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■--四国電力伊方原発3号機
++ 愛媛新聞 (高校生)…50回          

四国電力伊方原発3号機 運転容認 原告側の請求棄却 松山地裁

 四国電力伊方原発3号機(伊方町)で大量の放射性物質放出事故が起き
れば生命や生活が侵害されるとして住民らが運転差し止めを求めた訴訟
の判決が18日、松山地裁であり、菊池浩也裁判長は、原告側請求を棄却
した。

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故後の伊方原発を巡る集団訴訟
ではこれまで、大分、広島の両地裁判決が四電の地震・火山対策や国の
審査の妥当性を認め「生命や身体を侵害する具体的危険が生じるといえ
ない」として同様に請求を退けており、運転容認の判断は3例目。

 松山地裁では原告側が2011年12月に提訴し、地震や噴火の想定の妥当
性や避難計画などを争点に、40回の口頭弁論を経て2024年6月に結審
した。
 原告側は、巨大地震を引き起こす危険性がある原発沖の中央構造線断
層帯について、四電が実施した地下構造調査は不十分で、耐震設計の目
安となる基準地震動は過小と主張。
 佐田岬半島は災害時に陸路の避難ルートが限られており、避難計画に
は実効性がないと指摘していた。
 追加提訴を含めた原告は計1502人(故人含む)。(後略)
             (3月18日「愛媛新聞 ONLINE」より抜粋)
https://www.47news.jp/12322491.html
.. 2025年03月20日 07:58   No.3211001

++ 東京新聞 (社長)…3235回       
もっと人間的な司法を
                    鎌田 慧(ルポライター)

 石川一雄さんの悲報を妻・早智子さんの電話で受けて絶旬した。新年
から体調を崩していた。それでも回復を信じていた。彼もそうだったと
思うのだが急逝した。
 埼玉県狭山市で1963年5月に発生した女子高校生殺しの犯人とされ
て、第一審死刑判決。二審無期懲役。最高裁で上告棄却。
 31年ぶりに仮釈放されて帰宅した時は55歳になっていた。
 それ以来、再審請求し、無実を示す鑑定書を提示しても一度も『証拠
調べ」がなかった。

 高校生が白昼誘拐され身代金を要求された事件とされるが、顔見知り
による殺人で脅迫状は偽装の証明であろう。
 石川さんの家庭は極端な貧困で小学校さえろくに通えなかった。
 非識字者が脅迫状で金銭要求すると考えるなど、非識字者の苦しみと
悲しみ、恐怖を想像したことのない人間の傲慢さ、とこの欄で書いた
(2月11日)。

 最高裁は「他の補助手段を借りで下書きや練習すれば、作成すること
が困難な文章ではない」と」の地裁判決を支持している。
 「最近、急に体力が低下してきた。鑑定人尋問、再審開始決定、無罪
判決、それまでの時間が心配だ」とも書いてから1カ月。石川さんは無
念を抱えて旅立った。
 その日はくしくも61年前、一審死刑判決が出された日だった。
 石川さん追悼集会は4月16日(水)午後1時から、日本教育会館(東京
都千代田区ーツ橋2) で。
       (3月18日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

.. 2025年03月20日 08:03   No.3211002
++ 新潟日報デジタルプラス (高校生)…66回       
柏崎刈羽原発再稼働の賛否、東京電力管内で拮抗…
  新潟県含む北陸信越は「反対」が「賛成」の2倍
  日本世論調査会まとめ

 新潟日報社が加盟する日本世論調査会が、このほどまとめた原発に関
する全国郵送世論調査の結果によると、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働
の賛否について、東電管内とほぼ重なる衆議院比例ブロックのエリア
(静岡県を除く)でみると、「どちらかといえば」を含めた「反対」が
49.4%、「賛成」が48.9%で拮抗(きっこう)した。
 設問では、東電が経営再建計画の柱として柏崎刈羽原発を再稼働させ
る方針で、2024年4月には7号機の原子炉に核燃料を装?(そうてん)
し終えたとし、東電が原発を再稼働させることの賛否を聞いた。

