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■--反原発自治体議員・市民連盟が15回総会開く
++ 柳田 真 (社長)…904回          

反原発自治体議員・市民連盟が15回総会開く
 | しっかりした原発反対方針、人事は再選(福士敬子さん他)
 | 今後の課題は反原発方針の実行力
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

1.4月20日(日)反原発自治体議員・市民連盟の第15回総会(16年目)
が、中野区の生協会館本部の会議室を借りておこなわれました。出席
20名。たんぽぽ舎からは柳田ほか2名が出席しました。

2.共同代表の福士敬子さん(元東京都議会議員)の挨拶の後、活動報
告、会計報告、決算(227万円)、活動方針、人事(全員再選)が各担当者か
ら提案され、一括して議論-拍手で承認されました。

3.第2部は、元石川県議員、志賀原発差止訴訟原告団長の北野進さん
から『議員・市民の連携と珠洲原発・志賀原発反対運動の教訓』と題し
て、聞き応えのある内容の濃い講演をうけました。

4.また、ZOOM参加の4人から、報告がありました。
 ◎泊原発の再稼働を巡る状況  佐藤英行岩内町議会議員
 ◎柏崎刈羽原発再稼働を巡る状況  小木曽茂子元津南町会議員
 ◎東海第二原発を巡る状況  阿部功志東海村議会議員
 ◎川内原発を巡る状況  野口英一郎鹿児島市議会議員

5.方針の7つの柱は次の通り

(1)東海第二原発再稼働を止め廃炉にする好機
(2)福島の責任をとれない東電の柏崎刈羽再稼働許すな
(3)若狭の危険な老朽原発を止めよう
(4)行き場のない使用済み核燃料を増やすな
(5)泊原発の再稼働、大間原発の建設を阻もう
(6)福島を忘れない取り組みを継続
(7)全国の自治体議員・市民に連盟への参加を呼びかけよう

6.人事は次の通り
 共同代表:佐藤英行(岩内町議会議員)、
      野口英一郎(鹿児島市議会議員)
福士敬子(元東京都議会議員)、
武笠紀子(元松戸市議会議員)
 事務局長:けしば誠一(前杉並区議会議員)
会  計:新城せつこ(前杉並区議会議員)
会計監査:門間淑子(羽村市議会議員)、吉野信次

☆「反原発自治体議員・市民連盟」は、2010年(2011.3.11の東電福島第
 一原発過酷事故の前年)に結成されました。
.. 2025年04月22日 07:03   No.3233001

++ 上岡直見 (社長)…407回       
東日本では唯一のPWR北海道電力泊原発3号機について
 | 規制委員会は30日に審査書案を了承し事実上「合格」の見込み
 | どの点からみても泊原発の再稼働は必要ない
 └──── (環境経済研究所代表)

◎ 原子力規制委員会は北海道電力泊原発3号機(後志管内泊村)の安全
対策が新規制基準に適合しているとする審査書案を30日にも了承する方
針であることがわかった。(北海道新聞2025年4月23日)(※1)

◎ 北海道新聞では、4月13日から泊原発の安全対策に関する独自の特
集を組み「19分で炉心損傷 対応懸念 北電 設備増強 運転員を訓練」
「耐震性は十分なの? 想定以上の揺れ発生も」「噴火や津波への備え
は? 火山監視、防潮堤を整備」などを指摘している。
そして地元同意などなお課題が残り「2027年再稼働へなお関門」とし
ている。(※2〜4)

◎ 一方、ラピダス(半導体)の新工場稼働などを理由に「泊原発を再
稼働しなければ電気が足りない」というキャンペーンも行われている。
  (※5)
 しかし北海道では、東日本大震災後の2012年にも「電気が足りない」
とキャンペーンが展開され、また2018年の地震による広域停電では「泊
原発が動いていれば停電は起きなかった」など言説が流布されてきた。
 2018年の地震については、同じく北海道新聞の取材で泊と関係ないこ
とが検証されている。(※6)
 どの点からみても泊原発の再稼働は必要ない。

(※1)https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1151636
(※2)[上]https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1146754
(※3)[中]https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1147742
(※4)[下]https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1147737/
(※5)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC080Z80Y5A400C2000000/
(※6)北海道新聞社『検証ブラックアウト』2020年

