返信


■--鎌田 慧(ルポライター)
++ 東京新聞 (社長)…3401回          

出版元の神保町に通う 家庭に本がなくては人間は成長しない

    鎌田 慧(ルポライター)

 「なぜ肩書がルポライターなの?」とたまに聞かれる。これはフランス
語のルポルタージュ(現地報告)と英語のライター(書き手)の和製語
だ。30歳でこの世界に飛びこんだときは、新人の書き手の肩書はみんな
一様にルポライターにされていた。
 1980年代、事件や社会問題の関係者に聞き取りを重ねで再現する、米
国のニュージャーナリズム作品が翻訳された。
書き手はノンフィクション作家や作家を名乗るようになった。
が、わたしはそのままできた。
 ルポライターの精神は現場に入りこみ、生の声に耳を傾け、権力によ
らない独自の視点で書く。「事実とは違います」と言われることは恥ずべ
きことと心がけてきた。
 公害、開発、労働争議、炭坑、工場の実態、福祉・教育、ハンセン病、
冤罪事件…。
 経済大国ニッポンの繁栄の陰で切り捨てられた人びとや貧困・少数者に
向き合った。18歳で上京し、零細企業で働いたのが原点だ。大逆(たい
ぎゃく)事件を生き抜いた坂本清馬(せいま)らの伝記も手がけ、出版数は
150を超える。
 古書店街の神保町周辺は出版元の岩波書店、西田書店、論創社、集英社
があり、よく通った。懐かしい思い出がつまる。
 昨年9月から「鎌田慧セレクション−現代の記録−」を刊行する皓星(
こうせい)社もある。同社は出版文化の発展に寄与したとして今年の出版
梓会(あずさかい)新聞社学芸文化賞の特別賞を受賞した。
 10代の頃、自宅に兄がそろえた菊池寛全集などがあり、乱読してい
た。
 スマホで活字離れが著しいが、家庭に本がなくては人間は成長しない。
   (12月18日「東京新聞」朝刊24面「私の東京物語」「9」より)
.. 2026年01月10日 10:25   No.3401001

++ 東京新聞 (社長)…3402回       
原発避難者の敗訴確定 最高裁 東雲住宅 退去訴訟
  「自主避難者の安定損なう」反対意見も
 
 東京電力福島第1原発事故の影響で、東京都内の国家公務員宿舎に
自主避難した人に対し、住宅の無償提供終了後に、家賃を払わずに
宿舎に住み続けたとして、福島県が退去や損害賠償を求めた訴訟の
上告審判決で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は9日、避難者側
の上告を棄却した。避難者側敗訴とした一、二審判決が確定した。
検察官出身の三浦裁判長は、県の対応について「社会通念上著しく
妥当性を欠く」との反対意見を述べた。 (後略)
      (1月10日「東京新聞」朝刊1面より抜粋)

.. 2026年01月11日 09:39   No.3401002
++ 信濃毎日新聞デジタル (幼稚園生)…2回       
〈社説〉浜岡原発の不正 崩れた再稼働審査の前提
 発覚したのは昨年2月、原子力規制庁への外部通報

 政府が進める原発再稼働の大前提は、安全性を担保する「科学的根拠」
にあったはずである。
 それをないがしろにする重大事だ。
 静岡県の中部電力浜岡原発で不正が発覚した。再稼働に向けた新規制
基準の審査で、耐震設計の目安とする揺れ「基準地震動」のデータを
操作していた。地震時の敷地の揺れを小さく見せようとしていた疑いがある。
 浜岡原発は、南海トラフ巨大地震の想定震源域の直上にある。
 耐震性に不備があれば、大地震で広範囲に及ぶ放射能汚染を引き
起こしかねない。長野県も、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発と並び、
甚大な影響を被るおそれがある。
 にもかかわらず、安全性確保の根幹である重要なデータを意図的に
ねじ曲げていた。危機感、責任感の欠如がはなはだしいと言わざるを
得ない。
 これを受け原子力規制委員会は審査を停止した。早期の再稼働が
遠のくのは必至である。
 安全性を軽んじる事業者に危険な原発を任せられるわけがない。
 記者会見した林欣吾社長は「原発運営事業者としての適格性も疑わ
れる」と自ら述べた。原子力部門の「解体的な再構築」に臨むとも
強調したが、失われた信用はあまりに大きい。
 不正には複数の社員がかかわったとされる。データを操作した意図
や背景について、今後、弁護士らによる第三者委員会が調べる。組織的
な関与も含め、徹底的な事実解明を求めたい。
 同時に、不正は起きるべくして起きたのではないか、との疑念が
拭えない。
 中部電力は昨年11月、浜岡原発の安全性向上対策工事の一部で、
取引先と正式な契約や代金精算の手続きをしていなかったと公表した。
再稼働に向け、予定通り工程を進めないといけないとの重圧があった
−とも指摘されている。
 今回の不正も同様の圧力が誘因になっていたのではないか。中電内部
で問題視する声もあったという。なぜ生かされなかったか。
 発覚したのは昨年2月、原子力規制庁にもたらされた外部通報によっ
てだったという。それがなければ規制委の審査が進み、耐震性に問題を
抱えたまま再稼働に至っていたおそれがある。

