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原子力規制委員が伊方原発を視察 自治体関係者らと意見交換
原子力規制委員会の委員が24日伊方町にある四国電力伊方原子力発電所 の視察に訪れ、地元の自治体関係者らと災害時の安全対策のあり方など について意見を交わしました。
伊方原発を訪れたのは原子力規制委員会の委員2人で、四国電力の 担当者の説明を受けながら、ことし7月の運用開始を予定している使用 済み核燃料を一時的に保管する「乾式貯蔵施設」などを視察しました。 このあと委員たちは西予市にある県のオフサイトセンターに移動し、 中村知事や伊方町の高門町長らと意見交換を行いました。 このなかで中村知事は、能登半島地震を受けて県民の防災意識が高ま っているとして、「原子力災害の対策指針に、自然災害との複合的な 災害への対策を反映して実効性を高め、わかりやすく説明することで 住民の安心につなげてほしい」と要望しました。 これに対して、オンラインで参加した原子力規制委員会の山中伸介 委員長は、「原子力災害対策と自然災害の対策は連携して進めていく 必要があり、避難のための道路や輸送手段の確保、避難所の整備が 必要だと考えている」と回答しました。 このほか、伊方原発の30キロ圏内に位置する自治体の関係者からは、 「避難や屋内待避の方針がわかりづらい」とか「使用済み燃料の最終 処分をめぐる議論に進展が見られない」といった意見が出されました。 会合のあと、原子力規制委員会の長崎晋也委員は、「住民の命や財産を 守る責任がある地域のリーダーの声を真摯に受け止め、今後の安全規制 に努めていきたい」と話していました。 (NHKえひめニュース 1月24日 18時27分配信) https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20250124/8000020370.html
.. 2025年01月26日 07:31 No.3175001
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