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■--2034年「米中核戦争」勃発
++ タク (社長)…3828回          


元NATO軍最高司令官のジェイムズ・スタヴリディスが、米中戦争を描いた小説『2034:次なる世界大戦』が反響を呼んでいます。同作は米海兵隊出身の作家エリオット・アッカーマンとの共著で2021年3月に出版され、アメリカと中国が核戦争へと突入していく様子が描かれているのです。

2034年「米中核戦争」勃発の現実味について、スタヴリディスに米メディア「ノエマ」が聞いています。『2034』は今から10年後の未来を舞台にしていますね。中心となるプロットでは、中国が米艦隊のデジタル制御システムを無力化して沈め、台湾を制圧してしまいます。

中国の優位性は、自国艦隊の動きを隠しながら、衛星やインターネット通信を遮断する能力にあると描かれています。あと何年ぐらいで、米中のサイバー軍事力にこれだけの差がついてしまうのでしょうか。

スタヴリディス 軍事的な攻撃を目的とするサイバー技術、AI、マシンラーニング、量子計算の領域においては、今のところアメリカが中国よりわずかに優っています。しかし、その差は急激に縮まっており、それはたとえば、元グーグルCEOのエリック・シュミットが委員長を務める「AIに関する国家安全保障委員会」の報告書でも指摘されています。

10年後、つまり『2034』の時代設定の頃には、こうした技術領域のすべてにおいて、中国がアメリカを追い抜く可能性がきわめて高いと私は考えています。まだ流れを変える時間は残されていますが、関係領域の趨勢を見る限り、アメリカにとって有利な状況であるとは言えません。

中国に後れを取らないようにする、あるいは追い越していくには何が必要なのでしょう?スタヴリディス 科学、技術、工学、数学、つまりSTEM教育課程の各段階に対し、財源の投資を強化していくべきでしょうね。

この領域で最も優れた学生たちを選び出し、その才能を伸ばす。国内トップレベルの大学におけるコンピュータサイエンス、AI、量子計算分野で、新たな修士プログラムを創設する。さらに、こうした領域の基礎研究や開発に対する財政支援を増やすことも大事です。
.. 2025年01月18日 08:41   No.3170001

++ タク (社長)…3829回       
民間セクターでは、米国防当局との協力にインセンティブ(報奨)を与えたり、日英仏独などのSTEM分野に強い同盟国との連携を促したりすることが重要でしょう。また、これらとは別に、核兵器使用に結びつくサイバー技術の抑止体制を構築していかねばなりません。

中国は2034年を待たずに動くかもしれません。軍事戦略家のなかには、米中の現在の軍事力を比べても中国が優っており、仮にいま戦争が起きたとすれば、アメリカとその同盟国は台湾を防衛できないと予測する人もいます。この評価は正しいでしょうか?

スタヴリディス そうですね、ワーテルローの戦いについてのウェリントン公爵の言葉を借りれば、「これまでにない接戦」になるでしょう。個人的にはまだアメリカは勝てると考えていますが、かなりの激戦になり、双方で多くの血が流れるでしょう。

そのような破滅的な結果を免れる方法を見つけなければなりません。『2034』を書いた理由の一つは、 1914年にヨーロッパ諸国がいつのまにか第一次世界大戦に突入してしまっていたように、戦争へとなだれ込んでしまう事態を回避できるよう、警鐘を鳴らしておきたかったのです。

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.. 2025年01月18日 08:55   No.3170002
++ タク (社長)…3830回       
日本も含めたクアッドの重要性
小説内では、太平洋を挟んだアメリカと中国の争いに乗じて、ロシアが念願のバルト海沿岸部とポーランド周辺域を侵略する様子が描かれています。ロシアの動きに備えがなく、団結して抵抗することもできないNATOを、西欧の「退化した組織」と表現しています。フランスのマクロン大統領が「NATOは脳死状態だ」と言ったのを思い出しました。

NATOなどの同盟関係、あるいは二国間のパートナーシップでも友好関係でも構いません。アメリカが今、国際社会で享受している同盟関係を「庭」に例えてみます。庭で植物を育てるには、丁寧に世話をして、栄養をやり、時には雑草を抜かなければなりません。

それと同じで、トップレベルの外交訪問や、共同軍事訓練、さらに北朝鮮、イラン、ロシア、中国などをめぐる主要な国際問題に関しての協力体制の構築は、きわめて意識的におこなっていく必要があります。

各国が同じ危機感と、国際社会における民主主義を守ろうとする姿勢を共有すれば、各国間の軍事費支出の差に対する不満などの問題も克服できるはずです。チャーチル(元英首相)は、同盟国とともに戦争するより悪い唯一のことは、同盟国なしに戦争することだと言っています。

