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■--橘 優子
++ 討論集会 (幼稚園生)…1回          

10月1日(土)夕方、討論集会に参加ください ―スペース たんぽぽ
テーマ
1.9月19日の6万人集会の感動・感想について話し合う
2.今後の方向・やり方について
3.素人の乱への弾圧の実相と対策(DVD上映)、デモの心得、A君の不当逮
捕、共に歩んだ、脱原発ウィーク週間を振り返り、以降の運動に生かし
て行こう!

〇9,11の経産省包囲行動が、その前段の日比谷公園からのデモからの参加者が2,000人近く集まり、人間の鎖を成功させ、当日からの若者達の経産省前ハンスト(10日間、酷暑や台風にも負けず、多くの仲間の賛同と支援の中で貫徹!)や、それに呼応するように始まった、

九条改憲阻止の会の諸先輩による、経産省前の白テントでの占拠闘争が脱原発の闘いがかつてない盛り上がりを見せています。

〇一方で、素人の乱の新宿デモ(9月11日)への東京都と警察の嫌がらせが、デモ出発地点のアルタ前に異様なプラスチックパネルを林立させて、広場内の視界をさえぎろうとしたり、9.11直前にデモ出発地点をアルタ前から、一駅はなれた新宿中央公園に変更させるなど、かつて無いえげつなさの数々に仲間の怒りを煽る中で、デモが始まってから間もなく、警察のデモ妨害と弾圧が激しく、押しかけた右翼の「逮捕しろ!」「射殺しろ!」の野次と一体化するように、なんと12人もの仲間が逮捕されるという前代未聞の弾圧がありました。

〇うち5名の仲間は22日まで勾留され、20日の彼らの勾留理由開示公判はさながら、警察・検察・司法への抗議の場として、怒号、アジ、さまざまな怒りの表現が炸裂する場となり、東京地裁の警備担当者を大量動員するも、裁判長はお手上げ状態で、従来、拍手や野次がちょっと出ても、タイテイ、退廷になるのですが、だれひとり、そういう嫌がらせを受けることも無く、法廷に入れなかった、鉄柵の外に押しとどめられた仲間も共に、のべ100名近い傍聴が、法廷内外を貫き、声を限りに叫び3時間近い公判を、仲間の連帯を再確認する場に転化してしまいました。

〇一方で、9.19の明治公園での5万人集会・デモは予定を大幅に超える、6万人の仲間が全国から集まり、その感動は、未だに、メールやさまざまな媒体で仲間を励ましあっています。

日時   10月1日(土)午後6:00〜9:30(開場 午後5:30)
会場   スペース たんぽぽ (4F )
費用   500円
内容   映像上映(9.19 上映)
         (9.23 弾圧)
         (9.11 弾圧)
             主催 スペース たんぽぽ・講座実行委員会
.. 2011年09月29日 12:16   No.331001

++ 柳田 (幼稚園生)…2回       
パレスチナへの大きな拍手と野田首相へのさびしい会議場
  イスラエルの非道と闘い 国連加盟の申請をするパレスチナ
  福島事故の収束も補償も出来ぬのに原発推進を云う日本の首相

〇9月23日パレスチナ自治政府のアッパ議長は、国連総会一般討論で講演したが、イスラエルによる占領地での入植活動(イスラエルがパレスチナの土地を不当に占領して住居を建てる等の不法活動、国際法違反の行為)を批判し、「もうたくさんだ」とパレスチナの苦情を訴えると、米国やイスラエルの一部を除く各国の代表団は立ち上がって、喝采を浴びせ、圧倒的支持を明確にした。(日本代表はどうしたのかな?) 「アラブの春」を追い風にしたパレスチナは、オバマ米政権が拒否権を行使すれば、アラブ世界全体を敵に回しかねないという窮地にオバマを追い込んでいる。
〇日本の野田首相の発言はどうか。たんぽぽ情報9月23日号=182号をみると次のとおり。 まずビデオを見ると会場がガラガラです。国際社会から全く期待されていない演説です。 「日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高めます。」
という首相の声がむなしく響きます。世界の人からは「いまさら言うなよ」という感じではないでしょうか。3・11大惨事で木っ端微塵に砕かれた安全神話の焼き直しはごめんです。かつても日本の原子力村は世界最高水準の安全性とうそぶいていたではないですか。世界一の地震と津波と火山の国日本で自然災害に耐える原発などありません。 首相は「事故のすべてを迅速かつ正確に国際社会に開示する」と表明しましたが、そもそも6ヶ月も経っているのに未だに事故が収束していないし、補償も出来ていないのだから国際社会に信用しろというのも無理な話です。 そのような国が原発輸出の継続にも意欲を示し「原子力利用を模索する国々の関心に応える」ことになったらどうなるか。恐ろしいことです。☆2つの演説の拍手の落差について、日本はもっと考えるべきでしょう。

.. 2011年09月29日 13:20   No.331002
++ 中村泰子 (幼稚園生)…3回       
原因者負担の原則により原発を撲滅しよう!
                  ―9.19の感想と今後の方向

3.11以後、人々の意識は、「原発いらない」「政府に騙された」「私たちはバカにされている」と気付き、自ら声をあげ、共同して行動しようと変化してきた。
明治公園で行われた9.19「さよなら原発1000万人アクション」集会とデモへの6万人の結集は、その表れだと思う。原水禁系と原水協系が、積年の対立を超えて初めて「脱原発」で合流したことを、今後の共闘の第一歩としてほしい。
変わらないのは、政府・財界の意識だ。事故によって原発のウソがこれほど実証されても、平気で開き直り、新たなごまかしで押し通してくる。国庫と情報を握っているので、これまでどおり、いかようにも操作できると踏んでいるのだろう。
例えば、政府は4月13日に電源三法交付金の交付規則をこっそり変えていた(東京新聞8.17)。(1)今後原発の新設・増設を受け入れた自治体への交付金増額、
(2)既設の原発では、発電実績に応じた交付金とする。発電しなければ交付しない(これまでは発電ゼロでも交付金がもらえた)。つまり、定期検査後再稼働しないと交付金が出ない。露骨なアメとムチ政策だ。また、原子力損害賠償支援機構法という東電利害関係者救済のための悪法が8月3日に成立した。被害者への損害賠償資金という名目で、支援機構が東電に資金援助する(すなわち東電は延命する)。そのお金は電気料金に上乗せして徴収する、必要に応じて税金も投入できるというものだ。
福島第一原発事故の賠償は、まず東電が全有価資産を売却して、原子力損害賠償法が定める「無限責任」を果たすべきだ。また、国は原発推進政策の責任をとって、謝罪の上、危険・有害・金食い虫ですでに破綻している原発・核燃料サイクル政策をさっさと撤回すべきだ。そして、そのための予算、積立金をすべて吐き出し、原子力関連天下り機構を解体して資金を作り、賠償原資とすべきである(数十兆円になるはず)。原発利権関係者のための国策だから、利権関係者が負担すべきで、税金や電力料金という形で国民に負担を課すのは、筋違いもはなはだしい。
聖域化されている原子力関連予算・積立金を賠償、事故収束のための原資とさせることが、原発の資金源を断つことであり、廃絶につながる。原因者負担の原則を徹底して守らせる運動を強めよう!

