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■--若い人は何が原因で亡くなるのか
++ タク (社長)…4282回          


不謹慎な表現ですが、医療の進歩によって人体が長持ちするようになったおかげで、相対的にガンで死亡する割合が増えたのです。昔はなぜガンで死ぬ人が少なかったのか?という質問の答えは、がんになる前に他の病気で死んでいたからです。

また、癌による死亡率が年々増えることに対し、がん治療は全く進歩していないといった指摘が見られますが、これは誤りでしょう。高齢化によって高齢者の割合が増えれば、必然的にがんで死ぬ人の数は増えます。大学生一万人と、高齢者施設の入所者一万人の間でがん死亡者の割合を比較すると、後者のほうが大きくなるのは当たり前でしょう。

よって、がん治療が進歩したかどうかを知りたければ、年齢構成が等しくなるように調整して比較しなければならないのです。この際に用いるのが「年齢調整死亡率」です。年齢調整死亡率の推移を見れば、癌による死亡率は年々減少していることが容易にわかります。

実際、がん治療は近年驚くほど進歩しました。新たな抗がん剤が次々に生まれ、手術の質が向上し、放射線治療や免疫療法など、使える武器がますます増えてきたからです。さて、がんを除いて、常に死因の上位を占めているのが心疾患と脳血管疾患(脳卒中)です。

これらで亡くなる人の大部分は、生活習慣病が背景にあります。生活習慣病とは、高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い病気)など、生活習慣と関連して発症する病気のことを指します。かつて生活習慣病は、「成人病」と呼ばれていました。歳をとればやむを得ず現れる、防ぎようのない変化だと考えられていたためです。

しかし、食習慣や運動習慣の改善、肥満の解消、禁煙などによる病気の予防を重視する観点から、1996年頃に「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。生活習慣病に共通するのは、自覚症状がなく、気づかないうちにゆっくりと体を蝕んでいくという性質です。高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙などは動脈硬化を加速させます。

これが心臓や脳の血管にダメージを与え、心筋梗塞や脳卒中といった致命的な病気を引き起こすのです。もちろん、これら以外にも、肝臓や腎臓、肺など、生活習慣病によって蝕まれる臓器は多くあります。長年のダメージが体に蓄積し、数年、数十年という経過の中で重い病気を発症するのです。
.. 2025年12月18日 07:46   No.3390001

++ タク (社長)…4283回       
ただし、生活習慣病の原因は、生活習慣だけにあるのではありません。遺伝的な要因や環境要因なども、生活習慣病の発症に大きくかかわる因子だからです。病気になったのは自己責任といった偏見はよくあるのですが、病気の原因はそれほどシンプルなものではありません。なお、生活習慣病という概念にはがんも含むのが一般的です。

特に喫煙は、様々なガンを引き起こす生活習慣です。がんになった人のうち男性で30パーセント、女性で5パーセントは喫煙が原因とされ、喫煙者は非喫煙者より寿命が10年短く、一本タバコを吸うたび寿命が11分短くなるといわれています。

どれほど健康な人でも、歳をとれば必ず死にます。人が死ぬ大きな原因に加齢があることを忘れてはならないでしょう。現在、死因の上位には老衰と肺炎が含まれており、これらは年々増加していますが、いずれも加齢が主な原因でしょう。

老衰はもちろん加齢そのものですが、肺炎についても、医療水準の高い国では主に高齢者の命を奪う病気です。このことは、年齢別の肺炎死亡率を見るとよくわかります。肺炎による死亡は大半が70歳代以降に起こります。

一方で、若い人は高齢者に比べ肺炎による死亡率が圧倒的に低いです。年齢とともに呼吸器の機能が落ちて肺炎になりやすくなる上、肺炎にかかった後も、抵抗力の低さゆえに致命的になりやすいのです。

また、食べたものが気道に入って起こる肺炎を誤嚥性肺炎という。「誤嚥」とは、「誤って嚥下すること」、つまり、本来食道に入らなければならない食べものが気管側に入ってしまうことです。若い人であれば「咳嗽反射」というしくみによってこれを追い出すことができます。いわゆる、「むせ」です。

一方、高齢になるとこの機能が衰えるため、そのまま肺炎を起こしやすいのです。こうした誤嚥が原因である肺炎と、そうでない肺炎を厳密に区別するのが難しいことも多いです。その点でも、高齢者の肺炎は「高齢であること」そのものが原因と考えられるケースが多く、その場合は老衰と医学的には区別しにくいといいます。