バイデン政権はこれをよくわかっていて、同盟という庭の手入れにかなり努めています。この努力をトランプ政権も一貫して続けられたとすれば、NATOも安泰だと思いますし、米日豪印の4ヵ国による協力体制「クアッド」も大丈夫でしょう。クアッドは、アメリカにとって新たな戦略的基盤となりつつあります。

小説では、ロシアが大西洋の海底を走る光ファイバーケーブルを切断し、首都ワシントンを含むアメリカ東海岸一帯を混乱に陥れます。世界の海に敷設されているこうした海底ケーブルは、どのくらい脆弱で、どうすれば防衛できるのでしょうか。そうした海底ケーブルは、数としてはそれほど多くありません。

インターネット通信に不可欠なのはせいぜい数百本といったところでしょう。しかし、実際それらは脆弱なのです。原子力潜水艦を備える軍事大国からの攻撃に耐えうるほどに海底ケーブルを強化するのはかなり難しいです。ゆえに、海底ケーブル防衛の最善策は抑止力でしょう。

.. 2025年01月19日 07:52   No.3170003
++ タク (社長)…3831回       
つまり、それを攻撃することは、我が国の経済に対する重大な攻撃とみなし、直ちに相応の反撃に出るという姿勢を、敵国に示していくことが大事なのです。今のところ、バイデン政権はロシアや中国との対決姿勢を崩していませんが、結果、この両国がさらに近づいて西側諸国への敵対姿勢を強めています。

これは、中露の分断を図ったキッシンジャー・ニクソン戦略とは真逆になります。我々がどう動こうと、ロシアと中国は接近していきます。世界的に見ても専制主義国家の双璧ですから、外交面でも経済面でもおのずと関係を強化していくはずです。いわば、互いに補い合う関係です。

ロシアには豊富な天然資源を擁する広大な土地の力があり、一方の中国には莫大な人口の力がある。もちろん広く国境を接しているという事実を含めて、両国には自然と調和が取れるような条件がそろっていて、それが二国間の協調に繋がっているわけです。

多くの不和にもかかわらず、習近平国家主席とプーチン大統領は、先ごろバイデン大統領が主催した気候変動サミットに出席しました。今や地政学的な対立を越えて、地球規模の気候変動問題に対処していかねばならない現実があります。

逆説的ではありますが、地球温暖化をめぐる共通の危機は、全面的な冷戦に発展しつつある緊張をやがて緩和してくれることに期待したいものです。対中国・ロシアに関して、立ち向かうべきときには立ち向かい、協調できる分野では協調する。

たとえば、国内の選挙に介入されたり、人権侵害がおこなわれたり、南シナ海の領有権を主張されたり、台湾が脅かされたりしたときは、毅然と立ち向かわねばなりません。一方の協調では、気候変動問題もそうですが、次なるパンデミックへの備え、人道支援、軍縮などが考えられます。

あとは少なくとも、サイバー攻撃に対する抑止体制構築へ向けて協議を始めることもできるでしょう。ちょっとした誤算がアメリカと中国を戦争に導いてしまう可能性があります。緊張がエスカレートしていく段階で制御しそこなったとか、相手側の狙いを読み違えたとか、そうした計算ミスが原因で突入した戦争は、どちらの得にもならいのです。

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.. 2025年01月19日 08:00   No.3170004
++ タク (社長)…3832回       
勝つのは中国かアメリカか
ソ連崩壊から30年以上が経ったいま、世界は新冷戦の時代に突入しようとしているのだろうか。衰退の兆しが見られる超大国のアメリカと、野心を抱く全体主義国家の中国の対立が深まっています。アメリカのジョー・バイデン大統領は、前任のドナルド・トランプの演説をほぼ一字一句踏襲し、中国の封じ込めの必要性を語っていました。

バイデンが大統領になって変わったのは、語調が少しだけ攻撃的でなくなったことくらいなのです。シンガポールの元外交官キショール・マブバニは国連大使も務めた高名な学者です。長年、アジアの躍進によって西側諸国の力が相対的に弱まると論じてきており、その予測は的中したといっていいでしょう。

2020年に上梓した著書『勝つのは中国なのか? アメリカの覇権に挑む中国』では、中国が世界ナンバーワンの国に浮上するのは時間の問題であり、アメリカがそれを阻止しようとするのは思い上がりも甚だしく危険だと書いています。

また、EUが果たすべき重要な役割は米中の攻防が破滅的な衝突になるのを防ぐことだと語り、レアルポリティーク(現実政治)の世界における多国間協調主義の理想を説いています。マブバニには米中共存のための新しい策が見えているのだろうか。

