|
|
ヨーロッパは2度の大戦の後、米ソによって東西に分断されて軍事的な支配を受けつつも、再び力を蓄えました。アメリカを刺激しないよう、西欧の統合は経済からスタートさせ、何年も議論に時間をかけながら通貨統合を果たしました。
アメリカはブッシュ政権時に、統合していく欧州に対して脅威感を表明するようになり、地球温暖化への防止策など、西欧が敏感な分野に対し、故意にとも思える反対政策を展開するようになりました。
2002年に入ってアフガニスタンでの戦争が一段落し、イラクを侵攻してアメリカが動き出すと、再び欧米間の関係が悪化しました。イラクのフセイン政権との間ではフランスなどが石油の利権を維持しており、それを踏みにじる形でアメリカがイラクに侵攻したのが一因でしょう。
西欧を中心とする国際社会の反発を無視し始めたアメリカに対し、伝統的に大陸ヨーロッパから一歩距離を置いてきたイギリスは、あえてアメリカ側に立つことで、フランスやドイツなど大陸勢を牽制しようと考えです。
イギリスのブレア首相は、国内の反発を受けながらも親米スタンスを維持しました。聖書のヨハネの黙示録に登場する、同じ言語を話す、2つの角です。こうした西欧の動きは、日本人にとって特に大きな意味があります。
第二次大戦の敗戦から半世紀、ドイツはアメリカからの独立を果たし、かつてのライバルであるフランスとの和合も進め、国際的にも一目置かれるようになりました。それに対して日本はどうだろうか?
アメリカからの独立問題よりも、歴史的なライバルである中国や韓国との間に、日本は政府としても人々としても、新しい関係をあまり模索していません。それどころか、反中国・反朝鮮の論調が国内に広がり、アジアとの関係強化ができない分、アメリカに頼らざるを得ない状況を生み出してしまったのです。
世界のどこの民族でも、大体近くの民族とは長年のライバルで、仲があまり良くありません。だが、そういう近隣同士の敵対意識を乗り越えて、ドイツとフランスは和合して自分たちを強化しようとしているのです。一方日本は、独仏と比較すると、日本を愛してなどおらず、中途半端な状態で構わないと政治に無関心になっているとしか思えないのです。
本家ホームページへ https://taku-nakajo.wixsite.com/taku
.. 2026年02月18日 06:31 No.3432001
|