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台湾、原発再稼働を住民投票で否決 賛成多数も規定に届かず
[台北23日ロイター] 5月に全ての原子力発電所が停止した台湾で23 日に投開票された原発再稼働の是非を問う住民投票は、賛成が規定数に届 かなかったため再稼働案が否決された。 是非が問われたのは、5月に閉鎖された南部屏東県の原発。投票では、 安全上の問題がないと「認める」場合には賛成することになっていた。 中央選挙管理委員会によると、賛成は約430万票と反対の150万票超を 大きく上回ったものの、選挙法に基づいて成立に必要となる登録有権者数 の4分の1(約500万票)に達しなかった。 頼清徳総統は23日夜、記者団に対して「多様なエネルギーの選択肢へ の社会的な期待があることを理解している」とした上で、「将来もし技術 がより安全になり、核廃棄物が削減され、社会の受け入れが拡大すれば、 先端原子力エネルギーを排除しない」と安全基準が改善された場合には将 来再稼働する可能性があるとの見解を示した。 頼政権はこれまでに地震多発地域の台湾での原発の安全性と、核廃棄物 の処理に関する重大な懸念を示し、再生可能エネルギーと液化天然ガス (LNG)への移行を掲げてきた。(後略) (8月25日07:53配信「ロイター」より抜粋)
.. 2025年08月26日 07:03 No.3311001
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