.. 2025年12月18日 07:53   No.3390002
++ タク (社長)…4284回       
以上のことを表現するなら「今の日本人の多くは、癌か生活習慣病か加齢で亡くなる」といえます。今後も、この傾向は大きくは変わらないといいます。なお、人が死亡する確率は年齢が上がるほど高くなるため、死因の上位を見るだけでは、必然的に「中高年層は何が原因で亡くなるか」しか見えてこないのです。この点には注意が必要でしょう。

では、若い人は何が原因で亡くなるのだろうか?10歳代〜30歳代の死因一覧を見ると、国民全体の順位には反映されない、全く違った死因が並んでいることに気づきます。15歳から39歳までの死因第一位は自殺です。

また、活動性の高いこの年代では、「不慮の事故」が上位に入るのも特徴的です。そしてこれらの死は、社会的な対策で防がねばならないといえます。このように、「人は何が原因で死を迎えるのか」という命題に答えるには、年代ごとに異なる特徴を理解した上で議論する必要があるのです。

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.. 2025年12月18日 08:00   No.3390003
++ タク (社長)…4285回       
初めて遺伝学の真理にたどり着いた
人間は46本の染色体を持っており、遺伝子は各染色体に分かれて存在しています。染色体は、父親から23本、母親から23本引き継ぎ、これらは対になっています。自分の染色体もまた、半分は子に引き継がれるのです。

尚、生物学的な男女の差は、23番目の「性染色体」にあります。男はX染色体とY染色体、女はX染色体が二本の組み合わせです。つまり、父親のXYの一方と、母親のXXの一方を引き継いで、子は「XY」か「XX」のどちらかの組み合わせになります。

このシンプルな理屈によって、男が生まれる確率と女が生まれる確率は等しくなるのです。ちなみに、染色体が一本余分にある、つまり全部で47本になる病気がいくつかあります。これを「トリソミー」と呼びます。もっとも多いのは21番染色体が1本多い病気で、二トリソミー(ダウン症候群)と呼ばれています。

他に多いのは、一三トリソミー(パトウ症候群)と、一八トリソミー(エドワーズ症候群)です。一方の親の染色体がちょうど半分に分離せず、子に24本引き継がれると、こうした先天性の病気が起こります。トリソミー以外にも、「染色体の異常」は23種のどれにも起こりますが、すべてが病気を起こすのではありません。

ほとんどが死産か流産になって出生できないため、「病気」とは定義されないのです。実際、すべての妊娠の70〜80パーセントは、主に染色体異常によって気づかれないうちに流産として終わるともいわれています。子供が生まれてくること自体が奇跡的なのです。

親子の目や鼻の形が似ていたり、体格が似ていたりすることは、古代から当たり前のように知られていました。だが、かつては父と母の持つ特徴が混ざり合って子の特徴を形作ると考えられていました。つまり、青と赤の絵の具を混ぜれば紫になるように、均等に混合された新たな特徴が生まれる、というイメージで捉えられていたのです。

1866年、オーストリアの修道士グレゴール・メンデルは、修道院の庭で育てた3万本近くものエンドウマメを掛け合わせ、世界で初めて遺伝学の真理にたどり着いたのです。種の形状、花の色、背の高さなど、両親のそれぞれが持つ特徴は、子に継承されるときに混ざり合って中間的な特徴に変化するのではないというのです。

.. 2025年12月19日 06:01   No.3390004
++ タク (社長)…4286回       
何らかの「粒子」のような、明確な単位を持って親から子に継承され、単位そのものは変化しないのです。この「粒子」の組み合わせによってエンドウマメの特徴は決まり、その継承には数学的な法則性があります。のちに「メンデルの法則」と呼ばれる、極めて重要な発見でした。

だが、当時この学説は全く理解されず、むしろ軽蔑されました。1884年、その功績を認められないままメンデルはこの世を去ったのです。メンデルが存在を信じて疑わなかった「粒子」的な概念は、のちに「遺伝子」と呼ばれることになります。

1900年、三人の植物学者、オランダのユーゴー・ド・フリース、ドイツのカール・エーリヒ・コレンス、オーストリアのエーリヒ・フォン・チェルマクが、遺伝にかかわる重要な法則性を独立に発表しました。

