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試論「廃原発事始め」第64回 | 「一般送配電事業者」への新たな支援策… | 「レベニューキャップ」制度 | 国が認めれば上限予測の中になんでも予想経費として盛り込める | 電気消費者はさらに高くなる電気料金を | 知らぬ間に支払わさせられる └──── 藤岡彰弘(廃原発watchers能登・富山)
【3】「存原発」の現在と、高市政権の「存核」、「存軍」政策
〔6〕「電力システム改革」を意図的に中途で終わらせた経産省・資源エ ネルギー庁は、2023年に「レベニューキャップ」制度を開始し、電力供 給の安定化を掲げながら、直接的に旧一般電力会社グループの資本増強 を支援しはじめます。
◎ 2020年、送配電部門と発電部門、小売部門との「法的分離」が実施 されました。 それぞれ別会社に別れたものの、実体としては同じグループ会社として 残ったままで「発送電分離」は終わってしまいました。 そんな中途半端な分離でなく、送配電会社も発電・小売り会社もそれぞ れ全く別の会社にする「所有権分離」にまで至らなければ、「電力システ ム改革」の目的は達することができません。 発電と小売り部門にはとりあえず自由競争がもたらされた一方で、送配 電部門は「一般送配電事業者」と呼ばれ、そのまま地域独占の事業を続け ることになりました。
◎ この「一般送配電事業者」である「東京電力パワーグリッド」や「北 陸電力送配電」は、電力会社と小売会社の双方から自社の送配電網を使用 する利用料を受け取っています。 この利用料が「託送料金」です。送配電事業に関わる諸経費や諸々の税 金などで計算される「託送料金」に、2022年から資源エネルギー庁は、 福島第一原発事故への「賠償負担金」や「廃炉円滑化負担金」、さらには 「再生エネルギー発電促進賦課金」を含ませることを認めました。
◎ これだけでも特別な優遇策なのですが、2023年からは新たな支援策 として「レベニューキャップ」制度を導入したのです。 「レベニューキャップ」制度とは、「一般送配電事業者」が申請した送 配電網の維持・管理・増設などにかかる諸費用の合計の上限予測を、国が 5年ごとに承認し、その範囲内で料金(託送料)を設定する仕組みです。
.. 2026年09月19日 08:01 No.3546001
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