|
朝日新聞 10月12日
横浜市港北区のマンション屋上の堆積(たいせき)物から、195ベクレル(1キロあたり)のストロンチウムを、民間の分析機関が検出した。東京電力福島第一原発事故で放出されたとみられ、結果の報告を受けた横浜市は、再検査を始めた。
検出されたのはストロンチウム90(半減期約30年)。文部科学省の調査では福島県内や宮城県南部など福島第一原発から100キロ圏内で検出されている が、約250キロ離れた横浜市内では初めて。
場所は築7年の5階建てマンション屋上。7月、溝にたまった堆積物を住民が採取し、横浜市鶴見区の分析機関「同位体研究所」で測定した。放射性物質が蓄積しやすい条件とみられるため単純に比較できないが、4〜5月に福島市内の土壌から検出された77ベクレルと比べても高い値だ。
同じ堆積物からは6万3434ベクレル(1キロあたり)のセシウムも検出。
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんは「原発事故に伴い、横浜で検出されても不思議ではない。価は高いが、高濃度のセシウムが出ている場所なら納得できる。濃縮されたものだろう」と話している。
事故当初からストロンチウムの検出は「していないだけ」と考えられてきたが、その通りでした。今後、他の地域でも検出はされるでしょう。セシウムとの比率 を考えるとセシウムの方が問題は大きいと思われますが、ストロンチウムは骨に溜まるために食品を通じた生体濃縮を考えると安心はできません。世田谷区でも 4μSv以上の汚染が見つかっています。人口も多く大変気になります。
.. 2011年10月15日 07:10 No.335001
|