 衆院比例ブロックのうち、東電管内に入る「東京」「北関東」(茨
城、栃木、群馬、埼玉4県)「南関東」(千葉、神奈川、山梨3県)の
回答でみると、柏崎刈羽原発再稼働に「賛成」は13.8%、「どちらか
といえば賛成」は35.1%、「どちらかといえば反対」は34.7%、
「反対」は14.7%だった。
 東京、北関東、南関東ブロックを個別でみても賛否は拮抗していた。
 全国では、どちらかといえばを含め「反対」が計54.1%、「賛成」
が計43.6%。
 新潟県を含む北陸信越ブロックでは「反対」が計63.2%で、「賛
成」の計31.1%の倍だった。
 調査は1〜3月、全国の18歳以上の男女3千人を対象に実施した。
        (3月21日「新潟日報デジタルプラス」より)

.. 2025年03月22日 06:42   No.3211003
++ 東京新聞 (社長)…3236回       
イスラエル、地上作戦拡大

【エルサレム共同】イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザ最南部
ラファで地上作戦を開始したと発表した。
 中部や北部でも継続しており、作戦区域を拡大した。
 投入した部隊の規模は不明。空爆や砲撃も続け、ロイター通信による
と20日の死者は90人を超えた。
 人質解放を求めてイスラム組織ハマスへの圧力を強めており、攻撃は
激化する恐れがある。
 ハマスは20日、400人以上が死亡したイスラエル軍による18日のガザ大
規模空爆以降、初めてロケット弾を発射し反撃した。
               (3月21日「東京新聞」夕刊6面より)

.. 2025年03月22日 14:14   No.3211004
++ 東京新聞 (社長)…3237回       
富士山の降灰、被害4区分で対応 自宅で生活継続が基本、政府指針

 富士山降灰対策指針
 富士山で大規模噴火が起きた際に懸念される首都圏の降灰を巡り、
政府の有識者会議は21日、対策指針をまとめた。住民に可能な限り自宅
での生活を続けてもらうことを基本としつつ、降り積もった灰の量が30
センチ以上になるなど命の危険がある場合は避難を求める。被害様相を
4区分に分け、取るべき対応を整理した。区分に応じた呼びかけは自治
体が行うことを想定している。

 降灰量3センチ未満は「ステージ1」と区分。鉄道の運行停止などの
恐れはあるが、自宅での生活を継続する。3〜30センチとなればステー
ジ2。ライフラインに被害が出るものの応急復旧が可能な状況などが
該当し、自宅での暮らしを続ける。
 ステージ1、2とも危険性が比較的低く、多くの住民による一斉避難
が難しい点も考慮し、地域にとどまってもらう。
 同じ3〜30センチだが、大規模な電力障害などが生じればステージ3。
復旧に長時間を要する可能性がある。
 30センチ以上はステージ4で、原則避難。雨が降れば灰の重みが増し、
木造家屋に倒壊リスクがあることなどを踏まえた。
(3月21日 12時15分 「(共同通信)東京新聞」発信)

.. 2025年03月23日 08:30   No.3211005
++ 日本経済新聞 (平社員)…142回       
柏崎刈羽原発の推進団体 県民投票反対の要望書

 新潟県柏崎市と刈羽村の事業者でつくる柏崎刈羽原子力発電所の推進
団体は、再稼働の是非を判断する県民投票の実施に反対する旨を記載
した要望書を作成し、21日に自民党新潟県連の4役に手渡した。
 推進団体5団体が連名で要望書を作成した。県民投票制度自体は否定
しないとしつつ原発政策を判断するにはなじまず、県民意思は県議会で
確認すべきだとする内容を盛り込んだ。

