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被曝を避けることが重要 最大限尊重すべき人権 原発事故の本質は放射性物質(死の灰)の拡散=人体への危険性
○ 生命維持は最も基本的な人権であり、その他の権利の何よりも尊重すべき権利だから、命の安全を守ることを目的とした放射線防護の考え方を基本としなければなりません。 他と代替が可能な、または他と代替すべき経済的損失と天秤にかけることはしてはならないことです。 避難する権利、移住する手段の提供、そのために必要な経済的支援は、条件無しで認めるべきなのです。その上での原状回復のための措置を考えることになります。その順番は逆では無いのです。 個人の生命は憲法13条、25条に認められた権利であり、命への被害の発生は最優先で防止されなければなりません。 放射性物質による人体への影響は、それがどれだけ少ない量であってもゼロでは無いとの考え方から、「実行可能な限り低く」抑えるようにとICRP国際放射線防護委員会の勧告でも指摘されています。 原子力施設の危険性は、突き詰めればこの放射性物質が拡散されることにより及ぼされる人体への危険性ですから、行政庁が設置を許可した原子力施設に関して、そこから放出される放射性物質による健康影響をゼロに抑える義務が当然にしてあります。この大原則は、いささかもないがしろにしてはならないのです。
.. 2011年10月22日 12:35 No.337001
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