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■--TPPとは何か
++ 伝六 (大学院生)…129回          

TPPというのは、transpacific partnershipの略である。トランスパシフィックを環太平洋としているが、不適当の訳である。太平洋横断提携といったほうがよい。ちなみにtransatlanticは大西洋横断の意味で、大西洋の向こう岸で、アメリカからはヨーロッパを意味し、ヨーロッパからはアメリカを意味するが、トランスアトランティックといえばアメリカ人のことらしい。transAndeanというと、アンデス山脈の向こう側という意味だ。パートナーシップというのは、パートナーの状態をいう。パートナーというのは、ビジネスでは利益とリスクをともにして行動する者という意味らしい。パートナーになるのなら、何を共にするのかよくわかっていないといけない。リスクがよくわかっていないといけない。
.. 2011年11月05日 20:38   No.343001

++ 伝 (大学院生)…127回       
TPP交渉の発端?となったのはP4協定にあるということだ。P4というのは、シンガポール、NZ,チリ、ブルネイの四国で協定の名称はTrans-pacific Strategic Economic Partnership Agreement というのだそうだ。頭文字をとるならば、TPSEPAであって、TPPではない。EPA(economic partnership agreement)経済連携協定とはひと味ちがうのか、strategic戦略的という語を入れている。
このP4に米国、豪州、ペルー、ベトナムが加わって、目下TPPの交渉中だという。TPPを環太平洋パートナーシップ協定として報道しているが、協定ということはagreementであろう。いずれagreementに達するのだが、まだそれは確定していない。TPP交渉が行われているということである。その行われている交渉に、日本が俺も入れてくれという形で入るということなのか?(形として言っているので実質は入れと言われているのであろうが)。今TPPという言葉をきいただけでは、トランスパシフィック パートナーシップと聞いただけでは、半分暗号のようなものである。

.. 2011年11月08日 10:46   No.343002
++ タク (社長)…354回       
TPP賛成派は、TPP参加を第二の開国と言います。反対派はそれを亡国の外交と言います。どちらの言い分があるのでしょうが、関税問題は、外交問題であり多国間の経済問題なのでしょうから経済戦争です。

参加すれば、農業をはじめとして、関税や規制で守られている業界は被害を受けることでしょう。
だが、放射能汚染が進んでいる日本国でこれから先、農業は大丈夫なのであろうか。

カリフォルニア米やタイ米は食べたくないという方もいるのでしょうが、内部被曝のことを考えればコシヒカリを食べていると危ないかもと考える方もいるのではないでしょうか。

単純な話で申し訳ありませんが、参加しないというのであれば、時間がかかっても個別間の交渉を粘り強く続けることです。

TPP交渉を一つの経済戦争と捉えれば、植民地にならないようすることです。それを行える基盤は、日本人としての高度な精神性と文化的価値観や倫理観だと信じています。

.. 2011年11月17日 18:51   No.343003
++ 六 (大学院生)…122回       
P4協定になく、TPP協定の交渉で追加された分野に「サービス(金融)」、「投資」、「労働」の分野があります。これらはもはや貿易の問題ではない。投資問題等はよくわからないけれど、スチールパートナーがどうのこうのという問題があったのは記憶している。米国流投資ルールを押しつけられると、結局はげたかファンドにやられるようなことがまたおこるのではないか。・・・TPP加盟国の義務は他の加盟国にも強制される。そして、交渉に参加しなければ、協定の内容はわからない。いったん交渉に参加して、協定に参加しないことはマナー?違反である。どうもこれらはほんとうらしいので、TPP交渉というのは、俗にいうとヤバイと思わなければならない。・・・物品の交易に関税なしというのは将来そうすべきだと思うが、金融、投資、労働で各国共通ルール(いつ変更するかわからない)をつくろうというのは、おおいに問題がある。
.. 2011年11月20日 11:34   No.343004
++ 伝 (大学院生)…128回       
アメリカでは、TPPはTotal Poverty Program (against 99%)であるとデモをしている人々がある。1%の多国籍企業のためを考えているのがTPPであると。そういう危惧をいだいている人々がある。企業には有能な人もいるだろうが、企業の利益をはかる点で有能であるから、一般の人にはたのもしいとは言えない。経団連が動いて愛媛県西条市で住友化学が、農業経営に参入して、もうかる農業をやるという。そう聞くと心配なのは、住友化学はモンサントと提携している。遺伝子組み換え作物を栽培する用意をしているのでないかと。アメリカではすでに85パーセントだったか、遺伝子組み換え大豆である。今の日本政府の姿勢では、流通するのは大半が遺伝子組み替え大豆ということになってしまいそうである。遺伝子組み換え食品の安全性については、十分な検証がなされていない。学識経験者が安全安心を言っても、でたらめであることは痛感している。これは本当のことを言っていると直感できる学者等の言うことを信じるほうがより安全である。しかし真実を見る眼がくもっていないかという反省は必要であるが、でたらめについては見分けるのは必ずしも困難ではない。詭弁になれた人に真実を認識してもらうのはむつかしい。アメリカ国民の多数が気づくというのはむつかしいらしい。日本国民の気づきが必要だと思う。
.. 2011年11月25日 20:17   No.343005


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