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1916年、物理学者のアインシュタインは、宇宙に「重力波」が存在することを予言しました。重さをもつ物体は、どんなものでもその重力でまわりの空間をゆがめていて、物体が運動するとそのゆがみが波のように宇宙空間に広がります。この波が重力波です。
重力波はどんなものでも、動けば重力波が発生します。たとえば、我々が手を振るだけでも、重力波は発生します。しかし、このような重力波はあまりにも小さすぎて、観測することができません。
観測できると考えられているのは、超新星爆発、中性子星同士の合体、ブラックホール同士の合体など、重たい天体が動くときの大きな重力波です。中性子星とは、太陽の約8〜10倍の重さの星が超新星爆発を起こしたとき、中心に残るのが中性子星です。
直径20qほどの小さな星ですが、とても重く、1p³で数億tにもなります。すでに重力波はブラックホール同士の合体で確認されています。2016年、アメリカのLIGOは重力波を観測したことを発表しました。
その重力波は、ブラックホール同士の合体によって発生したものでした。アインシュタインが重力波の存在を予言してからちょうど100年が経ち、ついにその存在が明らかとなったのです (2017年1月にも観測され、これまでに3回の重力波が確認されています)。
日本でも大型低温重力波望遠鏡 「KAGRA (カグラ)」 (岐阜県飛騨市) が建設され、 重力波の観測がはじまっています。重力波を観測すると、今まで見えなかった宇宙のことが分かるかもしれません。
今までは、目に見える光や、赤外線、電波などを観測することで宇宙を調べていました。しかし、重力波はそれらとはまったく別の観測方法です。たとえば理論上、目に見える光などでは調べられない宇宙誕生直後のことを、重力波なら調べられる可能性があると言われています。重力波によって、宇宙のはじまりが解き明かされるかもしれないのです。
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.. 2026年07月13日 06:19 No.3515001
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