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■--鎌田 慧(ルポライター)
++ 東京新聞 (社長)…3394回          

都電撤去が初めてのルポ
  「首切りと統制処分−都電合理化問題をめぐって」
        鎌田 慧(ルポライター)

 わたしの東京生活は板橋区の志村坂上ではじまったが、都電で都心部に
でられて、便利だった。その頃、国鉄山手線内を中心に40系統の路面電
車が縦横に走っていた。
 1967年4月、美濃部亮吉知事の革新都政がスタートすると、都電の廃止
を決めた。自動車交通量の増加や都営地下鉄の整備などが掲げられたが、
合理化が進められた方針に東京交通労組は反対しなかった。

 月刊総合誌「新評」の編集者だった。早大の生協機関紙で原稿依頼した
作家の花田清輝さんに会ったとき、「どなたか書いてくれませんか」と聞
いた。すると大きな目を挑発的に光らせて「君が書けないんですか」とひ
と言。それで書く踏ん切りがついた。

 「首切りと統制処分−都電合理化問題をめぐって」が文芸誌「新日本文
学」に掲載された。年の瀬の12月、 第1次都電撤去は銀座通りを走る銀
座線などからはじまり、1972年末まで続いた。現在、荒川線(三ノ輪
橋−早稲田)1系統が面影を残すのみだ。

 1968年2月24日、新宿と月島通八丁目を結ぶ11系統電車の最後の
日。抵抗闘争があるど聞いて、最終電車に乗った。組合員たちが運行を妨
害するため停車場ごとに乗り降りを繰り返し、東銀座の歌舞伎座に近い三
原橋に着いたのは翌朝だった。警官隊がきて、組合員は逮捕された。
 さらに続編を2本を書いたのが、初めてのルポルタージュ作品だった。
30歳。編集者を辞めて、フリーライターとなった。
      (12月11日「東京新聞」朝刊24面「私の東京物語」「5」より)
.. 2025年12月20日 08:42   No.3391001

++ 東京新聞 (社長)…3395回       
首都直下地震 被害82兆6000億円 死者最悪1万8000人
  停電1649万軒 政府想定12年ぶり見直し

 マグニチュード(M)7.3の首都直下地震が発生し、最悪の場合、
1万8000人が死亡するとの新たな被害想定を19日、政府の作業部会が公
表した。3分の2が火災に巻き込まれて亡くなるとしている。
 建物の耐震化や木造住宅密集地域での防火対策が進んだことを踏まえ、
2013年の前回想定(2万3000人)から5000人減。工場損壊や生産減少に
伴う経済被害は約13兆円減の82兆6000億円と見込んだ。
           (後略) (12月19日「東京新聞」夕刊1面より抜粋)

.. 2025年12月20日 08:49   No.3391002
++ 東京新聞 (社長)…3396回       
三里塚闘争で廃港を求め      鎌田 慧(ルポライター)

東京の空の玄関・羽田空港に加えて、千葉県成田市三里塚と山武郡
芝山町に、国の新東京国際空港(成田空港)の整備計画が降ってわいた
のは、1966年だった。
 広大な御料牧場の国有地を拠点に空港用地を広げていく方針だった
が、農地を奪われて追い出される農家が建設反対に立ち上がった。
多くの学生や活動家がはいり込み、数多くの三里塚闘争物語があった。 
71年9月、第2次行政代執行をめぐる東峰十字路事件で機動隊員3人
が殉職し、反対派150人以上が逮捕された。
 わたしは弾圧されている青年行動隊員や農家の人に会い、横堀の
労農合宿所に寝泊まりして、闘争に参加した。市民が主体の「三里塚
『廃港』要求宣言の会」を結成して事務局長となり、市民運動をはじめた。
 反対派の大鉄塔も壊された闘争のピークは、78年3月26日の管制塔
占拠事件。開講予定日の4日前の日曜日。開港阻止行動隊が下水溝に
潜んで空港敷地内にはいり、管制塔に上った。周辺で反対派の総決起
集会がひらかれていた。午後1時20分ごろ、管制塔のベランダから
2本の赤い旗が翻った瞬間を見ていて喝采した。福田赳夫内閣は驚愕し、
開港は5月20日に延期された。
 三里塚闘争は来年60年を迎える。農民闘争としては日本の近代史
上いちばん長い闘いで、現在も継続中だ。国家が説明せず、納得もさ
せず、権力を暴力的に発動する、非人道的な農地の収奪を繰り返して
はならない.廃港運動のあり方も含めて三里塚を語り伝えていきたい。
   (12月12日「東京新聞」朝刊22面「私の東京物語」「6」より)