.. 2011年09月29日 13:43   No.331003
++ たんぽぽ舎 (社長)…377回       
原子力発電の割合半減も
  IAEAが2050年予測

【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)当局者は、20日、記者会見し、世界の発電量に占める原子力発電の割合は2050年に現在より半減する可能性もあるとの予測を明らかにした。各国の政治、経済情勢などを基に産出したという。
IAEAは、原子力発電の占める割合を最小と最大に見積もった2通りのシナリオを提示した。世界の発電量は50年に現在の3倍以上になると想定した上で、原子力発電の割合は、昨年時点の13.5%から最小の場合で6.2%に低下すると予
測。最大の場合は昨年と同率の13.5%になるとした。国別の予測値は明らかにしなかった。(2011.09.22.デーリー東北より抜粋)



福島原発 遮水璧をまず原発陸側に、一刻も早く造れ
 地下水流入、海への汚染を元から絶て―海洋汚染で提言

○福島第一原発から汚染水が海に流出している問題で、地下水などの専門家が「原発周辺の陸上部分に、一刻も早く地下水の流入をせき止める壁を造ることが先決」と緊急提言している。海側に遮水璧を設置するより低コストで、時間もかからないという。「海への汚染を元から絶つ」提言とは―。
○「台風などで雨の多い季節。対策は待ったなしだ」と話すのは、雨水利用に詳しい東邦大客員教授の村瀬誠氏(62)と、土壌や地下水の汚染対策の会社を経営する鈴木喜計氏(60)。かつて二人はともに自治体職員として、工場の有害物質による土壌・地下水汚染問題に取り組む中で知り合った。(中略)
○東京電力も事故収束に向けた工程表の中で、地下水流入と汚染水流出対策として年内にも「鋼管(鋼矢板)を打ち込んで、原発周辺をぐるりと囲う遮水璧」を造る工事を始めるとしている。しかし、両氏は「工事の難しい海側まで囲わなくても、まずは原発周辺の内陸側をコの字形に三方を囲む壁を造るだけで応急処置になる」と提案する。具体的には、水を通しにくい泥の層までは五メートル程度とされる。その下の深さまで鋼矢板を一キロ弱の壁状に打ち込む。「海側にまで壁を造るより、はるかに安くあがる。予算は一千億円ともされるが、半分程度で済む」と研究に参加する土木の専門家は指摘する。(中略)
○鈴木、村瀬の両氏は「放射性物質は海で薄まっても、食物連鎖で魚介類に濃縮され、人の口に入る」とし、こう訴えた。「汚染水をタンクに貯蔵するなどのやり方で、年間一五00ミリにもなる福島の降雨と闘うのは荒唐無稽。それより内陸側からの地下水を元から遮断すべきだ」(2011.0927.東京新聞より)

.. 2011年09月29日 13:56   No.331004
++ たんぽぽ舎 (社長)…378回       
海水汚染 東電推定より早い日時に海へ放射能
電力中央研解析 3月26日から、と発表
流出量も3倍以上。
またも東電の過小・ウソ発表が明らかに

 東京電力福島第一原発事故で発生したセシウム137などの放射性物質を含む汚染水は、三月二十六日に海への流出が始まり、四月中旬ごろまで原発近くの沿岸に高濃度でとどまった後、海の渦に流されて拡散したとの解析結果を、電力中央研究所の津旨大輔上席研究員らが二十五日までにまとめた。
 東電は「流出は四月一日から」としているが、もっと早い段階から汚染水が漏れていた可能性が出てきた。また津旨研究員らは海への流出量を三五00テラベクレル(テラは一兆)と推計、東電発表の三倍以上となった。(中略)解析結果は二十六日から福岡県春日市で開かれる日本海洋学会で発表する。
※汚染水 3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原発事故で、原子炉へ注入した水が漏れるなどし、建屋や立て坑にたまった放射性物質を含む水。4〜5月に高濃度汚染水の海への流出が2回見つかったほか、移送先確保のため比較的低濃
度を1回、意図的に放出した。電力中央研究所の津旨大輔上席研究員らは、これまでに海に流出した汚染水中のセシウム137の総量は3500テラベクレル(テラは一兆)に上ると推計。この数値は過去の大気圏核実験で海に降下した総量よりは少ない。(2011.0926. 東京新聞より抜粋)。

.. 2011年09月29日 14:05   No.331005
++ 柄谷行人 (幼稚園生)…1回       
.「デモと広場の自由」のための共同声明
     若者グループを狙い撃ちする警察の不当なデモ弾圧と
     それを報道しない日本メディアに反省を求めます。

 3・11原発事故において、東京電力、経産省、政府は、被害の実情を隠し過小に扱い、近い将来において多数の死者をもたらす恐れのある事態を招きました。これが犯罪的な行為であることは明らかです。さらに、これは日本の憲法に反するものです。《すべて国民(people)は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する》(25条)。しかし、東京電力、経産省、政府はこの事態に対して責任をとるべきなのに、すでに片づいたかのようにふるまっています。
 
 それに抗議し原発の全面的廃炉を要求する声が、国民の中からわき起こっています。そして、その意思がデモとして表現されるのは当然です。デモは「集会と表現の自由」を掲げた憲法21条において保証された民主主義の基本的権利で
す。そして、全国各地にデモが澎湃(ほうはい)と起こってきたことは、日本の社会の混乱ではなく、成熟度を示すものです。海外のメディアもその点に注目しています。
 
 しかし、実際には、デモは警察によってたえず妨害されています。9月11日に東京・新宿で行われた「9・11原発やめろデモ!!!!! 」では、12人の参加者が逮捕されました。You Tubeの動画を見れば明らかなように、これは何の根拠もない強引な逮捕です。これまで若者の間に反原発デモを盛り上げてきたグループを狙い打ちすることで、反原発デモ全般を抑え込もうとする意図が透けて見えます。

 私たちはこのような不法に抗議し、民衆の意思表示の手段であるデモの権利を擁護します。日本のマスメディアが反原発デモや不当逮捕をきちんと報道しないのは、反原発の意思が存在する事実を消去するのに手を貸すことになります。私たちはマスメディアの報道姿勢に反省を求めます。

                          2011年9月29日
                 (起草者:柄谷行人、鵜飼哲、小熊英二)

「呼びかけ人」
池田雄一、山森亮、小倉利丸、東琢磨、岡山茂、中島京子、柄谷行人、雨宮処凛、小熊英二、鵜飼哲、平井玄、酒井隆史、佐々木中、毛利嘉孝、
コリン・コバヤシ、高祖岩三郎、浜邦彦、上岡誠二、本山謙二、木下ちがや、丸川哲史、香山リカ、山森亮、西山雄二、渋谷望、池田雄一、斎藤貴男、小田マサノリ、鶴見済

.. 2011年10月02日 07:44   No.331006
++ ピープルズ・プラン研究所 (小学校低学年)…6回       
.「再稼働させない!(11月&12月)11アクション」(仮)
     第1回相談会にぜひご参加ください!