 県民投票を巡っては、投票実施を求める市民団体が14万筆以上の有効
署名を集めている。必要な条例制定について採決する臨時議会が
4月16〜18日に開かれる方向で調整が進められている。
 要望書を受け取った自民党新潟県連の岩村良一幹事長は報道陣に対し
て「要望書を受けて真剣に議論や意思決定をしていく」と述べた。今後
の方針としては「議会の質疑で議論を詰めるとともに、不足する判断材
料は国にも要望する。県民の安心安全が第一だということは党内で一致
しているので、最終的な再稼働の判断は、まだ少し時間がかかる」とした。
(3月21日 19:20 「日本経済新聞」発信)

.. 2025年03月23日 08:36   No.3211006
++ 日本経済新聞 (平社員)…143回       
福島第1原発デブリ、2回目採取は4月中に 東京電力

 東京電力ホールディングス(HD)は福島第1原子力発電所2号機の溶
融燃料(デブリ)の試験的取り出しについて、4月中に2度目の採取
に着手する方針を明らかにした。3月25日ごろから2号機の建屋で作
業員の訓練を開始し、取り出し装置の先端につけるカメラなどを改良
品に取り換える。

 東電が19日に発表した。東電は2024年、2号機で11年の原発事故後
初めてデブリを取り出した。2度目の採取では1度目と同様の釣りざ
お式の取り出し装置を使い、最大3グラムのデブリ取り出しを目指す。
 最終的な作業の開始日は作業員の習熟度や装置の動作状況を踏まえ
て決めるという。今回は1度目の採取に使った開口部よりも格納容器
の中心に近い別の場所からデブリを取り出す方針だ。異なる場所から
採取したデブリを比較し、今後の廃炉に向けたデータ分析を進める。
ただ、原子炉内の状況によっては、前回と同じ場所からの採取に切り
替える可能性もあるという。
 デブリとは、11年の事故時に冷却できなくなった核燃料が原子炉内
の構造物の一部と溶けて固まったもの。福島第1原発1〜3号機では合わ
せておよそ880トンのデブリが発生したとみられる。強い放射線を出す
ため人が簡単に近づけず、デブリの取り出しは廃炉の最難関とされる。
国と東電は51年までの廃炉完了を掲げ、全てのデブリを取り出す方針だ。
(3月20日 11:33 「日本経済新聞」発信)

.. 2025年03月23日 08:43   No.3211007
++ 新潟日報デジタルプラス (高校生)…67回       
柏崎刈羽原発で事故が起きたら…新潟県佐渡市にも放射性物質が到達
  市民団体が独自のシミュレーション結果公表

 原発問題を考える市民団体「市民検証委員会」は3月21日、新潟県に
立地する東京電力柏崎刈羽原発で事故が起きた場合、約50キロ離れた佐
渡市にも放射性物質が届き、住民避難が必要になるとする独自のシミュ
レーション結果を公表した。
 「離島の佐渡からの避難は十分に議論されていない」として国、県な
どによる検討の必要性を訴えた。

 市民検証委員会は、東電福島第一原発事故を巡る県独自の「三つの検
証」の元委員らでつくる。
 シミュレーションは三つの検証のうちの一つ、避難委員会の元委員で
環境経済研究所(東京)代表の上岡直見氏が行った。(後略)
          (3月24日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2025年03月25日 05:22   No.3211008
++ 新潟日報デジタルプラス (高校生)…68回       
誰が、なぜ柏崎刈羽原発を動かそうとしているのか?
再稼働への「敷かれたレール」
  新潟日報アーカイブ[原発は必要か]第2部

 2011年の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生から2025年
で14年。
 新潟日報は事故後、原発問題に関する多くの企画を紙面に掲載してき
ました。
 事故の当事者である東電はいま、新潟県内に保有する柏崎刈羽原発の
再稼働を目指しています。
 原発問題を考える際の参考になれば、との思いから過去に紙面に掲載
した企画の一部をデジタルプラスで紹介します。

 2015年から16年にかけて、地域経済への影響や原発事故後の福島県の
現実を検証した「原発は必要か」の一部を掲載します。
 再生可能エネルギー導入が進む世界の流れに逆行して原発回帰へと傾
く日本政府や経済界、電力会社の思惑などを探ったシリーズ企画。
 第2部「敷かれたレール」をお届けします。

