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■--2026年6月20日現在の原発稼働状況
++ 山崎久隆 (社長)…2033回          

2026年6月20日現在の原発稼働状況
 | 稼働中原発は11基…女川2、柏崎刈羽6、大飯3、高浜1、2、
 | 4、伊方3、玄海3、4、川内1、2(女川は東北電力、柏崎刈羽
 | は東京電力、大飯、高浜は関西電力、島根は中国電力、伊方は四国
 | 電力、玄海、川内は九州電力)
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

電力会社  号機 状態 運転開始日  停止日  出力(万kW)
東北電力  女川2 運転中 2026.05.18    82.5
東京電力  KK6 運転中 2026.04.16        135.6
関西電力 美浜3 停止中 2026.05.08 82.6
大飯3 運転中 2025.08.16 118
大飯4 定検中 2026.03.04 118
高浜1 運転中 2025.12.02 82.6
高浜2 運転中 2026.06.20 82.6
高浜3 定検中 2026.04.07 87
高浜4 運転中 2025.10.19 87
中国電力 島根2 定検中 2026.02.09 82
四国電力 伊方3 運転中 2025.12.25 89
九州電力 玄海3 運転中 2025.06.15 118
玄海4 運転中 2025.10.20 118
川内1 運転中 2025.12.21 89
川内2 運転中 2026.03.29 89
合 計 15基中 運転中11基 停止中4基   1091.3/1460.9
.. 2026年06月23日 07:44   No.3505001

++ 山崎久隆 (社長)…2034回       
*女川2号は、5月11日に調整運転を開始したところ、15日タービン
建屋で蒸気漏れが発生、一旦停止して修理したあと18日に再起動。
原因は、タービン建屋地下にある排水弁の内部に「金属片」が混入し、
弁が完全に閉まらなくなったとしている。
*美浜3号は5月8日午前4時10分ごろ、タービン建屋内の高圧
タービン周辺から蒸気が漏れているのが見つかり、約15分後に原子炉を
手動停止、その後定期検査入り。
*高浜2号は6月20日に原子炉起動。
*高浜3号は4月7日に定検入り。蒸気発生器伝熱管の応力腐食割れ、
および蓄積した伝熱管の外面減肉に鑑み、蒸気発生器を交換する。11月
までかかる見通し。
*大飯4号は3月4日に定検入り。
*KK6(柏崎刈羽6号)については、トラブル続きの中で、見切り発車
のように2月9日に原子炉を起動した。制御棒駆動機構のトラブルは原因
が究明されていない。4月16日営業運転に入る。
*広報されている営業運転開始日規制庁の審査を経て営業運転に復帰した
日とされているので表の「原子炉起動の日」とは一月程度違いがある。
*運転可能な15基の原発のうち稼働中は11基(73%)、
 その出力は1460.9万kWに対して1091.3万kW(75%)。
*電力の広報文書で確認し後日訂正する場合もあります。

.. 2026年06月23日 07:51   No.3505002
++ 山崎久隆 (社長)…2035回       
フランスのゴルフェック原発
 | 猛暑による「環境上の制約」で運転を停止したと発表
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

1.熱波で止まるフランスの原発

 フランスでは、猛暑で原発が止まるという事態が相次いでいる。
 2026年6月22日(月)23時45分、ゴルフェック原発2号機が停止
した。出力130万kwの加圧水型軽水炉(PWR)である。
 1号機は、猛暑が起きる前に定期点検および燃料交換のために停止して
いた。
 そのため今回の2号機の停止により2基とも停止した。

 ゴルフェック原発はガロンヌ川から冷却水を引いている。
 川の1日平均水温が28度Cを超える場合や、温排水による水温上昇が
28度Cを超える想定になったとき、出力を抑制するか停止することが
義務付けられている。
 2026年6月23日に水温が28度Cに達する予測が出たため、前夜に
予防的措置として停止された。

 2006年に制定された政令では、動植物を保護するため河川水温は28度C
を超えてはならないと規定されている。
 EDF(フランス電力会社)の評価によると、環境上の理由による操業
停止や制限について、原発に与える影響は限定的で年間0.3%の減少と
推定されている。
 しかしこの減少率は、2035年までに平均1.4%、2050年までに1.5
%に達する可能性があると推定されている。

 そして2026年6月のこの猛暑は、欧州全域での記録的な熱波に
伴なって影響が拡大する可能性が指摘されている。
 EDFはゴルフェックだけでなく、ローヌ川沿いのサン・アルバンや
ビュジェ、ジロンド川沿いのブレイエなどの河川沿いにある他の原発に
対しても、順次、出力抑制(制限)や警戒アラートを発令している。

2.昨年(2025年)の実績および過去の動向との比較

 現地での昨年の実績や規制の運用を検証すると、この問題が構造的な
ものであることが分かる。
 2025年6月下旬から7月上旬にかけても、欧州を深刻な熱波が襲った。
 このときも今回同様、ガロンヌ川の水温が28度Cの制限値に達した
ため2025年7月1日にゴルフェック発電所が一時停止した。

.. 2026年06月25日 05:24   No.3505003
++ 山崎久隆 (社長)…2036回       
 同時に、スイスのベツナウ原子力発電所(アーレ川の冷却水温制限25
度C超過による)でも出力抑制が行われるなど、昨年も全く同じ構図で
環境停止が発生していた。

3.なぜ冷却塔があるのに停止するのか

 ゴルフェック発電所には大型の冷却塔(密閉循環・蒸発冷却方式を併用
する半密閉サイクル)が設置されており、川から取水した水を直接戻す
方式(直流式)に比べて、河川への熱負荷を平均0.2度C上昇程度に
抑える能力を持っている。
 しかし、取水する前の川の水温自体が熱波によって既に28度C近くま
で上昇している場合は、発電所側で、それ以上水温を上げないように、
法律上、原子炉の運転自体を止めざるを得なくなる。

4.送電網維持のための「特例措置」もあるが

 過去(2003年、2006年、2022年の大熱波時)には、あまりの猛暑で
電力が逼迫した際、フランス原子力安全局(ASN)が臨時の高熱排水
許可(環境基準を一時的に緩和し、川の水温が基準を超えても出力を維持
させる措置)を出した実績があるという。

 ただし、今回の2026年6月のケースでは、フランス国内および欧州の
電力需要に余裕があった。
 特に太陽光発電などがフル稼働していたため、特例は適用されず、原則
通り環境保護のために停止の措置がとられたという。

*以上は、AFP、ロイターの現地報道やEDFの発表を元にまとめ
ました。


.. 2026年06月25日 05:30   No.3505004


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