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■--原子力規制委員が伊方原発を視察
++ NHKえひめニュース (幼稚園生)…1回          

原子力規制委員が伊方原発を視察 自治体関係者らと意見交換

 原子力規制委員会の委員が24日伊方町にある四国電力伊方原子力発電所
の視察に訪れ、地元の自治体関係者らと災害時の安全対策のあり方など
について意見を交わしました。

 伊方原発を訪れたのは原子力規制委員会の委員2人で、四国電力の
担当者の説明を受けながら、ことし7月の運用開始を予定している使用
済み核燃料を一時的に保管する「乾式貯蔵施設」などを視察しました。
このあと委員たちは西予市にある県のオフサイトセンターに移動し、
中村知事や伊方町の高門町長らと意見交換を行いました。
 このなかで中村知事は、能登半島地震を受けて県民の防災意識が高ま
っているとして、「原子力災害の対策指針に、自然災害との複合的な
災害への対策を反映して実効性を高め、わかりやすく説明することで
住民の安心につなげてほしい」と要望しました。
 これに対して、オンラインで参加した原子力規制委員会の山中伸介
委員長は、「原子力災害対策と自然災害の対策は連携して進めていく
必要があり、避難のための道路や輸送手段の確保、避難所の整備が
必要だと考えている」と回答しました。
 このほか、伊方原発の30キロ圏内に位置する自治体の関係者からは、
「避難や屋内待避の方針がわかりづらい」とか「使用済み燃料の最終
処分をめぐる議論に進展が見られない」といった意見が出されました。
会合のあと、原子力規制委員会の長崎晋也委員は、「住民の命や財産を
守る責任がある地域のリーダーの声を真摯に受け止め、今後の安全規制
に努めていきたい」と話していました。
(NHKえひめニュース 1月24日 18時27分配信)
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20250124/8000020370.html
.. 2025年01月26日 07:31   No.3175001

++ 東京新聞 (社長)…3208回       
キング博士の日
            大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

 米国の公民権運動を率いたマーチン・ルーサー・キング・ジュニア
博士は、核兵器の廃絶を訴えた平和主義者でもあった。人種差別撤廃と
平和は切り離せないという立場を堅持し、1957年にはこんな言葉を残した。
「核兵器の開発と使用は絶対に禁止されるべきだ。すべての国の最重要
課題は、戦争の撲滅でなければならない」
 キング博士の功績を讃え、米国では毎年1月の第3月曜日(米国時間
20日)が連邦祝日に定められている。
 今年はまさにその日、博士が有名な演読「私には夢がある」を行った
ワシントンDCで、核廃絶の動きに逆らってきたトランプ新大統一領が
就任するのだから、目も当てられない。
 「世界を破滅させる力をもつ人物は2人いる。プーチン大統領と
トランプ新大統領だ」。核問題を専門とするアメリカン大学のピーター・
カズニック教授は警鐘を鳴らす。奇想天外なトランプ氏がどんな核政策
を打ち出すかは予測ができないという。
 明確なことはひとつ。米中対立が深まるごとに、多くの米軍基地を
抱える日本、特に辺野古新基地や自衛隊配備が強行される南西諸島は
より危険な立場に追いやられていく。
 そして核戦争による人類滅亡のシナリオは現実味を増していく。
不安な4年間が始まる。博士が生きていたら、今、何を思うだろうか。
  (1月20日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)              

.. 2025年01月26日 07:39   No.3175002
++ 共同通信 (課長)…161回       
ダムや発電所の建て替え簡略化 風力念頭、改正法案を提出へ