.. 2025年04月24日 07:09   No.3233002
++ 柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会  (幼稚園生)…1回       
かつてない関心の高まりを明日につなぐことを決意します
 | —県民投票条例案の否決を受けて—
 └──── 柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会 事務局

                         2025年4月18日

 臨時新潟県議会において本日、「東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再
稼働に関する新潟県民投票条例案」は、自民党会派などが反対し、修正
案とともに否決(賛成16・反対36)されました。
 原発再稼働の問題は、いのちと暮らしに直結し、新潟県の基幹産業で
ある農業をはじめ、地域の産業・経済など、すべての県民に関わる課題
です。
 しかし県民投票条例の制定とその実施を望む14万3196名もの県民の切
実な願いが実を結ばず、181万人有権者の原発再稼働に関する意思表示の
機会が奪われ、その思いを明らかにするための有効な方策も示されな
かったことは、大変残念です。

 私たち「県民投票で決める会」は、臨時議会初日の請求代表者による
意見陳述で、「これだけ多くの県民が再稼働の是非について主権行使す
る機会を与えてほしいと求めている」と訴えました。
 この条例案は、知事の「賛成・反対の二者択一の県民投票では県民の
多様な意見を把握できない」との否定的意見が付けられ、連日多くの傍
聴者が県内各地から駆けつけ、議論を見守る中、審議されました。

 しかし、私たちが県議会に求めた「十分な審議時間の確保」「意見を
異にする複数の有識者(参考人)の出席と質疑の機会の保障」は、実現さ
れませんでした。
 とりわけ、ただ一人の参考人は、柏崎刈羽原発から県境までは直線距
離で150km以内に収まるにもかかわらず「200km離れた地域では関心
が薄い」「間接民主主義は住民を矢面に立たせないうまいやり方だ」な
どと、「専門家」としての見識を疑わせる意見も述べました。

 会派・議員からの質問に対しては、知事は条例案につけた自らの意見
を再三繰り返すことに終始し、「リーダーとしての判断」の前の「県民
の意向を把握」する方法も示さず、「(判断に対する県民の意思を確認す
るのは)信を問う方法が最も重い」などと答弁しながら、これも具体的な
手法を明らかにませんでした。
 こうした発言は、傲慢かつ欺瞞的であり、きわめて不誠実です。

.. 2025年04月24日 07:22   No.3233003
++ 柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会  (幼稚園生)…2回       
 自民党など、条例案に反対する会派は、「署名の重みを受けとめる」
などとしながら、知事意見を追認するばかりか、「地域に分断を生む」
「感情的な判断に偏る」などと発言しました。これは主権者・県民への
侮辱です。
 また、質疑や意見の中で、先に述べた参考人の不適切・不正確な意見
を無批判に引用し、反対の根拠としました。
 「公正な審議」の前提が崩れていたと言っても過言ではありません。

 また、条例案の否決の理由に「投票結果が知事や議会の判断に影響す
る」なども上げましたが、民意を尊重し反映しながら、それぞれの議論
や判断を進めることこそ、間接民主主義と二元代表制の役割であり、彼
らの主張は本末転倒で的外れです。
 一方、条例案(修正案)に賛成していただいた議員の皆さんには、誠実
に私たちの願いを受けとめ、共感していただき、条例案の可決・成立の
ためにご奮闘いただいたことに、心からの感謝を申し上げます。

 残念ながら条例案は否決されましたが、署名された14万3196筆の想い
は消えることはありません。
 昨年7月以降、足掛け10カ月にも及んだ県民投票条例の直接請求運動
は、多くの県民のみなさんのご支援・ご協力に支えられて、大きな成果
を収めました。
 報道機関の積極的な報道もあり、県内外、各界からも注目を集める中
で臨時県議会が開催され、柏崎刈羽原発の再稼働問題について、新たな
全県的・全国的議論が高まりました。

 知事は、具体的方法を明示しなかったものの、「多様な意見の把握」
「県民に信を問う」ことを、あらためて約束しました。
 県民の県政への信頼を損ねることのないよう、その具体的方法を明ら
かにし、実施することを求めます。

 また、今回、若い世代からも積極的な参加があり、再稼働に「賛成」
「反対」の立場を超えて対話する県民のネットワークが広がり、強まった
ことにも、未来に向けた大きな希望と意義があると考えます。
 さらに、前回の「みんなで決める会」の直接請求と比較して、署名数
も賛成議員の数も大幅に増えました。