【日時】 10月2日(日) 午後6時30分より 
【場所】 ピープルズ・プラン研究所にて
    <アクセス/江戸川橋駅徒歩7分、TEL:03-6424-5748>

 約1300人の「人間の鎖」による経産省包囲をはじめ、各地で多様に取り組まれた9・11アクションに始まり、約6万人という最大規模の集まりとなった9・19原発さようなら集会へと至った「9・11−19脱原発アクションウィーク」は、大きな成果をあげて終わりました。もちろん、新宿・原発やめろデモ!!!!! への大量逮捕をはじめとする不当弾圧など、今後はね返していくべき課題も残っています。

 「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション」実行委員会は、いったん閉じますが、再稼働を止めるアクションをさらに力強く継続するために、改めてより幅広い枠組みを作りたいと考えました。
 野田政権は再稼働の意志を明確にしており、9月中にも関西電力が「ストレステスト」の結果報告を出すのを皮切りに10月以降、次々と報告が提出されようとしています。早ければ、年内にも第1号の再稼働(運転再開)が強行される恐れがあります。直前になって抗議するのではなく、出来る限り早い段階で、デタラメなストレステストによる再稼働に「NO!」の声をぶつける必要があります。

 そこで、「3・11」の大きな節目を見すえながら、「11・11」「12・11」と連続して経産省などに対するアクション(再度の「人間の鎖」など)を準備していこうということになりました。再稼働の強行が予想される原発現地ともしっかりと連携しながら取り組みます。

 「11・11」「12・11」を含めて、再稼働を止めるために具体的にどのようなアクションが有効であり、可能なのか、まずは率直な意見交換から始めたいと思います。現在、事前に「私は囲みます」という参加宣言を募集して広げて
いく、原発(再稼働)推進派の関係者も巻き込んで「ストレステストを問う公開討論会」を開く、「ストレステストによる再稼働はあり得ない」という声を早急に共同記者会見(研究者も交えて)などの形で表明する、経産省前に「脱原子力ムラ」(仮)を作り出していく、などのアイデアもあがっています。

 第1回相談会に、ぜひアイデアを持ち寄ってご参加ください。

[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL)03-6424-5748

.. 2011年10月02日 07:58   No.331007
++ 天野 恵一 (幼稚園生)…1回       
今こそ、被爆労働(者)問題を考えよう
     カメラマン・樋口健二氏による講演から

                              

 9月24日に「福島原発事故緊急会議被爆労働問題プロジェクト」主催の連続講座「今こそ、被爆労働(者)問題を考えよう」の第2回「アジアの原発と被爆労働者」が、被爆労働者問題を長い間追跡してきたカメラマンである樋口健二さんを講師にむかえて開催された。

 原発輸出に向かっての動きを再開する姿勢を示し出している野田政権をにらんで、日本の原発輸出全体を批判し抜く意図をもってつくりだされた集まりで、樋口さんは、まず、こう語り出した。

 「私は話がうまくありません。話がうまかったら、いまごろ国会議員にでもなってホラを上手に吹きまくっているでしょう」。

 まず彼は、マレーシアのブキメラ村の悲劇についてレポートした。日本の企業(三菱化成)が現地の企業べー・ミネラルの共同出資でつくられたARE(エイジアン・レア・アース)社(一九八二年操業開始)が、錫鉱石に含まれるモナサイド鉱石を原料とした希土(レア・アース)類を抽出・精製するプロセスで生み出した放射性廃棄物をそのへんにふりまくという、信じられない不法投棄行為がつくり出した被爆という悲劇的事態。この行為への住民の抗議が、現地政府をだきこんで力でおさえつけ続けた日本の企業のハレンチこの上ない体質。これへの強い怒りを、パワーポイントの説明用の棒をふりまわしながら、全身でアピールする講師。話はそこから、台湾の原発労働者=被爆者の話にとび、日本の原発労働者=被爆者の一人一人の孤独な闘いと生と死を具体的に紹介し続ける。こうした下層の労働者の被爆しなければならない手仕事抜きで動く原発など、この世に存在しない、この人殺し「企業」をなくさなければならない、原発の輸出など差別の「国際化」であり、決して許されない、こう結ばれた。

 身ぶり手ぶりを交えた情熱的な語り口。たしかに理路整然とした話ではなく、アッチコッチに飛び続けたという意味で、うまいとはいえなかった。しかし、ズシンと心に残る話であったことは、会場にあふれた参加者が共に実感したと思
う。

.. 2011年10月02日 08:09   No.331008
++ たんぽぽ舎 (社長)…379回       
高速増殖炉の研究開発、来年度は凍結へ
   もんじゅ出力上昇試験、当面見合わせ…文科省

 イ.高速増殖炉の研究開発、来年度は凍結へ

 中川文部科学相は、27日の閣議後記者会見で、使用済み核燃料を再処理して利用する高速増殖炉サイクル技術について、「来年の予算では、(日本原子力研究開発機構の原型炉)『もんじゅ』を維持していく。新しい研究開発について
は、1年休憩する」と述べ、同技術の実現に向けた実証炉の研究開発を来年度は凍結する方針を示した。

 同省は、来年度予算の概算要求で実証炉の研究開発費を7〜8割程度削減する方針を固めている。中川文科相の発言は、その方針を改めて表明したものだ。
                    (読売新聞 9月27日より抜粋)


 ロ.もんじゅ出力上昇試験、当面見合わせ…文科省

 文部科学省は29日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で出力を上げて発電する試験運転を当面、見合わせる方針を決めた。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、内閣府原子力委員会が核燃料サイクル政策の見直し作業を始めたことなどを受けた。近く県と市に伝える。

 もんじゅは昨年5月に運転を再開した後、今年度中に出力40%まで上げて発電する試験運転を始める予定だった。原子力委の政策見直しに加え、もんじゅが政府のストレステスト(耐性検査)の対象であることから、文科省は計画通りの
試験運転は困難と判断した。

 使用済み核燃料を再処理して利用する高速増殖炉サイクル技術について、文科省は研究開発費(今年度予算100億円)を2012年度予算で大幅削減し、実用化に向けた開発を保留する方針を示していた。
                    (読売新聞 9月29日より抜粋)

.. 2011年10月02日 08:48   No.331009
++ たんぽぽ舎 (社長)…380回       
国会内に原発事故調設置へ 証人喚問を実施 責任追及も

 東京電力福島第一原発事故を検証するため、有識者による事故調査委員会と衆参国会議員による協議会が国会に設置されることになった。国政調査権を行使して政府や東電の関係者の証人喚問や参考人招致を行い、偽証罪による告発もできる強い権限がある。政府の事故調査・検証委員と異なり、事故責任の追及に発展する可能性もある。

 自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が8月に提出した事故調査委員会設置法案について民主党が修正協議に応じ、民主、自民、公明、共産の4党が今国会中に関連法案を成立させることで28日に合意した。次の臨時国会で設置され、調査が始まる見通し。国会内に民間委員による調査機関を設けるのは憲政史上初めてとなる。