.. 2026年01月11日 09:44   No.3401003
++ 信濃毎日新聞デジタル (幼稚園生)…3回       
 日本原子力発電の敦賀原発(福井県)でも2020年に地質データの
書き換えが発覚している。ほかの電力会社の原発や過去の審査は信じ
られるのか。政府は再稼働に前のめりの姿勢を改め、全原発の全審査
を確認すべきだ。
    (2026年1月7日「信濃毎日新聞デジタル」〈社説〉より)

.. 2026年01月11日 09:51   No.3401004
++ 東京新聞 (社長)…3403回       
教訓は忘れられた   諸岡カリーナ(文筆家)

 どうも人間というものは過去の教訓から学ばない生き物らしい。米トランプ
政権が産油国ベネズエラの首都に軍事攻撃を仕掛け、マドゥロ大統領を拉致
した。メディアは遠慮がちに「身柄拘束」という言葉を使うが、明らかに
「拉致」だろう。
 マドゥロが極悪の独裁者なら、このように国家主権も国際法も無視した
暴挙は正当化されるということらしいが、いかに横暴な政権でも、利権を
提供し、大量の米国産兵器を買い、巨額の投資をするなど、都合さえ合えば
お咎めなしだということは、トランプ外交がすでに証明している。
 当面は米国がベネズエラを運営するという。かれらがこの国を油田としか
見ていないのは明確だ。
 いやでも思い出されるのが、2003年の、同じく産油国であるイラク侵攻
である。あのときも国民救済や民主化を掲げ、紙上では立派に見えるロード
マップがあったが計算違いも甚だしく、超過激なテロ集団ISの台頭という
想定外(?)の大惨事に直結した。ISは世界各地で猛威を振るったが、
最大の人的被害を負ったのはイスラム教徒を含む現地の一般市民だった。
また数千人の米兵が命を落とし、生還者の多くが今も心身のトラウマに
苦しんでいる。
 イラクに比べてベネズエラなんてチョロいものだという算段だろうが、
「想定外」は起こる。いつになったらアメリカは学ぶのか。
        (1月10日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)

.. 2026年01月11日 10:07   No.3401005
++ 日刊ゲンダイ (社長)…312回       
2月(衆議院)選挙 誤算 麻生激怒 受験シーズン
  疑惑潰し、失政隠し、卑しい打算 「今なら勝てる」
  「先送りするとヤバイ」という自己都合
  唐突な通常国会冒頭解散 報道でハッキリ分かった
  高市首相の浅ましい正体 世紀の自己都合解散に批判噴出
  前言を翻し、国民生活を犠牲にし、統一教会との説明もせず、
  対中失政も詫びず、目くらましで大勝の思惑
  そうは問屋が卸すものか
     (1月13日発行「日刊ゲンダイ」1面より見出しのみ)

.. 2026年01月14日 07:37   No.3401006
++ 茨城新聞クロスアイ (中学生)…31回       
東海第二安全対策 12月工事完了、遅れる見通し
  日本原電村松社長「非常に厳しい」

 日本原子力発電(原電)の村松衛社長は9日、東海第二原発(茨城県
東海村白方)の再稼働に必要となる安全対策工事について、12月に予
定していた完了は「現時点での状況を踏まえると非常に厳しい」との
認識を示した。原子力規制委員会の審査で、施工不備があった防潮堤
の基礎部分の構造を見直したことが影響しているという。

 同県水戸市内のホテルであった茨城原子力協議会の新春のつどい
で取材に応じた。
 東海第二は2018年9月に規制委の審査に合格。基礎部分の工事で
2023年6月、コンクリートが複数箇所で充塡(じゅうてん)されず、
鉄筋の変形も確認された。

