の発電は原子力発電にしても、熱を発生してその熱でタービンをまわして発電しているわけで、発電はいわば古典的やり方なわけです。熱核融合反応の利用に成功しても、あまり大量に熱を発生させたら、大自然の生態系を狂わせます。自然にはまだまだ人智の及ばない無数の現象があるでしょう。これからは、発熱を最小限にして、電気エネルギーを得る方法が研究されなければならない。現実の要請に密着した研究が必要だけれど、やはり真理の探究という姿勢で研究する科学者がいないといけない。電磁気学の基礎的研究をしたファラデーに、ある人が、それはどのような役にたちますかときいたら、あなたの問いは生まれたばかりの赤ん坊が将来何になりますかと聞くのと同じですと言ったとか。国家プロジェクトには、産業界とあまり密着しないものが必要である。
.. 2006年12月05日 21:53   No.36007
++ タク (高校生)…50回       
未来のエネルギーは水素だと思っていました。水素はどこにでも存在しているので、力のある国に独占される心配はなく、小型の燃料電池を一般家庭やお店、会社の事務所において発電したり、燃料電池車を普及させて駐車中に発電機として使用し、その電力を水素エネルギーとして共有すれば、エネルギーが得られるという仕組みです。人々が1つに繋がり水素エネルギーを共有して、世界中の誰もが水素エネルギーへアクセスでき、人や社会との繋がりに安心感を見いだし、人間を始めあらゆる生き物を含めて地球を1つの生物圏、運命共同体としての考え方なのです。だが、水素エネルギーに関しては言われたとおり、何かのエネルギーで水を分解してつくるということです。何で分解してつくるのかと言う事をお台場にある日本科学未来館でお聞きしたところによると「白銀」だと言っていた様な・・なのでそこのところがとても難しいのだと。
現在の日本に目を向けると、日本は化石燃料の大半を輸入に頼り、中東に依存しています。食糧自給率も低下が激しく、有事に対する備えも寂しい限りです。この期に及んで小手先の改革ではもう対処しきれない、社会を根本的に変えなくては、という危機感が広まっているからなのですね。そんな日本にとって、水素エネルギーの観点から過去を振り返り、現状を具体的に認識し、未来の展望を見極める、今、日本では、ものに豊かさを求め、資源を大量に消費し、国の借金も次世代にツケをまわす事で、成り立つ社会はおかしいという意識が高まり、環境保護の動きも強まってきているのだと思うのです。

.. 2006年12月06日 08:19   No.36008
++ 六 (小学校中学年)…10回       
三十年前の本に書いてあることですが、ウラン燃料はアメリカから買う。八年前に半額はらって、実物は八年後に手に入るようなことを書いてありました。なんか理由があるのかもしれないけれど、どうせアメリカの業者に有利なようにでしょう。えらいセコイんでないけ。これでは、鬼も笑えませんね。善意に解釈すれば、アメリカは気が長いんでしょうね。しかし、この調子だから日本の原子力政策もしらないうちにアメリカからだいぶコントロールされていないか疑います。己の利益のためには新エネルギーの開発など妨害してやれというのもいるでしょう。競争はいいけど、闘争は進歩を遅らせます。闘争をやりたい人は格闘技大会にでてください。(笑)
.. 2006年12月06日 21:37   No.36009
++ タク (高校生)…51回       
8年というのが謎ですね。謎でも日本国の中枢にアメリカの軍隊が駐留しているのですからすべてはアメリカの思うままアメリカの言いなりですからね。

そもそもプルトニウム239や241は、核分裂を起こす貴重なエネルギー源(中性子源)です。それをただ貯蔵放置したり無駄にしたりするのは、無能の極みだと言います。日本政府もプルトニウムの処理に困り、通常のウラン燃料と混ぜてウラン・プルトニウム混合固体酸化物(MOX)核燃料に加工して、軽水原発で燃やそうとしているのですが、手持ちの貴重な核分裂性物質を減らすだけだと言います。しかも、軽水原発では1回の燃焼でせいぜい半分しか燃やせないので、解体・再処理・再加工・燃焼を繰り返さなければならず、不経済だそうです。世界各国が、日本はプルトニウムで原爆を作ろうとしているのではないか、と疑っているから、MOXは非核武装の政治的ジェスチューとして必要なのかもしれませんが、MOXの推進は日本各地の原発にプルトニウムを分散させ、明らかに発電コストを高め、無駄な経費を増大させます。もっと有効に利用しつつ消滅させるべきだと言います。

.. 2006年12月07日 08:14   No.36010
++ 五無斉 (幼稚園生)…3回       
水素を水を分解してつくるということについては、すでに三十年前に大田時男という人が、熱帯の海に大きないかだをうかべて、太陽エネルギーで海水を分解して、水素をつくって海上輸送するという案をたてています。分解の技術そのものはその時にできていたのです。あとは、それによって、どういう影響がでるかということと、海上の海の使用が国際的にどういう問題があるかということで、政治的問題で、むしろそのほうがよりむつかしいかもしれません。「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」というから、今は太陽エネルギーで水素をつくろうという着眼をもった政治家等がいないだけではないのかと考えます。
.. 2006年12月08日 21:50   No.36011
++ タク (高校生)…52回       
何としてでも水素エネルギーを構築してインフラを整備するのは、日本国の役目だと思うのです。水素ガスは燃えれば水になるわけだから、まさにクリーンです。したがって、これがよく真の救世主のように宣伝され、「これからは水素だ、原発はもう要らない」と断言するような人がいます。しかし、水素ガスはお台場の日本科学未来館の先生方にご教授戴き調べてみると実は、現状では「化石燃料そのもの」なのです。地上や地中は酸素が支配している世界だから、水素は単独では存在できず、酸素と結合して安定な水や岩石や生物などの一部となっているので、我々が自然から直接水素を入手することは不可能なので、何らかの莫大なエネルギーを使用しての還元操作で得るしかないというのですね。

.. 2006年12月10日 09:05   No.36012


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