 委員会は、原子力や放射線分野の学識経験者を除いた有識者を中心とする10人で構成。菅直人前首相や東電の勝俣恒久会長、福島第一原発の吉田昌郎所長ら関係者を参考人として招致することができ、その場合は原則として公開する。委員会で国会議員が質問することは想定していない。設置から半年以内に報告書を衆参両院議長に提出する。

 超党派的な見地から原発事故の原因を究明することを目的とする一方、政治家や官僚、東電幹部らの責任を追及することは排除しておらず、個人の責任追及を目的としていない政府の事故調査・検証委員会とは違う形で調査が進みそうだ。

 10人の民間委員は、上部機関として設置される衆参議院運営委員会の理事ら20人による協議会で選ぶ。国政調査権を行使できる協議会は、委員会に黒塗りの資料が提出された場合に委員会に代わって再提出を求めるなどの役割も担う。

 民主党は当初、国会に新たな調査機関をつくることに慎重だったが、第3次補正予算案で野党の協力を得るため方針を転換した。米国では、1979年のスリーマイル島原発事故で議会と行政府がそれぞれ独立して調査を進めた。
                    (朝日新聞 9月29日より抜粋)

.. 2011年10月02日 09:14   No.331010
++ 柳田 真 (大学生)…81回       
3つの事実は、“原発なしで、電気は大丈夫”を示している
     気象庁の地震警告、電力不足はウソ(余っている)
     稼働原発は、現在11基のみ(=20%)

                                

1.気象庁が近い将来、マグニチュード7クラスの余震・地震が起きることを警告している。東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震は、福島原発事故を想定外とするために、イレギュラーな形でマグニチュード9とされた。これによってマグニチュード7クラスの地震はたいしたことがないような印象になってしまったが、阪神・淡路大震災(死者6000人台)を起こした兵庫県南部地震はマグニチュード7.3、関東大震災を起こした大正関東地震(死者10万人)はグニチュード7.9である。これらの大地震が起こった場合、原発が安全であるという保証は全くない。第二の大惨事が心配される。

2.東京電力の電力不足キャンペーンは大嘘であった。震災直後、東京電力管轄内で計画停電が行われ、あたかも原発がないと電気が足りないかのようなキャンペーンが行われた。しかし、最大の電力需要ピーク時である、今年の7・8月はどうだったか。電気が足りなくなることはまるでなく、1千万Kw(原発10基分!)も電気が余る状態が続いている。東電は経産省へ電気制限令の前倒し解除を申請した。電力が余っているからこそできることだ。

3.現在、日本全国で稼働している原発は11基だけである。54基の原発のうちの11基、つまり、既に80%の脱原発が実現しているのである。それでも電気が足りないということにはなっていない。

以上、3つの事実は、“原発なしでも電気は大丈夫”の事実を示している。
3つの事実を広め、稼働11基の即時停止、定検後の再稼働反対でがんばろう!

.. 2011年10月02日 11:14   No.331011
++ 中村泰子 (幼稚園生)…4回       
原因者負担の原則により原発を撲滅しよう!

                                

○3.11以後、人々の意識は、「原発いらない」「政府に騙された」「私たちはバカにされている」と気付き、自ら声をあげ、共同して行動しようと変化してきた。明治公園で行われた9.19「さよなら原発1000万人アクション」集会と
デモへの6万人の結集は、その表れだと思う。原水禁系と原水協系が、積年の対立を超えて初めて「脱原発」で合流したことを、今後の共闘の第一歩としてほしい。

○変わらないのは、政府・財界の意識だ。事故によって原発のウソがこれほど実証されても、平気で開き直り、新たなごまかしで押し通してくる。国庫と情報を握っているので、これまでどおり、いかようにも操作できると踏んでいるのだろ
う。
 例えば、政府は4月13日に電源三法交付金の交付規則をこっそり変えていた(東京新聞8.17)。@今後原発の新設・増設を受け入れた自治体への交付金増額、A既設の原発では、発電実績に応じた交付金とする。発電しなければ交付しない(これまでは発電ゼロでも交付金がもらえた)。つまり、定期検査後再稼働しないと交付金が出ない。露骨なアメとムチ政策だ。
 また、原子力損害賠償支援機構法という東電利害関係者救済のための悪法が8月3日に成立した。被害者への損害賠償資金という名目で、支援機構が東電に資金援助する(すなわち東電は延命する)。そのお金は電気料金に上乗せして徴収
する、必要に応じて税金も投入できるというものだ。

○福島第一原発事故の賠償は、まず東電が全有価資産を売却して、原子力損害賠償法が定める「無限責任」を果たすべきだ。また、国は原発推進政策の責任をとって、謝罪の上、危険・有害・金食い虫ですでに破綻している原発・核燃料サイクル政策をさっさと撤回すべきだ。そして、そのための予算、積立金をすべて吐き出し、原子力関連天下り機構を解体して資金を作り、賠償原資とすべきである(数十兆円になるはず)。原発利権関係者のための国策だから、利権関係者が負担すべきで、税金や電力料金という形で国民に負担を課すのは、筋違いもはなはだしい。
 聖域化されている原子力関連予算・積立金を賠償、事故収束のための原資とさせることが、原発の資金源を断つことであり、廃絶につながる。原因者負担の原則を徹底して守らせる運動を強めよう!

.. 2011年10月02日 11:28   No.331012
++ 塚越 都 (幼稚園生)…2回       
米原子力空母反対デモに参加して  
     労働組合の方は素敵なプラカードを掲げてほしい!
     道行く人にアピールするために!
                               

○9月25日(日)に行われた、米原子力空母(ジョージ・ワシントン)横須賀基地母港化3周年抗議、空母配備撤回を求める9.25神奈川集会に参加しました。
 私は横須賀へ行くのは初めてだったので、米兵やその家族を客層にしているだろう飲食店が立ち並ぶ、基地の町の雰囲気と艦船の浮かぶ横須賀港になんとも不思議な感覚を覚えました。集会は横須賀駅に隣接するヴェルニー公園で開かれ、様々な方々が原子力空母と米軍基地、そして脱原発を訴えました。特に印象に残っているのは、沖縄から参加された山城博浩さんの、長年の戦いから絞り出すような熱のこもった訴えと、社民党党首・福島みずほさんの再稼働を絶対にさせないという力強い訴えでした。

○ついにデモが始まりました。警察に誘導されて、歩道橋を渡り終わった所から出発です。デモの参加者は約1800人でしたが、ほとんどが労働組合を中心としたもので、幟(ノボリ)ばかりが目立っており街頭からは、何のデモなのか分から
ないといった表情がうかがえました。何人かにインタビューしたところ、回答を避ける人が多く、答えてくれた人は「怖い、うるさい、加わりたくない」と言った冷ややかな反応でした。驚きとともに基地の町でデモをすることの難しさを初めて感じました。しかし、中には理解のある方もいて、たんぽぽ舎の元気の良い一団を見て、純粋な市民の声には賛同できるし、原発も反対なので頑張ってほしいと応援してくれました。また、会津若松の商品を扱ったお店の方は、嬉しそうに手を振ってくれました。

