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WHO、ガザ地区の外で患者1万5000人以上が治療必要と警告 人道危機は深刻
パレスチナ自治区ガザ地区の人道危機は、停戦から2週間が経った今も 深刻なままです。 WHO=世界保健機関は、1万5000人以上の患者がガザ地区の外で治 療を受ける必要があると警告しました。 WHOのテドロス事務局長は23日の会見で、ガザ地区の飢餓や感染症 は「依然として壊滅的」で、完全に機能している病院はなく、36の医療 施設のうち14しか稼働していないと述べました。 また、これまでに17万人以上が負傷し、少なくとも4万2000人が長期 のリハビリを必要としているとしたうえで、「ガザ地区の医療体制は崩壊 状態にある」と危機感を示しました。 テドロス氏は、ガザ地区の医療システムを立て直すには少なくとも70 億ドル、日本円にしておよそ1兆700億円が必要だという推計を明らかに しました。さらに、1万5000人の重症患者が国外での治療を待って おり、すでに700人以上が搬送を待つ間に死亡したと明らかにしました。 WHOは各国に対し、ガザからの医療避難者の受け入れと支援物資の 拡大を緊急に呼びかけています。 (10月24日「日テレNEWS」より)
.. 2025年10月25日 05:36 No.3354001
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