だが、その法則とはまさに、約半世紀も前にすでにメンデルによって発見され、報告されていたものでした。歴史に埋もれていたメンデルの法則は、このとき「再発見」されたのです。では、「遺伝子」は実態としてどのように体内に存在しているのか。

その答えは、1915年までに明らかになりました。 染色体が発見され、それが遺伝情報を運ぶ物質であることが明らかになったのです。ショウジョウバエを使ってこのことを証明したトマス・ハント・モーガンは、1933年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。染色体がタンパク質とDNAでできているという事実は、1920年代に証明されました。

だが、当時はまだDNAの構造は全くわかっていなかったのです。1953年、ケンブリッジ大学の科学者ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックは、物理学者モーリス・ウィルキンスや化学者ロザリンド・フランクリンが撮影したX線写真を参照し、DNAが二重らせん構造であることを突き止めました。

1961年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究グループが、フェニルアラニンを指定するコドンが「UUU」であることを初めて発見しました。これを皮切りに、各コドンとアミノ酸の関係がすべて解明されました。

このとき人類は、生命体に組み込まれた暗号を解読した初めての存在になったのです。1962年、ワトソン、クリック、ウィルキンスはDNAの構造を解析した功績によりノーベル医学生理学賞を受賞しました。

.. 2025年12月19日 06:18   No.3390005
++ タク (社長)…4287回       
1968年、遺伝暗号とタンパク質合成のしくみを解読した功績により、マーシャル・ニーレンバーグ、ロバート・ホリー、ハー・ゴビンド・コラナはノーベル医学生理学賞を受賞しました。ここまでの一連の発見は、二十世紀以降のたった数十年間でなされたものだったのです。

「子は親に似る」という事実は、物理的・化学的に説明可能な現象でした。そのプロセスに、超自然的な作用は何一つとして介在しないのです。ただ美しく、整然たるサイエンスが存在するだけなのでした。

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.. 2025年12月19日 06:55   No.3390006
++ 水尾寛己 (小学校低学年)…9回       
―トランプ大統領はなぜ、脱炭素にブレーキをかけたのか―
 | その根拠の一つ「米国政府による『気候危機説』批判の報告書」を
 | 松田智氏が簡略化して紹介「その1」(1から7章)(2回の連載)
 | 松田智氏講演会:2月28日(土)14時より「たんぽぽ舎セミナー室」
 └──── 水尾寛己(たんぽぽ舎会員)

 2025年8月12日付「アゴラ」で、松田智(まつださとし)氏が標記報
告書を簡略化して紹介しています。
 紹介記事は以下の通りですが、はじめに(紹介のまえがき)があり、
次に13章からなる報告書の各章の概要が書かれています。
 なお、松田智氏は、元静岡大学工学部准教授で、2026年2月28日(土)(
14時より)「人類排出のCO2による気候変動説は大うそ」のタイトルで
「たんぽぽ舎セミナー室」で講演して頂くことになっています。

以下
「米国政府による『気候危機説』批判の報告書」松田智(市民記者)
記事、まえがき、1章から7章

(紹介のまえがき)

◎ 7月23日に、米国エネルギー長官の指示によって、気候危機説を否
定する内容の科学的知見をまとめた報告書が出された。
 タイトルは「温室効果ガス排出が米国気候に与える影響に関する批判的
レビュー」である(https://www.energy.gov/topics/climate)。
 日本などで支配的な論説は「人類起源のCO2が地球温暖化を招き、そ
れが暴走して気候危機に陥るから、2050年までにCO2排出をゼロにすべ
し!」と言った内容だった。
 しかし、これまで私も指摘してきたが、実はこの説には科学的な根拠が
ない。
 そのことをこの報告書は各種データに基づいて説得的に述べている。
 つまりこれは、気候危機論者に対する、米国政府による公式の挑戦状と
も言える文書なのである。

.. 2025年12月20日 07:44   No.3390007
++ 水尾寛己 (小学校中学年)…10回       
◎ 著者はスティーブン・クーニン、ロイ・スペンサーら5人の科学者
で、私は彼らの仕事を紹介・引用したことがあるが、いずれも大勢に抗し
て敢然と気候危機説に異を唱え続けてきた人たちである。
 こう言う人たちに政府の公式報告書を書かせるあたりが、米国と言う国
の「懐の深さ」というべきかも知れない。
 日本では、まず考えられない事態だ。
 実は、キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏によって、本報告書
の詳細な内容紹介が既になされつつある
(https://agora-web.jp/archives/250803021714.html)。

