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まるで19世紀の帝国主義時代を見るようだ | トランプ政権による中南米支配の動きに反対 | 武力行使はいかなる場合も許さない └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
1.戦争準備に余念のないトランプ政権
悪夢のような2025年も終わろうとしている時に、米国のトランプ政権 はベネズエラ侵攻を公然と実行しようとしている。 トランプ大統領はベネズエラ政府を「麻薬テロ組織」と位置付け、麻薬 密輸対策を名目にカリブ海に空母打撃群を派遣し、さらに強襲揚陸艦を展 開して地上攻撃の可能性にも言及している。
12月初旬にはトランプ大統領は「残された日は少ない」と警告し、 一連の船舶攻撃に続いて「次は陸上だ」と発言したことも報じられて いる。 ロイター通信などの報道によると、トランプ政権はベネズエラに対する 新たな作戦(第一段階は秘密工作の可能性、政権転覆計画も含む)を準備 しているとされ、作戦開始が間近との見方もあった。
2.ベネズエラの動向
ベネズエラのパドリノ国防大臣は11月11日、「全軍を完全な即応態勢 に置く」と宣言し、陸・空・海軍やミサイル部隊を含む大規模な軍事展開 を発表。マドゥーロ大統領も約20万人の兵士の動員を命じた。 米国は麻薬対策を名目に、駆逐艦や戦闘機、空母ジェラルド・R・ フォードを中心にした打撃群をベネズエラ沖に展開しており軍事攻撃への 警戒が高まる中で、マドゥーロ政権は圧力に屈しない姿勢を示した 格好だ。
なお、米軍は空母のほか、既に8隻の駆逐艦、原子力潜水艦、さらに F-35戦闘機を展開しており、現在、艦船乗組員やプエルトリコ駐留部隊 を含め、約1万4,000人の米軍兵士が同海域に動員されている。 マドゥーロ大統領は、ベネズエラ政府高官と麻薬密輸カルテルが結託し ているという米国の主張を否定した上で、「ベネズエラ領土に対する侵 攻・占領の意図がある」と警戒感を示した。今のところ、マドゥーロ政権 内で内部分裂が起きる兆候は見られていない
.. 2025年12月25日 07:24 No.3395003
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