.. 2025年04月24日 07:28   No.3233004
++ 柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会  (幼稚園生)…3回       
 これは、主権者としての意思表示の機会を求める県民世論の高まりと、
その世論に応えようとする議会内の力も大きくなったことを意味し、
これも私たちにとっての希望です。
 近い将来、知事の言う「県民の意向を把握」「県民に信を問う」過程
において、賢明な県民一人ひとりが意思表示できる機会が来ることを強
く願います。                        以上

.. 2025年04月24日 07:33   No.3233005
++ 鴨下全生 (小学校低学年)…5回       
フランシスコ教皇の昇天に寄せて
 | 原発事故当事者の想いを肯定し、勇気を与えてくださった
 | フランシスコ教皇に、心からの感謝
 └──── 鴨下全生(福島原発被害東京訴訟原告)

今はただ辛く悲しいです
キリスト教的には、使命を果たして天に招かれることは、褒むべきこと
と思いますが、僕はそんな気持ちを持つところまで至れていません。
大きな支えを失ったようで、とても悲しいです。

僕にとって、本当に偉大な人でした。
政治にも行政にも司法にも助けてもらえなかった僕を、ないものにされ
無視され続けてきた僕を、唯一、権力の立場から認めてくれたのが教皇
でした。
温かいハグで、僕の全てを肯定してくれました。
そこに何かしらの言葉があったわけではありません。
でも、ただ認められたことがどれだけ大きいことだったか。
そして、教皇の決断がどれだけ重いものだったか。

原発を抱える国の多くは、カトリックの信者がたくさんいる国です。
そんな中で、僕を抱きしめてくださった翌日、帰りの飛行機で教皇は原
発反対の想いを初めて表明されました。

権力ほど怖いものはないことを、誰よりも分かっていながら、命を捧げ
るつもりで教皇になったのだと思います。
権力を持てば自分の判断で人が死ぬ。
そのことを本当によく知っておられる方でした。
悪人なんていない、あるのは、唯、不運なすれ違いだけということを、
分断された世界にたくさんの橋をかけることで証明しようとされていた
のだと思っています。

僕はこれから、残された課題を乗り越えていきたいと思っています。
今でも、福島には大きな分断が残っています。
報道は減り、あの時のことを多くの人が口にしなくなりました。
しかしそれは全てが解決したからではありません。

「なかったことにしよう、見ないようにしよう」、「もう終わったこと
だから」、「明るい復興のことだけ話そう」そんな声を沢山聞きます。
でも本当に復興した福島とは、フクシマのことについて誰が話しても誰
も傷つくことがない、そんな未来です。

.. 2025年04月25日 08:02   No.3233006
++ 鴨下全生 (小学校低学年)…6回       
被団協の方々が残してくださったこと、ノーモア・ヒバクシャ。
当事者がそれを訴えることの痛みと重み、それが原発事故の被害を受け
て、国につまはじきにされて、ようやく分かりました。
2019年、教皇はヒロシマ、ナガサキ、フクシマのために来日されました。
あれはまさに「ふくしま」に込めた祈りだったのかもしれません。

絆や復興という言葉や美談で被害から目を背けても問題は終わらない。
僕は当事者だからこそ、被害を訴え続けたい。
その想いを肯定し、勇気を与えてくださったフランシスコ教皇に、
心からの感謝を込めて。

.. 2025年04月25日 08:11   No.3233007
++ 神戸新聞 (幼稚園生)…3回       
<社説>原発投票否決/多様な民意反映できるか
 | 東電柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う県民投票条例案
 | 東電には不都合な事実も含めて、あらゆる情報公開が求められる
 └────  (4月24日「神戸新聞」より)

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の再稼働の是非を問
う県民投票条例案について、新潟県議会が反対多数で否決した。議長を
除く県議52人のうち自民党と公明党など計36人が反対した。同原発の再
稼働を巡る県民投票条例案の否決は2013年に続いて2度目だ。
 条例の制定は市民団体が署名を集め、花角(はなずみ)英世知事に直
接請求した。法定数の約3万6千人分を上回る約14万3千人分で、有権
者の8%に当たる。