◎ 本稿はその後追いではあるが、ISF(※)読者の便を考えて、敢えて
簡略化した紹介を試みる。
 まず、本報告書は内容的には全13章に分かれており、気候危機説に関
する問題点がほぼ全部網羅されている。以下、各章の概要を記す。


◇ 第1章では、CO2はいわゆる汚染物質ではないこと、それには植物
の生育を促進するなどの直接的な効果と、温室効果ガスとしてふるまうと
いう間接効果があることを説明している。
 実は米国環境保護庁(EPA:日本の環境省に相当)が以前に「CO2危
険性認定」なる文書を発表していたが、本報告書の発表と同時に、
トランプ政権はこのEPA認定を撤回する提案を発表している。
なおこの件に関しては「CO2を悪者扱いすることの愚かしさ」との論
説を私はISFにも載せたので参照されたい

◇ 第2章では、大気中CO2の直接的な効果として「地球緑色化」に焦
点を当てている。すなわち大気中CO2の増大は、光合成を高めるという
「施肥効果」によって、地球上の植物を繁栄させてきた。このCO2がも
たらす生態系への便益は大きなものだが、IPCC(気候変動に関する政
府間パネル)などの既往の報告では扱いが極めて乏しかった。
 しかし衛星観測によって地球表面を植物が覆う割合を定量的に測定でき
るようになり、現在ではその効果が明確に実証できている。
その詳しいデータが紹介されている。

.. 2025年12月20日 07:54   No.3390008
++ 水尾寛己 (小学校中学年)…11回       
◇ 第3章では、CO2 のもう一つの直接的効果として「海洋酸性化」
を論じている。用語として「海洋酸性化」は不適切で、むしろ「海洋中性
化」というべきである。
 というのは、海水は弱アルカリ性であり、CO2はそれをやや弱くする
だけだからだ。
 実際の数字で示すと、1985年には<8.11>だった海洋pHは2022年まで
に<8.03>まで低下した。37年間で<0.08>の低下に過ぎないし、このまま
進んで海水が酸性(pH<7.0>未満)になるとは予想されていない。
 さらに、仮に海水が酸性になったとしても、海洋の生命はpH<6.5>か
ら<7.0>のやや酸性な環境で進化したと考えられている。
 要するに、この海洋中性化に大きな問題があるとは考えにくい(IPC
Cの2100年予測でも、海洋pHは<7.8>程度までしか下がらない)。

◇ 第4章では、人間活動による温室効果ガス(とエアロゾル)が地球の
気温上昇を司る支配的な要因であるというIPCCの説に有力な疑問を投
げかける。
 太陽活動の変化や大気・海洋などの内部変動の寄与は無視できないほど
多いという論文が紹介される。
 またIPCCが環境影響評価に用いるシナリオの排出量が非現実的に多
すぎるため、環境影響が過大に評価されていることも指摘する。

◇ 第5章では、CO2がどの程度気温を押し上げるか―いわゆる気候
感度(ECS/TCR)が議論される。IPCCが示す範囲よりも気候感
度は低い、つまりCO2が排出されてもそれほど気温は上昇しない、とい
う論文が紹介されている。

◇ 第6章では、IPCCが用いる気候モデルの性能検証を行う。気候モ
デルは過去の再現にも大きく失敗している。観測データに比べて全般的に
気温が上昇しすぎる傾向が顕著であり、また、南北半球の反射率が大きく
異なるなど、観測データに合わない出力になっている。
 これでは将来予測も信頼に足らず、政策決定のツールとして使い物にな
らない。
◇ 第7章では、「災害の激甚化」は統計的に何ら確認されないことが示
される。
 すなわち、暴風雨や干ばつなどの長期トレンドに有意な増加はない。
 既往の米国政府報告では、気温上昇について、都市熱の影響を除いてい
ない、といった問題点があったことも指摘する。
                        

.. 2025年12月20日 08:01   No.3390009
++ タク (社長)…4288回       
遺伝するがん
2013年、ハリウッドの女優、アンジェリーナ・ジョリーは、乳がんを予防するため両側の乳房を切除したことを公表しました。その2年後には、卵巣癌を予防するため、卵巣を摘出する手術も受けました。その時点では乳がんでも卵巣がんでもなかったのですが、ガンになる危険性が高いと判断されたからです。

