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台湾は非核家園の実現に向かう。 | 環境団体は[ NO NUKES TAIWAN ]と訴える └──── (2025.5.17「CNA・中央通信」) 1978年に台湾が原発を開始してから1万日余りを経て、本日ついに正式に「非核家園(非核の国)」へと歩みを進めることとなった。 環境団体は台湾電力本社前に再び集まり、[ NO NUKES TAIWAN ]のスローガンを掲げ、それをビルに投影することで、台湾の持続可能な発展への道を祝福した。 非核家園への最後の一里である第三原発2号機は、同日午後に出力を下げ始め、夜10時すぎに送電網から切り離され、正式に運転を停止する予定である。
反核運動において重要な役割を果たしてきた台湾環境保護連盟は、今夜、反核運動の象徴的な場所である台湾電力本社前に再び集まり、「迎接非核家園」夜会を開催した。同地は1988年に同連盟が台北で初の反核集会を実施した歴史的地点である。 夜会は午後8時に開始され、台湾環境保護連盟、緑色公民行動連盟、台湾再生エネルギー連盟などの複数の環境団体のほか、日本、韓国、フィリピン、インド、インドネシア、タイ、トルコの反核団体、さらには第四原発建設反対のために断食した民進党の弁護士・林義雄が設立した人民作主志工団などが参加した。参加者は何度も[ NO NUKES TAIWAN ]を唱和した。 台湾環保連盟会長の謝志誠氏は、台湾では16,965日間、原発が動かされたが、天の加護により大きな災害なく過ごせたこと、そして台湾電力の原発従業員の尽力に感謝を示した。過去に原発ではトラブルが相次いだが、大きな原子力災害は回避されたと語った。
緑色公民行動連盟の崔?欣秘書長は、今日は祝うべき日であるが、依然として多くの擁核派や野党が原発の再稼働を望んでいることに懸念を示した。来週には立法院で第三原発再稼働の国民投票を行おうとする動きもある。台湾の反核運動はこれまで幾多のたたかいを経験してきたが、もし8月に国民投票が実施される ならば、それを最後のたたかいとし、台湾を真の非核家園とすべきであると語った。
.. 2025年05月25日 08:03 No.3255003
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