○原子力空母と原発は同じ問題です。しかし、私も以前そのような認識がなかったように、脱原発と原子力空母が結びついていない人が多いと思いました。また「米軍がいなくなったら北朝鮮がすぐに侵略してくる」と真剣に話す若者や、「来年の電気が心配だからやはり原発は必要」と答える年配の女性もいました。脱原発や脱基地を唱える以前の、基本的な情報を共有出来ていない人はあまりにも多いのだと改めて気づき、デモをする際は、同時に情報も発信して、非参加者との溝を埋める努力が必要だと思いました。そのためには、労働組合の方々へは、先ず幟(のぼり)を下げてもらって、その代わりに訴えたい内容や情報発信
のできるプラカードなどを掲げてもらいたいと思います。せっかく1800人も集まっているのに、町の人に不快感を与えるだけのデモになってしまったらもったいないと思うのです。

○その後、たんぽぽ舎から参加している皆さんと町の蕎麦屋さんでおいしいお蕎麦をいただいて、MOX燃料製造工場を門の外から見学しました。以前は見学ができたらしいのですが、事故後は見学をあおこなっていないそうです。
 原発問題を考えることは、他の基地問題や労働問題などの問題へつながっていきます。まずは、直ちに行わなければならないこと、子供たちの避難と事故処理。この問題に集中すべきです。と、同時に多くの問題を考えて解決のために前進しなければいけないなと思います。ただ、毎日出来ることは原発はいらないという意思を示して、原発の問題を周囲の人と共有することだと思います。 

.. 2011年10月02日 11:48   No.331013
++ 栗原 学 (幼稚園生)…1回       
9.25 横須賀基地原子力空母Gワシントン撤去デモに参加して
     我家の上空は空母艦載機の騒音に悩まされています

                     東電前アクション

○9月25日、東電前アクション!は10人乗りワゴン車で、横須賀での原子力空母ジョージ・ワシントンの撤去を求めるデモに参加しました。10時半過ぎに会場のヴェルニー公園に到着すると、すでに多くの労組の旗と組合員たちで溢れ
ていてオドロキ。

 その多くは前の週の19日の6万人集会に続いての連続行動だったようで、9.19に使われたであろうプラカードやバナー、うちわなどが多く見受けられ、「9.19」の熱気がそのまま横須賀に持ち込まれたかのような様相でした。

○私事ながら、3年前にGワシントンが入港して以降、横須賀と厚木の直線上ちょうど中間あたりとなる我が家上空は訓練などの日によって、早朝から日本政府との協定違反となるはずの夜中0時近くまで戦闘機や低空飛行のヘリの騒音に悩まされています。

 この騒音や戦闘機の墜落や核事故の被害を未然に「撤去」することは、原発を止めることにつながるし、つなげていかなくては…の思いでこの日横須賀のデモに参加しました。一方で、厚木基地の爆音問題に取り組んできた方から「福島事故を受けて『Gワシントンが来て、さらに騒音がひどくなる』というレベルの反対でいいのか、という思いに変わっている。すべての核をなくさなければならない、という決意だ」というアピールもあり、考えさせられました。

■デモの様子
こちら

○この日のデモは、1800人の参加。午後にもおなじ場所で同テーマのデモがあり、4500人が参加したとのコト。単純計算で6300人が、この日原子力空母撤去の声を横須賀であげたわけだ。9.19での約半世紀ぶりの「反核共闘」が地域にまで拡大すれば、さらに力になるのになぁ、、、と思った次第。そうすれば、もっと地元の人々も参加しやすいだろう。来年はなんとかなんないかな。

 デモ後、久里浜のウラン・MOX燃料精製工場:グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNFJ)を見学。とりわけ、GNFJ工場の周囲はマンションや住宅地が多く、そんな場所に安全弁の閉め忘れやドラム缶の底の腐食などのお粗
末としか言いようがない事故でここ三年で何度もウラン漏れを起こしている。

 集会中の発言で「東京に原発を、と反原発運動の皮肉として言われるが、すでに首都圏にGワシントンの二つの原子炉がある、ということはもっと知られるべき」と言われていましたが、三浦半島地震の危険も指摘されるなか、原子力空母とこのGNFJ工場など、「フクシマ」はあらゆる意味で遠くない、ということを実感した一日となりました。
 そして、首都圏・日本のみならず世界から核をなくす一環としての行動をさらに大きく!

.. 2011年10月02日 12:14   No.331014
++ 中村 徹 (幼稚園生)…3回       
9月19日「さようなら原発 5万人集会」の記録と感想
     「さよなら原発」のさよならは「もう絶対会わない」の「アデュー」
     脱原発は、政治的に、「やるか」、「やらないか」の話

                                

○9月11日から始まった脱原発アクションウィークの最終日である9月19日、東京・明治公園で「さようなら原発 5万人集会」が開催された。福島県をはじめ、全国各地から市民団体、労働組合、個人が多数参加し、会場はたちまち人で埋め尽くされた。主催者発表による参加人数は6万人である。もちろん主催者は多めに見積もる傾向があるので、実際に6万人もいたのかどうかはわからない。ただ、仮に半数の3万人だったとしても、日本の脱原発(反原発を含め)運動史上最大規模の集会であったことは間違いない。「毎日jp」では、ヘリコプターから撮影した会場の俯瞰写真を見ることができるが、その人の多さには、あ
らためて圧倒される。

○これだけの多くの人が集ったのは、主催者をはじめ協力団体の努力があったことはもちろんだが、著名人による呼びかけも大きな要因だったのではないだろうか。TVに出演する、いわゆる有名人たちは、最大スポンサーである電力会社に
気を遣っているのか、もしくは暗黙の掟があるのか、反原発・脱原発を訴えることはしない。日本国民は、自分の頭で判断せず、他人の意見に左右されやすい人が多い。特に「権威」に弱い。その性質を巧みに利用し、政治・官僚・学者・マスコミ・企業広告などによる情報操作が行われてきた。原発は安全で必要だという意見がTVで流れていると、それが正しいと思ってしまう。そのような状態の中で、原発廃止を訴えることは、反社会的な存在と思われていたのである。しかし、3.11以後、情報操作の化けの皮が剥がれてきた。原発の安全神話は崩壊し、しかも無用の長物であることが判明した。そして、今回、ノーベル賞作家の大江健三郎氏をはじめとするビッグネームが、呼びかけ人として名前を連ね、かつてない規模の大集会が行われた。これまで過小報道を続けてきた大手メディアも、さすがに無視できなくなったのか、多数取材に訪れていた。確実に風向きが変わっていることを実感させられる。

 13:00から、寿によるオープニングライブが始まった。「安里屋ユンタ」など3曲を熱唱し、早くも会場全体に一体感が生まれた。全国から寄せられた脱原発ポスターの紹介があり、いよいよ呼びかけ人による発言である。