.. 2025年12月21日 08:38   No.3391003
++ 南日本新聞デジタル (小学校低学年)…7回       
「事故がなければ父と離れることもなかった」「今も続く風評被害」
  −福島第一原発事故からまもなく15年
  高校生が訴える「地元のいま」

 福島の高校生が福島第一原発事故で被災した地元の現状を伝える報告会
が13日、鹿児島市中央公民館であった。
 いずれも3年生の宮口あおいさん(桜の聖母学院高校)、加茂舞美(ま
いみ)さん(福島南高校)が風評被害で農産物の安価な販売が続く現状な
どを訴えた。
 2011年3月の事故発生時、2人は3歳。
 宮口さんは県産品の風評被害に触れ、「放射線物質にほとんど汚染され
ていない米や畜産物が、福島県産ということで安価で買われている。県産
ブランドの低下が課題だ」と指摘した。
 加茂さんは母親が外で遊んでほしいと願い、山形県に一時避難した。
 地震の記憶はないが、「事故がなければ(仕事で福島に残った)父と離
れることもなかった」と振り返った。
 報告会は、被災地支援に取り組むNPO法人「アースウォーカーズ」
(福島市)が主催した。9月から来年1月まで、福島の高校生が全国20
カ所で地元の現状を発信するプロジェクトの一環。
          (12月21日「南日本新聞デジタル」より)

.. 2025年12月23日 05:11   No.3391004
++ 新潟日報 (大学院生)…122回       
増え続ける使用済み核燃料に行き場はある?
  「再処理」先行き不透明、最終処分場も決まらず…高まる懸念

 東京電力柏崎刈羽原発の使用済み核燃料プールの貯蔵率が全7基平均で
8割に達し、将来の運転継続に影を落とす状況となっている。
 使用済み核燃料は再処理して再利用する国策の核燃料サイクル計画があ
るが、その過程で出る「核のごみ」の最終処分とともに、先行きは不透明
なままだ。
 今後、再稼働した場合にはさらに増えていく使用済み燃料の行き場はあ
るのか。(報道部・山田功)
 柏崎刈羽原発の再稼働問題を巡り、県が実施した県民意識調査では、再
稼働で「使用済み燃料が増えること」を問題視する回答は9割に上った。
 背景には、使用済み燃料がたまっている現状の逼迫(ひっぱく)状態に
対する懸念もあるとみられる。
 東電は、柏崎刈羽原発全体の貯蔵率を下げるため、青森県むつ市にある
「中間貯蔵施設」への搬出を行っている。(後略)
                  (12月22日「新潟日報」より抜粋)

.. 2025年12月23日 05:18   No.3391005
++ 共同通信 (部長)…239回       
柏崎原発、再稼働の地元同意完了 新潟、県議会が知事信任

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、新潟県の地元同意手続きが22
日、事実上完了した。
 新潟県議会は同日午後、再稼働関連の補正予算と、11月に容認判断を
表明した花角英世知事を信任する付帯決議を、いずれも自民党などの賛成
多数で可決した。
 花角氏が23日にも国に伝達する見込み。
 東電は、6号機の原子炉を起動して再稼働させる日程を来年1月20日
を軸に調整している。
 2011年の東日本大震災に伴い福島第一原発事故を起こした東電に
とって初の再稼働となる。
 新潟県は、柏崎刈羽原発の安全対策に関する広報費用など3142万円を
盛り込んだ一般会計補正予算案を県議会に提出し、自民、公明両党が付帯
決議案を追加。
 決議案は、知事の職務を続けることに「『是』という意思を表明する」
としている。
 花角氏が国に確認するとした避難道路の早期整備など7項目の対応を県
議会としてもチェックする考えを示している。
 花角氏は22日午前、県庁到着時に県議会での議論の状況について記者
団に問われ「それは尽くされた」と述べた。
                 (12月22日14時17分「共同通信」より)

.. 2025年12月23日 05:23   No.3391006
++ 北方ジャーナル (幼稚園生)…1回       
パレスチナ・ガザ支援で民間の外交団が大使館めぐり
  「ガザの人々の命を救って」と75カ国の駐日外国公館を訪問

