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米軍に狙われる那覇空港 鎌田 慧(ルポライター)
これから7万本もの「砂杭」(すなぐい)を海に打ち込む。沖縄・辺野古 米軍新基地の南側の41ヘクタールはすでに埋め立てが終わっている。 が、東の大浦湾側は傾斜になっていて海面下90mの地点もある。軟弱 地盤を改良する計画だが、なぜ海を潰し、環境を破壊してまで米軍用の 基地を建設するのか。
沖縄県民は辺野古新基地を受け入れていないが、建設が強行される。 犠牲区域を増やすだけだ。 それでも1996年 12月のSACO(沖縄に関する特別行動委員会)で の、米国側のカート・キャンベル氏を中心とした日米合意の最終報告で は、普天間の代替滑走路で対応できない場合は、「他の施設」の長い滑走 路で補う、とされる。
ここでは「緊急時及び有事における使用について研究する」と書かれて いるが、日本語版では「有事」という言葉が「消失」している(「『長い 滑走路』のミッシング・リンク」川名晋史『世界』2026年8月号)。
2009年10月の鳩山政権とキャンベル氏との協議で、「中国の軍事力の 増大により有事の際、沖縄では「少なくとも3本の滑走路へのアクセスが 必要になった」と伝えられたという。
有事には普天間ばかりか、3千m滑走路を持つ那覇空港も使用されかね ない。辺野古が完成したとしたら勿論、辺野古新空港だが、いつ完成か、 まったく見通しが立たない。 (7月14日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)
.. 2026年07月16日 20:08 No.3517001
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