○鎌田慧氏は、野田首相の国連発言に対し、安全性と信頼性が破綻した原発を再稼動させることは、「人民への敵対」であると痛烈に批判した。さらに、原発に言う「さようなら」は、「見」、「オルボワ―ル」、「また会う日まで」の「さようなら」ではなく、「もう絶対会わない」、「会いたくない」の「アデュー」であると締めくくった。

 大江健三郎氏は、渡辺一夫の文章を引用しつつ、「原発のエネルギーなしでは、偉大な事業を成し遂げられない」という「ウソ」を暴いた。さらに自民党の幹事長(石原伸晃)が、「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは心情として分かる」と発言したことに対し、静かに反論を述べた。市民の抵抗の意志表示を、集団ヒステリー状態という言葉でしか捉えられない石原伸晃の想像力の欠如、もしくは意図的な悪意は、もっと批判されてしかるべき問題である。

.. 2011年10月02日 12:37   No.331015
++ 中村 徹 (幼稚園生)…4回       
内橋克人氏は、技術が進み、発展すれば、安全な原発は可能であるという原発安全神話の新版、改訂版が台頭しつつあることへの注意を促した。例えば、地下や洞窟内で原子力発電を行う計画などである。そこまでして原発を持ち続けたいという意図の裏には何があるのか?それは核武装が可能な潜在力を持ち続けようという政治的意図である。合意なき国策がこれ以上進むことは許されない。原発エネルギーではなく、命のエネルギーが輝く国にしようと訴えた。

 落合恵子氏は、ジョン・レノン「イマジン」を例にとり、福島のこどもたちを、 この国のこどもたちの今を、放射性廃棄物の処理能力を持たない人間が原発を持つ事の罪深さを、「想像してください」と訴えた。容易に核兵器に変わり得る原発を持つ事は、恒久の平和を約束した憲法を持つ我々は決して許容してはならない。反核・反戦・反差別は、全部一つの根っこであることを指摘し、暴力に対して、非暴力を貫くことを誓った。

 澤地久枝氏は、膝の骨折と手術で50日余り入院し、退院後、足腰が萎えてしまったという。しかし、この集会には、どんなことがあっても立って参加したいという思いがあり、椅子を断って立ってのスピーチであった。昭和の戦争、原爆投下の果ての敗戦、核の実験場にされた日本は、核の暴走をコントロールすることもできないのに、原発など持ってはいけなかった。事実を隠蔽し、非科学的で、事故の責任を取らない電力会社に、国民の命が握られている。希望は市民運動である。特に、命を生み育む女性たちが役割を果たす時は今だ、と訴えた。

 ドイツからのゲスト、フーベルト・ヴァイガー氏は、脱原発は、「できるか」、「できないか」の話ではない。政治的に、「やるか」、「やらないか」の話である。電力会社の解体や、再生可能エネルーの拡大によって、それは可能である。我々は、民主主義の下で、脱原発を声高く訴えていく時であると力強く述べた。

○次の発言予定は山本太郎氏であったが、到着が遅れているとのアナウンスがあった。しかし、その直後、たった今到着したという山本太郎氏が舞台に駆け上がってきた。山本氏は、3.11以後、大きく人生が変わったという。その根源に
あるものは「生きていたい」という思いである。自分だけが「生きていたい」ということではない。世界中のみんなに生きていてもらわないと意味がない。今の政府は、簡単に人の命を無視できる政府であることが明らかになった。みんなで
生きていくために、高濃度汚染地域からのサテライト疎開、そして原発の一斉停止を求めて活動を続けている。さらに具体的な行動方法として、市民が、それぞれの選挙区の代議士事務所に行ってプレッシャーをかけ、その代議士の立ち位置をはっきりさせることが重要だと述べた。

 山本太郎氏の話には続きがある。この集会の前に、別の会場で行われている反原発集会に参加していた。そこで、あるテレビ局から密着取材させて欲しいという話があったという。山本氏は、原発問題について正しく報道されているのかという議論をし、デジタルビデオカメラを預かってきたのである。山本氏は、明治公園を埋め尽くす人々にカメラを向け、撮影しながらシュプレヒコールをあげた。

.. 2011年10月02日 12:54   No.331016
++ 中村 徹 (小学校低学年)…5回       
○発言の最後は、福島からの訴えであった。ハイロアクション福島原発40周年実行委員会の武藤類子氏は、涙声で静かに語った。

 福島はとても美しいところです。
 東に紺碧の太平洋を望む浜通り。
 モモ・梨・リンゴと果物の宝庫の中通り。
 猪苗代湖と磐梯山の周りに黄金色の稲穂が垂れる会津平野。
 その向こうを、深い山々が縁取っています。
 山は青く、水は清らかな、私たちの故郷です。

 ここで既に、会場からはすすり泣きが聞こえた。冷静であるはずの報道カメラマンですら目に涙を浮かべていた。さらに武藤氏は、3.11以後の福島の残酷な現実と福島県民の苦しみを切々と語った。

 半年という月日の中で、次第に鮮明になってきたことは、
 事実は隠されるのだ、
 国は国民を守らないのだ、
 事故は未だに終わらないのだ、
 福島県民は核の実験材料にされるのだ、
 莫大な放射能のゴミは残るのだ、
 大きな犠牲の上になお原発を推進しようとする勢力があるのだ、
 私たちは捨てられたのだ。

 何気なく差し込むコンセントの向こう側は、差別と犠牲の上に成り立っている。今、我々がすべきことは何なのか、深く考えさせられるスピーチであった。

○発言が終わり、デモ(主催者表示ではパレード)の出発である。デモは、表参道を通って代々木公園に向かうAコース、原宿を通って代々木公園に向かうBコース、千駄ヶ谷を通って新宿に向かうCコースの3コースに分けられている。
ステージでは、ランキン・タクシー、ナラカズヲ、制服向上委員会による送り出しライブが行われた。ところが、1時間程度のライブが終わっても、会場の人数はほとんど減っていない。警察によりデモが分断され、出発できない状態が続い
ているという。警察のいつもの手口である。デモを分断することによって、デモを小さく見せる、長く待たせることによって意欲を喪失させリタイアさせるなどの意図があるだろう。
 しかし、今回のデモに関しては、警察の策略は逆効果であったと思う。デモが分断されたことにより、デモ出発からデモ終了までのトータル時間が長くなった。祝日の原宿、表参道という人口密度の高い地域で、絶え間なく長時間のデモが行われ、当然、より多くの人の目に触れる結果となったのである。さらに今回の参加者の多くは、全国からこの日のために集まった人たちである。そういう人たちは、いくら待たせても意欲を喪失したりはしない。逆に待たせれば待たせるほど高揚し、デモ終了後の達成感が得られたと思う。風向きは既に変わっているのだから、警察はそろそろ無意味な弾圧を止めた方が賢明であろう。

.. 2011年10月02日 13:02   No.331017
++ たんぽぽ舎 (社長)…381回       
 新たなヒバクシャを次々と生み出していく劣化ウラン兵器の使用が問題になって以来、劣化ウラン兵器禁止とその使用によって犠牲になっているイラクの子供たちへの医療支援を中心に活動している中で、数少ない月刊ニュースとして発行
しています。

