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ガザ配給所再び攻撃 イスラエル軍 住民ら36人死亡
パレスチナ自治区ガザ地区で10日、物資配布拠点の周辺で再びイスラ エル軍の攻撃があり、ガザ保健当局によると、少なくとも36人が死亡、 200人以上が負傷した。 配布拠点は、米国とイスラエルが後押しする「ガザ人道財団」(GH F)が運営しており、支援物資の配布に集まった人々らが撃たれたという。 イスラエル軍は住民への警告射撃を行ったと認めた上で、「軍が把握 する負傷者数とは一致しない」と主張した。 深刻な食料不足が広がる中、拠点周辺で軍の発砲が相次いでいる。 ガザ保健当局は5月下旬の配布開始以来、少なくとも163人が死亡、 約1500人が負傷したと発表した。 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリー二事務局長 は10日、GHFについて「飢餓に対処するものではない」と非難。 支援物資の配布は、大規模かつ安全なものであるべきだとしたうえで、 それを実現できるのは国連だけだと指摘した。【エルサレム松岡大地】 (6月12日『毎日新聞』7面より)
.. 2025年06月14日 09:05 No.3269002
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