中国が勝つと言うには、まだ早すぎるのではないでしょうか。マブバニ たしかに、現時点で米中のどちらが勝つのかを言うのは時期尚早です。しかし、中国にも勝つ可能性があると言うのは時期尚早ではありません。

アメリカ人は勝つことにすっかり慣れてしまい、自分たちも負ける可能性があることを想像できなくなっています。アメリカの歴史は、たかだか250年です。4000年の歴史がある文明に負ける可能性があるのは明らかでしょう。

マブバニさんご自身は中国の勝利を願っているのですか。マブバニ 中立の立場から合理的で客観的な分析をするのが私の仕事です。私は自分の願望を語りません。ただ予測をするだけです。中国はすでに世界第2位の経済大国です。10〜15年後には世界一になると確言できます。中国の復権はもはや止められないのです。

.. 2025年01月20日 05:22   No.3170005
++ タク (社長)…3833回       
中国はこの2000年間のうち、1800年ほどは世界一でした。再び世界一の大国になるのはきわめて自然な流れでしょう。アメリカなどの西側諸国には、中国復権を阻止できると考える人もいるようですが、それはただの呪術思考であり、「長い歴史」が理解できていないだけです。

勝つのは中国というより東アジアなのではないでしょうか。マブバニ 私は30年以上前から21世紀はアジアの世紀だと言ってきました。ただ、この『勝つのは中国なのか?』という本では、米中という二超大国の異例の攻防について書いています。人類史上、アメリカほど強大な力を持った国はありません。そのアメリカに、いま中国が挑んでいるのです。

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.. 2025年01月20日 05:34   No.3170006
++ 浅野健一 (社長)…622回       
権力犯罪・冤罪を生む虚偽「自白」「供述」
 | 1/12浜田寿美男氏講演会に40人参加
 | 2/1高松「玉木雄一郎という問題」講演会
 | 原発最大活用、大軍拡煽る玉木氏の落選運動を
 | 「メディア改革」連載第167回
└──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 元死刑囚の袴田巌氏の再審裁判で鑑定意見書を出した浜田寿美男奈
良女子大学名誉教授(発達心理学)のたんぽぽ舎での講演が1月12日(
日)に開催された。約40人が参加した。引っ越し作業中にも関わらず、
日曜日に会場を提供してくれた「たんぽぽ舎」のみなさんに感謝した
い。初めて新事務所を見たが、明るく快適な空間だ。

◎ 浜田氏は「日本の刑事司法の現状:無理が通れば、道理が引っ込む」
と題し、権力犯罪の冤罪を産む日本の刑事司法について講演した。
 浜田氏は最初に甲山事件について語った。「知的障害児施設で、2人
の子どもが連続して行方不明になって、浄化槽から溺死体で見つかった
という事件。子ども同士の遊びの中で起こった事故だが、殺人事件にさ
れ、当時22歳保母の山田さんが逮捕された」
 「山田氏は不起訴になったが、3年後、『先生が引きずり出すのを見
た』などという園児4人の目撃供述が出た。検察は山田さんを再逮捕し
て、1978年から裁判が進み、1999年に無罪が確定した。弁護団は200人を
超え、虚偽自白の問題で依頼が来るようになった」。冤罪を証明する鑑
定書は、「時給にすると100円にもならない」と振り返った。

◎ 浜田氏は質疑応答の中で、「冤罪が終わらない。最近話題になって
いる2006年に兵庫県たつの市で女児が刺され、翌年の加古川市で起きた
小学2年女児死亡事件で、昨年11月7日、無期懲役判決が確定し服役中
の男性が殺人未遂で別件逮捕された。先の岡山の津山事件でも、服役中
に逮捕された。今回また、刑務所で取り調べを受けた。相当に危ない事
件だ」と語った。

.. 2025年01月21日 06:58   No.3170007
++ 浅野健一 (社長)…623回       
 浜田氏は川崎市の老人ホームの入所者3人を転落死させたとして死刑
が確定している元職員の判決にも疑問があるという。「私が面接した時
は、やっていないと言っていた。自称ジャーナリストが、本人が罪を認
めたと報道し、本人が上告を取り下げた。元職員は自傷行為を繰り返し
ていた。ハンディーキャップが利用されている事件が多い」。
 浜田氏は「捜査に問題があるのに、ジャーナリストが誰も批判しな
い。取り上げない。本人がやったと言ったからとして、簡単に乗っ
かってしまっている」と話した。

◎ 浜田氏は15日、私の取材に、「マスメディアの取材・報道のあり方
は基本的には変わっていないと思う。自白報道をするのであれば、これ
に対する被疑者・被告人側の取材をちゃんとしてほしいと思う。
 私自身、判決日などの前に取材を受けることがあるが、無罪方向なら
採用、有罪方向ならまったく無視という状況がある。むしろ逆にすべき
ではないか」と訴えた。