 後志(しりべし)管内泊村在住で反原発活動に取り組む瀬尾英幸さん(83)
が、イスラエルとの戦争で6万7千人以上の人が殺されたというパレスチ
ナ自治区ガザの支援につなげようと、この春「平和のための日本民衆外交
団」を組織し、8月までに75カ国の駐日外国公館を訪問。この内、10カ
国の大使らと面談しガザの支援への協力を訴えてきた。
 イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意後の10月10日以降もイス
ラエルの攻撃は実質的に続いており、平和への道は不透明だ。この11月
にも上京する予定の瀬尾さんは、「日本には約150カ国の大使館や領事館
がある。その全てを訪問し平和を呼び掛けていきたい」と話している。
        (武智敦子)  (後略)
            (月刊「北方ジャーナル」2026年1月号より抜粋)

.. 2025年12月23日 05:31   No.3391007
++ 東京新聞 (社長)…3397回       
「テロ」の次は「麻薬」
大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

 トランプ政権によるベネズエラ船への攻撃や石油タンカーの拿捕(だほ)
は、さらに深刻な事態になりつつある。
 今後、制裁対象となるタンカーのベネズエラへの出入港を「封鎖する」
とトランプ大統領はSNSに投稿。狙いは世界最大級の石油埋蔵量を誇る
ベネズエラの資源収入を断ち切ることとみられる。
 米報道によれば一連の攻撃によるベネズエラ側の死者は100人を超えた
  (12月18日時点)。
 トランプ政権は「麻薬密輸」だと口角泡を飛ばし、マドゥロ政権を「外
国テロ組織に指定した」という。
 しかし、「麻薬密輸」の根拠は示されない。メディアの事実検証も追い
つかないまま、米社会に政権の主張だけが広まっていく。
 この危険な空気には既視感がある。米中枢同時テロ以降の「対テロ戦
争」だ。
 「テロリストの集会」だとして攻撃された結婚式場や道端で立ち話をし
ていた人々。航空映像の解析をもとに「敵」と誤認され、ドローン攻撃を
受けた一家。
 ブラウン大の統計によれば直接的暴力による一般市民の死者は少なくと
も36万人にのぼる(間接死を含む総死者は少なくとも450万人)。
 「テロリスト」と呼ばれて殺害された無実の市民が、ここには大勢含ま
れているはずだ。
 仮に「麻薬密輸」だったならば、法の下で裁かれるべきだ。
 米国は愚かな間違いを、また繰り返している。
        (12月22日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)

.. 2025年12月23日 05:36   No.3391008
++ 東京新聞 (社長)…3398回       
県民の声届かぬ政治って
  署名(県民投票の実現)を集めた学生ら疑問 柏崎刈羽原発再稼働へ
  傍聴席から怒号 「公約違反」「うそつき」

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を容認する花角英世知事を
「信任」する付帯決議案が可決された22日の県議会。
再稼働の是非を問う県民投票の実現に向け、14万3千筆もの署名を集
めた活動に参加した学生らからは「このまま再稼働していいのか」と強い
疑問の声が上がり、議場では、再稼働に反対する人の怒号が飛び交った。
                  (片山夏子、浜崎陽介) (中略)
 この日の県議会は、定員200人以上の傍聴席が満席で立ち見の人も
いた。
付帯決議案の可決を前に賛成と反対の議員が演説し、拍手や怒りの声で
騒然とした。再稼働に反対する人たちからは、「公約違反だ」「うそ
つき」との声が上がった。
 傍聴した新潟市の山口敏昭さんは「知事は最後の最後で、全面的に裏切
るようなやり方にしたことに怒りを禁じ得ない」と憤った。
 加茂市の無職男性は「いずれまた事故が起きるのではないか。孫たちの
将来を考えるといてもたってもいられずに来た。県民の存在は置き去りに
された」と嘆いた。    (12月23日「東京新聞」朝刊21面より抜粋)

.. 2025年12月25日 08:02   No.3391009
++ 新潟日報 (大学院生)…123回       
◆[柏崎刈羽原発再稼働]賛否割れたままの地元同意…
  不信根深く課題山積、県民の視線は厳しく

 花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働への同意を正式に国へ
伝えた。
 しかし、東電福島第一原発事故を発端に、15年近く議論が続いてきた
再稼働に対する県民の賛否は今も割れている。
 多くの不安を抱えたままの再稼働となることを、国、東電は重く受け止
めるべきだ。
 花角知事自身が主導して今秋行った県民意識調査では、柏崎刈羽原発の
再稼働について「現状では整っていない」とする回答が約6割に上った。
              (後略) (12月24日「新潟日報」より抜粋)

.. 2025年12月25日 08:11   No.3391010


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