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パブコメ「特重(特定重大事故等対処施設)」期限の延長 | またも行われる安全対策規制の緩和 | 「規制の虜」の進行が目に余る └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
■特定重大事故等対処施設(以下、特重)の設置期限が守れないからと、 規制側の基準を緩和する。 そんなとんでもないパブコメが6月4日から行われている。 締め切りは7月3日(4日午前0時まで)。 特重とは何か、何度かメルマガでも解説してきたところだが、再度 詳細に説明する。 あわせて、パブコメへの意見も送ってほしい。 要は「規制緩和には反対です」これだけ伝われば十分だ。
■特重の目的と設置期限のアンマッチ
特重とは、何を目的に作られることになったのか。 国は東電福島第一原発事故の反省として、原子炉冷却を維持し炉心溶融 を起こさない対策を強化することにしたが、それでも否定できないリスク が残ることから、既存の設備に追加して自立的に格納容器を冷却する能力 を持たせることにした。
これを「テロ対策」と銘打って整備することにしたが、既存の原発に後 から付け加えるため、莫大な費用と時間がかかる。事業者や原子力産業側 から猛烈な反発を受け、その設置期限について緩和策をもうけた。 しかし猶予5年の根拠を説明することは難しい。つまり原発が動いてい るのに法律で定めた設備がなくても良いというのは、いくらなんでも不当 である。
なお、テロにより「大規模な損壊で広範囲に設備が使えない事態を 想定」というが、このような事態は何もテロに限った話ではない。 東電福島第一原発事故はまさしくそのような状況であったし、地震や 津波または火山の被害は同様の事態を招くことは容易に想像がつく。 特重は、その際も過酷事故を回避または緩和することが期待されるはず である。
.. 2026年07月04日 08:17 No.3510001
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