ではなぜ、「がんになる危険性が高い」とわかったのだろうか?遺伝学的検査で、「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」という病気であることが判明したからです。主にBRCAという遺伝子に変異(特定の変化)があるために、細胞が癌化しやすくなる病気です。

BRCA遺伝子にはBRCA1とBRCA2の二種類があり、この遺伝子に変異を持つ人が70歳までに乳がんにかかる確率は、それぞれ57パーセントと40パーセント、卵巣がんにかかる確率は、それぞれ40パーセントと18パーセントとかなり高いのです。

また、乳がんにかかる年齢も一般的な人口より若い傾向にあり、また両側の乳房に発生する人は三割に及びます。この変異遺伝子は、一定の確率で子に引き継がれます。よって遺伝性乳がん卵巣がん症候群は、「遺伝するがん」の一つです。

他にも、このタイプの病気がいくつかあります。 家族性腺腫性ポリポーシスは、60歳までに100パーセント大腸がんにかかる病気です。APCという遺伝子に変異があるために、大腸粘膜の細胞ががん化しやすいのです。大腸がんを予防するため、20代で大腸をすべて摘出することが推奨されています。

また、リンチ症候群は、大腸がんや子宮がん、卵巣がん、胃がんなど、様々な癌にかかりやすい病気です。「ミスマッチ修復遺伝子」というグループの遺伝子に変異があるため、全身のさまざまな細胞ががん化しやすくなっています。

誤解されやすいのですが、この種の遺伝するがんは、俗にいう「がん家系」のことではありません。家族内にがん患者が多いだけで、特定の遺伝子が原因の遺伝性疾患を疑うことはないのです。

二人に一人は癌に罹患するといわれるほど癌患者が多い時代で、かつ長年の生活習慣が似た家族内において、複数の人が癌にかかることは全く珍しくないからです。よって、家族の病歴などから、遺伝性のがんが強く疑われる限られた場合のみ、厳密な基準に基づいて遺伝学的検査が行われるのが通例です。

.. 2025年12月20日 08:55   No.3390010
++ タク (社長)…4289回       
癌にかかりやすい遺伝子変異の存在は、血縁関係にある人たちの心理にも、本人の結婚や就職などのライフイベントにも影響を与えることでしょう。専門医や専門看護師、 認定遺伝カウンセラーなどと、時間をかけて十分なカウンセリングを行った上で、慎重に検査を進めていくのが一般的です。

我々の体は、受精卵というたった一つの細胞からできたものです。体を構成するすべての細胞は、一つの受精卵が分裂した結果として生まれたものです。各細胞には、体を形作る設計図があります。人間の設計図はDNA(デオキシリボ核酸)という化学物質でできていて、これが暗号のように情報を保存しています。

だが、改めて自分の体を見ると、もともとたった一つの細胞から分かれてできたという事実を疑ってしまうほど、各部位が違ったつくりをしています。目、鼻、口、手足、胃や大腸、肺、心臓など、それぞれがあまりにも異なる外観と機能を持っています。それゆえ、これらの臓器を構成する細胞は、それぞれが別々の設計図を持っていると誤解しがちです。

つまり、目の細胞たちは目専用の設計図を持ち、胃の細胞たちは胃専用の設計図を持つ、と考える人が多いのです。だが、そういうわけではないのです。我々の体を構成するすべての細胞は、オリジナルの受精卵と全く同じ設計図を持っています。

ではなぜ、これほど異なる機能を持つ臓器が出来上がるのか。実は、それぞれの細胞が設計図のどこを参照するかが違うからです。ざっくり説明するならば、分厚い冊子のような設計図のうち「大腸では第3章と第30章と第300章を参照し、それ以外は参照しない」といったルールが決まっているのです。

ここでいう「第3章」「第30章」「第300章」という各章が、各種の遺伝子に相当します。人間の場合、章は全部で約2万2000あります。厳密には、章立てされた2万2000セクションは冊子全体のわずか数パーセントほどを占め、残りは「前書き」とか「後書き」とか「索引」とか、補助的な頁があるのです。

少しややこしい話ですが、重要なのは、すべての細胞が同じ設計図、同じ遺伝子を持っていること、置かれた場所で必要な遺伝子だけが働き、不要な遺伝子は働かないということです。細胞の中で遺伝子は高度に制御され、各々がスイッチオンあるいはオフになることで、異なる振る舞いができるのです。

.. 2025年12月20日 09:08   No.3390011


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