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外国人差別の現実を見て参政党に騙されるな | 「日本人ファースト」は排外主義の扇動 | 「核武装が最も安上がりな安全強策」という暴言 | 極右の争点ずらしに迎合した大手メディア | 「メディア改革」連載第178回 └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
◎ 昨年10月以降、衆院選、都議選で敗北した石破政権は参院選でも惨 敗したが、開票が終わっていない7月20日夜、テレビ各局のインタ ビューに答えて「比較第1党の責任は、よく自覚しなければならない」 と述べ、早々と政権維持を表明した。 その後、自民党内から石破降ろしの動きが公然化し、石破氏が麻生太郎 最高顧問・菅義偉副総裁・岸田文雄前首相の3人との会談を前にした23 日午前、毎日新聞が「石破首相は8月までに退陣を表明する意向を固め、 周辺に伝えた」と報道。読売新聞も「石破首相 退陣へ」という大見出し の号外を配付した。
◎ 辞任報道と同時間帯に、関税に関する日米合意が発表され、石破氏は 自民党本部でのぶら下がり取材で、「私の出処進退については、一切話は 出ていない。一部にそのような報道があるが、私はそのような発言をした ことは、一度もない」と退陣報道を否定した。 https://news.yahoo.co.jp/articles/0b33682017d5f8108d4264a96035e5bfa4b0a6fb 両紙は自民党内の反石破幹部からの情報で報じたようで、石破氏の内心の 意向を、作文したことになり、“世紀の誤報”になりそうだ。既に大手フリ マアプリ『メルカリ』では同紙の号外が出品されている。
◎ 参院選で参政党が叫んだ「日本人ファースト」と「外国人問題」は醜 悪だった。れいわの山本太郎代表は、党公式のYouTube番組で、参政党な どが選挙戦で外国人政策を争点に押し上げたことについて、「経済を覆い 隠すようなテーマ隠しが行われた選挙だった」と分析している。 山本氏は21日の記者会見で「この国にとっての最優先事項は外国人問 題ではない。論点ずらしが大々的に行われた。それに加担したのは、もち ろん多くは、マスコミの責任がある」と断じた。
.. 2025年08月02日 07:20 No.3295001
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