 東京電力福島第一原発事故の影響がまだ続いている中で、事故の当事
者である東電が所有する柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)を再び
動かすためのレールが着々と敷かれつつある。
 6、7号機が原子力規制委員会の審査に「合格」すれば、再稼働論議
が加速するのは間違いない。
 誰が、なぜ原発を動かそうとしているのか-。
 連載企画「原発は必要か」第2部では、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐ
る動きと思惑を探った。(文中敬称略、全10回)

<1>電力逆流、東京から受電
 柏崎市の海岸線に明るく輝く一角がある。東京電力柏崎刈羽原発だ。
 全7基が止まり、発電していない。施設を照らす電気はどこから来て
いるのか-。

<2>財界視察、にじむ「消費地」の思惑
 2016年1月、財界の大物が東京電力柏崎刈羽原発を訪れる。経団連会
長の榊原定征(72)だ。2015年、東電が要請したという。

<3>請願提出、動く経済界
「地域開発を推進するという原子力発電所誘致の理念を再度、皆さま方
と確認し合う時期に来ている」。柏崎市議会で柏崎商工会議所会頭、西
川正男(59)は訴えた。

.. 2025年03月25日 05:27   No.3211009
++ 新潟日報デジタルプラス (高校生)…69回       
<4>国の圧力、「柏崎刈羽を動かす」
 東京電力柏崎刈羽原発の地元、新潟県柏崎市長の会田洋(68)は2015年
前半、ある政府高官から思いも掛けない言葉を耳打ちされた。「柏崎刈
羽原発はことし中に動かす」。
<深掘り>交付金、停止続くほど減額
 2015年末に閣議決定された2016年度予算案には、政府として原発再稼
働を推進する姿勢が色濃く反映された。原発立地自治体への交付金制度
が見直された。

<5>交付金制度、振興は二の次で「汗」を優遇
 原発の立地自治体に配る交付金は無駄に使われているのではないか-。
2015年11月、東京・霞が関の政府庁舎内にある会議室には、そんな疑念
が渦巻いていた。

<6>原子力広報、エネ庁は前面に出ず
 「リスクのないエネルギーなどない」。2015年11月、新潟県柏崎市文
化会館アルフォーレの会議室。外国人女性が市民に向けて訴えた。

<7>限定のCM、住民の「理解」へ積極姿勢
 テレビ画面上で青い制服姿の人々が防災資機材を使ってきびきびと動
く。そこにナレーションが重なる。「訓練を繰り返すことで1人ひとり
の判断力や行動力を高めています」。

<8>再稼働の利、東電と国に
 年始あいさつの来訪者で混雑した2016年1月5日の新潟県庁知事室
前。東京電力社長の広瀬直己が知事の泉田裕彦との会談を終え、記者団
の取材に応じた。
<深掘り>賠償・除染費用、国の回収はわずか
福島第一原発事故の賠償や除染などの費用として、国は東電へ総額5兆
6908億円を交付している。このうち2014年度までに回収できたのは、
約6183億円にとどまっている。

<9>温度差、経済界に冷めた目も
 新潟県柏崎市の夏を彩る「海の大花火大会」を夜に控えた2015年7月
26日の日中。その会場から約7キロ離れた東京電力柏崎刈羽原発を県内
16の商工会議所会頭らが視察していた。

.. 2025年03月25日 05:32   No.3211010
++ 新潟日報デジタルプラス (大学生)…70回       
<10>地元の意地、実利を超えた思い入れも
 「ことしは柏崎の経済の正念場となる。その一つが原発の問題だ」。
2016年1月、賀詞交換会の新年のあいさつで、柏崎商工会議所の会頭・
西川正男(59)は力を込めた。
<深掘り>原発誘致決議当時の柏崎刈羽地域
 「陸の孤島」。柏崎刈羽原発の誘致を進めた際の柏崎の状況としてよ
く挙げられる言葉だ。海に面する柏崎市は残りの三方が山に囲まれてい
ることから、こう呼ばれる。
       (3月24日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)

.. 2025年03月25日 05:38   No.3211011


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