このような概念は企業でいまかなり一般化されており、それにもとづき例えば技術開発の場面では通常、FTA (Failure Tree Analysis)という手法で事故要因の洗い出しと真因の究明が行われる(注3)。その全項目に対し是正措置が定められ、実行が確認されなければ対策は終了しない(注4)。ところが「中間報告」は、6つの層のうち「個々人に責任のある失敗」と「組織運営 不良」のレベルを論ずるだけで、「企業経営不良」以上の層にはほとんど手をつけていない。そして地震については一方で「未知への遭遇」の層に棚上げしつつ、すべてを止めて一からやり直す、すべてを放棄するという義務をネグレクトしているのである。
1月14日(土)・15日(日)にパシフィコ横浜で「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」 主催:「脱原発世界会議」実行委員会)が開催されます。 これに連動して脱原発デモが開催されます。 デモの名前は「脱原発世界大行進 in 横浜」、 昨年10月22日に渋谷で「Rally for a Nuke-Free World in Japan -原発のない世界を求める大行進-」 を開催した首都圏反原発連合の主催です(たんぽぽ舎も参加しています)。