 今号では、9月11日の経産省を1800人の人間の鎖で包囲した活動の報告と、9月25日の第3回原子力空母(米海軍のジョージ・ワシントン)配備撤回を求める9・25集会の報告を掲載しました。また、6万人もの人たちが結集した「さよなら原発1000万人アクション」の報告も、巻頭コラムに載せました。

 3月11日の地震によって引き起こされたとてつもない原発震災。私たちはもうこれ以上の放射能汚染を許すことはできませんし、もうこれ以上のヒバクシャが出ることを見逃すことはできません。

 原発の核燃料製造の過程で生み出される放射性廃棄物である劣化ウラン。それを米軍が兵器に転用して、1991年の湾岸戦争を皮切りに、バルカンやコソヴォ紛争、今世紀に入ってからは、2003年のイラク戦争やアフガン戦争で大量に使用し、各地で新たなヒバクシャを生み出しています。劣化ウラン兵器と原発は密接に結びついています。原発を止めることは、劣化ウラン兵器を廃止することに直接結びつきます。

 また、日本各地に、劣化ウランをはじめとして様々な放射性物質が放置されていることを、文科省の「2009年度下期放射線管理等報告」から作成したものを掲載しました。

 なお、毎回連載で掲載している、イラクの子どもとなかよくする会の西村陽子氏の報告もあります。

※劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク月刊紙はたんぽぽ舎で取り扱いしております。ご希望の方はたんぽぽ舎までご連絡下さい。尚、当月刊紙は有料の取り扱いとなります。

.. 2011年10月02日 19:56   No.331018
++ たんぽぽ舎 (社長)…382回       
スペースたんぽぽ・学習会のお知らせ

 テーマ:「東京電力を刑事告発して」、ほか
 お話し:明石昇二郎(ルポライター)、
     広瀬 隆(作家、ビデオ出演)、
     槌田 敦(物理学者)
 資料代:1000円
 18:30 開場
 19:00 開演


マルマガ読者からの質問と回答
     汚泥処理に伴う放射線量について

 初めまして。
 横浜市のE.I子と申します。メルマガ希望です。

 五年、三年、二年の小学生と三歳になる子どもの母です。たんぽぽ舎さんの勉強会などに伺いたいのですが、思うように動けません。

 うちの子ども達が通う、横浜市立長津田第二小学校は西約100メートルに町田市の成瀬クリーンセンターがあります。手持ちのSOEKS-01M ver 1.ALとプリピャチで計測していますが、明らかに高過ぎる数値が出る日があります。クリーンセンターの職員の方々はとても協力的で、力を合わせてなんとかしたいと連絡を取り合っています。最終的には核の処分場をフクイチ周辺へという考えはお互いありますが、まだ先の話です。

 ドイツの環境研究所で聞いてきてもらった話だと、汚泥を焼却なんてとんでもない。汚泥は原子炉用のバグフィルターがついてる施設へ運ぶべきとのこと。ましてや、そんなところで校庭で授業などありえない、とのこと。学校長、横浜市教委会、PTA、自治会、横浜市会議員、町田市会議員へと、注意喚起をお願いしていますが、3ヶ月たっても何も変わりません。

 クリーンセンターが検査に出している鶴見の同位体研究所の話だと、高温で焼却した放射性物質は周りとくっつきやすくなるのでは?とのこと。逆に細かくなり、マスクでは防げなくなるという話も聞きます。いずれにせよ、線量のモニタリングをして、高い日はマスクを呼び掛けられるようにしなくてはなりません。

 町田市、横浜市共に「ここら辺はクリーンだから対策は必要なし」というスタンスです。煙突からの排出放射線量の測定の指示が6月に出ましたが、湿式でフィルターがありません。敷地内の空間線量は7月半ばより、週に一度木曜日に町田市より貸し出されたDOSERAE2で計測しています。

 職員の方々は、放射性物質が入った脱水汚泥焼却灰を扱っており、線量計も持たされずとても心配です。今、運動会の練習が本格的に始まる前に、なんとかしたいと動いています。

 排出煙の測定をして、数値を出し、だからマスクをして欲しいと話を持って行きたいと考えています。2μSv/hを超えた日もありますが、こちらは素人です。
常に高い訳ではないので、成瀬クリーンセンター由来なのか、フクイチ由来なのか、また別の要素なのか判断がつきません。毎日測定して比較してマスクをさせています。

 全てが初めての事ばかりで多くの情報を必要としています。焼却炉の仕組みや松葉の事など、勉強しながらやってる状態です。下水処理施設からの放射性物質飛散の件で、読むべきものがあれば是非お知らせ下さい。

 どうぞ宜しくお願い致します。

.. 2011年10月03日 11:08   No.331019
++ 坂東 (幼稚園生)…1回       
 E.I子様

 たんぽぽ舎の坂東と申します。

 お問い合わせの件についてですが、私が清掃労働者のため、回答することになりました。町田の成瀬クリーンセンターは下水処理場ですが、清掃工場も抱えている問題は同じなので、私の見解を述べさせていただきます。

 焼却炉の形式・規模がわからなかったので調べていて遅くなりました。これについては若林ともこ県議の8月4日の視察レポートがあったのでわかりました。

 成瀬クリーンセンターは町田市と横浜市の境界に近いところに立地しています。

 そこでで使用されている焼却炉は、流動床炉2基(45T、50T)バグフィルターではなく水冷のようですが、小型なので一般的な処理と思います。尚、町田市のHPによれば、成瀬クリーンセンターの汚泥と汚泥焼却灰の値は、5月20日測定で汚泥のセシウム合計626ベクレル、焼却灰のセシウム合計5123ベクレルとなっており、この後の6月30日の焼却灰は合計916ベクレルと推移しています。

 私は東京23区の清掃工場等(中間処理)にかかわる仕事ですが、ご承知とは思いますがやはり工場の焼却飛灰に高い濃度で濃縮されているのが判明し、関係部署はてんてこ舞いです。(ちなみに東京23区では今21工場稼働中です。)
下水処理場も同じです。

 公害対策として、基本は生物に害のないようにすることなので、希釈する(薄くする)か、害になるものを集めて無害化処理する、のがほとんどです。今は後者が主流です。

 そのため、排ガスに出ないように集塵装置でできるだけ集めて、環境に溶け出さないように処理しています。水に溶け出さない安定した化合物にするとか、キレート剤(かにの爪という意味)で捕まえて逃げないようにするとか、高温で溶かしてガラス状にして閉じ込めるとか。重金属やダイオキシンなどはこの方法で処理してきました。

 しかし今回はこれが裏目に出ています。がんばって集めているのだから濃くなるのは当然です。でも、放射性物質から放射線を出さないようにするのはできないからです。防ぐしかありません。

 もともと、家庭から出るごみや、下水に放射性物質が入ることなど想定していません。あるわけがないものだったからです。周囲のものを集めてくるものですから、この値はいかに私たちの周りや雨が汚染されているかの証拠でしかありません。