 環境省は、古くなったダムや発電所などを建て替える際に必要な環境
影響評価(アセスメント)の手続きを簡略化する方針を固めた。2000年
代以降に増加した風力発電所が20年ほどたって更新時期を迎えている
ことが念頭にあり、円滑な建て替えを後押しする。50年までの脱炭素
社会実現につなげる狙いがある。関連法改正案を今国会に提出する。
 改正案で簡略化するのは、工作物の位置や規模が大きく変わらず、
環境への影響が新たに生じないなど一定の要件を満たす場合に限る。
 風力発電所の場合、出力5万キロワット以上の設備は現在、新設
でも建て替えでも環境アセスが義務付けられ、必要な書類の作成や
審査で4〜5年かかっていた。改正案により、風車の構造や発電所と
しての出力規模がほぼ変わらない場合は、手続きの第1弾に当たる
「配慮書」の作成と審査を省略できる。
 配慮書は作成に半年〜1年、審査には3カ月程度かかり、事業者の
負担や建て替えの遅れにつながっていた。住民説明などには、事業内容
を簡潔にまとめた書類で代用できるようにする。
      (1月25日 15時54分 東京新聞配信(共同通信))
  https://www.tokyo-np.co.jp/article/381760?rct=national

.. 2025年01月26日 07:52   No.3175003
++ 東京新聞 (社長)…3209回       
長崎原爆資料館の加害展示
  加害の歴史から目を背けてはいけない

   前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 23日、僕は金平茂紀氏と長崎市の原爆資料館を訪れ、20人の識者を代
表して、同資料館の展示更新で日本の加害の歴史展示を改変・縮小する
ことがないよう申し入れた。
 展示更新の検討は、2019年に某市議が南京大虐殺の表記を修正すべき
だと主張したことがきっかけだという。昨年11月に市が公表した基本設
計案を見ると、日本の侵略戦争や植民地支配による加害の展示の改変・
縮小が危慎されるのだ。

 現在の展示では「日中戦争と太平洋戦争」というコーナーで、日清・
日露戦争、韓国併合、満州事変、日中戦争、太平洋戦争とつながる歴史
が年表やビデオで示され、三光作戦、慰安婦、徴用工の強制連行、創氏
改名などにも触れている。
 これは1996年の開館時、当時の市長らが、加害の歴史も展示しなけれ
ば世界の人々に核兵器廃絶の訴えを理解してもらえないと考えたからだ。

 ところが市の案ではこのコー ナーを「二つの世界大戦」に変更し、第
1次大戦から展示する。これでは明治以来の日本の加害の歴史展示が大
幅に改変・縮小される恐れがある。
 加害と被害は歴史の裏表だ。被害の悲惨さ、凄絶さを知ればこそ、加
害の残酷さ、凶悪さも自覚できる。
 原爆に至る歴史を日本の若者に正しく伝えるためにも、核兵器廃絶を
世界に訴えるためにも、加害の歴史から目を背けてはいけない。
      (1月26日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)

.. 2025年01月28日 07:43   No.3175004
++ 毎日新聞」夕刊 (幼稚園生)…1回       
【近事片々】より

 ・トランプ氏の大統領令巡り早くも法廷バトル勃発−。
 ・連邦地裁が「出生地主義」制限する移民政策を一時差し止め。
  訴訟は全米規模に。
 ・「差別解消」掲げる政策を「逆差別」につながると撤廃。
  人権団体が提訴へ準備。
              (1月24日「毎日新聞」夕刊1面より)

 ・少数与党で崖っぷちの危機感が今一つ薄い、
  石破首相の施政方針演説。「楽しい日本」目指すと言われても…。
 ・「空回りし、メッセージが伝わらず、熱伝導のない演説」。
  立憲・野田代表の論評に、深くうなずく。
 ・トランプ氏、中露との核軍縮は「可能」。
  どこまで期待してよいものやら。
 ・コメ価格高騰で、農水省が備蓄米放出を準備。
  昨夏の「米騒動」でやれなかったか。
              (1月25日「1面より)

.. 2025年01月28日 07:52   No.3175005
++ 東京新聞 (社長)…3210回       
『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』

          鎌田 慧(ルポライター)

東京の出版社を辞めて長崎に移住した西浩孝さんから本が送られてき
た。彼が1人で起こした「編集室水平線」から出版された伊藤明彦著
『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』。
 読み進みながら、恥ずかしさに息苦しくなった。ルポルタージュを仕
事にしていながら、16年前に72歳で他界したこの著者のことを知らな
かった。

 著者は長崎放送に勤めた後、全国に散った被爆者千人の声を録音、
全国の図書館などに寄贈した。全て自費での仕事である。
 被爆者取材に一生を懸けた営為を、西さんは『伊藤明彦の仕事』全6
巻にまとめる計画だが、わたしは遅ればせながら『未来からの遺言』を
読み、圧倒させられ、その決意を納得した。

