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古代からの歴史を誇る青森六ヶ所村は、人の情けのあつい土地柄でした。厳しくおおらかな自然の中で育まれた郷土への愛は、親から子、子から孫へと受け継がれてきたのです1986年、核燃料サイクル施設が六ヶ所村に誘致されてから、この素朴な風土も踏みにじられてしまいました。 いま、六ヶ所村には、日本全国の原子力発電所から毎月、使用済み核燃料や低レベル廃棄物が運び込まれています。フランスから返還されるガラス固化体の高レベル廃棄物もたまり続けています。都会で使う原子力発電所で作られた電気の最後の姿です。 なぜこの村が都会の犠牲にならなければならないのでしょう。2006年3月31日、六ヶ所再処理工場が本格試験を始めました。少しずつ放射能にむしばまれていく六ヶ所村で、私たちは「核燃に頼らない村づくり」を呼びかけ、ささやかな地場産業として、毎年「チューリップまつり」を開いています。 なつかしいふるさと、緑豊かな大地と無垢の海、そして未来に続く子供たちを守るために、どうぞ皆さまのご支援をお願い致します。
.. 2006年11月26日 07:58 No.35001
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