ポツダム宣言はポツダムで発したからつけた名だが、正式名称かどうかしらないが、英語文献では「Proclamation Defining Terms for Japanese Surrender july 26 1945」「1945年7月26日の日本の降伏の条件をあきらかにした宣言」がまたの名である。米英の考えた無条件降伏というのは、アメリカの文書でみると、無条件降伏によって、アメリカは日本国家を解体する権利を得るとした。ポツダム宣言はそのような無条件降伏方式をあらためて、降伏の条件をまえもって示したものである。その条件の一つが軍隊の無条件降伏である。ポツダム宣言受諾の後、日本政府に人物なく、アメリカ政府が日本軍が降伏すればこっちのものだといわんばかりに、日本国家の降伏という形できたのをあらためさせることができなかった。結局、降伏文書の調印では、天皇と政府と大本営が、降伏したかのような文書にサインした。これが1945年9月2日である。