 また、「今後の司法の民主化、変革のために、市民は何をすべきか」
という問いには、「司法の現状が酷いということを知る機会が、多くの
人々にとって、ほとんどないというのが問題。裁判所が無罪方向の判決
や決定を出したときのみ取り上げて、逆のケースについて批判的な記事
が出ない」と答えた。
 浜田氏の講演会の動画はUPLAN(三輪祐児代表)がユーチューブで配信
している。
https://www.youtube.com/watch?v=_w5H1bgCUcw

◎ 浜田氏の講演に続き、2月1日(土)午後1時半から4時まで、高
松市築地コミュニティセンターで、国民民主党・玉木雄一郎衆院議員(
香川2区、3カ月役職停止中)の「危険性」を考える講演会を開催する。
香川の反戦反核運動の仲間が共催してくれる。
 声帯を失くした76歳が、ふるさと高松に出向き、香川の有権者に、玉
木議員を次の選挙で落選させるよう訴える。
 また、玉木氏を「次期総理」などと持ち上げるキシャクラブメディア
と御用記者たちに廃業を求める。
 2/1講演会は人権と報道・連絡会(代表世話人、浅野健一)の主催。
共催は「改憲・戦争阻止!大行進 香川」。
連絡先は080-3151-5794(小宮淳氏)

.. 2025年01月21日 07:04   No.3170008
++ 浅野健一 (社長)…624回       
趣旨・概要は次のとおりだ。
[ 石破茂自公野合政権の大軍拡・壊憲・原発新増設や中国侵略戦争・
第二次朝鮮戦争の支援、女性差別、日本会議との癒着など… あげれば
枚挙に暇がない玉木議員が「ポスト石破」という妄想記事が出回ってい
る。玉木氏はかつて脱原発を訴えていたのに、11月27日には官邸に乗り
込み、原発の新規増設を要望している。無節操で危険な新自由主義・対
米隷従の政治家だ。

 私の講演後、参加者による「玉木議員のここが問題」リレートークを
行う。私は1948年、高松市生まれ。玉木氏は県立高松高校の後輩。立民
の小川淳也幹事長も後輩だ。
 私は2017年の伊方原発再稼働阻止・高松集会に参加してスピーチし
た。「脱原発アクションin香川」、四電前金曜行動のみなさんにぜひ
参加してもらいたい。

講演会のチラシはブログ「浅野健一のメディア批評」に掲載している。
こちら

.. 2025年01月21日 07:10   No.3170009
++ タク (社長)…3834回       
選択と集中でなくマーケット・イン
伊藤忠の岡藤正弘会長は、財閥系商社を「政商(政府の御用商売)」、伊藤忠を「行商」と呼びます。天秤棒を担いだ行商は、今ある商品を売るだけでなく、売った先で頼まれた商品を仕入れ、次の行商で売っていきますが、岡藤氏はこれをマーケット・インの精神と称します。そして「選択と集中」を否定します。

「マーケット・インを実現しようとすると、総合商社が「選択と集中」をしてはダメだと思います。メーカーと違って技術革新をするわけじゃないし、一つの分野に集中して投資する必要もない。逆にいろんな業界で商機を見つけていくためには、繊維でも、食料でも、幅広く張っておかないと。当たるかどうかはわからないけど、一生懸命やっていく訳です。

(中略)・・・だから伊藤忠は、一つのビジネスの規模を追求するより、幅広く魅力あるビジネスをいくつも育てて、安定した利益を出していきます」(「伊藤忠はこうして財閥に勝った」「文藝春秋』 2021年9月号)

伊藤忠は製造業ではありません。では、製造業では選択と集中は必要なのか。私は三菱重工業が1980〜90年代前半に追求した「全製品黒字化」という企業経営の形を思い起こします。 飯田庸太郎、相川賢太郎の二人の社長が主導した取り組みです。

700種類以上の自社製品のすべての性能、寿命、価格、アフターサービスなどを様々な項目で分析し、競争相手の会社に勝る全製品一流化を実現する、その結果、全製品が黒字化するということです。

サムスン電子による三菱重工業に関する調査依頼はその秘訣を知りたいというものでしたが、製造業でも「選択と集中」をせず、高い業績を上げた企業はあるのです。ある経営者は「選択と集中」にはリスクがあると言います。

集中は経営者の決断と権限で行うことができるが、選択は難しい、選択にはセンスが必要だと言うのです。ほとんどの選択は間違える、なぜなら多く経営者、それを支える企画スタッフにはセンスがないからだと述べています。

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.. 2025年01月21日 08:09   No.3170010


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