 原電は2024年8月に完了時期を同年9月から今年の12月に延期し
ていた。基礎部分の工事は現在も止まっている。
 村松社長は、工事完了が遅れる見通しとなった理由について、規
制委の審査の中で工法変更したことを挙げた。基礎部分の内側を補
強する当初の計画から、外側に鋼管くいを打ち込んで鋼製防護壁を
新たに造るなどの計画に変えた。

 昨年12月の審査で、変更した工法による基礎部分構造の成立性が
おおむね了承されたという。今後も審査は続く予定で、施工の実現
性や地盤改良の対応について説明するとしている。

 新たな完了時期について、村松社長は「まずは審査に全力を尽く
す」とし、審査の進捗(しんちょく)を見ながら新たな工程を示すと
した。再稼働の時期も「安全対策工事とは別の話。地元同意のプロ
セスを踏まないといけないので、われわれが決められる状況にな
い」と述べるにとどめた。
           (2026年1月10日「茨城新聞クロスアイ」より)

.. 2026年01月14日 07:42   No.3401007
++ 共同通信 (部長)…244回       
中部電力林欣吾社長、15日に地元訪問へ 浜岡原発データ不正を謝罪

 中部電力が浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計に関わるデータを
不正に操作した問題を巡り、林欣吾社長が15日に地元の御前崎市を訪
れ、謝罪する方向で調整していることが13日、分かった。
 関係者によると、市長や市幹部、市議会関係者と面会する見通し。
 御前崎市議会は9日に原子力対策特別委員会臨時会合を開き、中部電力
の豊田哲也原子力本部長らが出席して謝罪した。中部電は近く林社長が地
元を訪れると説明していた。
 データ不正を受け、原子力規制委員会は、浜岡原発3、4号機の再稼働
の前提となる審査を白紙とする考えを示している。14日の会合で今後の
審査の取り扱いや立ち入り検査の方針を議論する見込み。
      (1月13日12時04分「共同通信」より)

.. 2026年01月14日 07:48   No.3401008
++ 新潟日報 (大学院生)…126回       
「柏崎刈羽原発6号機の再稼働中止を」新潟大名誉教授ら
  学者らの署名を募り、県と東電に要求へ

 新潟大の名誉教授を中心につくる団体「県内在住の学者・研究者有志」
は9日、県庁で記者会見し、県と東京電力に対し、柏崎刈羽原発6号機の
再稼働の中止を求めると発表した。主に県内の学者に署名を呼びかけ、
20日の再稼働に合わせてそれぞれに提出する。
 呼びかけ人は、石崎誠也新潟大名誉教授(行政法学)や酒匂(さこう)
宏樹新潟大准教授(数学)ら11人。
 声明では、花角知事は県議会ではなく、県民に信を問うべきだと指摘。
東電福島第一原発事故の問題が解明されないまま6号機を再稼働すること
は「新たな安全神話をつくり出そうとしている」と批判している。(後略)
               (2026年1月12日「新潟日報」より抜粋)

.. 2026年01月14日 07:55   No.3401009
++ 東京新聞 (社長)…3404回       
高市首相と旧統一教会 前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 韓国のハンギョレ新聞が、旧統一教会の徳野英治会長(当時)が韓鶴子
総裁に提出した一連の報告の内容を報じた。そこには自民党との密接な関
係が記されており、高市早苗首相に関する記述もある。日本のメディアの
扱いは小さいが、同新聞のデジタル版は日本語で誰でも読める。
 同新聞によれば、徳野会長は衆・参院選や自民党総裁選について、動向
分析や統一教会が推す候補への選挙応援状況を詳細に報告していた。
 2019年7月2日には安倍晋自民党総裁(当時)と20分面談し、参院選
で北村経夫候補を応援する決意を伝えた。同席した萩生田光一幹事長代
行(当時)にはエルメスのネクタイを贈呈したという。2021年の衆院選
では自民党だけで290人を応援したそうだ。
 同新聞によれば、報告には高市氏の名前が32回登場する。2021年の自
民党総裁選では「高市氏の後援会と我々は親密な関係にある」とし、岸田
文雄氏や高市氏が選ばれることが「天の望みだと思われる」と報告した。
 岸田内閣での解散命令請求には裏切られた思いを強く持ったこと
だろう。以後高市推し一本になったことは想像に難くない。
 去年の総裁選でも全力で応援したのだろう。
 高市氏や萩生田氏には改めて旧統一教会との関係を説明する責任が
ある。
 メディアも野党もしっかり追及すべきだ。
     (2026年1月4日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)

.. 2026年01月14日 08:00   No.3401010


▼返信フォームです▼
Name
Email
ホームページ    
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用