 ところが自民県議は「再稼働問題は高度な専門知識を有する」とし
て、「電力供給の安定性など国家規模の課題と直結し、県民投票にふさ
わしくない」と述べた。
 地域にとって重要な問題と捉えるからこそ、自治の主権者として県民
自ら判断したいと求めたのではないのか。意思表明の機会を認めない理
由としては疑問が残る。
 花角知事も条例案提出に際し「賛成、反対の二者択一の選択肢では、
県民の多様な意見を把握できない」と慎重な意見を付けていた。

 だが、地域の将来を左右する住民投票は各地で実施されてきた。
 条例に基づく初の住民投票は1996年に新潟県巻町(現新潟市)であり、
東北電力の原発建設に60%超が反対して計画は中止になった。
 米軍普天間飛行場(沖縄県)の名護市辺野古移設を巡る県民投票(20
19年)や「大阪都構想」の是非を問う2度の住民投票も実施されている。

 住民投票は、議会と首長による間接民主主義を補完する役割を持つと
される。
 花角知事の見解にはその意義を尊重する姿勢が見えず、制度そのもの
の否定につながりかねない。
 条例が請求された背景には、再稼働への地元同意が焦点となる中、
知事が態度を明らかにしてこなかった経緯がある。
 条例案否決を受け、知事は「市町村長との意見交換や公聴会、意識調
査を検討する」とした。
 いつ、どのような手法で是非を判断するのか、詳しく説明すべきだ。

.. 2025年04月26日 07:51   No.3233008
++ 神戸新聞 (幼稚園生)…4回       
 否決した県議会の責任も重い。
 東電福島第一原発の例が示すように、事故などがあれば、地元にとど
まらず県外にも多大な影響を及ぼす。
 多様な民意を尊重した原発の論議を丁寧に進めなければならない。

 柏崎刈羽原発は6、7号機が原子力規制委員会の再稼働審査に合格し
たものの、テロ対策施設の完成遅れなどの課題に直面している。
 万全の準備が整わず、再稼働ができても綱渡りの交互運転を強いられ
る。
 東電はこれまで社員の不正入室などの不祥事を繰り返してきた。
 トラブル隠しもあり、住民らの不信感は根強い。
 地元同意の行方にかかわらず、不都合な事実も含めて、あらゆる情報
公開が求められる。
https://www.47news.jp/12488744.html

.. 2025年04月26日 08:00   No.3233009
++ 佐藤大介 (小学校高学年)…26回       
原子炉施設規制法改正反対、台湾を守る唯一の道はリコールだ
 | 「尹錫悦罷免を越え、核のない世界に向け、脱核が民主主義だ」
 | 韓国済州島の海女さんたちを訪ねました … ほか
 | 4/20発行「ノーニュークス・アジアフォーラム通信193号」紹介
 └──── 佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム)

  193号もくじ

・原子炉施設規制法改正反対、台湾を守る唯一の道はリコールだ
             (全国廃核行動プラットフォーム)
・ノーニュークス・アジアフォーラム ネクスト配信開始(とーち)
・第2、第3原発の計画も進めるトルコで
 政権への大規模抗議(森山拓也)
・原発は本当に安全なのか(小原つなき)
・尹錫悦罷免に伴う声明(密陽765kv送電塔反対対策委員会)
・「尹錫悦罷免を越え、核のない世界に向け、脱核が民主主義だ」
                   (脱核市民行動)
・韓国済州島の海女さんたちを訪ねました(大河原さき)
・ベトナムの原発計画が再始動(吉井美知子)
・新潟県民投票条例否決される(小木曽茂子)
・女川を核のゴミ捨て場にするな! 女川原発を廃炉に!(多々良哲)
・北海道泊原発の現地から(佐藤英行)
・川内原発を動かすな(小川みさ子)
・3・22上関原発を建てさせない・核のゴミはいらない山口大集会
                       (三浦みどり)
・上関町での中間貯蔵施設の建設に反対する決議
                  (山口県田布施町議会)
・6.8「もうやめよう あぶない原発! 大集会inおおさか」
                      (木原壯林)
・311子ども甲状腺がん裁判について思うこと(阿部ゆりか)
・はじめての??(シウィ) 〜わたしたちにもできる!〜(渡辺あこ)
・伴英幸さんとの語らい -台湾とNNAFについて-

ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、
年6回発行。購読料:年2000円。(193号 4月20日発行、B5判32頁)
見本誌を無料で送ります。
連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp

.. 2025年04月29日 07:32   No.3233010


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