 なお、飛灰の扱いは、飛散しないように厳重な保管が義務付けられています。運搬に関してもです。そのため、いまの設備はかなり厳重です。報告の写真を見ると、フレコンパックのような袋に入れて保管しているようなので、破けなければ飛散しないでしょう。保管している灰の近くでは、当然ですが線量は高くなっているようです。作業のあり方、安全性も課題になっています。

 ここで少々技術的・専門的な話となりますが、「焼却灰」による汚染と「焼却した際に排出される排ガス」の汚染の問題、と二つにわけて少々詳しく見て行きましょう。

.. 2011年10月03日 11:16   No.331020
++ 坂東 (幼稚園生)…2回       
(1)「焼却灰」の汚染の問題

 都市の場合は、廃棄物(ゴミ)や汚水は基本的に処理施設で処理します。大量に出るため、自然の力で自然に戻すというのが無理なのと、いろいろな化合物やプラスティックのような自然で分解しないものが増えているからです。
 廃棄物の焼却(汚泥も基本的には同じ)の主目的は衛生的に処理し、カサを減らすということです。

  ◎臭いは摂氏600から650度程度で分解しますし、細菌も死にます。
  ◎かさは約20分の1になります。
  ◎ダイオキシンのような有機物も摂氏850度以上でほぼ分解します。 

 その残った焼却灰を主灰 (燃えがら)と言います。

 新しい焼却炉は大体摂氏900度位で燃やすので、揮発しやすいものはほぼガス化して飛灰として排ガス・煙突方面に流れます。
 このガスを冷やす (熱をとる) ため、大型の焼却炉はボイラを付けて蒸気を作って発電しています。
 小型のものは水をかけて冷やします。ちなみに融点の低い重金属はほぼ飛灰となって、ガスと一緒に流れていきます。セシウム(※1)も同じとみています。

(2)「焼却した際に排出される排ガス」の汚染の問題

 燃やした後のガスをそのまま煙突から出すと、細かい灰(ばいじん)がそのまま出てしまうので、いろいろな公害対策設備を通してきれいにして出します。

 現在大型焼却炉はダイオキシン対策のため、いろいろなテクニックを使います。

1.バグフィルター(ろ過式集じん機)に入る前に急激に温度を摂氏150度位に下げる(ゆっくり下げるとダイオキシンを再生成する心配がある)。

2.バグフィルターでちりを落とす(性能は99.5%以上)。落とした灰を集じん灰(飛灰)と言います。これは前出の主灰(燃えがら)と一緒にしてはいけないことになっています。

3.そのあと塩化水素や硫黄酸化物を取り除くために湿式除去設備を通します。
  水をかけて温度を下げ、苛性ソーダ(水酸化ナトリウムNaOH)と反応させ中和させます。ガス化で残った重金属にはキレート剤を吹き込んで捕まえます。

4.そのあと窒素酸化物を減少させるため、温度を上げてアンモニアを吹き込んで触媒脱硝装置に通します(ダイオキシンも分解する)。

5.そのあと勢いをつけて煙突から放出します。

 鉛等、重金属は2.と3.の過程でほとんど取れています。今回問題となっているセシウムもここで取れています。

 ちなみに23区では毎年バグフィルターの前後でばいじんを測り能力の確認をしています。そのため、排ガスにはほとんど混入していないと考えています。

 しかし、現在広い範囲に放射性物質がばらまかれています。高濃度でなくても集めてくるのですから、そのために下水で沈殿させた汚泥や焼却灰、清掃工場の燃えがらや飛灰に濃縮してくるのは当然です。

 もともと日常生活の快適さを守るための都市施設に放射性物質が入ってくるなど想定していません。これこそ「想定外」です。でも原発が事故を起こせばこうなるのは当然の結果です。

 そして、現地近くは高濃度汚染です。対策は全く違うものになります。


.. 2011年10月03日 11:25   No.331021
++ 坂東 (幼稚園生)…3回       
追記

 この見解を書いている間に、「10万ベクレル以内の焼却灰等に関しては通常の埋立廃棄を行うといった政府決定がなされた」旨の報道が飛び込んできました。

 この事についてその問題性について触れておきたいと思います。

 8000ベクレル以上は通常の埋立をしないようにとの暫定の方針でした。では、それ以下はいいのかということですが、8000ベクレ以下は住宅地利用しないことを条件に埋め立てを認める方針を既に示しています。ということで自前の処分場があるところは各自治体の処分場へ今までどうり通り持っていっているところが多いです。まあ、正式の処分場は埋立後も管理が義務付けられ、住宅などには利用しないのでこの条件はクリアします。しかし、今までの例では埋立終了後公園などにしているところが結構あります。適当にばらまくと後で確実に問題になります。

 また、コンクリート固化などするとかさが増えて、(薄めるのだから)結果的に濃度は下がります。で、8000ベクレル以下になったら今でも埋め立てOKです。なし崩しにばらまきで薄めることにならないよう後のことを考えきちんとさせるべきです。

 今、市民が問題にしているのは8000ベクレを超えたからでなく、あることそのものを心配をしているのだから、これを基本に考えるべきです。住宅地に近いところに処分場があるところも多いからです。

 仕方がないから、実態に合わせ基準を変えているのではと勘繰られても仕方ありません。「8000ベクレルを決めたのは」にはそれなりの説明がついていましたた。では10倍を超える今回の件ではどうなるのでしょうか。働く人たちの安全も含め多角的に検討していかなければならないと思います。

 ちなみに、環境省が16都県に対し測定を要請しました。計469焼却施設のうち、7都県の42施設で基準値を超えていることがわかりました。東京、福島、千葉以外に基準値を超えたのは栃木(4万8600ベクレル)、茨城(3万1000ベクレル)、岩手(3万ベクレル)、群馬(8940ベクレル)、等。

 報道によれば、「環境省は27日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染されたがれきやごみの焼却灰のうち、これまで一時保管するよう求めていた放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについて、10万ベクレル以下の場合は一般の最終処分場での埋め立てを容認する方針を決めた。地下水への汚染防止策などを講じることで、安全な処理が可能と判断した。

 具体的には、焼却灰をセメントで固めたり、屋根付きの処分場を利用したりすることで水との接触を防ぎ、セシウムが流出しないようにする。埋め立て後は、処分場の排水や周辺の地下水の監視などを行う。

 同省はこれまで、8000ベクレル以下を埋め立て可能とし、この基準を超えたものは、処分方法が決まるまで一時保管する方針を示していた。10万ベクレルを超える灰の扱いは、周囲をコンクリート壁で覆った産業廃棄物用の『遮断型最終処分場』への埋め立てを軸に検討する。」と報じています。

.. 2011年10月03日 11:36   No.331022
++ E.I子 (幼稚園生)…1回       
たんぽぽ舎 坂東様

 お忙しい中、詳細に調べていただきまして大変ありがとうございました。

 職員のかたがたは線量計ももたされず、マスクと簡易防護服で積みなおし作業をされていると伺いました。もう本当に一体どうなってしまったのかと思うようなことばかりです。

 頂いた情報を職員の方と共有したいと思います。本当にありがとうございました。

.. 2011年10月03日 11:46   No.331023


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