 被爆者の吉野啓二さん(仮名)との出会いと被爆体験が細やかに描か
れている。被爆体験、入院生活、社会復帰などについて、豊かな生々し
い感情と情景に満ちた録音が残されている。
 しかし、 全く予想もしなかった結末を迎える。
 「吉野啓啓二さん」の遺体が、奥秩父の山中で発見される。謎の自死
だった。
 証言はどこまでが、自己体験だったか。それは分からない。
 しかし、死者たちは、吉野さんの口を借りて語った。
 「その苦悩に満ちた生は、それが核兵器を再び使わせず、廃絶させる
ことに役立てられる道を通じている」と著者は書く。
    (1月28日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)


.. 2025年01月30日 08:21   No.3175006
++ 東京新聞 (社長)…3211回       
デマ(人の命をも奪う)と報道
  史実…関東大震災時の朝鮮人虐殺

斎藤美奈子(文芸評論家)

 18日、元兵庫県議で、斎藤元彦知事らに対する告発文書の真偽を調べ
る百条委の委員だった竹内英明さんが死亡した。一連の告発文書問題に
おいては文書作成者だった元西播磨県民局長につぐ2人目の死者である。
 翌19白、N国党の立花孝志党首が「竹内元県議は明日逮捕される予定
だった」「逮捕が怖くて命を絶った」などとXや動画で発信。情報は瞬
時に拡散され、20日、兵庫県警本部長が県議会で「全くの事実無根」と
述べる異例の事態に発展した。

 デマは時に人の命をも奪う。その最たるものが関東大震災時の朝鮮人
虐殺だろう。
 「朝鮮人が放火した」などの流言の拡大には当初行政や新聞も加担。
 警視庁は6日後にデマは処罰の対象になると警告するビラを出した
が、多数の殺害事件はすでに起きた後だった。
 右の史実は重い教訓を残す。デマの拡散を防ぐには、公的機関や新聞
テレビなどの報道機関が虚偽情報をきっぱりと、迅速に、大々的に否定
することが必要なのだ。

 生前の竹内さんはデマや誹謗(ひぼう)中傷に悩んでいたという。25日
のTBSテレビ「報道特集」がこの件を特集、立花氏および同様の虚偽
情報を流した東国原英夫氏に発生源としての責任を問うたのはその意味
でも有益な報道だった。
 とはいえ、もっと早く対応していれば最悪の事態は避けられたかもし
れない。残念でならない。
(1月29日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)


.. 2025年01月30日 08:33   No.3175007
++ 日刊ゲンダイ (社長)…292回       
フジテレビ社内からも「ヤメろ!」 日枝相談役退陣Xデー
  会見トンズラのドンが支配した いびつな構造の裏に元首相
  フジテレビ、驕りと勘違いの裏に政治との癒着
  日枝相談役と安倍晋三が、その象徴
           (1月29日発行「日刊ゲンダイ」1面より抜粋)

.. 2025年01月30日 08:44   No.3175008
++ 毎日新聞 (社長)…436回       
【近事片々】より

 ・「脱退」言ったそばから、「再検討する」に変節。
  トランプ流の取引外交、早速。
 ・企業・団体献金は「5年で禁止」が本旨、と自民元総裁証言。
  「なくなる意識、自民になかった」と言うは、
  現総裁の「ポスト真実」か。
         (1月27日「毎日新聞」夕刊1面より)

.. 2025年01月30日 08:51   No.3175009
++ Web東奥 (幼稚園生)…2回       
日本原電の核燃料2027年度に初搬入/むつ中間貯蔵

 青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設が2027年度、日本原子力
発電の核燃料を初めて受け入れることが30日、関係者への取材で分かった。
 中間貯蔵事業を担うリサイクル燃料貯蔵(RFS)は31日、受け入れ
量を盛り込んだ貯蔵計画を原子力規制委員会に提出する見通し。
                   (1月30日「Web東奥」より)

.. 2025年02月01日 07:31   No.3175010


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