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政治が利益誘導でいいのか 利益誘導は自民党政治の本質
前川喜平(現代教育行政研究会代表)
内閣改造で農水相になった簗和生衆院議員は、5月に地元の会合で「那 須烏山市と那珂川町の道路予算を大幅にカットした」「筆頭副幹事長に なって『幹事長室にちょっと来てくれ』と言えばこんなことができる」な どと言ったそうだ。 選挙で自分を支持しなかった自治体への仕返しなのか? もしそうなら、それは税金の私物化だ。
簗氏は選挙中の演説で「政権与党の議席がなくなった地域の予算は ごっそり削られる」などとも言っていた。政治は利益誘導だ、それで何が 悪いと開き直った発言だ。 2日の記者会見で簗氏は「表現ぶりが誤解を招くものだった」と言った が、分かりやすくて誤解のしようがない。 選挙で勝てばカネをやる。負ければやらない。 国民の税金を党利党略に使う。それは簗氏だけではない。
自民党政治の本質だ。沖縄県知事選挙でも、それはあからさまに示さ れた。 国民の代表を選ぶ国政選挙でも、自民党の候補者は地元への利益誘導を 声高に訴える。首長の選挙では「中央とのパイプ」を売りにする。 簗氏は1746万円の「裏金」を蓄えていた。 国の予算を地元の自治体や 業界へ誘導することに腐心し、見返りに票とカネをもらう。カネの一部は 裏金にして好き勝手に使う。 政治に利益誘導しか求めない選挙民がいる限り、日本の金権政治は 続くだろう。 (10月4日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)
.. 2026年10月06日 05:42 No.3557001
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